明法GE通信 - 明法GE MEIHO Global Endeavors

明法GE
明法GE通信
GE通信
第9号
発行日 2015年
2015年 1月21日
21日
明法中学・高等学校
MEIHO Global Endeavors
動き始めた GE
「明法GE通信」は魅力ある
GEの具体的な教育内容をお知
らせするために毎月20日に発
行いたします。
また、明法GEのホームページ
でもご覧になれます。
明法GEより
目次:
明法GEより
1
CEDより
1
校外授業(バレエ公演)
2
GE講座(ロボット)
3
GE講座(中国語)
4
北原 達正
CED(最高教育責任者)
3学期のGE講座は多彩です。まず、国立台北教育大学より講師をお招きして、中国語講座
が行われました。GEの研究旅行(中学3年生)では兄弟校の台湾師範学校付属高級中学校の
訪問を計画しており、現地における相手校の生徒とのコミュニケーションは基本的に英語で
行いますが、今回の講座は簡単な挨拶など最小限の中国語の学習と、相手国の文化を理解す
ることを目的に実施しました。
桂小文治師匠による落語講座では2回の講座の後、生徒の発表の場として「明法寄席」の開
催を予定しています。
またロボットでは宇都宮で行われるロボカップジュニアジャパンブロック大会に参加し
ます。生徒たちのスキルも上がってきたため、今後のコンテストには入賞することを意識し
て臨みます。今後も明法GEにご期待ください。
皆様 明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。早いもので、すでに2015年
も3週間がたちました。間もなくGE2期生の入試が始まります。1期生の皆さんが「先輩!」と呼ばれるま
で、あとわずかですね。
3学期のGE講座は、ロボカップジュニアへの挑戦が大きな目標です。今回は日程の関係で、栃木・福島ブ
ロックでの挑戦となり宇都宮でのブロック予選となります。このブロック大会を勝ち抜ければ、3月26-2
8日尼崎で行われる ロボカップジュニア ジャパンオープン2015尼崎 に出場権が与えられます。少な
くとも1チームは進んでほしいと思っています。ちなみに私のところで、これまでに初出場初全国大会優勝が
3回あり、うち1回は世界大会でも優勝しました。可能性はゼロではありませんが、私は日本大会レベルのす
ごさを、ぜひ知ってもらいたいと思っています。
さて、何がすごいかについて今回はお話ししておきたいと思います。もちろんロボットもすごいのですが、
最も感じてほしいのは意識の高さです。自分たちの技術でどのような社会を作っていくのか、どのように変え
ていけるのか、たくさんある現代社会の問題をどのように解決していこうかという志を持った人たちが、必ず
います。その中の一人が、今回宇都宮で試合の審判をしてくれる石栗君です。
彼は北海道出身で、高校からロボットを始めて、3年前の尼崎での日本大会でいきなり優勝しました。いろい
ろな事情で世界大会には行かなかったのですが、もし行っていれば、かなりの成績を上げた可能性がありま
す。そんな彼は現在、自治医科大学で学んでいます。なぜロボット分野の知識も経験もある彼は医学の道を歩
もうと思ったのか。
da Vinci(ダ・ヴィンチ)という外科手術支援システムを知っていますか? 米国インテュイティヴ・サー
ジカル社が開発したマスタースレイブ型内視鏡下手術用の医療用ロボットのことで、このロボットはこの10
年余りで世界中の医療現場で使われるようになりました。しかしまだまだこれから発展していくでしょう。彼
は特に遠隔手術をロボットで行うことが、今後の過疎社会では頻繁に行われるようになる。その時ロボット技
術を持った医者が、絶対に必要になるという考えで、10年先を見据えて医学の道へ入りました。それだけで
なく、教授たちを説得して大学内にロボットのクラブを作り、地域の子どものためのロボット教室も大学内の
施設で行えるようにし、勉強と活動を続けています。
このような明確な意思を持った大学選びや進路決定をしてもらいたいと願っています。ぜひ彼を見つけたら、
挨拶してみて下さい。
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明法GE
明法GE通信
GE通信
校外授業 バレエ公演「くるみ割り人形」
本校では毎年11月に校内にある講堂(1014名収容)で全校生徒対象の芸術鑑賞教室を実施しておりますが、GEではそれに
加えて校外授業として学校の講堂では上演が難しいオペラ、バレエなど大規模の舞台芸術を鑑賞します。今年度は12月20日、
上野の東京文化会館大ホールで行われたバレエ公演「くるみ割り人形」に行ってまいりました。
音楽授業でバレエ、作曲者、作品について事前学習を行いました。またバレエの場合は鑑賞に際してストーリーを理解してお
く必要があるため、宿題であらすじの調べ学習をさせて当日を迎えました。
会場はバレエ関係者も多く華やかな雰囲気に包まれ、GE生にとってそれは非日常の世界だったと思います。プロジェクト
マッピングを使用した舞台と、高度で華麗な舞踏だけでも十分圧倒されますが、オーケストラの演奏するチャイコフスキーの珠
玉のメロディーがステージを包み込み、ハイレベルな総合舞台芸術は生徒に大きな感動を与えました。特に第2幕では耳に覚え
のある数々の名曲に引き込まれている様子でした。
しかし、良いことばかりではありませんでした。躍動感溢れる舞踏のステージに気持ちが解放されるのか、生徒たちの鑑賞態
度に若干の問題がありました。これは絶好のチャンスと考え、早速、3学期最初の授業では、芸術鑑賞の魅力はコンサートホー
ルという器に集い、ステージと聴衆が一体となること。そして、演ずる者の技と情熱に聴衆が応え、会場全体が一期一会の感動
を共有すること。また、それを損ねる行為がいかに残念であるかについて話し合いました。次回は更に高い次元の鑑賞が出来る
でしょう。GE生よジェントルマンであれ。
※プロジェクトマッピング
校外授業レポート
映写機器を用い、建物や物体、あるいは空間などに対して映像を映し出す技術の総称。
中学1
中学1年C組 KT君
KT君
今日、私はバレエ「くるみ割り人形」を見に行きました。
私はバレエを見に行くと聞いたとき、あまり気が向きませんでした。みんなもそう思っていたみたいでした。先生は「自分も
バレエを見に行く前は、なんか男子のタイツ姿などおかしいなと思っていたけれど、実際見に行くとイメージがまったく変わっ
た」と話していましたが、私の小さい頃に友だちがバレエを習っていて、発表会も見に行ったことがありますが、その風景を思
い浮かべてみましたがやはりパッとしませんでした。自分のイメージとしては足を伸ばしたり、ジャンプしたり、くるくる連続
で回転するとかそんな感じかなと思っていました。
しかし、実際に見に行ってみると自分の思い浮かべていたのとはまったく別のものでした。本当に先生が言っていた通り、バ
レエに対する印象がまるで変わりました。
特に印象に残っているのは第2幕です。男性が女性を支え、ふわり軽やかに飛び跳ねスタッと着地する様子がとても美しかっ
たです。他に、氷上を滑る場面で登場人物たちが本当に氷の上を滑っているようになめらかな動きをしていたのに驚きました。
また、子どもたちと人形が遊んでいる場面で人形のコミカルな動きが人形らしくて見とれてしまいました。
私は、ストーリーを調べてからこれらの演目を見て、バレエとは3つの芸術から成り立つ至上の芸術なのだと思いました。
1つ目は物語の芸術です。物語の芸術とは、読んで考える芸術のことです。物語の芸術にはストーリーを付け加えることで、
深みを増す役割があります。
2つ目は舞いの芸術です。舞いの芸術とは、見て感じる芸術のことです。舞いの芸術には美しいだとか軽やかだとか考えるの
ではなく感覚的に感じとる部分を伝える役割があります。
3つ目は音の芸術です。音の芸術とは、耳で聴き感じる芸術、すなわち音楽のことです。音の芸術には全体の流れや雰囲気を
演出する役割があります。
今回の校外学習では、今まで感じたことの無かった良い刺激を味わうことが出来ました。また機会があれば是非見に行きたい
と思いました。
校外授業レポート
中学1
中学1年C組 KW君
KW君
バレエを見るのはこの課外学習で初めてでした。それまではバレエがどんなものかわかりませんでした。
まず、会場に行ってみるとかなり混んでいて、びっくりしました。
僕がバレエを見てすごいと思ったことは二つあります。
一つ目は、足を細かく動かしているのが、まるで床が動いて移動しているように感じることです。また、バレリーナは驚く程
になめらかに踊っていました。
二つ目は、踊りと音楽が見事に合っていたことです。音の強弱やアクセントにぴったり合わせて、踊っていました。
逆によくわからなかったことは、踊りだけで、何を演出しているのかがわからない場面があったこと。特に登場人物のねずみ
が2回目には出てきて、すぐに退場してしまったこともよくわからなかったです。
全体としては、言葉がなくて踊りだけだったけど、事前にストーリーを調べてきたので、大体の流れがわかって面白かったで
す。クラシック音楽とバレエが一緒に観られたのは良かったです。また、機会があれば観てみたいです。
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今月のGE
今月のGE講座
GE講座
GE講座 1月14日
14日(水) ロボット(サッカー)
ロボット講座の開始前に、CEDより宇都宮で開催されるロボカップジュニアジャパンブロック大会について説明がありました。
講座ではまずサッカーコートの外に出ないようにラインセンサーのプログラミングを確認。次の段階で方位センサーの制御をしま
した。
本日の目標
1 フローチャートを書いてプログラムの説明ができるようにする。
2 試合結果(勝つこと)を考える。
3 自分が組みたい相手を3名選ぶ(人気投票)
ロボット講座は数値の重要性、論理的な思考など、特に考えるプロセスを大切に進めてきましたが、この日のポイントはそれに
加えて「勝つこと」を意識することでした。
ロボカップジュニアジャパンブロック大会のチームを決める方法として、まず、クジで決定した2名のチームで対戦を進めま
す。他のチームの対戦の様子にも注意して、最終的にクラスの中で実際に自分がチームを組みたい人を1位から3位まで投票、その
結果を元にコンテスト当日のチーム組合せを決定します。つまり、プログラミングだけでなく、コミュニケーション力、チーム
ワーク、積極性、柔軟性など自分の持つ全ての能力を周りにアピールする必要があります。そんな条件もあり、この日の講座はい
つもに増して高い集中力が見られました。
①ガジェットの重心が高いと転倒しやすい。②転倒で方位センサーの位置がズレてしまう。③乱戦になるとコードがからまる。
など、常に状況を冷静に分析して問題があれば改善する臨機応変であることが大切です。次回はCEDのロボットと対戦します。
対戦表
フローチャートについて。
赤外線センサーの設定
真剣に課題に取り組む生徒たち
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GE講座
GE講座 1月21日
21日(水)
中国語講座
普段は台湾に留学した外国人学生の中国語指導をされている林鶴先生による、全て中国語の授業でした。
你好(こんにちは)から始まり、我是日本人(私は日本人です)など、声を出させる授業でしたが、最初は戸惑っていた生徒たち
も、慣れてくると楽しそうに、積極的に授業を受けていました。感心したのは彼らの耳の良さと柔軟性です。「r」の発音など、
日本語や英語には無い難しい発音を見事にコピーしていました。授業も終わりに近づき、4つのフレーズを綺麗に発音できた時
は、台湾のスタッフの方も感心されていました。
明法中学・高等学校
MEIHO Global Endeavors
〒189-0024
東京都東村山市富士見町2-4-12
TEL:042(393)5611
FAX:042(391)7129
http://www.meiho-ge.ed.jp
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