UA ゼンセン中央教育センター 友愛の丘通信 第 8 号 (2015 年 3 月1日発行) 発行責任者:小西 英二 編 集 人:柴田 美千子 〒709-3111 岡山県岡山市北区建部町福渡11 88 TEL : 086-722-2121 FAX : 086-722-2051 真 冬 の 行動学習 闘志を燃やせ ~かけ合いコール・ピケ~ 友愛の丘での行動学習の定番といえば、朝一番に行う「かけ合い コール」です。賃闘を見据えて開催した第 3 期交渉力強化団体交渉 講座(1/19~21)では、団結はちまき・要求貫徹バッジを身に着け ピケ実習。トレーナーの突破を阻止! ての「賃闘勝利」かけ合いコールで、研修生一同大いに気持ちを奮 い立たせました。加えて本講座では、ストライキに備えて「ピケ ッティング」も学習します。闘いの手法を学んだ研修生は「団結 の基本を学ぶことができた」と気持ちを引き締めていました。も ちろんその後の模擬団体交渉で、トレーナー扮する会社側との議 論が白熱したことは言うまでもありません。 第 3 期女性リーダー研修会(2/17~19)では活力にあふれた 20 名が、地面も凍る中、元気にかけ合いコールを学びました。 度胸の据わった女性リーダー達は、朝日を背に堂々とリード役を 女性リーダーも堂々と 果たし、頼もしいリーダーへの成長を見せてくれました。 みんな、聞いてくれ! 叩き棒を力強く打ちつける ~叩き~ 心に響くプレゼン講座(第 5 期 1/26~28)の行動学習は 「叩き(たたき)」 。かつての地繊労大では毎回行っていた自己主 張法(アジテーショントレーニング)です。組合員に理解を求め 運動を進めるには、感情を込めて力強く訴えかけることも必要で す。研修生は日頃胸に溜めていた想いを威勢よく主張します。聴 衆からの元気な合いの手もあって、主張し終えた後の爽快感は格 別のようです。 労働運動は国境を越えて -韓国サービス連盟(KFSU)が来訪- 韓国サービス連盟から初めての来訪 1 月 15~16 日にかけて、韓国サ ービス連盟の代表団 4 名が友愛の 丘を訪問されました。 センター長および教育トレーナ ーとの歓談では、友愛の丘の概要と 大韓民国国歌に合わせて国旗を掲揚 教育体系の説明を行い、多くの質問 を受けました。研修会の開催時期はどのように決めているのか、多 くの組合に教育の機会を提供するための工夫はあるか、トレーナー のやりがいは何か、書記局はどのような教育を受けるのか、など。 労働運動の歴史に共感 場所を友愛記念館に移し展示物の説明を行うと、また質問の嵐。 日韓の産業発展や労働運動の歴史に共通するものを見出したようで す。一部では、集会やデモの自由を保障されている日本の体制をう らやむ声も聞かれました。 代表団からは、セウォル号沈 没事故の悲しみを忘れないた めのリボンバッジなどを記念 品として頂きました。この国際 交流が、韓国における民主的労 働運動のさらなる発展の一助 となることを願います。 友愛の丘にも春の訪れを感じさせ る植物たちが顔を出し始めました。 可憐な花が心を癒してくれます。皆 さんの近くでも、道端に目を向ける と春の色彩を発見できるかもしれ ませんね。 フキノトウは ある日の昼食に。 【花言葉】 待望、愛嬌、仲間、 真実は一つ ホトケノザ 【花言葉】調和 友愛の丘歳時記 ロウバイ 【花言葉】 慈しみ、ゆかし さ、愛情、慈愛、 先見 ―しいたけの菌打ち(1 月 13 日)― 管理部門の職員を中心に毎年 200 本の原木に菌打ちを行います。そし て年に 1 回天地替えをして菌を行き 渡らせると、2 年後には美味しいシイ タケがどんどん生えてきます。原木 の数は 2,000 本以上。名物のシイタ ケ農園は研修における施設見学の必須メニューにもなっています。 ユキワリイチゲ 【花言葉】 幸せになる ―とんど焼き(1 月 17 日)― 正月に飾った門松やしめなわなどを一箇所に積み上げて燃やす「とんど焼 き」 。キャンプファイヤーの囲いで行いました。UAゼンセンに集うすべて の仲間の無病息災を祈願して…。 ≪編集後記≫先日の女性リーダ ―味噌つき(2 月 1 日)― 自家製の味噌を作ること、これを福渡周辺 では「味噌つき」と言います。手動のミンチ 機も投入し、美味しい味噌になぁれと念を込 めて作りました。この日仕込んだ 300 ㎏程の 味噌は、梅雨明け頃には食べられるそうです。 ー研修会、締めくくりの1分間ス ピーチでこんな決意を言った方 がいた。「自分の殻を破る。そし て人に嫌われることを恐れな い」。勇気ある決意である。研修 内容をそこまで咀嚼しれくれた こともうれしく、私の心にも大き く突き刺さった。 (亀次郎)
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