解 答 - 難関私大文系専門 増田塾

2015 入試解答速報
難関私大文系専門予備校
2 月 13 日
慶應義塾大学(経済学部)英語
解答と解説
解 答
(満点︓200 点)
Ⅰ(33点 各3点×11)
1. 1
2. 2
3. 3
4. 4
5. 2
6. 4
7. 2
8. 3
9. 3
10. 5
11. 1
Ⅱ(24点 各3点×8)
12. 3
13. 4
14. 3
17. 2
18. 4
19. 2
15. 4
16. 3
Ⅲ(33点 各3点×11)
20. 3
21. 5
22. 2
23. 4
24. 2
25. 4
26. 2
27. 1
28. 3
29. 2
30. 2
Ⅳ(50点)
A1. That teacher is always favoring smart students, and that really irritates me.
B1. Just try not to care about it though I guess that is not really possible.
C1. In any case, if you do nothing but complain about it, nothing will change.
A2. I guess so. I try to calm down and concentrate on studying.
I will do my best.
1
解答速報の著作権は増田塾に帰属します。許可無く⼀切の転⽤・転載を禁じます。
2015 入試解答速報
難関私大文系専門予備校
Ⅴ(60点)
I do not think that Japan should introduce quotas for the following reason. As in the case of
Norway, it is of course nice to see more women in higher positions, because one can actually see
how women are actually playing important roles in society.
However, I do not believe that
achieving equality in terms of the number will solve the problem of inequality between men and
women. As Eve N. Flappers mentions in “Modern Girls Revisited” (2014), Japanese society
should first think about the way to “acknowledge the different needs of women.” In other
words, the same number of women as men in important positions does not mean that men and
women are equal. There are many obstacles to overcome in order to achieve women’s equality,
such as what to do when a woman becomes a mother and wants to continue her job. Japan
should try to transform its society so that women, as well as men, can work if they want to, no
matter what their situations are.
Without these kinds of effort, just introducing quotas can
become a policy without substance.
(※配点は予想配点です)
2
解答速報の著作権は増田塾に帰属します。許可無く⼀切の転⽤・転載を禁じます。
2015 入試解答速報
難関私大文系専門予備校
解 説
Ⅰ
1.
空所[1]を含む Paragraph①の 2 文目は、1 ⽂目に書かれている「多くの報道が、頂点に登りつめた⼥
性に向けられている」の例である。よって、2 ⽂目に書かれている⼥性たちが global media attention
をどうしているのかを考えると、1「ひきつける」が正解となる。
2.
空所[2]を含む Paragraph①の 5 文目は、4 ⽂目に書かれている「世界中で、男性よりも多くの⼥性が
今や⼤学に⾏き、卒業している」の具体化であることが分かる。このことから、2「上がる」が正解と
なる。1970 年には、⼥性 100 人に対し男性 160 人だったのが、2013 年には、⼥性 100 人に対し男
性 93 ⼈に、⼥性の割合が上がったのである。
3.
Paragraph①に書かれている内容を受ける。Paragraph①には、⾼等教育を受ける⼥性の数が増えたと
いうことが書かれている。よって、3「⼥性の⼤卒者の数の増加」が正解となる。
4.
空所[4]で始まる前置詞句には「教育上の優位」という⼥性の良い⾯が、主節には「⼤学教育を受けた⼥
性の雇⽤率は男性より低い」という、⼥性の悪い⾯が書かれている。よって、空所[4]には逆接が入るこ
とが分かり、4「〜にも関わらず」が正解となる。
5.
空所[5]の前にある”—(ダッシュ)”に着目。ダッシュは、言い換えを表すディスコースマーカーである。
ダッシュの前には、
「⼤学教育を受けた⼥性の雇⽤率は、⼤学教育を受けた男性の雇⽤率より幾分低い」
と書かれている。これと同じ内容を空所[5]に入れることが分かるので、2「80 対 90」が正解となる。
4「90 対 100」も正解に⾒えるかもしれないが、Paragraph③の 2 文目に、「保証はされていないが、
強い雇用の可能性がある」と書かれているため、雇用が完全に保証されているわけではないのが分かる。
よって、4 に書かれている 100%は不正解となる。
3
解答速報の著作権は増田塾に帰属します。許可無く⼀切の転⽤・転載を禁じます。
2015 入試解答速報
難関私大文系専門予備校
6.
Paragraph④の 3 ⽂目〜9 文目を読み取る。EU excluding Sweden and Finland は 14%、United States
は 16%、Japan は 0.9%で、これより低いのは UAE と Qatar と Saudi Arabia しかない。また、South
Korea は日本の 2 倍高いと書かれている。よって、United States > EU excluding Sweden and Finland
> South Korea > Japan > Qatar であることが分かり、4 が正解となる。
7.
⽂法知識で解く。数値の前におけるのは 2 の as much as である。
8.
Norway が直⾯している問題は、⼥性が非常に重い責任を負い、結果、多くの⼥性が顧問の役割に集中
するため、実⾏機能をやめてしまうこと、極端な場合には、会社を辞めてしまうこと、である。よって、
3「⼥性幹部の数にノルマを課すシステムが、資格のある少数の⼥性に過度なプレッシャーを与え、多
くが仕事を辞めてしまう」が正解となる。
9.
Paragraph⑦の 3 文目に着目。逆接があることから、この文の内容を筆者が主張したいのだということ
が分かる。3 文目は、「しかし、それだけでは、womenomics は成功しそうにない。成功するには、企
業⽂化が、⼥性の様々なニーズを認めなければならない」という意味である。また、6 文目には、must
という筆者の判断を表す助動詞及び、also という追加のディスコースマーカーがあることから、この文
の内容も筆者が主張したいのだということが分かる。6 ⽂目は、「正規雇⽤以外の場での⼥性の役割に
対する期待も変わらなければならない」という意味である。この 2 ⽂の内容から、⼥性に関する種々の
変化が起これば womenomics は成功するのだということが分かる。よって、3「他の多くの変化も起こ
れば、⼥性の労働⼈⼝への参⼊増が起こり得ると主張するため」が正解となる。
10.
⼤学で⼥性の数が男性の数より多くなっている理由は、本⽂を通じて書かれていない。よって、5 が正
解となる。
11.
本文で筆者が訴えたいことは、Paragraph⑧3 ⽂目に書かれているように、「⼥性が演じる社会的・経
済的役割を拡⼤するのがより効果的な戦略である」ということである。よって、1「教育を受けた⼥性
は、社会の中で経済的により活動的になるのが良い」が正解である。2「より多くの⼥性を教育するこ
4
解答速報の著作権は増田塾に帰属します。許可無く⼀切の転⽤・転載を禁じます。
2015 入試解答速報
難関私大文系専門予備校
とが、経済発展には重要だ」は、本⽂中に、教育を受ける⼥性の数を増やすべきだという記述がないた
め不正解。Paragraph⑥に、⼥性の登⽤に対してノルマを課したことの弊害が書かれているため、3「⼥
性の参加に対するノルマは、どこでも要求した⽅が良い」は不正解。男性の教育に対してどうすべきか
ということは本文を通じて書かれていないため、4「男性教育に対する現在の欠如に対して社会は反応
する必要がある」は不正解。
Ⅱ
12.
空所[12]を含む Paragraph①の第 9 文目の”:(コロン)”に着目。コロンは、言い換えを表すディスコ
ースマーカーである。潮流と戦うことを、これらの⼈々(=移⺠)が何度も何度も戻ると⾔い換えてい
る。よって、移⺠を潮流に例えていることが分かる。移⺠と戦うのは誰かを考えると、3「当局にとっ
て」が正解となる。
13.
Paragraph②の 1 文目から 4 ⽂目にかけて、イギリスが直⾯している移⺠の問題について書かれている。
これを受けて、5 文目に「しかし、イギリスだけではない」と書かれているため、多くのヨーロッパの
国々も、移⺠の問題に直⾯していることが分かる。よって、4「取り組んでいる」が正解となる。
14.
空所[14]を含む Paragraph③の 4 文目に書かれている that が関係代名詞であることから、that 以下は
不完全⽂になる。よって、⾃動詞である 4 は不正解。あとは、先⾏詞である jobs を目的語に取る動詞
を考えると、3 が正解となる。
15.
文法問題。主節の動詞に助動詞の過去形が使われていることから、仮定法であることが分かる。よって、
4 が正解となる。
16.
Paragraph④の 5 文目の文頭にある But に着目。逆接であることから、空所[16]の内容と 5 文目の内
容が逆になることが分かる。5 ⽂目には、「移⺠はよく周りの⼈たちも⻑時間、⼀⽣懸命、安い報酬で
働く」と書かれている。この内容と逆になるのは、3「政府の福祉活動から楽な生活を手にすることを
望むだけ」が正解となる。
5
解答速報の著作権は増田塾に帰属します。許可無く⼀切の転⽤・転載を禁じます。
2015 入試解答速報
難関私大文系専門予備校
17.
主節が現在形になっていることから、未来を表す 1 と 3 は不正解。4 は仮定法の倒置であるが、主節に
助動詞の過去形を使っていないため不正解。よって、2 が正解となる。
18.
Paragraph⑤の 3 文目には、「彼らがまるで、多数派から何かを奪うかのように、『外部の者(=移⺠)
に関する意⾒は否定的に考えられている』と書かれており、移⺠に対する否定的な意⾒が書かれている。
次に、4 文目冒頭に However という逆接のディスコースマーカーに着目。4 ⽂目以降は、移⺠に対す
る肯定的な意⾒が書かれることが分かる。よって、4「移⺠は、決して社会をダメにするのではなく、
実際、社会を強固にするのである」が正解となる。
19.
空所[19]の前の”:(コロン)”に着目。コロンは、言い換えを表すディスコースマーカーである。直前に
は、「それは防ぐことも無視することもできない」と書かれており、これと同じ意味になるものを選ぶ。
よって、2「移住を受け⼊れ、管理して活かす⽅が良い」が正解となる。
Ⅲ
20.
Paragraph②の 3 文目に、「そのような考え(=深く根付いた⼈種的偏⾒から⽣じる政治的考え)は、
短絡的でもある」と書かれている。よって、深く根付いた⼈種的偏⾒から⽣じる政治的考えは受け⼊れ
られないものであるべきであると考え、3 が正解となる。
21.
「〜だろう」という、未来に関する推量を⼊れる。よって、5 が正解となる。
22.
直後の to に着目すると、2 が正解となる。Paragraph②は過去の話を書いているわけではないので、4
は不正解。
6
解答速報の著作権は増田塾に帰属します。許可無く⼀切の転⽤・転載を禁じます。
2015 入試解答速報
難関私大文系専門予備校
23.
Paragraph②の筆者の主張は、空所[20]に should が入ることから、2 文目の内容だとわかる。should
はアドバイスを表す助動詞である。深く根付いた⼈種的偏⾒から⽣じる政治的考えは受け⼊れるな、と
いうのが筆者の主張。よって、4「移住の潜在的利益に対して目を閉じないほうが良い」が正解となる。
24.
Paragraph③に書かれている因果関係を整理すると、1 ⽂目から、不平等が移住の原因であることが分
かる。また、4 文目と 5 ⽂目から、⾃由貿易が貧富の差(=不平等)の原因であることが分かる。さら
に、Paragraph④から、不平等と環境破壊が関連していることが分かる。このことから、「⾃由貿易→
不平等・環境破壊→移住」という因果関係が成り⽴つことが分かる。よって、2「⾃由貿易が不平等と
環境破壊を引き起こし、そのことが移住に繋がる」が正解となる。
25.
Nauru の例は、Paragraph④の 3 文目に書かれている、「将来について考えることなく資源を搾取する
といつでも、移住の可能性が高まる」ということを伝えるためのものである。よって、4「短期的な考
えに基づいた利益は移住に繋がるということを説明するため」が正解となる。
26.
Paragraph⑤の筆者の主張は、4 ⽂目に書かれている「この結果が受け⼊れ先の国の利益という結果に
なるなら、移⺠の⺟国は失う」である。何を失うのかは、3 文目までに言及されている、人材であるこ
とが分かる。よって、2「貧しい国は、技術のある専門家が移住すると、貴重な人材を失う」が正解と
なる。
27.
Paragraph③の 3 文目及び 4 文目の内容より、1 が正解となる。
28.
税政策に関する記述は、本文中には出てこない。よって、3 が正解となる。
29.
Paragraph⑦の 4 ⽂目に、「⼤量の移⺠は解決策ではなく、実際、より広い問題の⼀部である」と書か
れている。よって、2 が正解となる。
7
解答速報の著作権は増田塾に帰属します。許可無く⼀切の転⽤・転載を禁じます。
2015 入試解答速報
難関私大文系専門予備校
30.
Paragraph⑥の 2 文目及び 4 ⽂目に、「昔は、変化のペースはゆっくりであった」「今⽇の移⺠の動き
は速い」と書かれていることから、2 が正解となる。
Ⅳ
解答参照。
Ⅴ
解答参照。問題文Ⅰの内容を引用した。
8
解答速報の著作権は増田塾に帰属します。許可無く⼀切の転⽤・転載を禁じます。