遺伝子分析科学認定士(初級)制度規則

遺伝子分析科学認定士(初級)制度
規則
第１章目的
第 1 条本制度は日本遺伝子分析科学同学院分野における高度な専門知識および技術に対応できる遺
伝子分析科学技術者の育成を図り，遺伝子分析または遺伝子関連検査の発展・普及を促進する
ことを目的とする。また，遺伝子分析法の技術水準の向上とその標準化を普及させ，良質な遺
伝子分析結果を提供する。これにより，国民の健康と科学技術の発展に寄与することを目的と
する。
第 2 条遺伝子分析科学認定士は動物，植物，微生物，食品等全ての生物および由来物質を検査対象
とする遺伝子分析技術者を対象とする。
第２章
遺伝子分析科学認定士制度審議会
第 3 条本制度の認定作業を維持，
円滑公平に運営するため遺伝子分析科学認定士制度審議会（以下，
審議会と略す）を設置する。
第 4 条審議会の組織・運営については遺伝子分析科学認定士制度施行細則（以下，施行細則と略す）
に定める。
第３章遺伝子分析科学認定士制度指定カリキュラム
第 5 条審議会は遺伝子分析科学認定士養成のために遺伝子分析科学認定士指定カリキュラム
（以下，
指定カリキュラムと略す）を定める。
第４章遺伝子分析科学認定士（初級）申請の資格
第 6 条遺伝子分析科学認定士（初級）の申請をするものは，(1)，(2)のいずれかと(3)を満たさな
ければならない。
（1）大学院，大学，短期大学，専門学校，高等専門学校において分子生物学関連教科*1 を履修した
人，あるいは，分子生物学関連学部・学科*2 を卒業または卒業見込みの人。
（2）高等学校卒業以上の学歴を有し，分子生物学関連業務（検査・研究）を 3 年以上経験した人。
（3）遺伝子分析科学認定士制度施行細則第 2 条の資格審査基準 50 単位以上を取得した人。
*1
例：分子生物学，遺伝子検査学，細胞遺伝学，人類遺伝学，微生物学，生化学，免疫学，生理学，
病理学，解剖学，動物細胞工学，生物科学など，とこれらの実習。
*2
例：医学部，歯学部，薬学部，獣医学部，水産学部，農学部，生命科学部，工学部，理学・理工学
部（生物学科，応用生物学科，生物分子科学科，生命理学科，生命機能科学科）などのバイオ
関連学科
第５章遺伝子分析科学認定士（初級）の認定
第 7 条審議会は資格審査を満たす申請者に対して試験を行う。
第 8 条認定は遺伝子分析科学認定士（初級）とする。初級試験合格後，一定の実務期間を経たものに一
級試験の受験を認める。初級試験は遺伝子関連検査・分子生物学領域の基礎知識・技術を問う。
一級試験は指導的立場で専門領域を遂行する能力を問う。
第 9 条審議会は試験結果について遺伝子分析科学認定士としての適否を審査し，認定する。
1
第６章遺伝子分析科学認定士（初級）の登録
第 10 条審議会は適格者を遺伝子分析科学認定士として「遺伝子分析科学認定士（初級）登録原簿」
に登録する。
第 11 条登録は遺伝子分析科学認定士登録料を納付した人に対してこれを行う。
第 12 条遺伝子分析科学認定士資格は登録後発効する。
第 13 条登録者には遺伝子分析科学認定士制度審議会「遺伝子分析科学認定士（初級）認定証」を
交付し，その旨の公表は日本遺伝子分析科学同学院が行う。
第 14 条認定証の有効期間は発行日から 5 年とする。
第７章遺伝子分析科学認定士（初級）の登録更新
第 15 条この制度は更新制とする。登録の更新を希望する人は 5 年ごとに遺伝子分析科学認定士（初
級）登録の更新申請をしなければならない。
第 16 条更新申請をする人は 5 年間に更新申請の資格審査基準を満たす単位を取得しなければなら
ない。
第 17 条更新時には更新申請に必要な書類を提出し，更新試験（e ラーニング方式)に合格した後，
登録更新料を納付しなければならない。
第８章遺伝子分析科学認定士（初級）の認定取り消し
第 18 条遺伝子分析科学認定士（初級）は次の各項の事由によりその資格を取り消される。
（1）遺伝子分析科学認定士（初級）登録の更新をしなかったとき。
（2）遺伝子分析科学認定士としてふさわしくない行為があったとき。
第 19 条前条第 2 項の判定は審議会が審議に基づきこれを行う。
第９章雑則
第 20 条この規則の改廃は審議会の審議を経て審議会，日本遺伝子分析科学同学院理事会の承認を
受けなければならない。
第 21 条この規則を施行するため，別に施行細則を定める。
第１０章附則
第 22 条この規則は平成 19 年 1 月 28 日から施行する｡
平成 18 年 11 月 18 日制定
平成 23 年 6 月 26 日改正
平成 25 年 1 月 26 日改正
平成 26 年 7 月 5 日改正
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