女子高生サポートセンターColabo すべての少女に「衣食住」と「関係性」を

○女子高生サポートセンターColabo
すべての少女に「衣食住」と「関係性」を。少女から搾取しない社会へ
私たちは、
社会的に孤立し困窮状態にある少女を支える活動を行っています。
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○問題意識・活動の背景
私たちは以下の問題意識のもと、
社会的に孤立し困窮状態にある少女を支える活動を行っています。
1.孤立し、路上生活を送る子どもたちの存在
〇家族関係や暴力、ネグレクトなど、さまざまな事情から安心して過ごせる家がなく、
街に出て一夜を過ごしたり、宿泊場所を探し、転々としている少女が全国に存在します。
〇困っている少女に路上やSNSで声を掛けるのは、「買春や搾取労働を持ちかける男性」
高校中退者
年間約5万5千人 、不登校者(高校) 約5万6千人 、
ばかりだという現状があります。
10代の自殺者 587人、10代の人口中絶件数 1日57件 、
子どもの貧困 6人に1人、
虐待、ネグレクト、いじめ、家族関係、友人関係、性被害・・・・・・・
2.「保護未満」の子どもたちへの支援の欠如
○家に帰ることが出来ない少女の中には、
さまざまな状況が重なって、居場所や社会的なつながりを持たない難民高校生が生まれてい
制度や公的支援では保護されない子どもが多く存在します。
彼らが「今の状況から抜け出したい」と考えたとき、その機会や受け皿は少ない上、
ます。
それらにつながるきっかけがありません。
3.背景に潜む「関係性の貧困」
〇「無縁社会」といわれる時代、経済的困窮や虐待に近い扱いを受けている子どもに限らず、
特別な事情を抱えていなくても、ささいなきっかけで孤立しやすくなっています。
○家庭や学校での関係が崩れたり機能しないとき、
他につながりを持たない子どもがひとりで問題を抱えています。
4.青少年を取り巻く危険や問題が認知されていない
〇近年、子どもを取り巻く危険は大人の目に触れにくくなっています。
大人が危険や問題を知らないため、
「何がどう危ないか」子どもに伝え・支えることができない状況にあります。
〇知識や情報選択・判断力を持っていない子どもたちが、気付かぬうちに
性搾取、犯罪、危険に巻き込まれています。大人が学び、伝えることが必要です。
○Colabo の活動
私たちは、すべての少女が「衣食住」と「関係性」を持ち、
困難を抱える少女が性搾取、搾取労働に行き着かなくてよい社会を目指して活動しています。
1.深夜巡回・出張相談
〇夜の街を巡回し、彷徨う少女に声を掛け、相談にのっています。
※週2・3回程度
○ 少女からのSOSに対する出張相談も行っています。
2.食事提供・関係性の支援
〇十分に食事を取ることができていない少女への食事提供や、
誰かと食卓を囲む機会がない少女と料理をし、関わりの場をつくっています。
3.ユーススタッフによる活動
○10代の少女を中心としたユーススタッフが、イベント等を行います。
困難に向き合いながら、互いが支え合い、想いや現状を伝える活動を
しています。
4.調査・発信事業/啓発活動
〇少女を取り巻く実態を調査・把握し、講演などを通してお伝えしています。
〇子どもたちが違法労働や犯罪、性搾取の現場に行きつかないための予防教育・対策とし、
街を歩きながら実態を学んでいただく「夜の街歩きスタディーツアー」を行っています。
■2013 年度(2013 年 3 月~2014 年 2 月)活動件数
・相談件数:78 件 ・食事提供:47 件 ・宿泊支援:9 件 ・就労支援:4 件
・夜間巡回相談:32 日/77 名に声掛け ・講演・研修会:25 回/参加人数:4690 名
・難民高校生を贈ろうプロジェクト(11 月~)
:49 名の少女に届けることができました。
・メディア掲載:新聞7件、テレビ2件、ラジオ2件、雑誌3件、WEB マガジン3件
■講演や勉強会へお呼びください!
私たちは、問題や活動を広め、子どもたちにきっかけを届けるため、
直接お伝えする機会を大切にしています。
「最近の若者はわからない・・・」 「子どもたちを守るには?」
一緒に考えてみませんか?
【これまでの講演例】・行政等:内閣府青少年問題研究会、東京都青少年課、
立川市、国立市 ・教育機関:早稲田大学、法政大学、東北学院大学、上智大学、
都立千早高校、明治学院高校、宮城県富谷高校、愛媛県聖カタリナ高校、横浜総合
高校、多摩市立永山中学校 ・その他:紀伊國屋書店、大地を守る会有志勉強会、
若手農業者勉強会、浦和北ロータリークラブ、映画館アップリンク 他
HP: http://www.colabo-official.net/
問い合わせ: [email protected]
Facebook: http://www.facebook.com/colabo.official
ブログ: http://ameblo.jp/colabo-yumeno
★少女を取り巻く実態や活動報告をアップしています。ぜひご覧ください。
○スタッフ紹介
代表理事 仁藤夢乃
副代表 稲葉隆久
1989 年生まれ。中学生の頃から街を彷
2級キャリア・コンサ
徨う生活を送り、路上に段ボールを敷いて
ルティング技能士
一夜を明かしたこともある。
キャリアカウンセラー
高校中退後、予備校で出会った故・阿蘇
敏文氏に知遇を得て農業・国際活動に触れ、明治学院大学に
進学。友人らが路上を彷徨う生活から抜け出せずにいること
から、高校生に目を向けた活動を始める。
学生時代より NPO カタリバの活動に
7 年間携わり、理事を務めた。
東日本大震災直後に宮城県入りし、復興
2011 年 5 月、Colabo を立ち上げ、被災地の中高生・地元
企業との協働プロジェクトを実施。高校とコラボし開発した
支援金付菓子「たまげ大福だっちゃ」は 3 カ月間で 4 万個
売り上げた(現在も大沼製菓 HP で販売中)。
現在、「居場所のない高校生」や「性的搾取の対象になり
やすい女子高生」の問題を発信し、少女の支援を行っている。
2015 年より、東京都青少年問題協議会委員を務める。
支援プロジェクトを統括。その後は人材系
企業にて学生や社会人を対象に、キャリア
面談やインターン派遣等を行い、これまで
延べ 5000 人をマネジメントした。
コミュニケーションの基本から具体的な
就労支援、ワークショップなど幅広く手が
け、さまざまな困難を抱えた若者に目を向
けるキャリアカウンセラーとして活躍して
いる。
著書:『難民高校生』(英治出版)
『女子高生の裏社会』(光文社新書)
ブログ:http://ameblo.jp/colabo-yumeno
→少女たちとの関わりを綴っています。
-子どもたちに、本『難民高校生』を贈りませんか?-
居場所がない、生きる希望がない…
自分の未来に可能性が感じられない…
いじめ、虐待、ネグレクト… 周囲とのすれ違いの日々…
1 口2000円で、
1人の中高生に『難民高校生』を届けることが出来ます。
あなたのご支援で、活動の中で出会う少女や児童養護施設にいる少女、
高校を中退した子ども、困窮状態にある子どもたちに「難民高校生」を届けることができます。
いただいた支援金は、全額『難民高校生』の購入+高校生に届けるための交通費・手数料に充て、
本には仁藤からのメッセージを入れ、贈らせていただきます。
【支援方法】 1口2000円~、以下口座にお振込みください。
<口座情報>
東京三菱 UFJ 銀行
渋谷中央支店
普通
0363448
イッパンシャダンホウジンコラボ
ご支援いただける方は、お礼のお伝えや支援の報告をさせていただくため、差支えなければ
ホームページ(http://www.colabo-official.net/)よりご連絡いただきますようお願いいたします。
今すぐご支援いただける方は以下を切り取って、支援金と一緒にスタッフにお渡しください。
難民高校生を贈ろうプロジェクト
ご支援のお申し込み
所属
お名前(ふりがな)
住所
〒
―
電話番号
お申込み口数
メールアドレス
□1 口:2000 円
□2 口:4000 円
□3 口:6000 円
Colabo や高校生へのメッセージがあればお書きください。
□4 口:8000 円
□5 口:10000 円
□それ以上:
(
円)
○ご支援のお願い
少女のサポーターになりませんか?
年 6000 円から継続的に活動を応援していただくサポーター会員を募集しています。
私たちの活動は、みなさまのご支援に支えられております。
困難を抱える少女と共に歩んでいくため、ぜひご支援をよろしくお願いいたします。
会員の方には、活動報告会へのご招待や報告書をお送りさせていただきます。
また、活動資金や生活支援に必要なお米や食材、物品の寄付、
高校生に本「難民高校生」を届ける活動を支援してくださる方を随時募集しています。
会員申し込みやご寄附は、お礼の連絡や報告をさせていただくため、
ホームページよりご連絡の上、以下口座にお振込みください。
<口座情報>
東京三菱 UFJ 銀行
渋谷中央支店
普通
0363448
イッパンシャダンホウジンコラボ
○設立趣意書―私たちの想い
高校時代、私は渋谷で月 25 日を過ごす“難民高校生”でした。
家族との仲は悪く、先生も嫌いで学校にはろくに行かず家にも帰らない生活を送っていた私は当時、自分には
どこにも「居場所がない」と思っていました。そして、街には同じように「居場所がない」と集まっている友人
がたくさんいました。
私は、かつての私のように家庭や学校、他のどこにも居場所がないと感じている高校生のことを“難民高校生”
と呼んでいます。当時の私や友人たちは、家庭にも学校にも居場所を失くした“難民”でした。
家庭と学校の往復を生活の軸にしている高校生は、限られた人間関係性しか持っておらず、家庭や学校での関
係性が何らかのきっかけで崩れるとすぐに居場所がなくなってしまいます。“難民高校生”には、誰でも、すぐに
なる可能性があるのです。
彼らが、彼らを見守る大人のいない状態で生活するようになると、そこには危ない誘惑がたくさん待っていま
す。若さや体を売りにした仕事や危険な仕事、未成年の少女たちの水商売や売春への斡旋の現場や、暴力、望ま
ない妊娠や中絶など、目をつぶりたくなるような現実を、私はたくさん目にしてきました。
ただでさえ、家庭や学校に居場所を失くして精神的に傷ついている“難民高校生”たちは、そういう世界で生活を
続けるうちに「これからどうなっていくのだろう」と不安になり、「自分は何をしているのだろう」と自信を失
くし、「夢や希望を持てない社会」に絶望してしまいます。このままの生活を続ける以外にどんな選択肢がある
のかすらわからないまま、そうした生活を続けるうちに、彼らはそういう世界で生きる人たちとの人間関係しか
持たなくなり、ますます“難民生活”から抜け出せなくなってしまいます。
彼らがその生活から抜け出せないまま大人になり親になると、彼らを取り巻く問題は、次の世代まで連鎖する
可能性があります。 “難民高校生”の存在は一時的なものではなく、「次の世代につながる問題」なのです。問題
の背景には「関係性の貧困」があります。“難民高校生”の問題は、貧困問題なのです。
“難民高校生”や予備軍のために必要なのは、家庭や学校の「外の社会」との関わりです。居場所や社会的なつ
ながりを持っていない高校生は、「外の社会」との関わりの機会や「外の大人」との関係性を持っていません。
居場所がない高校生を取り巻く問題の背景には私たち一人ひとりがつくっている「社会」があります。一人ひ
とりが、“難民高校生”や予備軍の存在や彼らの抱える問題を知り、目を向けなければこの現状は変わりません。
しかし“難民高校生”や“難民高校生予備軍”の存在や、彼らを取り巻く問題の認知度は低く、 学校での学習に困
難を抱えている人の「リスタートの機会」や、青少年と地域社会の関わりの場も少ないのが現状です。
そのため、私たちは“難民高校生”の問題を社会に発信するとともに、“難民化”する高校生を減らすため、
「若者が夢や希望を持てる社会」を目ざして『若者と社会をつなぐきっかけの場づくり』を行います。
2013 年 3 月 1 日
女子高校生サポートセンターColabo
代表理事
仁藤夢乃
■新刊のお知らせ
『女子高生の裏社会―「関係性の貧困」に生きる少女たち』
光文社新書より、2014年8月7日発売!
先日、米国務省の人身取引報告書でも、「日本では女子高
生が容易に騙され売春や搾取労働へ取り込まれて行く」と指
摘されました。
この本では「JK お散歩」に代表される女子高生を使った
ビジネスで働く女の子たちへのインタビュー調査から、
危険な実態と少女たちの背景や想い、彼女たちとの関わり
を書いています。ぜひ、ご覧ください!
○夜の街歩きスタディーツアー参加者募集
女子高生サポートセンターColabo では、
「夜の街歩きスタディーツアー」を行っています。
新宿・渋谷・池袋・秋葉原・町田などの夜の街を歩き、
身近にありながら大人たちの目には見えにくい現状を
解説します。
目で見て肌で感じたいただき、危険を知り、
「気づける大人」を増やすための活動として位置づけて
います。普段の生活の中では気づきにくい、少女を取り巻く現状を知っていただく機会です。
ぜひ、ご参加ください。
※開催日程は、HPよりお問い合わせください。お知り合いを誘っての参加も歓迎です。
※また、街歩きは「ご依頼型」の研修ツアーとしても開催しています。
5人以上の参加でご希望のお日にちでお受けいたします。
【ツアーコースについて】 ツアーには、2つのコースがあります。
①「街歩きコース」…2つの街を2時間で歩き、現状を知るコースです。
集合19:00/終了21:00【参加費:3000円】
②「研修&終電前の街歩きコース」…①と同じく2時間の街歩き後に、カフェなどで食事を
取りながら研修を行い、現状を解説します。
そのあと、22:30頃から終電前の街を共に歩きます。
集合19:00/終了23:00【参加費:6000円】
※「街歩きコース」には、中高生も参加可能です。
※大人の方へは、詳しい実態や現状を知ることができる②への参加をおすすめしています。
※参加費は孤立し困窮状態にある少女を支える活動に使用させていただきます。
会員の方は1000円引きさせていただきます。ぜひ、会員になって活動を支えて下さい!
■メディア掲載
2013.03.24 朝日新聞『ひと』
2013.11.05
婦人民主新聞ふぇみん
2014.7.30
朝日新聞