近江米振興協会CE特別部会は、 千成24年5月22日 {火) 守山市ライ

夫津市松本-1口 2-20 滋賀県農来教育情報センター内 編集責任者 長 井
TEL(077)523-3920 FAX(077)523-5611 ☆ホームベージhttp:″ wWW
等
ohmimal,p/★ E
rna口
shigaO ohmimal,p
「良品質麦づく
をめざして研修会開催される
」
り
近江米振興協会 CE特 別部会は 平成24年 5月 22日
(火 )■
市 ライズヴ ィル都賀山 において 平成24
年度共同乾燥調製施設設置農協 の担 当課長 及びオベ
レー ター を中心 に 関係機 関の指導 員など50数 名に
及ぶ関係者が 同に集 い、西 日本有数 の産地 と して
層 の 良品質 ,づ くりを目指 して研修 会 を開催 しま
した。
研修 で は
全 農滋 賀 県本 部 中川 米麦 課 長 よ り 「最
近 の 米麦情 勢 Jに つ いて説 明 が あ り
持 に小麦 の価格 の推移 は24年 4月 期 の
輸 入麦政 府売渡価格 が引 き下 げ られ
たことから ν年産民 1流 通麦 (小 麦
の4月 か らの販売価格 は 事後調整 に
よ り相対取引 も含め契約価格 に変動
率 を乗 じた価 格 にな ると説明 され ま
した
続 いて外 講師 と して 前田産業 (株 )生 産技 術
部 北崎次長 (上 部写真)か ら、「食品原料 として小
麦粉 に求 め られ るものJと 題 し (1)4ヽ 麦粉 を粉 にす
る理由 (小 麦粒 の構造 )(2)製 粉 の 方法 (3)安 全
な小 麦粉 は (4)11成 23年 産滋賀県たの品質 (5)ご
注意頂 きた い点 等 の 内容 の 説明 をい ただ きま した。
特 に 平成23年 産 女を購 入 した滋賀 県産麦の 品質 に
r・
.
uf・
)
ついて 北海道産麦及 び外国産麦 と比 べ 良 い点
悪 い点 を詳 しく述べ られ、製 品の水分が多い と製粉
時 に本 が打 てな くな り、ふ るい抜 けが悪 くなる こと
か ら製造能力が低下 しコス トアップにつながる。 また
赤 カビ粒 及び発芽粒 (ア ミロ値 が低 い)の 混入 があ
れば小 友粉 として流通 しない。 この ことか ら、今後
県産 麦の 出荷 す る製品 には適正 水分 に仕上 げる事及
び麦 荷受 け時 のチ ェ ック機能 の強化 が強 く求 め られ
てお りました。
最後 に県農業技術振興 セ ン ター小
嶋専 FH員 か らは 「麦 の単収 と品 質向
上対策 Jと 題 し 品質 に応 じた加算
に影響 の あ る「 ランク区分Jを 上 げ
るため に 現状 の 品質結 果 をもとに
該 当項 目毎 の説 明が あ り、本年産麦
の 「良品質麦 づ くりJの 目標 に向 け
た重要 な対応項 目の一つ で あ ります。 また実需者 か
ら要望 がある品種転換 につ いて 、現在、試験研究 さ
れてい る有望 品種 の特性等 の説 明 があ り、今後 品
種転換 の検討 が進 め られてい ます。
以上の ことか ら 現場 に於 ける生産指導 及び乾燥
調製がいかに大事であるかを再認識 した研修会 で した。
平成 24年 度近江米生産基本方針
近江米振興協会
1
基本的な考 え方
○ 平成23年 産米は、全 国 の作況指数は101(滋 賀県99)、 過剰作付 は全 国で217千 haと な り生産過剰 の
状況 となった ものの 、311の 東 日本大震災 の 影響 によ り民 間在庫 が減 少 し品 薄感 が発生 した ことなど
か ら、米価 は上 昇傾向 とな りある程度 の水準 まで回復 した。
○ 平成23年 産米の 1等 米比率 は、地域 的なば らつ きがあるものの極早生品種 や早生品種 では良好 な
ものが 多 か っ た 方、中生以降 の 品種では、9月 上旬の 日照不足 、高夜温 の 影響 などによ り品質低下
をお こ したものが 多 く、県平均 では全 国平均 よ り1%以 上低 い 689%(H243末 現在)に 止 まった。
○ この よ うな状況 を踏 まえ、平成24年 産米 においては、自未熟粒 を防 ぐ品質向上対策 について 、中
生以降 の 品種 も視野 に入れ た対策 に取 り組む こ ととし、環 境 こだ わ り米 の生産拡大、滋 賀県版 GAP
(農 業生産 工程管理)の 徹底 による安全 安心 の確保 および 機械 の 効率利用 などによる低 コス ト化 な ど
の対策 を総合的 に講 じ、 「高品質 安全安心 おい しい」近江米 の生産 をすすめ るもの とす る。
2
推進対策
(1)白 未熟粒 を防 ぐ品質向上対策 (1等 米比率 80%以 上の確保
○
疎植
す る。
)
適期植 え、出穂前後各 3週 間 の 常時湛水、適正 な穂肥 の 施用 、適期収種 の指導 を徹底
なお、中生以降 の 品種 について も、 これ らの対策 を徹底す るもの とす る。
生育情報 の 発信 、啓発資材配付 、現地研修会 を実施す る。
○ 「品質向上のための重点技術対策」 (別 記 )の 徹底 (全 体 の底上げ)
○ 「近江米品質向上推進会議、意見交換会 Jの 開催
農業団体 、県、市町等関係者が、品質向上対策 について意識統 一 を図 る。
(2)主 要品種 の作付 け方向
○ 平成24年 度 につ いては 、中生以降 の 品種 において気象変動 に対応す る技術対策の整理
確認
が必 要 であること、お よび新品種 の普及時期 (H25か ら)を 勘案 し、品種別 の作付 につい ては
現状維持 とす る。
○
なお、中長 期的 には 、 しがの農業 水産業新戦略 プランの重 点戦略 を踏 まえ、県育成 品種 に
つい て需要 の拡大 と作付推進 を行 う。
「秋 の 詩」等 の 県育成品種 につ いては 、環境 こだ わ り農産物認証 を基本 にブラン ド化 へ の
取組支援 を行 うとともに作付拡大 を推進す る。
県育成新品種 の育成 をすすめ るとともに 、新品種 の ブラン ド化へ の 戦略 の 策定 を行 い 、作
付 を推進す る。
品質が安定 しない品種 については作付 を抑制す る。
(3)「 安全 ・安心 Jな 米 づ くり
○
環境 こだわ り米の生産拡大 を図 り、区分荷受 け
びわ湖 を守 る。」 を合言葉 に した消費拡大 を推進
区分管理 による数量 を確保「食 べ ることで、
食品安全 に加 え 環境保全、労働安全等 を対象 と した滋賀県版 GAP(農 業生産 工 程管理 )の
導 入推進
○ 稲 の カ ドミウムの 吸収 を減少 させ 、1同 割米や自未熟粒 の 発生 を防止す るため、出穂前後各 3
○
週間の 常時湛水 を徹底
(4)低 コス トな米 づ くり
O
○
担 い手 へ の 土地利用集積等 による大型施設 機械 の効率利用 と農作業安全 を推進
直播栽培 など低 コス ト 省力技術 の普及拡大や品種構成 の適正化 による作業 の効率化 を推進
○
土壌診断や生育診断 等 に基づ く効率的な施肥の推進
別記
品質 向上のための 重点技術対策
1「 白未 熟粒 」 を減 ら し、 充実 をよ くす るため に
★過 剰 な籾 数 を防 止 し、登 熟期 の 稲体 の活 力 を維 持す る
① 土づ くり ヽ施肥
□土づ くり月
巴料 を入れ る (上 壌診LFrの 実施
□深 く耕す (15cm以 上を目標
□基月
巴、
巴は適 IEな 量にす る (地 力の高い地域のコンヒカリでは減量する
追月
□生育 に基 づ き穂肥 を施用
)
)
)
('数 過多 倒伏 を防止するため 幼穂 を確認 し葉色、株張 りに応 して穂肥を施用する
高温時における登熟期の栄養不足を回避するため 必要量 をきつち り施用する
なお、「コシヒカ リJ「 秋のお」は豊熟後半まで稲体の栄姜状態 を維持 させ るため
分施体栞とする。)
)
適 期れ え
品
種
旱
生旱
:こ
晩生
中生
5月 上 旬 5月
:
“
中旬
疎
5月 下旬
×
0
O
0
0
O
:l植 え
必要苗箱数(枚 )
X
揺種 量
150g/箱
50株 ′坪
植
湖 辺砂 質
T
坦
6。
60株
16∼ 17
70株
18∼ 20
植 え● サ本数 3∼ 4沐 71を 想定.
③水管理 ・防除
□早めの溝切 りと中干 し
(茎 数 が 目標 穂 数 の
8割 に な つた ら速や か に 中千 しを行 う
)
□ 出穂前後各 3週 間は常時湛水 (水 を切らきな0→
□発 生予 察 に基 づ き防除 (い もち病、紋枯病
)
2「 胴害1粒 」 を減 らすために
□収穫 5日 前 までは落水 しな い
□適期収穫 01り 遅れな0ヽ
)
□適 正 な 乾 燥
(高
中 山間
60∼ 70株 ′坪
II・
`lI
栽植密度 の違 いによ る必要首箱数
50株
栽植密度 /171
14∼ 15
湖 辺h,質
H
赫
②植 え付 け
□適 期植 え
□細植 え
□疎植
水分籾を急激に乾燥 しな0ヽ )
3「
カ メ ム シ 類 に よ る 斑 点 米 」 を 減 らす た め に
□ け い 畔 2回 連 続 草 刈 り (出 穂 2∼ 3週 間前と出穂期 の 2回 連続)
□ 品 種 別 に 適 期 に 防 除 (特 に中生品種で被害が多い ところは注意)
水稲・病害虫防除】
【
=主 な病 害虫 の発生 と防 除 の注意 事項 =
水稲 の 病害虫防除 にあたって 主 な病害虫 の
発生 とその 対策 に つい て 、 い ま一度確認 しま し
ょう.な お 、農薬 (殺 虫斉」、殺菌剤 除草斉1)
の 散布後 1週 間 は 、 か け流 しや 落水 をせず 、止
水す る こと。 また降雨が 予想 され る場合 、農業
散布 は控 えましょう。
1
い もち病
千葉 いもち
置 き苗 で発生 し
たい もち病 が感染
源 にな る場 合 が 多
いため 、置 き苗 は
早 めに処 分す る .
ほ 場 をよ く見回 り、
葉 い もち の 発生 を
確認 した ら薬 剤 を
散布 す る。穂 い も
ち の 防除 に とって 、
葉 い もちの発生 を少 な くす ることは章要 であ り、
特 に上 位葉 に病斑 を発生 させ ない よ う注意す る。
多肥田や晩植田で発生 しやす く、「コ シヒカ リJ、
「キ スヒカリJ、 「秋の詩Jお よび 「滋賀羽二重橋J
などの品 種 で発生 しや す いので 注意す る。 なお、
葉 い もちの発生予測は「滋賀県病害虫情報 N ETJ
(防 除所 ホ ームペー ジ)内 の 「水稲 い もち病発
ラス タム)Jで 確認 で
生予汲lBLASTAM(ブ
きる。
2穂 い も ち
防除 に粒斉Jを 使 用す る場 合 は、出穂前 に施用
す る。その他の剤の場 合 は、穂 ば らみ期 ∼ 出穂
期 に防除 し、葉 い もちの 発生が 多 い場 合 や 出穂
∼ 開花期頃 に降雨 が続 くなど 多発 が予想 され
‐
る場合 には さらに穂 ll期 ∼fL・ t期 に薬斉Iを 散布
す る.生 育 llt況 を まえ防除適期 を逸 しない よ
=、
う,主 意す る。 なお 薬剤耐性菌 の 出現 を防止す
るため 葉 い もち防除 を含め 司一 グル ー プ薬斉1
の連用 を避 ける。
=イ ,■
2
紋枯病
気温 が高 く雨が多い気
象条件 や過 繁茂 な生育状
況 は発生 を助長す る.病
原菌 は発生ほ場 で越 冬す
るため、昨年 発生の 多か
ったほ場 では特 に注意 し
て株元 を観察す る.防 除
の 目安 は、極早生 早生
品種では発病 を認めた場
合 、中生 晩生品種 では出穂 20日 前の 発病株率
が 15∼ 20%以 卜の 場 合 である。 粉剤 または液剤
で防 除す る場 合 は、病勢進展初期 (幼 穂形成期
∼ 穂ば らみ期 )に 、株元 まで よ くかか るよ うに
散布す る。
3
白葉枯病
例年発生 が 多いほ場 で
は発生 しやす いので注意
す る。 また、浸冠水 した
は場 、台風や集中豪雨 の
後 は発生 しやす い。生育
初則Jに 多発 しなければ収
量へ の影響 は少ないが、
「キ ヌヒカ リJ「 ゆめお
うみJお よび 「玉栄Jで
は減収 につながること も
あるので 、例年発生が多
いほ場 で は 出穂 3∼ 4週 間前 に薬剤 を散布す る。
がある。
なお、穂 い もちと同時防除で きる薬斉」
4
もみ枯細菌病
出穂期 が高温で あると
発病 しや す い .種 子伝染
す るため 、採種 を予定 し
ているほ場 で は出穂直前
∼穂揃期 に薬斉1を 散布す
る。なお、育苗箱で発病
が認 め られた苗 を移植 し
たほ場 では採樟 しない こ
と。穂い もちと同時防 1除
で きる薬剤 がある。
5
ニ カメイガ
越冬世代成虫 (平 lH部
で 5月 下旬 ∼)の 発生 が
多い と第 1世 代成虫 (平
坦部で 7月 ド旬 ∼)の 発
生 も多 くなる傾向 がある。
また、第 1世 代 の 発生時
期 が早 い と第 2世 代 も早
くなる ことが 多い。第 1
世代幼虫 の 加害 によって
葉鞘 の 変色 が 目立 ったと
ころでは、第 11L代 発 ガ
最盛期 か ら 7日 後 (平 年 8月 第 1半 句頃 )に 薬
剤 を散布す る。ただ し、粒剤で防除す る場合 は
発 ガ最盛期 に散布す る.中 生 晩生品種や晩植
田は被害 を受けやす いので注意する。
6
セジロウンカ
東南 ア ジアか ら中国南部 にか けて発生 した も
のが 下層 ジェ ッ ト気流 に乗 って飛来す る。 多発
・
す るとIIIK汁 害 によ り登
・ t不 良 などの 被害 が発生
によ
る。
まで に著 しく密度 が
り出穂期
す
多飛来
高 まった場 合 は薬剤 を散布す る。今後 の 予察情
報 に注意す る.
(左 )幼 虫
(右 )成 虫
フ トビイロウンカ
セ ジロウンカと同様 、東南 アジアか ら中国南
部 にかけて 発生 した ものが下層 ジェ ッ ト気流 に
乗 って飛来す る。 多発 す ると吸汁害 によ り坪枯
れ (写 真 )を 引 き起 こす。中生 晩生品種 や晩
植田 は被害 を受けや
す い 。滋 賀 県 で は7
月10日 頃 まで に飛来
が認 め られ ると多発
す る危険 性 が高 くな
る。飛来状況 によ っ
ては 多発生す ること
があるため、 今後 の
予察情報 に注意す る。
8
斑点米 カメムシ類
ホ ソハ リカメ ムシ、 トゲ シラホシカメム シ、
クモ ヘ リカ メム シ、 ア カス ジカス ミカメの 4種
が主要種 で ある。 これ らは畔畔 や雑草地 な どの
イネ科雑草 で増殖 し、 イネが出穂す ると本 田に
侵 入 して穂 を吸汁加害 して斑 点米 を作 る。主 な
防除対策 は次 の とお り。
(1)水 田内に ヒエ などの イネ科雑草が生 えて い
ると、斑点米 カメムシ類 を集める ことになるので 、
イネ科雑草 の 穂 が 出 る頃 (7月 上旬 )ま でに除
去す る。
(2)イ ネ出穂期前後 にul畔 などの イネ科雑草 が
出穂 しない よ うに管理す る。 その ため 、 イネ出
穂期 の 2∼ 3週 間前 とイネll穂 期頃 に草 力│り す る。
なお、雑草管理 が 不十分 な畦 畔 におけるイネ出
穂期 の 除草 は、lKl点 米 カメ ムシ類 を水Ш内 に追
い込 む ことにな り、被害 が増大す る恐れ が ある。
やむな く除草 を行 う場 合 は、薬剤防除直前 に実
施す る。
(3)ほ 場周辺 の畦畔や雑草地 にアカスジカス ミ
・
カメが 多い場合 は、子
t・ t期 頃 (出 穂 7∼ 10日 後 )
に薬剤 を散布す る。穂揃期 にlll点 米 カメムシ類
が確認 で きるほ場 では 、llJ・ t期 頃 (出 穂 16日 後
を中心 と した出穂 10∼ 20日 後 の 間 )の 防除 が最
も効果 が高 い 。 なお、発生 が 少 ない場合 は、畦
畔 か らの額縁防 除 で も効果 が 期待 で きる (粒 剤
を除 く)。 散布 にあたっては広域一斉防除 が望 ま
し,ヽ 。
(4)粒 剤 を施用す る場合 は、子L熟 期頃 (出 穂 7
∼ 10日 後 )に 薬斉Iを 散布す る。散布時期 が早 い
と効果 が 劣 るので 注意す る。 なお、 エ チ プ ロー
ル 剤 は 出穂 10日 前 ∼ 出穂期 が散布適期 で ある。
散布 の 際 は田面 を露出 させ ない程度 に湛水状態
とし、畦畔等か らの漏水防止 を徹底す る。
(5)有 機 リン剤単剤 の防除 は効果 が 劣 る場 合 が
あるので 、 カーバ メー ト剤 との 混合斉│や その 他
の斉1を 使用す る。
(6)畦 畔 や雑草地 は、カメムシ類 の越冬場所 と
なるので 、収穫 後に も次 年度 の 防除対策 と して
除卓 を行 う。
(左 )ホ ツハリカメムシ
カメムシ
(若 )ク モヘリ
(病 害 虫防 除所 )
滋 賀 県 病 害 虫 情 報 NET
http://www pref shiga Jp/g/byogaichu/
坊ち■ ■ の た ■1■ 年 ´Fど υオ 詢 連 ■ 報 を 裁
せ て ,ヽ ま す _"吉 J‐
・ 特 │ltめ 適 リリカ ´つ安 全
な 方 いたお よ び 危 跛 ■ 防 Lに つ い て の 基 準
で ル,る F_作 物 り芍■ 虫 tF Ⅲ「力 除 jt F^υ
クセ ス
t,で き ま 」
詳 し く
(t検 索
滋 賀
して くだ さ い
防 除 所
'ア
平成 24年 度農産物検査業務の方針につい て
」A全 農 しが 農産物検査課
取 り巻 く状況
昨年 9月 に実施 された国の組織 改編 に伴 い 、
農産物検査 に携わる主要業務は地方農政局が担 い 、
地域 セ ンター は登録検査 機 関 か らの 検査結果 の
報告窓 口等 を行 う こととな りま した。
また、 これ まで 国 が実施 していた 「格付程度
統 一 J「 検査技術 の維持 向上 J等 の 業務 につ
いては 、登録検査機 関が 自主 的に実施 す ること
とな り、国は年 2回 の格付程度統 一 会 (春 夏 )
に登録検査 機 関 の 指導的農産物検査員 に対 して
指導す るのみ とな りま した。
本県 において は経験 を重ね た検査 員 の 検査技
術 は 向上 して きてい ます が 、そ の技術 レベルの
維持 と後 身 の 指導 にあた る検査 員 の 育成 が喫緊
の 課題 とな ってい ます。
以上 の よ うな ことか ら、 JAの 検査指導体制
の 構築 と検査実務 の徹底 を図 るため に JAの 指
導 的検査員 の 設置 と各種研修 会 、検査対策会議
を開催 します。
1 検査技術 の維持向上 を図 る取 り組み
(1)JAに 指導的農産物検査員 を設置 して 、
JAの 検査指導体制 を強化 します。
(2)滋 賀県農産物検査協議会を主体 として、「農
産物鑑定会 J「 格付程度統 一 会」 「農産物検査
員育成研修 Jを 開催 します。
(3)農 産物 の検査知識 の提供 と情報 の 共有 を
図 るため、農産物 検査情報紙 「検査員 Jを 発行
します。
2
検査実務徹底 の取 り組み
(1)「 農産物検査業務規程 J「 農産物検査業
務運営手 I瞑 Jお よび 「国内産農産物 の検 査実施
マニ ュアルJの 徹底 を図 ります。
(2)各 種検 査対策会議等 へ の 検査 事務担 当者
の 出席 によ り、 JA担 当検査員 との 連携 を図 り
円滑 な事務処理 がで きるよう徹底 します。
3
検査結果 の有効活用 による良質米麦 。大豆
等 の生産誘導の取 り組み
(1)関 係機 関 へ の情報提供 によ り、良質米等
の生産 に反映 で きるよう有効活用 を図 ります。
(2)生 産者 へ の 検査結果 の フ ィー ドバ ックに
よ り、農産物 の 良品質生産 をめ ざします。
4
適正 な表示 ・検査証明の徹底の取 り組み
(1)公 正 的確 な検査等級格付 け と銘柄判定
により、農産物検査 に対する信頼性 を確保 します。
(2)「 農産物検 査証 明確認表 Jの 活用 によ り、
検査証明書記載内容 の確認 の徹底 を図 ります。
平成 24年 度 近江米情報部会員名簿
役
職
名
部
会
長
松
田
副部会長
田
中
伊
庭
北
部
会
員
氏
名
所
平成 24年 4月
属
七
県農業技術振興 センター 企画情報部主席参事
豊
県農政水産部
一
磨
」A全 農 しが 米穀流通課
浦
裕
之
県農政水産部
尾
賀
邦
雄
県病害虫防除所
西
澤
和
哉
JA滋 賀 中央会 農業対策部
辻
本
翔
吾
JA全 農 しが 米麦課
弥
農業経営課主査
食 のブラント
推 進課主査
副主幹
平成 24年 産麦類 の事前検査指導事項
れるよう、受検者 に指導する こと。
また、検査請求書 の受理 にあたっては、そ
の 内容 を十分 に確認すること。
検査前 までに検査程度の統 一 を図るとともに、
農産物検査員に対 して、以下の 事項 に留意 しなが
ら品位格付け等を行 うよう指導を徹底。
1
受検者等 への周知に関する事項
(1)的 確 な乾燥・ 調製の実施 による適正水分 の確
保
水分 の高 い麦 を高温で急速 に乾燥す ると、
熱損粒、硬質麦、たい色粒 の 発生及び ビール
大麦 の 発芽勢 を低下 させ る等、品質を著 しく
低下 させることとなる.
また 、乾燥不足 は麦 の貯蔵性 を悪 くす ると
ともに、加工適性 に大 きく影響することとなる。
麦 につ いては、収穫適期が梅雨 の時期 に遭
遇 し、収穫適期 の幅 も非常に狭 いことか ら、
穀粒水分、送風温度 、乾燥時間等 に十分注意
し適切 な乾燥 を行 うとともに、仕上 げ水分は
戻 り水分を考慮すること。
(2)受 検品の均質性の確保
① 共同乾燥調製施設 (以 ド「施設Jと い う。)
の荷受け時 において 、水分の 波1定 や、発熱 、
異臭等 の有無 の確認 を行 うとともに、特に赤
かび粒、発芽粒、麦角粒、なまぐさ黒穂病粒
等 の被害粒等 の混入には細心 の注意 を払 い 、
品質に応 じた仕分けを徹底す ること。
また、品質事故 を防止す る観点 か ら、施設
の乾燥能力に見合 った計画的な荷受 けを行 う
こと。
② 調製段階にお いて 品位 に応 じた適切 な調
製機器 を使用 し、細麦 、被害粒等 の除去及 び
均質化 が図 られ るよう人念 に調製 を行 うこと.
(3)適 正な荷造 り 包装等の実施
① フレコンの点検及び清掃 を入念 に行 うこと。
② フレコンの封印 を行 う場合は、 フレコンの
注 人口の しば りひ もに巻封で封印 を行 い 、そ
の巻封 に日付 印 を押印す ること。ただ し、封
繊紙 (国 立 印刷局製造 )で 封印す る場合 には、
日付印の押印 を省略することができる。
3 封絨紙 を使用す る受検者 に対 し、封織紙の
受払簿を作成するよう指導すること。
(4)検 査請求書の記載方法
C
農産物検査請求書 の記載事項及び記載方法
については、「農産物検査に関する基本要領 の
制定 についてJ(平 成21年 5月 29日 付け21総 食
第213号 (総 合食料局長通知 (以 下基本要領 と
いう))の 国内産農産物 の検査実施 マニ ュアル
に定め られた 「検査請求書 の 記載方法Jに 基
づ き、業務規程 に定める様式 で適正 に請求 さ
② 品位等検査を受けようとする普通小麦の うち、
「水分 の 合有率及 び容積重Jの 検査証明 を受
けようとす るものについては 、検査請求書 の
備考欄 に「数値 Jと 記載するよう指導すること。
2
適正な農産物検査 の実施 に関す る事項
(1)適 正な品位格付 け
① 赤 かび粒
ア 麦類 の赤 かび病 の病原菌である フザ リウ
ム属 の 菌がデオキ シニバ レノール (毒 素 )
を産生す るとされていることか ら、農産物
規格規程 において、赤 かび粒 の 混入限度 を
「0眺 Jと 定めてお り、細心の注意を払 い判
定すること。
イ 赤 かび粒 かアン トシアン粒 かの半1断 が困難
なもの については 、試験研究機関等 の試験
結果 に基づ き判定すること。 (別 添参照)
② 発芽粒、たい色粒
発芽や たい色 した麦 は低 ア ミロ麦 とな り、
二次加 工適性 を著 しく損ね る原 となること
か ら、的確に判定すること。
③ 異臭麦の判定
事前 の 品質予察等 か ら異臭麦 の 発生 が懸念
され る場合は、次の方法によ り複数 の者 で迅
速 に異臭の有無 を半」
定すること.
ア 電動粉砕器等で粉砕する。 (異 真 の強 い も
のは、 この段階 で臭 う。)
イ 粉砕 したものに湯を注 ぐ.
湯 の 温度 は70℃ 傑 湯 を注 ぐと臭 いが瞬
時 に発散 して しまう。 )と し 湯の量 は攪
拌棒 で撹拌 してい るうちにまとまって くる
程度 (粉 の概ね 4割 程度 )と する。
また、攪拌棒及び容器等 は、臭 いの す る
もの (割 箸、 プラスチ ック、紙 コ ップ等 )
の使用は避ける。
ウ 嗅 ぎ分けの間に臭 いが薄 くなって きた ら、
撹袢棒 で イの まとまった もの を撹拌 し直す。
① 熱損粒及び硬質粒
外観 か らは 判定 しに くいので 、状況 に
応 じた単位 ごとにパ ー リング等 を行 い確認
すること。
⑤ 異物
土砂 、石、 ガラス 、 プラスチ ック 金属
片などの 異物 が混入 してはな らない とされ
てお り、 この ような異物 が混 入 した ものは
検査 を行わないこと.
Ef」
その他試験等の方法 マニ ュアル別表 3「 電気
検査証明の 内容及び記載事項 について 、農
水分計Jに 定められた検査機器を使用すること。
産物検査員 自らが最終確認 を行 うもの と し、 ((株 )ケ ッ ト科学研究所:PM 830 2)
最終確認 したことが記録 として残 るよう、チ
ェ ックリス ト等 を作成 し活用すること。
3
検査結果報告書の期限に関する事項
② 品位等検査を受けようとする普通小麦の うち、
登録検査機関は、次に定める期 日までに報告書
「水分 の 含有率及び容積重 Jの 検査証明を発
を該当地域 センター まで提出すること。
行する場合 は、定められ た様式を使用すること。
5 6月 分
翌月3日 まで
また、水分測定について は、基本要領の標
7∼ 10月 の上旬分 当該月の18日 まで
準計測方法、検査機器 の仕様 精度 の確認、
7∼ 10月 の下旬分 翌月3日 まで
121適 正な農産物検査証明の記載
0
(別
添
)
赤 かひ粒 の基準
規格規程 第 1の 4の 定義 の8 同第1の 5の 定義の7及 び第 1の 6の 定義 の7の
「赤 かび粒Jを 、各々の附の規定 に従 って適用する限界基準 は 次 によ
るもの とす る。
(1)赤 色を帯びた部分の色の濃淡の程度が限界基準品以上でかつ 、粒の赤
色を帯びた部分がli平 面の1/4以 上の もの,
(2)「 赤 かび粒Jを 適用す る限界基準 に達 していない ものは その程度 を
P ■
問わず被害粒 (病 害粒)と する。
(3)限 界基準 15は 色 と大 きさの程度 を示す。
(4)ア ン トシアンの取扱 い
0 試験研究機関等 の試験結果 に基づ き赤色又は赤紫色 を帯びた部分
が赤かびではな く アン トシア ン (遺 伝的 に赤色又は赤紫色 を帯び
た粒。以 下同 じ.)で あると判定 され その発現 の状況 、形状等の特性
が明 らかなものについては、赤 かび粒又 は被害粒 として取 り扱わない。
② アン トシアンか否 かの判断 が困難なものについては 試験研究機関等の試験結果等 に基
づ き判定する.
0 アン トシア ンが発現 した粒 は ビール大麦の 1等 の品位 に規定す る 「品種固有の 色Jに
は該当 しない もの とす る。
なお、品位の判定 は その混入の程度 を勘案 し行 うもの とする.
【大麦のアントシアン】
*
赤 かび粒 については
サ ーモ ンピンク色の粉 llkの かび を生 じ 粒 の表面 がかびでザ ラつ いて
い るの に対 し、 ア ン トシア ンによる赤 色粒 につ いては
の延長線上 に着色が認め られ
光沢 があ り 表面 はつ るつ る して 、こ
基部 に集積す る。
―
…●……………… ……‐
……
お米の流通事情
1 23年
全農米穀流通課
産米 の生 産動向
(1)作 付・作柄概況
ア 農林水産省公表 の「平成23年産水陸稲 の収穫量 Jに よれば、23年 産水稲 の作付面積 (主 食用 )
は1,526fhaと なった。
イ 23年 産主食用米 の生 産数量 目標795万 トン、 1,504千 haと 比較す ると、23年 産主食用米 の過剰
作付 けは22千 ha程 度 となって い る。
ウ 全国 の最終作況指数 は101、 10a当 た り収量は533kgと なった。 この結果 、23年 産水稲収穫量
(主 食用 )は 8,133千 トンとなった。
023年
産主食用米作付面積
項
面積 (千
目
22年 産 主食用 米作付面積
23年 産 主 食用 米作付面積
22年 産 か らの作付面積増減
23年 産 主食用 米 生 産 目標面積
ha)
1. 580
1, 526
①
②
③=② ―①
▲
1. 504
④
⑤=② ―④
過剰作付
54
22
(2)検 査状況
農林水産省 の 公表 した3月 31日 現在の検査結果 によれば、水稲 うるち玄米で4,4301千 トンと、
前年同期 の4,5051千 トンを75千 トン程度下回っている。
1等 比率 は807%と なってお り、前年産 を193ポ イ ン ト上回 って い る。
2 23年
産米 の集荷・ 契約状況 (全 農扱 い )
(1)集 荷状況
5月 23日 現在 の連合会出荷米 の集荷実績 は2,665千 トン (前 年同月対比 91%)、 最終集荷見込み は
2,676千 トン (前 年最終比 91%)と なっている。
(2)主 食 うるち米の契約・ 販売状況
5月 23日 現在 の契約数量 は2,363千 トン (前 年比 103%)、 販売数量 は1,6118千 トン (前 年比 ll14%)
となってい る。
0主 食 うるち米の契約・ 販売状況 (5月 23日 現在
)
:千 トン)
(単 位
出荷敗量
年産
作況
計画藪畳
23年
iOI
2451
22年
98
24,(
21年
98
23-22
23-21
7月
8月
1
│'91
23′ 22
23′ 21
契約数■
1031
01
▲
2
▲ 20
四
1021
│
7`│
a
12月
11月
9月
4
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]
0
2
3
1月
2月
1″
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1“
191
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122
161
1`疇
147
▲
た1 ラウンドの関係で合llが 合わない場合がある
注2福 島の隔離米1万 6千 トンは主食用計画から除〈
1
合計
│││
,601
164
21
21
‖
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27
3
消費 ・価格動向
(1)消 費動向
(総 務省家計調査 )
総務省家計調査 によると、米の消 費量 は、23年 10月 に一旦 前年 を大 きく上回 った後 、概ね前
年 を下回 って い る。特に24年 3月 は昨年 の東 日本大震災 による仮需 の 反動減 か ら 1世 帯 当た り
の購 入数量 は5 81kgと 前年 を222%下 回 った。
●総務省家計調査 (2人 以上の世帯 )
ι
′
対象月
23年 4月
234二
5
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23至 F
23■ F
め
対 前 生 トレ
`kg)
6
フ
8
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576
584
591
61
23年 9月
1167
654
687
460
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23`
1
23`
12
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24年 2月
24年
ン
5
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▲
483
28
4015
3804
3640
3724
90
▲
▲
▲
92
37
21
3866
3700
3672
13
▲
▲
▲
174
84
40
▲ 222
▲ 58
2958
3149
391
04
▲
55
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▲
▲
55
14
37
6
45
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▲
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▲
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│
48
▲ 13
▲ 0フ
2583
2086
2890
369
2022
2699
2889
36179
19
▲
▲
78
42
55
18
23
▲ 162
▲ 28
▲
▲
資 料 :総 務 省「 家 計 調 査 品 目分 類 」(二 人 以 上 の 世 帯 )
(2)小 売価格
(精 米価格 )の 動向
22年 産品薄感のなかで スター トした23年 産精米価格 は 、一 時期値 ドが り した ものの 、 10月 以降
再 び上 昇傾 向 がみ られ、概 ね200∼ 300円 /5kgの 値上 げとなっている。
(3)輸 入米に係 る SBSの 動向
平成 23年 度 SBS輸 入米 は83千 トン (第 1∼ 4回 合計、一般米枠 )と 、22年 度実績 を大 きく上
回っている。
4 24年 産米
(1)24年 産生産数量 目標
農林水産 省 は 、24/25年 の 需要見通 しを これ までの トレン ドに もとづ き797万 トンと算出 し、
22年 産米生産量824万 トンと22/23年 需要量 820万 トンの差 4万 トンを控 除 した793万 トンを、24
年産米 の 牛産数量 目標 として設定 した。
(2)23/24年 の需給見通 し
農林水産省 の 食糧部会 において、① 平成 23年 6月 末 の民 間在庫数量 (確 定値 )は 181万 トン、②
23年 産主食用米 の 生産量 は813万 トンとな り、23/24年 の供給量 は994万 トン、③需要量 は805万
トンと公表 された。
需要量が国 の 基本指針 どお り805万 トンで あった場合、24年 6月 末在庫 は189万 トンとな り、平
成24年 6月 末 の民 間在庫数量 は 、平成23年 6月 末時点 の 在庫数量 か ら8万 トン増加す ることにな る。
●平成 23/24年 の主食用米等 の需給見通 し (農 林水産省 )
23年 6月 末民間在庫量
23年 産主食用米等生産量
23/24年
主食用米等供給量計
23/24年 主食用米等需要量
24年
6月 末民間在庫量
0
②
3● e+②
④
C¨ ③―④
数量 (万 トン)
181
813
994
805
189
(社 )全 国米麦改良協会 は、米 麦改良対策 の一
率 は、平成 24年 産 で 881%の 更新率 が見込 ま
環 と して、「 米麦 の 種子更新率調査 Jを 実施 さ
れて い る。 当県 において は 、毎年更新率 は向
れて い ます。
上 してい る ものの868%と 全 国 には及 んで い
平成24年 2月 末現在 における平成 23年 産種子更
新率実績及び 24年 産種子更新 率見込 みが取 りま
ない 。 (図 1)
(2)麦 類 の動向
国内産麦 につ いて は 、需要 の ミス マ ッチ を
とめ られたので紹 介 します。
解消 す るため、実需者 の 望 む 良品質麦 へ の生
1
種子更新率の必要性
産 に 力 を注 いで きてい る。 こ う した 関係者 の
穀物 の種子 を長年 にわ た り自家採種 し続 け
努 力 の 結果 、平成 24年 産 では907%の 更新率
てい ると、品 質特有 の 劣化 、混種 や 変異 ある
が 見込 まれてい る。 当県 において は 、741%
いは変種 が起 こ る ことが ある。そ のため 、多
と全国 を大 きく下回っている。 (図 2)
くの 農家 は栽培 品種 の 優良性及 び純粋 性 を保
(3)今 後 の課題
つ ため種子更新 を行 ってい る。
平成 24年 産 の種子更新率 見込 は、全 国的 に
種子更新用 の種 子 は、種子専用 の採種 圃で
は米麦 とも高 い率 で あるが、地域別 ある いは
指定種子生産者 によ っ て栽培 され 、生産物審
県別 に大 きな開 きがある。
査 された ものが供給 されてい る。
当県内 において も、種子更新申込か ら見 ると、
地域 や品 種 によ り開 きが生 じてお り、種子更
2
米麦種子更新率の動向につい て
新率向上 に向けた取 り組み が必要 となって い る。
(1)水 陸稲 の動向
近年における消費者 の良質米志向を踏 まえ、
3
今後 の取組 について
各産地 とも産米評価 を高 め るため、種 子更
種子更新率 の 向上 には種子 の安定確保 が極
新 に限 らず 、新 品種 や新技術 の導 入 あ るい
めて重 要 で ある。需 用者 の 期待 に応 える優良
は栽培方法 の工 夫 とい った努力 を積 み重ね
な種 子生産 、安定供給 を図 るため、関係者 に
て きて い る。
よる種子更新 率 向上 の ための 普及
この よ うな取組 の 結果 、全 国 の 種子更新
に一層取 り組む必要 がある。
更 ︱
0
わ
∞
∞
∞
図 1 年産別水稲種子更新宰実績
0
_奎 ._菫 ._.ュ
癖m勁帥“¨¨輌鰤mm∞
一伽勁帥u帥鋤仰御mm
織
啓 発活動
糧
図2
年産別
=類
種子更新事実績
米麦 の種 子 更新 率
(単 位
米
穀
平成23年 と実績
水稲
1[泄 坦
下段は
隆稲
平 成 24年 産 見 込
●I
水稲
100 0
111〔
麦
1■
睦lll
1111
0 '
平成24年 に 見 込
平成2 年産実績
小麦
訓
六条
98 0
=
87 5
ll海 道計
97 3
:条
裸麦
100 0
100 0
●I
小麦
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86 0
97 4
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〕
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100 0
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計
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国米髪 改 良 協会 資料 よ り
エコフアーマ…マ…クについて (お 知らせ)
」A滋 賀中央会
全国環境保全型農業推進会議 (前 事務局 :全 国農業協同組合 中央会 )は 、平成15年 にエコ ファーマ
ーマー ク (以 下 マーク)を 制定 し、 エコ フ ァーマーの認知度 の 向上 を図 って きま した。
このマークは、 これ まで消費者 へ の取組 の アピール や産地 の イメージア ップなどに活用 されて きた
ところです が 、エ コ ファーマー認定件数 が全 国 で20万 件 を超 え、今後 もマークの利用者 が増加す る こ
とが予想 され るため、同会議 は マー クの適正 な使用管理 に係 る人員等 の体制確保 が 困難 で ある ことな
どの理由か ら、平成24年 3月 末 までの使用 を期限 とし、4月 以降 につ いては 、 マークの継続利用 を希望
す る17都 府 県 (滋 賀県を含む)に 商標権 を譲渡 しま した。県内 の エ コフ ァーマーの皆 さまには、滋賀
県 が定めた使用規程 に基づ き、 マークを使用 していただけます のでお知 らせ します。
マークの使用に関する留意点】
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※規程
:だ
様式等 は県のホームペー ジに掲載 されてお ります。
htpブ /w″ w preishlgajp/g/nOsan/kanh7ohozen/ecdmel galyou htllll
参考 エコファーマーマーク】
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□
□
エヨ フ ア ー マ ー
滋賀県
認定番号O000号
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鰤
エ コフ ア ー マ ー
00R△ △生■田8
滋賀県
滋賀県
認定番号 OOOO号
認定番号0000号
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1
は じめに
近年 、 「生物 多様性 Jと い う言葉 が よ く使 わ
ヽ
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れ てい ます。 1992年 に国連 で生 物 多様性条約 が
採択 され 、2010年 には名古屋第 10回 生物 多様性
条約締結会議 (C O P10)が 開催 され るなど、
生物 多様性 の 重要 さが広 く認識 され るよ うにな
りました。
2007年 には農林水産省で も生物 多様性戦略 を
策定 、2012年 に改訂 され るな ど、農業 分野 で も
生物 多様性 を重視 した施策 が推進 され ます。
左 :サ カマキガイ
右 :モ ノア ライガイの一種
円んぼや畑 な どの農地 は人 によって維持 管理
されて い ます が 、農地 には さま ぎまな生 きもの
が生息 してお り、そ の姿 を見 る ことがで きます。
ここでは 、出 んば に生 息 し稲作 に有用 な生 きも
の をい くつか紹介 します。
③ エ ビ類 (鯉 脚 (さ い きゃく)類 )
エ ビ類 は、泳 ぐときに出んぽの泥 をかき混 ぜ
るので、雑草を抑 える働 きがあります。
2
田んぼで見 られる生 きもの
111田 植 え∼梅雨期 に主 に見 られる生 きもの
① カエル 類
田植 え後の田んぼでは、ォ タマ ジ ャ クシが泳
ぐ姿 が観察 され ます。オ タマ ジ ャ クンは成 長 し
て 親 (カ エ ル )に な ります が 、 カエル は 肉食 で 、
円んぼの害虫 (ウ ンカ、 ヨコバ イ、ガの幼虫など)
を食 べ て くれ ます。
カイエビ
カプ トエビの一種
0水 生昆虫類
アマガエル (左 )と トノ,マ ガエル (若
)
②貝類
貝類 は 、日]ん ばに生 える藻や雑草 を食べ 、有
機物 を分解 してくれます。
メム シロ、 コウチ ュウロ)
肉食性 の種 が 多 く、水面に落 ドした害虫 も食
べ ます。
タイコウチ、 コオイムシやアメンボ類 はカメ
ムシ類 です。ゲ ンゴロウ類や ガムシ類 は コ ウチ
ュウロで、幼虫は成虫 と姿 が異 なります。
(カ
トガリアシナガグモ
左 右
タイコウチ
シマゲンゴロウ
1 ■ 4 1■ F`■ ││■ │■ rl
0ト ンボ類
:
幼虫 (ヤ ゴ)、 成虫 ともに 肉食 で 、特 に成虫
は ウンカ、 ヨコバ イや ガな どの 害虫 も補 らえて
食 べ ます.IIIん ぼや 水路 な どが トンボ類 の 重要
な繁殖 の場所 となって い ます。
イナ ゴ を捕 まえたマガ コガネグモ
3
実際に生 きもの を探 してみよう
今回紹 介 した生 きもの以外 に も、田んぼ には
│
た くさん の 生 きものが生 息 してい ます。 自分 の
家 の 円んばや、担 当農家 の田んばが生 物 多様性
に富 んでいるか を確 かめ るため に も 実際 に日
んぼで生 きもの を探 してみ ましょう。
病害 虫防除所 では 、田 んぼで 見 られ る生 きも
のの写真 を載 せ た 「田んぼ の 生 きもの Jシ ー ト
を作成 しま した 。病害 虫防除所 の ホ ーム ペ ージ
か らダウ ンロー ドで きますので、ぜひ ご活用 く
だ さい。
イ トトンボ類幼虫
アキアカネ幼虫
くホ ームベー ジア ドレスはこちら〉
htp://w― preF shiga ip/g/byogaichu/
ナツアカネ
2ク モ類
肉食で
さま ざまな害虫 を食 べ る田んぼ の 代
表 的な天敵 で す。網 を張 る もの だけでな く、地
卜やTll株 Lを 歩 き回るもの 、水面 を歩 くもの など、
種 によって さまざまです。
■
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d
錢
驚 目
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「日んぼの生きものJシ ー ト
(病 害虫防除所 )
粘りと甘みがありおいしい「秋の詩Jを 近江米のシンボルとして 消費者に広くPRす るとともに 生産者に対して
生産意欲の高揚を図るため 第4回 曰と る平成21年 度 「松の詩」食 コンクールを以下のとおり実施します.
I●
││・
●スケジュール●
7月 27日 まで
出荷契約先 (JA 県主食集荷商業協曰組合ヨ さ 参加■し込み書をまとめていただき 近江米振興協会
部
=支
度産普及課)へ 届けて下さい.
部においても管内の参加申込みをまとめて 近江米振興協会事務局まで届けて下さい。
(県 晨業震オ
」振興事務所
=支
10月 1日 ∼15日 まで
安全,心 でおいしい近江米づくtlに 取り組0県 内在住の農業者きたは農業者集団1大 型共向芝燥調製施設の集荷米も含む)と します。
●以下の全ての要件を満たす米
1 滋賀県内で栽培されたもの
2 種子更新されているもの 3 裁場履歴が明でなもの
4 晨薬取続法および滋賀県農作物病宮虫苺草防除基準を遵守して載培されたもの
0参 加点数
1晨 業者等あたり い の詩」 1点 とします.
参加者は 「参加中込書」に必要事項をEE人 し 出荷契ll先 (JAま たは県主食実荷商業協同組合等)へ 提出願います。
出荷契約先は ,加 申込書を取 りまとめ 参加者の住所地を管轄する近江米振興協会
部 瞑 震業農村振興事務所晨産普及詢
=支
7月 27日 までに提出してください。
ヘ
参加者は ,コ 中込時に指定したほ場での栽培管理日計を記帳するとともに 「秋の市」食味ヨンクール測定用袋に添付の「生産履歴害J
を米の出品時に添付していただきます。
生産履歴書の記載が不脩なものについては 再提出を求めることがありますので 加筆修正されない場合は審査から外れる場合がありま
すのでご注意下さい.
出畠する米は 出荷されるボ憑 標 崖物検査を受ける状態 ,で 「玄米5009Jと し誅す (厳 守).
それそれ指定した食味 ヨンクール測定用袋に入れ 生産履歴書を添付する
IJ先 を通じて近 ,I米 振興協会
出荷契●
部 倶 震業農村fF回 事務所農産普及的 に送付 してくださt,.送 付された出品米を近江米振興協
=支
会事務局が収集します。
出荷黎約先への提出 ま 10月 1日 から 15日 までです。なお 出品Xの 他に 玄米2峰 を別途保管しておいて下さい.
第2次 審査の各支椰最上位につ tヽ ては 改めて玄X2k3を 近江米振興協会3支 部 瞑 震業農村振興事務所農産普及課
提出して下さ tヽ .
'へ
なお 出品玄米につt,で は 遁却しませんので ご了承下さい
第2次 審査結果は 全での出品者に提供するとともに 第3次 審査の 授体につtヽ では
歴等 出品者 出品玄米の情報と審査結果を一般に公表します。
生産履
下旬 第1次審査 (生 産層歴等要件
==) )が 出品者から提出された生産履歴 を検証し
'0月
出荷黎約先 (JA 県主食隻 1商 業憾同組合等
参加資指の各要件が満たされてtヽ る米であることを確認します。
1'月 上旬 第2次 審査 帽 品質および食味●査)
事務局で,観 品質客査 機8お よび食味分析墨による客査を,い
11月 下旬
=支 部最上位を選出します.
最終霧査 崚 味菅籠審査)
(財 )日 本穀物検定協会で食味官能試験を行い
外観
香り 味
粘 り 硬さと その総合評
価によ り1貢 せ● サを行います.
最優秀賞
1点
嗅 状と扇J賞
)
優秀賞
2点
(賞 状 とコ│口 ヽ
優良賞
4点
(賞 状と副賞 )