岡山県の情報化施策の方向性

岡山県の情報化施策の方向性
= 第 5 次 お か や ま I T 戦 略 プ ロ グ ラ ム ( 平 成 25 年 3 月 策 定
計 画 期 間 : 平 成 25 年 度 ~ 平 成 27 年 度 ) の 着 実 な 推 進
・平成27 年度当初予算要求における、情報政策課の主な施策
【継続】
1
データセンター構築支援
2
ビッグデータの活用
民間企業等が有するビッグデータを行政課題に活用するための検証
3
モバイルワーク(外部から県庁内システム・PCへのアクセス)
利便性向上や BCP を踏まえた VDI の試行等
4
社会保障・税番号制度(マイナンバー)への対応
システム改修、構築、利活用の検討及び個人情報保護評価など
【新規】
5
ICT「 生 き 活 き 」 活 用 事 業
■
ICT「生き活き」活用事業
① 行政施策お役立ち ICT カタログ作成
○県内をはじめとした ICT 企業から、住民サービス向上を含め
各行政施策の実現に有効と考えられる、
ICT 技術・サービス、他自治体での成功事例などを提案・提
示してもらい、原則として、それらを全て
「お役立ち ICT カタログ」として掲載し、とりまとめる。
○これをきっかけとして、県内 ICT 企業におけるビジネスチャ
ンスの拡大とともに、自治体における ICT
技術・サービスの活用が進み、各行政施策の効果的な解決が
期待できる。
② 行政施策お役立ち ICT 提案見本市
○カタログ掲載企業の負担も求めつつ、当該企業のプレゼン、
自治体各課との商談、マッチングの場
(見本市)を設け、自治体全体の ICT の理解の醸成及び活用の
促進を図る。
【問題意識】
・様々な ICT 技術・サービスの台頭
近年、ICT 企業により、多くの新しい ICT 技術・サービスが
提供されており、これらは農業や教育、観
光、医療、交通など各分野での課題解決に向けた有効なツー
ルとなっている。
・自治体での ICT の活用が不十分
しかしながら、自治体の各所管課においては、県内 ICT 企業
との接点が少なく、行政施策の実現、住民
サービスの高度化に向けて、ICT 技術・サービスを十分に活
用しているとは言えない状況である。
・県内 ICT 企業のビジネス機会の逸失
また、県内 ICT 企業も、自治体を対象としたマーケットに十
分に食い込めていない状況である。
6
オープンデータの推進
オープンデータカタログサイトの構築検討
今後の情報政策課施策の私的アイデア
■
ICT 岡山熱血リーダー募集(発掘)事業
岡山県を愛し、分野を問わず、ICT も活用して県を活性化させた
いと強く思い、行動・実践する「岡山熱血リーダー」(※)を公募
し、当該者の人件費及び活動経費を支援していくべきではないだろ
うか。
【問題意識】
・地域を活性化させるには、とにかく、地元を愛して、長い時間を
かけて粘り強く取り組む、熱血的な“人”が核となる。公務員的で
ない、“奇人変人”な人が求められるのではないか。
※熱血リーダーの例(岡山県だと、株式会社西粟倉・森の学校の牧大介・代表
(総務省時代に支援))
○徳島県上勝町「葉っぱビジネス」の横石知二・(株)いろどり代表取締役
(インターネットと専用 PC を活用した取り組みとして、総務省時代に支
援)
○徳島県神山町「アーティスト・イン・レジデンス」の大南信也・NPO グリーンバレー理事長
(インターネットを活用した情報発信の取り組みとして、総務省時代に支
援)
○島根県海士町(あまちょう)「島前(どうぜん)高校魅力化プロジェクト」の奥
田麻依子・隠岐島前高校魅力化コーディネータ
(総務省・地域おこし協力隊として派遣、直接的に ICT を活用した取り組
みではない?)
○石川県羽咋市(はくいし)「ローマ法王に米(神子原米)を食べさせた」高野
誠鮮(じょうせん)・羽咋市役所課長補佐
(直接的に ICT を活用した取り組みではない?)
○東大阪市「中小企業から人工衛星『まいど 1 号』を打ち上げた」青木豊
彦・(株)アオキ会長
(直接的に ICT を活用した取り組みではない?)
■
業
在住外国人による外国人に向けた「クール岡山」発信事
県内在住の外国人による、①外国人目線から見た、岡山県内の魅
力(気候、風土、食べ物、住みやすさ、交通利便、観光スポットな
ど)を収集・編集し、②Youtube などを活用して外国人に向けた情
報発信を行う、取組を支援していくべきではないだろうか。県内在
住の外国人としては、県庁 CIR を筆頭に、JET プログラムで来岡し
ている外国人を活用も検討すべきではないだろうか。
【問題意識】
・公務員や観光連盟などの発信する情報は、日本人目線の情報が多
いと思われる。例えば、「おかやま
旅ねっと」は、英語サイトも設けられているが、それはあくま
で、日本語の翻訳変換で、日本人と嗜
好の異なる外国人向けの情報提供には十分になっていない(※)。
・これから、外国人をターゲットに岡山県の認知度向上、岡山県政
への参画、観光客誘致なりを考えて
いくのであれば、外国人の目から見た、岡山の素晴らしさ(情
報)を集めて、可能な限り英語などの
言語で発信していくことが必要ではないか。
・現在、福岡市では、高島市長の下、『福岡市カワイイ区』を設け
て、外国人区長・外国人レポーター
を任命して、Youtube や facebook などを使って、福岡市の情報
発信を行っている。
※外国人の好みそうな情報(聞きかじり)
○宿泊施設は、高級な洋式ホテルよりも街の中に溶け込んだような「民宿的
な施設(特にお風呂)」や、外国にほぼ
存在しない「カプセルホテル」が好まれるため、こうした宿泊施設情報
○今、外国人に受けていて、岡山でも販売しているものの情報
・100 円ショップ(→海外では倍の値段、欧州の日本向け旅行ではツアー
も組まれている)
・ランドセル(→ハリウッドモデルが紹介、関空でも特売コーナー設置)
・弁当箱(→世界共通語に)
・けん玉
・フリクションペン(消えるボールペン)
・キットカットの日本限定味(抹茶味、イチゴ味など。福岡市のカワイイ
区長も紹介済み)