平成 26 年度 武蔵野大学 TA 等 ハンドブック

平成 26 年度
武蔵野大学 TA 等[TA・SA・非常勤嘱託(教育)職員]
ハンドブック
-CONTENTS-
1.武蔵野大学 TA 等制度について…P2
4.授業期間…P7
(1)目的…P2
(1)授業時間帯…P7
(2)資格…P2
(2)年間スケジュール(学年暦)…P8
(3)心得…P2
(3)交通機関運休・荒天候時の授業の取扱い
(4)職務…P4
…P8
(5)給与等…P4
2.TA 等の役割と業務…P4
5.担当教員のみなさんへ…P9
(1)担当できる科目…P4
(1)ガイドラインの厳守…P9
(2)業務内容…P5
(2)採用と出退勤の管理…P9
(3)担当できない業務…P5
(3) FD の参加…P10
3.TA 等として勤務するにあたって…P6
6.担当事務局…P10
(1)応募について…P6
(2)採用手続き…P6
(3)出勤表の提出と給与支払い…P6
(4)業務を休む場合…P6
(5)研修等…P6
(6)トラブル…P7
(7)危機管理…P7
1
1.武蔵野大学 TA 等制度について
(1) 目的
①TA 制度は 1) 大学院生等の授業補助によるきめ細かい指導、2) 将来の大学教員の養成、
3) 大学院生等に対する経済支援という3つの役割を持っています。TA は、教員の補助
者として本学の教育活動に参画することで本学の教育の充実に貢献するとともに、学
修の機会の提供及び自らの教育者としてのキャリアを積むこと、また学生への経済的
支援もその目的としています。
②SA 制度は授業において学生に対する教育・指導に学生自身を活用することを通じて、
教育活動の活発化や充実を図ると同時に教える側の学生が主体的に学ぶ姿勢や責任感
を身につけることを目的としています。
③非常勤嘱託(教育)職員制度は、本学の教育活動の活発化や充実を図ることを目的とし
ています。
(2)資格
①TA:担当授業内容に関して高い専門的知識とスキルを持ち、本学の教育方針を理解し、
学生指導及び校務に熱意と誠意を持つ者。
(A 種) 本学の大学院に在籍する正課生
(B 種) TA(A 種)に該当しない者で大学院生または同等以上の専門的知識技能を有する者
②SA:上記 TA(A 種・B 種)に加え、本学の学部に在籍する正課生・他の大学の学部に在籍
する学生
担当授業内容に関して補助業務が出来る者で、本学の教育方針を理解し、教育活動に
協力し校務に熱意と誠意を持つ者。
③非常勤嘱託(教育)職員:本学の教育方針を理解し、教育活動に協力し校務に熱意と誠
意を持つ者。
(3)心得
①学業との両立(大学院生・学生の場合)
大学院生・学生の本分は学業です。そのため、TA・SA の業務に従事する時間は、
「院生・
学生としての研究教育活動等に支障を生じない範囲内でとし、自らの学業をおろそかに
することのないように気をつけてください。
②教育者としての自覚
社会人・院生・学生という身分でありながら、授業の中では教育の一翼を担う立場と
なります。みなさんや授業担当教員はその両面があることを認識していますが、授業を
受ける学生にとっては、教える側の一人であることに他なりません。教育者としての自
覚を持って行動してください。
③責任と権限
授業に関してはすべて、授業担当教員の指示に従ってください。授業の進め方や授業
の内容に関して常に授業担当教員と話し合い、その考えを十分に理解した上で、授業運
営にご協力ください。また、自分が責任を負えないことはしない、あるいは言わないよ
うにしてください。特に、授業の成績、単位、履修等に関すること等について学生が相
談をしてくることがあります。そのような相談には自分で回答せず、学生自身が授業担
2
当教員に質問するように指示してください。
④服装や態度
学生が不快に感じる服装や奇抜な服装は好ましくありません。教育者としての常識的
な服装をしてください。態度に関しても、社会一般の常識に従うことは当然ですが、加
えて教育者としての常識を持って行動することが求められます。また、学生の前で授業
担当教員と立場を異にすることは避けてください。学生に対しては丁寧に公平に対応す
ることが求められます。
⑤守秘義務
業務上知り得た学生の成績や連絡先などの個人情報を、業務以外に利用してはいけま
せん。個人情報は教室、事務室、授業担当教員の個人研究室もしくはその他限られた学
内施設の中以外で利用することはできません。また、学内であっても個人所有のパソコ
ンで処理をすることはできません。また、どのような媒体や方法によっても、自宅等の
学外に持ち出すことはできません。個人情報を含む情報を取り扱う場合は、教員の許可
と指示のもとで行い、保管場所は教員の管理下としてください。
万が一、個人情報の取扱いにおいて不安な点がある場合は、事務局等に相談・報告
してください。
⑥ハラスメント対応
ハラスメントとは、様々な場面において、他者に対する発言・行動等が本人の意図に
関係なく、相手を不快にさせたり、尊厳を傷つけたり、不利益を与えたり、脅威を与え
ることを指します。
セクシュアル・ハラスメントとは「教職員又は学生が、就労上又は修学上の関係を利
用して他の教職員若しくは学生又は関係者を不快にさせる性的な言動及び関係者が教職
員又は学生を不快にさせる性的な言動」とされており、アカデミック・ハラスメントと
は「教職員又は学生が、職務上の地位若しくは権限又は事実上の上下関係を不当に利用
して他の教職員若しくは学生又は関係者に対して行う研究上、教育上又は修学上の不適
切で不当な言動」とされています。社会的にもハラスメントは大きな問題となっており、
常に気をつける必要があります。
業務を遂行するにあたり、TA等は学生にとっては教える側の人間とみなされますので、
ハラスメントを行う可能性が高まる立場でもあることに留意してください。また、TA等
自身がハラスメントの被害にあったときには、大学の構成員として通常の対応と変わり
ません。直ちに「ハラスメント相談室」に相談してください。
【ハラスメント相談室】
<有明キャンパス>
①心理臨床センター
有明キャンパス2号館5階
TEL:03-5530-7697
【月・水:14:00~20:00 火・木・金:11:00~17:00】
②健康管理センター事務室(学生相談室)
有明キャンパス1号館1階
TEL:03-5530-7346【月~金:10:00~16:00】
3
<武蔵野キャンパス>
①健康管理センター事務室(学生相談室)
武蔵野キャンパス2号館地下1階 TEL:042-468-3179【月~金:10:00~16:00】
(4)職務
TA等の職務は、授業の補助業務が中心です。授業の内容・方法等を決定し、成績評価
を行う責任を負うのは担当教員です。担当教員の具体的な指示に忠実に従うことが求め
られます。
(5)給与等
時給単価や交通費等については 6 の担当事務局(10 ページ)にお問い合わせください。
2.TA 等の役割と業務
(1)担当できる科目
業務を担当できる資格と担当授業の関係は次のとおりです。
担当する授業
資格・所属等
TA(A種・B種)
博士後期課程在籍・博士後期課程修了者・博士学位所持者
TA(A種・B種)
修士課程在籍者・修士課程修了者・修士学位所持者
学部
修士課程
博士後期課程
○
○
×
○
×
×
×
×
○
SA・非常勤嘱託(教育)職員
(所属学年より下位
学年の授業に限る)
4
(2)業務内容
職種
業務内容
非常勤嘱
TA
SA
託(教育)
職員
授業時間
内業務
教育機器の操作や準備・片付け
-
○
○
学生の出欠管理
○
○
×
資料配布
-
○
○
実験・実習の指導補助
○
△
×
ディスカッション・グループワークなどの補助
○
△
×
学生への助言・質問対応
○
△
×
授業のVTR撮影
○
○
○
学外見学引率補助(授業時間内)
○
△
×
レポート等提出物の回収・点検
-
○
○
試験監督補助
○
○
○
授業の準備
-
○
○
授業理解促進のための指導および支援
○
△
×
○
△
×
授業時間
授業に関する学生のレポート・ペーパーなどに
外業務
レジュメ・教材等作成補助
○
△
△
学外見学引率補助(授業時間外)
○
△
×
-
○
○
学習相談室等での勤務
○
×
×
学生の自学自習活動の指導および支援
○
△
×
卒業論文指導補助
○
×
×
修士論文・博士論文指導補助
△
×
×
○
△
×
○
△
△
関する指導・アドバイス
レポート・小テスト・授業感想・コミュニケー
ションペーパー・資料などの整理
学部・研究
科教学関
学内ゼミ大会やゼミ大会に関わる指導および
係業務
支援
学部共通教材の開発・準備に関する補助
○:実施できる業務
△:授業担当教員の監督下のもとで補助として実施できる業務
×:実施不可
-:本来業務で無いもの
(3)担当できない業務
①成績評価
成績評価は教員が責任を有するもので、教員以外がこれに従事することはできません。
具体的には以下のように定めています。
Ⅰ) 試験およびレポート試験について、TA 等が関係することはできません。
Ⅱ) 日常評価に関わる小レポート、小テスト、出席などについては、教員の最終チェック
および責任を前提として、TA・SA がその一部を担当することができます。担当ができる
のは、記号選択問題等の単純な採点、答案やレポートの事前チェック、出席の集約等
5
とします。
但し、どのような場合でも、点数化・評価(S/A/B/C/D/X)、成績の管理、採点報告
表への転記について、TA 等が携わることはできません。また、成績評価に関係する出
席簿・小テスト・小レポートの現物管理も教員の責任です。
②TA 等の業務に関係ない教員の秘書的な業務
学会の実務、授業に関連しない HP のメンテナンス、試験監督業務等は業務の範囲外とな
っています。
3.TA 等として勤務するにあたって
(1)応募について
TA 等を募集する時は、募集要項を掲示、もしくは告知します。募集要項には、①募集科
目・人数・担当教員名、②業務内容(具体的業務)
、③応募資格、求められる技術等、④授
業外業務の内容と時間、⑤条件・待遇、⑥応募方法・期間、⑦選考方法・結果発表、⑧事
務局・問合せ先、等が記載されています。よく内容を確認して、応募するようにしてくだ
さい。
(2)採用手続き
採用されるにあたり、履歴書(様式自由)、交通費調書(指定様式)、銀行振込申込書(指定様
式)の提出が必要となります。書式等については担当教員もしくは6の担当事務局(10 ペー
ジ)にお尋ねください。
(3)出勤表の提出と給与支払い
勤務実績についてはその都度担当教員に確認の上、出勤表に記録してください。また、
月末に担当教員の認印を押印した出勤表を提出することで、原則として翌月 23 日に給与の
支給を受けることができます。(出勤表の提出が遅れた場合には支給月が遅れることがあり、
年末・年始、夏季休業等の一斉休業の際は締切日が異なりますので、ご注意願います。)
(4)業務を休む場合
みなさんが補助を行うこととなる授業は、みなさんの授業補助を前提に授業計画が立て
られています。業務を休むことは、その授業担当教員に迷惑をかけるだけでなく、その授
業を受講する多くの学生に迷惑をかけてしまいます。
やむを得ない理由で休む必要がある場合は、必ず事前に教員に報告を行ってください。
また、急に生じた理由である場合も、直ちに教員に連絡をしてください。そのためにも、
授業担当教員への連絡手段は、必ず確認しておくようにしましょう。
(5)研修等
教育者の一員として授業に参画し学生に関わるうえでは、大学教育や教えることについ
ての知識や態度を知っておく必要があります。そのため教育に関する基礎的な知識や態度
を身につける機会を提供することを目的として、TA 等を対象とした研修会や FD 研修会を開
催しますので、奮って出席してください。
6
(6)トラブル
業務中、受講生との間にトラブルが起こった際は、速やかに授業担当教員に相談・報告
してください。万が一、授業担当教員とトラブルが起こった際は、6.担当事務局(10 ペー
ジ)に相談・報告してください。
(7)危機管理
何らかの事故や問題が起きた場合には、すぐに授業担当教員に連絡してください。もし
も授業担当教員の指示を仰ぐことのできないような緊急事態の場合には、一番近い事務局
に連絡をしてください。あるいはみなさん自身の判断で行動を起こさなければならないこ
とも考えられます。何よりも、学生の安全と自らの安全を最優先させてください。
なお、病気やけが等の場合には各キャンパスの健康管理センターに連絡してください。
■有明キャンパス
1号館1階
TEL:03-5530-7346【月~金:8:45~17:00】
□武蔵野キャンパス 2号館地下1階 TEL:042-468-3179【月~金:8:45~17:00】
4.授業期間
(1)授業時間帯
授業時間は次のとおりです。(1 時限=90 分)
時限
学部
大学院
1
9:00~10:30
9:00~10:30
2
10:40~12:10
10:40~12:10
昼休み
12:10~13:00
12:10~13:00
3
13:00~14:30
13:00~14:30
4
14:40~16:10
14:40~16:10
5
16:20~17:50
16:20~17:50
6
18:00~19:30
18:20~19:50
7
-
20:00~21:30
*大学院は 6 限以降別時間
7
(2)年間スケジュール(平成 26 年度学年暦)
(3)交通機関運休・荒天候時の授業の取扱い
ストライキ、事故、災害等により交通機関運休または荒天候となった場合、授業を休校
もしくは授業時間を繰り下げる場合があります。当該情報については本学 WEB サイト等で
ご確認のうえ、授業担当教員に連絡してください。
大学 HP : (URL) http://www.musashino-u.ac.jp/
公式ツイッター「武蔵野大学 企画・広報課」
:
(URL)https://twitter.com/musashino_univ
8
5.担当教員のみなさんへ
(1)ガイドラインの厳守
業務を指示する担当教員は、以下のガイドラインを厳守してください。
① 授業計画立案の際、TA 等の業務の内容・責任等を明確にする。
② TA 等の勤務管理を行う。
③ 授業内外で TA 等に業務を指示する。
④ TA 等と協力し、教室の受講環境を整え、授業の質の向上に努める。
⑤ TA 等が安心して業務を遂行できるように授業運営を行う。
⑥ 授業計画、授業内容、業務内容、授業外業務などに関して、TA 等と打ち合わせを行
う。
⑦ 将来教育・研究者を目指す TA については、TA の本来の目的及び業務執行を阻害しな
い範囲で、業務を通じて教育者としての経験を積むことができるよう、業務内容を
配慮するように努める。
(2)採用と出退勤の管理
① 採用するにあたり、申請等様式の提出が必要です(下記の提出書類一覧をご参照く
ださい)
。原則、採用は事前申請です。申請書類が全て揃いましたら、担当事務局に
ご提出ください。なお、予算がついていない(査定ナンバーがない)場合は雇用で
きません。
② 採用となりましたら勤務があった月の月末までに、本人・担当教員・予算部署の長
(学部長等)が押印のうえ、出勤表をご提出ください。(出勤表の提出が遅れた場合
には支給月が遅れることがあり、年末・年始、夏季休業等の一斉休業の際は締切日
が異なりますので、ご注意願います。
)短期採用の方につきましては、雇用終了時に
(短期)給与支給一覧表をご提出願います。
③ 出勤管理(遅刻、欠勤含む)ができるよう、互いに連絡がつく状態にしておいてく
ださい。
④ 6 時間を越える勤務の場合には 1 時間の休憩を取得させてください。
【提出書類について】
申請様式は MUSE のライブラリーよりダウンロードします。
(武蔵野大学【組織 TOP】→06 の教育・研究等に関すること(授業・研究・アドバイザ
ー・TA・兼職など) >> 65 採用・人事に関すること(個人調書、採用様式、兼職、私設
秘書、TA・SA 採用など) >> TA・SA ・非常勤嘱託(教育))
●申請書類提出一覧(○:要提出)
書類/職種
TA
【新規】
採用願
採用願(別紙)
履歴書
交通費調書
A種
○
○
○
※2
B種
○
○
○
○
銀行振込申込書
○
○
非常勤嘱 TA・SA・非常勤
託(教育)
嘱託(教育)
【新規】
【継続】※1
SA
【新規】
TA・SA・非常勤
嘱託(教育)
【短
期(2 カ月以内)】
○
○
○
※3
○
○
○
※3
○
○
-
○
○
※3
○
○
-
-
※1 継続について…前年からの勤務や既に他学科等で TA もしくは SA をしている場合。
9
なお、短期・アルバイト勤務では継続採用とはならず、新規の扱いとなります。
※2 所属キャンパスと異なるキャンパスで勤務する場合についてのみ、提出してください。
※3 本学の正課生は所属キャンパスと異なるキャンパスで勤務する場合についてのみ提
出。本学の正課生以外は提出してください。
●出勤表(月末などの勤務終了後に提出)について(○:要提出)
TA
SA
非常勤嘱託(教育)
【新規】 【新規】
書類/職種
【新規】
・【継続】
【継続】 【継続】
TA 出勤表
SA 出勤表
非常勤嘱託職員(教育)出
勤表
○
-
○
-
○
TA・SA・非常
勤嘱託(教育)
【短期(2 カ月
以内)】
○(雇用職種)
○(雇用職種)
○(雇用職種)
給与支給一覧表
○※4
※4 短期採用の方は、雇用終了時に(短期)給与支給一覧表をご提出願います。
【予算執行について】
各予算部署のTA等人件費予算の額を超えないよう、適切に管理願います。
(3)FD の参加
多くの授業に TA 等が関わっている現在では、TA 等の役割と力量がより質の高い授業を
作るうえでの鍵となります。そして、TA 等の授業参画や力量の向上が教育の質の向上をも
たらすためには、教員が TA 等を効果的に活用するための方法やスキルを身につけているこ
とが必要となります。今後、TA 等に関する各制度や TA 等の役割についての理解を深めるこ
とおよびアクティブ・ラーニングにおいて TA 等を効果的に活用する方法を学ぶことを目的
として FD 研修会を開催しますので、是非ともご参加ください。
6.担当事務局
<有明キャンパス>
教学事務部 学務課 TEL:03-5530-7312 【月~金:8:45~17:00】
<武蔵野キャンパス>
教学事務部 武蔵野学務室 TEL:042-468-3191 【月~金:8:45~17:00】
教育支援部 医療系事務課(薬学部・看護学部・言語聴覚専攻科のみ)
TEL:042-468-3350 【月~金:8:45~17:00】
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