3年生

H26
森林活用班
Forest practical use group
森林科学コース Forest science course
3年
今井 歩
荒井 良
釜部 佑太
Third grader Imai yumu Arai ryo Kamabe yuta
環境土木コース Environmental engineering-works course
3年
高原 聖
Third grader
Takahara satoru
活動動機・内容
Activity motive ・The contents of activity
私達は、演習林にクオリティーとバイタリティを持たせ、環境的に安定し、収入も得ら
れる森林にすることを目標にしています。
We are trying to make our experimental forest to be stable in environmental aspects with
quality and vitality. Also, we are trying to make it possible to earn money from the forest.
演習林の100年生ヒノキ人工林において、健康診断(土壌の状態、木の高さ、幹の太さ・
曲がり、枝の状態、傷・腐りがない)などの調査を行い、その結果を元に間伐を行ってい
ます。今年度は、日本の森林官やスイスのフォレスターから森林づくりの要点を学び、新
たな選木方法を取り入れながら森を管理しています。また、木材資源の有効活用を行うた
めに間伐の際に出る枝葉をアロマオイルとして活用しています。
In the 100-years Hinoki artificial forest of our school, we do a medical examination (the
condition of soil, the height of the trees, thickness and curve of the trunk, the condition of
branches, cuts or decomposition, etc.) According to the results, we thin out the forest. This
year, we learned important points of making forest from a Japanese and a Swiss forester.
Taking in new ways of thinning out, we continue to take care of our forest. Moreover, in order
to make use of the wooden resources effectively, we make aroma essential oil from the
leaves which come out when we thin out the forest.
林分形状比グラフ Wood part form ratio
本数 Number
45
40
35
30
25
20
15
10
5
胸高直径 Diameter of a
tree at breast-height
(cm)
0
5 0 ~8 0
8 1 ~9 0
9 1 ~1 0 0
1 0 0 以上
形状比 Form ratio
林分散布図 Wood part scatter diagram
70
60
50
40
30
20
10
0
0
10
20
30
40
樹高 Tree height(m)
講習・調査の様子
The situation of a lecture and investigation
調査のデータ管理
Survey data management
間伐の様子
The situation of thinning
H26 資源活用班 Resources utilization group
林地残材の森林資源としての道を探る
Be investigate the way as the forest resource of Forest scraps
環境土木コース Environmental civil engineering course
3年
奥田 貫太
洞口 海人
Third grader Kanta Okuda Kaito Horaguchi
私達は林地残材の活用を目標に活動しました。
まず、正プラス(株)の協力を得て枝葉をアロマに活用することができました。
次にアロマの抽出の際に発生するフローラルウォーターや精油成分が抽出された
木のくずの再利用方法を考えるため、以下の活動をしました。
1 フローラルウォーターの殺菌効果を確かめる為の実験
2 残渣は菌床栽培に使えることが分かった為、残渣を使ったシイタケ菌床栽培
の実験
We research to make use of the utilization of forest resource thrown away.
We got cooperation of Sei Plus company to use branches and leaves effectively,
and we were able to make aroma oil from them.
In the process of extracting aroma oil, floral water and residuum are left and thrown
away.
To reuse those what is left behind, we researched on the following things.
1. An experiment to check the sterilization effect of floral water.
2. Cultivation of shiitake mushroom bed using the residuum.
Because we found that the residuum could be used to be the bed.
正プラス(株)へ
研修の様子
state of the training to
Sei Plus company
フローラルウォーター
残渣を使った
殺菌実験
シイタケ菌床培地
Floral water
Sterilization
experiment
Shiitake mushroom bed nutrient
medium using the residuum
平成26年度 環境科学科 課題研究 建築専攻班
環境土木コース 3年 杉山 翔平
古田
淳
森林科学コース 3年 倉坪 晋吾
出永 直人
先輩方はこれまで演習林から出る間伐材を利用して、法面修繕工事や遊歩道の整備、渡
り廊下壁の木質化などを行ってきました。しかし、その整備に利用された間伐材がどの程
度の強度や匂いがあるのか、基本的な調査が行われていないのが現状でした。そこで私た
ちが間伐材の調査を行い、木質を知ることで、間伐材の新たな利用価値を見出すことがで
きないだろうかと考えこの活動を開始しました。
私たちは木質調査を行うために、各企業からの依頼を受け家具や木材などの様々な強度試
験行っている、岐阜県生活技術研究所に依頼し、協力していただきながら調査を行うことに
しました。各試験項目の中でも、建築用材として重要な曲げと圧縮に対する強さ、また、ヒ
ノキの匂いに着目し、「曲げ強さ・圧縮強さ・匂い」の3つの試験を行うことにしました。
そこで、本校演習林より間伐材を搬出し、「JIS Z 2101」「JIS A 1901(2009)」
の規格に沿った試験体を各試験ごとに加工し試験を行いました。さらに、試験で使用した試
験体の含水率を測ることで、含水率による強度や匂いの関係性も調べることができました。
We investigated the property of thinned wood grown in our school. We decided to ask
“Gifu life institute of technology” to cooperate, and investigate it. We paid attention to the
bending strength test and the vertical compression test in the examination. Besides, the
investigation which analyzes the ingredient of the smell of a hinoki cypress was conducted.
So, thinned wood was taken out from the experiment forest of our school. We made
specimens in accordance with the standard for each examination and examined them.
平成26年度 環境科学科 課題研究 測量専攻班
山田校舎の敷地調査
~プロの技術を目指して~
3E
上北周
日下部友樹
澤井秀明 杉下涼
活動動機
山田校舎の敷地は1972年から今まで測量がされていないことが
わかりました。そこで私たちは敷地の境界を明白にし、全体の面積を
求めたいと思いましたまた、今後の後輩たちに私たちのデータを活用
してもらいたいと思いました。そのためには、レベルの高い測量技術を
習得し私たちの山田校舎を私たちで測量したいと思いました。
翻訳
In the site of the Yamada Campus, it turned our that the survey has not
been done since 1972. Therefore, we decided to clarify the boundary of
the site and to know the site area of the campus. Moreover, we hope the
juniors to utilize the data. So, we want to obtain high‐level surveying
technology and survey our Yamada Campus by ourselves.
自然環境の保全と活用
環境科学科
はじめに…
林床活用班
〈英訳〉
岐阜県は約80%が森林です。その林床は
多くの活用が行われましたが、更なる活用
の可能性を秘めています。
林床とは、森林の地面のことです。樹木に
囲まれているため、太陽の光はあまり届き
ません。そのため、耐陰性である植物や菌
類がよく成長します。更に、豊かな林床植生
は土砂の流出の防止に役立ちます。
活動の動機
About 80% of Gifu Prefecture is the forest. The Forest
floor has the possibility of the further practical use,
although it has been used in many ways.
Forest floor is the ground of the forest. Since it is
surrounded by trees, the solar light does not arrive very
much. Therefore, plants and fungi which are shade-tolerant
grow well. Furthermore, rich Forest floor vegetation is
useful for preventing the outflow of earth and sand.
〈英訳〉
様々な林産物を調べた結果、
私たちは、珍しさと栽培しやす
さから「西洋ワサビ」に重点を
置くことにしました。食べてみ
ると、ワサビ特有の辛さがあり、
これは本校の新たな目玉商品
になると思いました。
As a result of investigating various forestry
products, we decided to put an emphasis on
"horseradish" because it is unique and easy
to grow.
When we ate it, there was hotness peculiar
to Japanese horseradish. Therefore, we
thought that this would become a new main
product of our school.
活動内容
① 2~3センチに
切った西洋ワサビ
の根を1~2ヶ月間
水に浸け、根と葉を
生やすことに成功し
ました。
② 充分に根と
葉が生えたワサ
ビをポットに入れ、
実習林に移植し
ました。
③ ほとんどが枯れてしまいました。
原因は、
・ 害虫対策が十分にできていなかった。
・ 土に含まれる水分が少な過ぎた。
・ 日照条件がワサビに適していない。
*これからの課題*
地点ごとの「日光の強さ」や「土に含まれている水分量」などといった林床の性質を調査し、林産物に
よりよい環境を探しています。
また、「サルナシ」という植物の栽培にも挑戦しようと考えています。
平成26年度 環境科学科 課題研究 自然環境専攻班
飛騨の自然を里山へ
環境土木コース 3年 古屋孝太郎
野尻昂樹
溝添一輝
森林科学コース 3年 踏込 龍生
活動の動機
The motive of activity
現在、飛騨の自然は人との関わりが薄れ、放置され荒れている状態です。そのため、多くの動
植物の生息地が減少し続けています。そこで私たちは、身近に生息しているギフチョウについて
その魅力を地域に発信することにしました。ギフチョウを通して、飛騨の里山の現状を知るとと
もに、「飛騨の里山の再生」を目標に活動をすることにしました。
Today the relation between people and nature is becoming thinner. The nature will disappear
under this situation. Since we want many people to know about nature around us. We decided to
work with a goal “reproduction of nature”.
ギ フ チ ョ ウ の
生息環境づくり
国交省の方や環境アセスメントセンターの方と卵塊調査
を行いました。また、中部縦貫道建設に伴いヒメカンアオ
イの群生地が失われるため、ヒメカンアオイを安全な場所
へ移植しました。
本校にギフチョウの生息環境をつ
くるために、一部のヒメカンアオイ
を本校に移植、さらにツツジを移植
しました。
地域との交流
情 報 発 信
森林文化アカデミーで他地域の小学生と研究交
流を行い、飛騨の里山の魅力を伝えると同時に、
他地域の自然の魅力を知ることができました。さ
らに、森林と海との自然の繋がりを伝えることが
できました。
飛騨の里にて里山をテーマにした展示を行い、観光客の方々
に飛騨の里山についての情報を発信しました。
里山整備班
活動内容
環境土木コース
木戸涼太・岡田裕哉・船坂正樹
Contents of activity
実習林は現在、歩道に使われた杭の腐食や階段の土の崩壊が進んでおり、快適な
環境とは言えませんでした。そこで私たちは、遊歩道を改善し、快適な環境を作ろ
うと考えました。また実習林を訪れた方々が散策しやすいよう地図を作ることにし
ました。
In the experiment forest of our school, corrosion of stakes which were used for the
sidewalk and collapse of the ground in stairs are going worse, so the sidewalk was not in
comfortable environment. Then, we decided to improve the condition of sidewalk. Also we decided
to make a map so that visiters can take a walk comfortably.
①測量
②杭作り
③防腐剤塗り
④杭打ち作業
施工後
↓
施工前
Utilization of the waste ~ With disposal apples Production of Pleurotus ostreatus~
メンバー : 中谷 淳矢 西野 冬威 板矢 大生
北野 耀佑 坂口 和 砂田 竜弥