地域連携室に2名のスタッフが仲間に加わりました。在宅医療の推進により、入院主体から地域包 括ケアへと進んでいます。地域における他職種協働、切れ目のない医療介護サービスの提供にお 役に立てればと思います。 9/1から地域連携室に配属になりま した看護師の久保久彦です。以前 の職場は精神科病院で訪問看護に 携わっていました。新しい職場となり 一からの勉強ではありますが、一日 も早く業務を覚え少しでも地域医療 に貢献できるよう努力してまいります。 見かけたり、何かありましたら気軽に 声をおかけください。 9/16から地域医療連携室に配属 になりました中富明日香です。前職 は精神科病院で外来、病棟、訪問 看護業務を担当しておりました。経 験を生かし、この地域で患者様やご 家族様、施設、事業所等の皆様と 連携を取り、より良い支援が出来れ ばと思っております。 2014年10月発行 Vol.12 苑田会 事例研究発表会 平成26年9月27、28日東京において 苑田会グループの施設見学と症例研 究発表会に参加致しました。症例研 究発表では、8施設から研究発表が ありました。それぞれの施設において、 日頃から疑問点に着目し研究テーマ とされていました。 Vol.12 小浜病院は、外来内視鏡室から『上 部消化器内視鏡検査における環境汚 染調査』というテーマで研究発表を行 いました。同じように環境整備について の研究発表をされている施設もあり、 改めて患者さんが過ごす環境に眼を 向ける事の大切さを感じました。 また、苑田会グループの第一、第二 病院、人工関節センター、介護施設 明生苑などの施設見学をさせていた だきました。都会ゆえに病院の敷地面 積が狭いながらも、数多くの地域の患 者さんを受け入れられ、急性期から回 復期・リハビリ病院、介護施設へと包 括的に対応できる体制が整っていまし た。総看護部長をはじめ看護部、医 師、コメディカルの皆さんが生き生きと働 いておられ、患者さんへも親切に対応 されれる姿がとても印象的でした。 救急車も多い時は一度に7台重なる 事もあるそうで、スタッフ間の連携、協 力体制の重要性を感じました。 当院は地域の中核病院として位置 づけられており、自宅や施設からの高 齢者の受診率も高いのが特徴です。 安心・安全な医療が提供できるように 日頃からスタッフ間で円滑なコミュニ ケーションを図り、情報を共有していく ことが大切だと感じました。 看護師 藤本 恵美 2014年10月 脳卒中教室のご案内 10月18日(土)14:00~14:30 テーマ 高血圧症と食事 糖尿病教室のご案内 11月21日(金) ≪看護師・運動療法≫ フットケアについて、物理療法について 11月28日(金) ≪食事療法≫ ・主食について ・乳製品について 11月15日(土)14:00~14:30 テーマ 介護保険について 12月20日(土)14:00~14:30 テーマ 嚥下障害 場所:公立新小浜新小浜病院 2F総合ホール 場所:2階 総合ホール 参加費:無料 対象:外来患者とその家族 時間:14時~ 糖尿病の基本となる、薬物療法・運動療法・食事療法を 一緒に基礎から学んでいきましょう。 医療法人社団 苑田会 公立新小浜病院 〒854-0593 雲仙市小浜町南本町93 TEL:0957-74-2211 FAX:0957-74-2526 医療法人社団 苑 田 会 公立新小浜病院 院長補佐(循環器内科) 長野 政幸医師 緩和ケア認定看護師 緩和ケア委員会の紹介 出身地:鹿児島県 趣 味 :テニス・ゴルフ 10月1日より勤務させていただくことになりました長野です。 福岡で勤務をしていた際に、長崎出身の循環器内科医師から 『長崎県の循環器救急医療のレベル向上のため、一緒にできないか』と話がありました。 そのことがきっかけで、これまで12年間、長崎県内(島原半島・長崎市)で勤務させていただきました。 おかげで6歳の息子は私よりも上手に島原弁を話します。 今後も島原半島の循環器医療充実を目指し、地域住民の皆様に信頼される温かで質の高い医療に貢献 できれば幸いです。よろしくお願します。 リハビリテーション科紹介 当院のリハビリテーションは疾患別 のリハビリとして脳血管疾患、運動 器疾患、がん患者を中心にリハビリ を行っています。 更に今年7月より呼吸器リハを開始、 10月からは心疾患に対してもリハビ リを行い、これでほぼすべての疾患 に対してリハビリを提供できる体制 を整えています。 また、急性期の早期から開始し廃用 症候群の予防も行いながら回復期病 棟では年末、年始を含め365日集中的 なリハビリを行えることも特徴とい えます。 現在のスタッフ数はPT:13名、OT: 12名、ST:4名と年々充実しており、 リハビリテーション科の理念である 「患者様の地域社会復帰」、「院内外問わず地域社会への貢献」に笑顔で取り 組んでいます。当院で行われている脳卒中教室や糖尿病教室にもリハビリス タッフが介入し運動指導、介助指導等積極的に行っております。 患者さん本 来の機能 が回復でき るよう サポートいた します。 松尾 当院に入院しているがん患者 当院の緩和ケアチームは、平 さまは、大規模病院での治療 成20年に発足し約6年が経ち を終え最期を地元で過ごした ました。 いという患者さまのニーズによ 当初は緩和ケアに興味のあ り、数年前から緩和ケア目的 る看護師が集まり、病棟のが の入院が増えています。人生 んの患者さまに対して、看護 の終末期を当院で過ごすこと 師にできることはないかと検討 を選んでくださった患者さまが、 したり、チーム内での勉強会を できるだけ苦痛がなく穏やかで、 行っていました。 最期の時まで、 しかし、大多数 ”自分らしく”過ごせ は身体症状の “自分らしく るよう、また残され 緩和が必須で 希望を持って るご家族がなるべく あり、看護師だ 悔いの残らないよ 生きることを支える” けでは限界を うにと、それぞれの 感じ医師にも参 “思い”を大切にし 入していただく ています。 ようになりました。 人生の最期の時に関わらせ 現在は、月に1回、医師、看 ていただくことは、とても貴重 護師、薬剤師、理学療法士、 な事です。チーム医療の中 作業療法士、栄養士、地域 心は患者さまとご家族であり、 連携室、MSW、医事課とコ・ 最期まで希望をもって生きる メディカルスタッフも増え、そ ことを支えるのが緩和ケアだ と思っています。 れぞれの専門性を生かし、そ れぞれの視点からの意見や アドバイスなど、患者さまとそ のご家族にとって最善のケア は何かを検討しています。 愛主任 また『患者さんの痛みを共有 する心を涵養する』という小浜 病院の理念は、いかにも緩和 ケアの心のようだなとつくづく思 います。 この病院を選んで良かったと 地域の方々に思ってもらえるよ うに、心のこもった”おもてなし” ができるようチーム一丸となり 頑張っています。 最期に国は在宅医療を推進 しています。今後は病院だけで なく、よりその人らしく生活でき る在宅への移行、在宅緩和ケ アを地域医療として育てていく 必要があり、近隣の病院や医 院との連携も深めていかなけ ればならないと思っています。 また、気軽に足を運べるような 緩和ケア相談窓口の設立や 医療ボランティアの導入ができ ればと考えています。 平成26年度 2年目看護師 症例発表会が開催されました。 テーマ ADLが低下するなか自宅退院を目指す患者と家族との 関わりで学んだこと 荒平 和美 リハビリスタッフ 一同 学生の頃とちがい、多くの患者さんを同 時進行で看護にあたるなかで、目先の仕 事や時間に追われてしまう事が多々あり ますが、その中でも患者さんやその家族 と向き合う時間の大切さ、相手の立場に なって物事を考える事の大切さをあらた めて考えさせられる内容でした。 予後を知らされていない夫を支える妻との関わりを通 して学んだこと 大村 京
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