Vol.21No.1 会報JAMT ホームページ掲載 平成27年1月1日号 中井規隆 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P1~P2 平成27年、年頭にあたって~厚労省指定講習会を受講して「検体採取」のライセンスを取得しよう~ P3 平成26年度全国「検査と健康展」各地で開催される! P4 本年も事務局をよろしくお願いいたします ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 謹んで新年のお喜びを申し上げます 平成27年元旦 一般社団法人日本臨床衛生検査技師会 会長 宮島 喜文 平成27年、年頭にあたって ~厚労省指定講習会を受講して「検体採取」のライセンスを取得しよう~ 平素より、本会の活動にご理解とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。 昨年暮れには衆議院総選挙が行われ、自民党が大勝し、政権基盤は一段と強固とな り、今後も経済最優先の政権運営が進むものと思われます。 このような中、国内総生産(GDP)がマイナス成長となったことから、今年10月に 予定されていた消費税率10%への引き上げは1年半先送りとなり、2012年から着手し た社会保障・税一体改革が停滞し、財政再建等に影響が出てくるのではないかと心配 しております。 特に、来年4月には緊縮財政の下での診療報酬改定を迎えることから、本会を始 め、臨床検査業界にとっても非常に厳しい環境になることが予想されます。 今後も国民皆保険を基盤として持続的で安定した社会保障制度を確立するため、早 期に日本経済の再生を願うとともに、臨床検査技師の専門職としての立場から、常に エビデンスを求め、臨床検査の価値を確かなものにし、臨床検査技師の社会的地位の 向上を通じて、真に国民の健康増進に寄与してまいります。 さて、今年は“未来を拓く日臨技”の実現に向けて、計画段階から実践段階に向け て第一歩を記す年となります。中でも、国の医療・介護提供体制の整備におけるチー ム医療推進政策に基づき、昨年、6月の国会で成立した臨床検査技師等に関する法律 の改正では今年4月から“検体採取”及び生理学的検査(味覚・臭覚検査)の業務が 追加され、検体採取の実施に際して研修が法律で義務となり、厚生労働省から本会が 実施する既免許取得者を対象とした検体採取等に関する講習会が、法律に基づく「指 定講習会」として告示指定されることになっているので、本会としては総力を挙げて 取り組みます。 (次ページに続く) Vol.21No.1 会報JAMT ホームページ掲載 平成27年1月1日号 (前ページより続く) このことは、検体採取は医行為に踏み込むものであり、法的には「ライセンスの追 加」である重大事項と認識しています。それゆえ、全ての臨床検査技師が受講し、ラ イセンスを取得し、医療職としての確固たる地位を築きたいと思います。 この指定講習会には行政、日本医師会や日本病院会など医療団体からもご後援をい ただいており、ライセンスを取得後、現場での実践により、新たな視点での臨床検査 技師のチーム医療への参画として高い評価が得られ、職域拡大や人員増に繋がるもの と期待しております。 会員の皆さん、早めにライセンスを取得しましょう!! なお、免許は個人に帰するものであり、国の予算等公助はありません。本会の通常 事業を止める訳にはいきませんから、必要経費は受講者負担となりますがご理解下さ いますようお願いいたします。 その他では、総務関係の事業としては、昨年度から“会員数6万人達成”を目指し て、地域ニューリーダー育成講習会の開催や事務局機能の充実を図っているところで すが、更に円滑な業務執行ができるように日臨技執行部及び支部と都道府県技師会、 設立母体別技師会、関係団体等との連携を深めます。 学術関係では、平成25年度から開始した高度先端的医学セミナーや先駆的臨床検査 技術研修会など、会員の資質向上を目指した学術活動を今後も展開し、更に学会運営 についての見直し、標準化についての対象領域の拡大、技術教本の作成なども進めま す。 また、2016年IFBLS世界医学検査学会は、第65回日本医学検査学会や日本臨床検査 医学会学術集会、日本臨床検査学教育協議会学術大会と併催することになり、我が国 の臨床検査に関する学術・研究の集積の場となるよう取り組みます。 渉外関係では、本年度より3年計画で始めた「検査説明・相談ができる臨床検査技 師育成講習会」事業を都道府県単位で継続実施して参ります。また、先駆的チーム医 療実践講習会も社会的な要請が強い生理検査関係を充実するなど職能教育の充実を 図っていきます。 認定技師制度は、昨年度、関係学会の協力を得て、認定病理検査技師制度、認定認 知症領域検査技師制度、認定臨床化学・免疫化学精度保証管理検査技師制度が日臨技 認定センターにおいて実施できる体制が整いました。臨床検査技師を対象にする認定 技師制度については、今後も積極的に関与し、その先の専門技師制度の構築に向けて 基盤整備に努めます。 総括的には、会長就任3年目にして、ようやく“山が動き出した”と感じていま す。事業の拡大・進捗とともに、迅速で適正な会務の遂行が求められています。ま た、内外から本会に対して期待されることも多くなりましたが、まだまだ、社会的に 認知度が上がったとは言えません。 今後も、厚生労働省などのご指導や日本医師会など医療団体のご支援を賜るととも に、臨床検査に関する業界団体や学術団体のご協力をいただき、臨床検査の発展と臨 床検査技師の地位・身分の向上に取り組みます。 本年も昨年同様に会員皆さまの温かいご支援とご協力を賜りますよう よろしくお願い申し上げます。 Vol.21No.1 会報JAMT ホームページ掲載 平成27年1月1日号 平成26年度日臨技・都道府県技師会主催 10月から12月にかけて全国で「検査と健康展」が開催されました。一部のチラシやポスターを ご紹介します。各会場の様子も追ってご紹介できる予定です。 担当執行理事 丸田 秀夫 茨城県 群馬県 愛知県 長野県 鳥取県 和歌山県 岡山県 宮崎県 Vol.21No.1 会報JAMT ホームページ掲載 平成27年1月1日号 明けましておめでとうございます。 日臨技事務局では、会員の皆様、関係団体の皆様の窓口業務を務め、各種会員サービスに携わっております。 残念ながら昨年後半より2名の中堅職員(辻係長・神山係長)が病気休養中で、新人スタッフの補充にて業務 を行っていますが、不慣れもあり、皆様にはご迷惑をおかけしております点をお詫び申し上げます。正確・迅 速・丁寧を目標に業務に取り組んでまいりますので、よろしくお願い申し上げます。 事務局は、会員運営・法人運営の基礎を支える総務部と、各種の事業の推進をサポートする業務部、新たに医 療政策に関する提言を目標とする政策調査課の2部1課制で、日々の業務を行っております。 本年もなにとぞよろしくお願い申し上げます。 事務局長 篠崎 隆男 ◎業務部◎政策調査課 (写真右より) 板橋政策調査員: 政策調査・新業務実証担当、厚生労働省 指定講習会担当 趙事務員(派遣社員):厚生労働省指定講習会受付事務 柴田事務員:精度管理・精度保証担当、一部認定担当 篠崎事務局長:事務局統括、業務部長兼務、一部渉外担当 石井事務員:一部認定担当、生涯教育担当、出版担当 菅野事務員:国際担当、一部研修会登録担当 ◎総務部 注) 担当は人員体制や事務員のスキルアップに応じて都度見直して まいります。人事評価制度やマナー研修も本年より導入します。 (写真右より) 小出事務員:技師連盟全般担当、一部庶務担当 島村総務部長:総務部統括、広報・出版・一部認定・一部 学会・国際担当、経理・労務・予算担統括 山内事務員:庶務担当、支部担当 川原総務課長:庶務統括、一部学会・委員会担当 割石事務員:経理・労務・予算担当 北村事務員:会員管理、会報JAMT担当、ホームページ更 新担当 福嶋事務員:会員管理、出版販売・出版広告担当 業務課長として加藤智行氏を採用しました 1月より日臨技事務局業務課長に着任いたしました加藤智行(かとう ともゆき)で す。一日でも早く仕事を覚え、会員の皆様に貢献出来るようになる事を目標として仕事に 取り組んでいきます。皆様のご指導、ご協力をお願い申し上げます。 (編集後記) 新年明けましておめでとうございます。また新しい年が始まりました。毎年元旦には自分にとっての 一年のテーマというかキャッチフレーズを考えます。「前向き」「仲良し」「自分をほめる」などフト思い出したと きに自分に言い聞かせるようにしていました。最近は「頑張る」「思いやり」までは良かったのですが近年は「マイ ペース」やあげくの果てには「生き延びる」・・・疲れていたのだと思いますがチョット弱気でした。今年は「見つめな おす」にしようと思っています。家庭や仕事や癖など何でもいいから見つめなおし、修正が必要な部分は修正し、納 得できる部分は伸ばしていければ良いと思います。今年もよろしくお願いします。 【中井】
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