BWV102 発音対訳

BWV 102
Herr, deine Augen sehen nach dem Glauben!
<Kantate zum 10. Sonntag nach Trinitatis>
主よ、あなたの目
あなたの目は信仰を
信仰を顧みます!
みます!
≪三位一体の
三位一体の祝日後第 10 日曜日のためのカンタータ
日曜日のためのカンタータ≫
のためのカンタータ≫
第一部
Erster Teil
1. Chor
Herr, deine Augen sehen nach dem Glauben!
1. 合唱
主よ、あなたの目は信仰を顧みます!
[hErr da¤´n´ a¤çg´n ze¤˘´n na˘x de˘m gla¤çb´n]
主
あなたの 目
見る ~を
信仰
Du schlägest sie, aber sie fühlen’s nicht;
[du˘ SlE¤˘g´st zI˘
a¤˘b´r zI˘ fy¤¤˘l´ns
あなた 打つ 彼ら (逆接)
あなたが打っても、彼らは感じず、
nICt]
感じる (否定)
du plagest sie, aber sie bessern sich nicht.
あなたが苦しめても、彼らは改めません。
[du˘ pla¤˘g´st zI˘ a¤˘b´r zI˘ bE¤s´rn zICt nICt]
苦しめる
改善する
Sie haben ein härter Angesicht denn ein Fels
[zI˘ ha¤˘b´n a´n hE¤rt´r a¤ng´zICt
固い
顔つき ~より 巌
und wollen sich nicht bekehren.
[Unt vç¤ll´n zIC nICt
(意志)
彼らはその顔を岩よりも固くして
dEnn a´n fEls]
b´ke¤˘r´n]
立ち返ろうとしないのです。
(
『エレミア書』第 5 章 3 節)
回心する、立ち帰る
2. Rezitativ (Baß)
Wo ist das Ebenbild, das Gott uns eingepräget,
Wenn der verkehrte Will sich ihm zuwiderleget?
Wo ist die Kraft von seinem Wort,
Wenn alle Besserung weicht aus dem Herzen fort?
Der Höchste suchet uns durch Sanftmut zwar zu zähmen,
Ob der verirrte Geist sich wollte noch bequemen;
Doch, fährt er fort in dem verstockten Sinn,
So gibt er ihn in’s Herzens Dünkel hin.
2. レツィタティーフ(
レツィタティーフ(バス)
バス)
神が私たちに刻み込んでくれた、似姿はどこに?
正反対の意志が 神に逆らっているというのに。
神の言葉から受けた力はどこに?
改心する気持ちが すべて心から消え去っているというのに。
至高者は確かに優しさによって 私たちを制そうとしてくれている、
さまよう霊がそれを受け入れようとするように。
だが、霊は頑なな気持ちから離れようとしない、
それで 神は霊を 心の自惚れにゆだねさせておくのだ。
3. Arie (Alt)
Weh der Seele, die den Schaden
Nicht mehr kennt
Und, die Straf auf sich zu laden,
Störrig rennt,
Ja von ihres Gottes Gnaden
Selbst sich trennt.
3. アリア(
アリア(アルト)
アルト)
不幸です、自分の傷に
気づかない魂は。
そして、罰を自分に招こうと
強情に突き進み、
まさに 自分の神の恵みから
自ら離れていく魂も。
4. Arioso (Baß)
Verachtest du den Reichtum seiner Gnade,
Geduld und Langmütigkeit?
Weißest du nicht, daß dich Gottes Güte zur Buße locket?
Du aber nach deinem verstockten und unbußfertigen Herzen
häufest dir selbst den Zorn
auf den Tag des Zorns
und der Offenbarung des gerechten Gerichts Gottes.
4. アリオーゾ(
アリオーゾ(バス)
バス)
あなたは見くびるのか? 神の恵み、
忍耐、寛容の豊かさを。
分からないのか?神の善意が あなたを悔い改めに導くことが。
あなたは 頑なな悔い改めない心で
自分の上に神の怒りを積み上げる、
怒りの日に向けて、
神の正しい裁きが明らかになる日に向けて。
(
『ローマ人への手紙』第 2 章 4 節~5 節)
第二部
Zweiter Teil
5. Arie (Tenor)
Erschrecke doch,
Du allzu sichre Seele!
Denk, was dich würdig zähle
Der Sünden Joch.
Die Gotteslangmut geht auf einem Fuß von Blei,
Damit der Zorn hernach dir desto schwerer sei.
5. アリア(
アリア(テノール)
テノール)
さあ 怯えよ、
あまりにも安心しきった魂よ!
考えよ、この罪のくびきが
どれだけの数が自分に相応しいか。
神の寛容は 鉛の足で進む、
それによって 後のおまえへの怒りは一層激しくなるのだ。
6. Rezitativ (Alt)
Beim Warten ist Gefahr;
Willst du die Zeit verlieren?
Der Gott, der ehmals gnädig war,
Kann leichtlich dich vor seinen Richtstuhl führen.
Wo bleibt sodann die Buß? Es ist ein Augenblick,
Der Zeit und Ewigkeit, der Leib und Seele scheidet;
Verblendter Sinn, ach kehre doch zurück,
Daß dich dieselbe Stund nicht ende unbereitet!
6. レツィタティーフ (アルト)
アルト)
待っている間にも 危機はあるというのに、
あなたは時を費やしたいのですか?
かつて 恵み深かった神も
あっさりと あなたを裁きの席に連れて来るかもしれません。
どこに 悔い改める時が残っているでしょう?その瞬間は、
時と永遠、体と魂をより分けます。
盲目な思いよ、ああ どうか戻ってきなさい、
その時が 備えのないあなたを終わらせてしまわないように!
7. Choral
Heut lebst du, heut bekehre dich,
7. コラール
今日 生きるなら、
きるなら、今日 立ち返りなさい。
りなさい。
[hçYt le¤˘pst du˘ hçYt b´ke¤˘r´n dIC]
今日 生きる
Eh
[e˘
立ち帰る
morgen kömmt, kann’s ändern sich;
mç¤rg´n
kømmt
~より前に 明日 来る
(可能)
変わる
Wer heut ist frisch, gesund und rot,
[ve˘r hçYt Ist fRIS
今日 元気な
元気な、健康で
健康で血色の
血色の良い人も、
g´zU¤nt Unt ro˘t]
元気な 健康な
(関代)
明日が
明日が来る前に、変わってしまうかもしれないのですから。
わってしまうかもしれないのですから。
kanns E¤nd´rn zIC]
赤い
Ist morgen krank, ja wohl gar tot.
[Ist mç¤rg´n kraNk
明日には
そう、
もしかしたら死
明日には病気
には病気になり
病気になり、
になり、
そう、
もしかしたら死ぬこともあるのです。
ぬこともあるのです。
ja˘ vo˘l ga˘r to˘t]
病気の
死ぬ
So du nun stirbest ohne Buß,
今 悔い改めずに死
めずに死んだなら、
んだなら、
[zo˘ du˘ nu˘n StI¤rb´st o¤˘n´ bu˘s]
もし
死ぬ
~無く 悔悛
Dein Leib und Seel dort brennen muß.
[da´n la´p Unt ze˘l
体
dçrt
brE¤nn´n mUs]
魂 彼方、彼岸 焼かれる (必然)
あなたの体
あなたの体と魂は そこで焼
そこで焼かれるしかないでしょう。
かれるしかないでしょう。
Hilf, o Herr Jesu, hilf du mir,
救ってください、
ってください、ああ主
ああ主 イエスよ、
イエスよ、助けてください、
けてください、
[hIlf o˘ hErr je¤˘zu˘ hIlf du˘ mI˘r]
救う
主
Daß ich noch heute komm zu dir
[das IC nçx
今日にも
行く ~へ
Und Buße tu den Augenblick,
[Unt bu¤˘s´ tu˘
私が今日にも
今日にも あなたのもとへ行
あなたのもとへ行って
hç¤Yt´ kçmm tsu˘ dI˘r]
その瞬間
その瞬間に
瞬間に 悔い改められるように
de˘n a¤çg´nblIk]
する
その瞬間
Eh mich der schnelle Tod hinrück,
[e˘ mIC de˘r SnE¤ll´
突然の
突然の死が 私を押しやる前
しやる前に。
to˘t hI¤nRYk]
早期の 死
押しやる
Auf daß ich heut und jederzeit
それによって私
それによって私が今日も
今日も、どんな時
どんな時も
[açf das IC hçYt Unt je¤˘d´rtsa´t]
いついかなる時も
(目的)
Zu meiner Heimfahrt sei bereit.
[tsu˘ ma¤´n´r ha¤´mfa˘rt
za´ b´ra¤´t]
故郷へ行く
準備ができている
自分の
自分の故郷へ
故郷へ向かう準備
かう準備ができるように
準備ができるように。
ができるように。