第５５回大森地区実践勉強会実施レポート大田区薬剤師会大森ブロック保険学術部田中敏郎、佐川雅夫、中畔勇一アステラス製薬株式会社、MSD株式会社共催『経口血糖降下剤総まとめ～SU剤からSGLT2阻害剤まで～』池上総合病院糖尿病・内分泌内科五月女昇先生科長参加者76名【演者含む】あおば薬局大森赤十字店秋島薬局アサヒ調剤薬局アサヒ薬局医大前店池上総合病院江島薬局大岡山調剤薬局大森会営薬局大森赤十字病院きぼう薬局大森北店久が原鈴薬局京浜薬局げんき薬局西蒲田店コーコク薬局サガワ薬局さくら薬局佐藤薬局山王薬局一丁目店スギ薬局大田鵜の木店スマイル薬局池上店すみれ調剤薬局ちどりフローラ薬局長栄堂薬局ナガエ薬局にしかわ薬局ハナブサ薬局平良小寺、高津、桃野中畔、内田、桑原中畔、松田、八巻、天野、齋藤五月女【演者】、新堀、海老名江島、中野、浅野西村石原、小篠、井出平岩、遠藤、石久保、飯竹、三村、大波、博田高田、山田、原田藤岡立野、砂山保科粂川田辺、松原、五十嵐佐川、宇津木芳賀戸田、肥田徳永川島久保田、藤井平賀、齊藤亀井嶋田小林、村井新木、福井宮崎、秋元東六郷１丁目薬局ひまわり調剤薬局平井薬局ひろみ薬局池上店フレンド薬局池上店三澤薬局美原薬局梅田店美原薬局平和島店森ケ崎薬局ゆりかご薬局寺澤、原、今出川、後藤曽我栗原、藤巻平林窪田、北澤三澤藤本田中、赤間、渕上木村清水質疑応答Ｑ．「これから夏場を迎えるが、夏場に迎えるにあたってＳＧＬＴ２阻害剤の使い方に関してはいかがでしょうか？また今後糖尿病治療の中でＳＧＬＴ２阻害薬はどのような使い方がされていくでしょうか？」Ａ．「特に高齢者の脱水等にはより慎重に対処する必要がある。糖尿病学会からＳＧＬＴ２阻害薬の適正使用におけるリコメンデーションも発表されており、今後もＳＧＬＴ２阻害薬を使用する際には脱水や尿路感染症・性器感染症に対する注意が必要である。」Ｑ．「アクトスにスーグラを併用することで、アクトスの副作用である浮腫をスーグラの利尿作用により軽減できる可能性があると思いますがいかがでしょうか？」Ａ．「現時点ではスーグラが浮腫を軽減させる目的で使用されたエビデンスがなく、推奨は出来ない。作用機序から浮腫の軽減に繋がる可能性はあるが。アクトスによる浮腫をスーグラが改善できるかは今後の検討課題である。」Ｑ．「第一世代ＳＵ薬であるアセトヘキサミドを処方される意図を教えて頂けますか？」Ａ．「ＳＵ薬は世代ごとにインスリン分泌作用の強さが異なるが、糖尿病治療によりＨｂＡ１ｃが安定した患者には効果の弱い第一世代のＳＵ剤を使用することで状態を安定させることができ、患者への薬剤負担が少なく有用性が高い。」