福島第一原子力発電所 モバイル型ストロンチウム除去装置 の運転開始について < 参 考 資 料 > 平成26年10月2日 東京電力株式会社 装置概要 5つのスキッド(計装制御,供給/混合,SSフィルタ,UF(ウルトラフィルタ),吸着塔)で構成,放射 性ストロンチウムをフィルタ及び吸着塔で除去。 処理容量は,300m3/日。(除去能力(目標):1/10∼1/1000) 各スキッド内には漏えい拡大防止パンと漏えい検知器を設置。 RO濃縮水 タンク RO濃縮水 タンク 供給/混合 スキッド 計装制御 スキッド RO濃縮水 タンク UF スキッド SSフィルタ スキッド 吸着塔 スキッド M P M 供給/混合 タンク UF 吸着塔 SS 吸着塔 フィルタ 計装制御装置 粉末状 吸着材添加 M M SS :PE管 :鋼管 :耐圧ホース M :隔離弁 LDT LDT M M P LDT UF M 吸着塔 P 吸着塔 供給/混合 タンク フィルタ 凡例 M LDT 0 設置目的 汚染水処理設備の処理済水を貯留する設備(タンク)のうち,逆浸透膜装置の廃液を貯留するRO濃縮水タンクは、 高濃度のストロンチウムを含むため、モバイル型ストロンチウム除去装置によりストロンチウム濃度を低減し、 以下のリスクを低減する。 ・RO濃縮水の主な核種であるストロンチウム90濃度を低減することで、万一の漏えいに対するリスクを低減 ・ストロンチウム濃度低減により敷地境界線量を低減 ・パトロール等における作業員被ばくを低減 処理対象タンク 本日(10月2日)からG4南エリア(A群→B群→C群)タンクのRO濃縮水の浄化を行い、その後、G6南エリアの タンクのRO濃縮水の浄化を計画(移送ライン布設作業中)。 タンクの浄化方法等 ・タンク群の先頭のタンクから装置にRO濃縮水を受け入れ、装置で浄化後、処理水を最後段のタンクに移送。 ・タンクの濃度が低減した後、タンクを隔離し、1段前段のタンクへ処理水を移送し、先頭タンクまで継続。定期的 にサンプリングを実施し、段階的に浄化を進める予定。 <浄化方法概念図> 3段目 2段目 (最後尾タンク) 1段目 (先頭タンク) モバイル型ストロンチウム 除去装置 後段のタンク処理完了後, 徐々に前段の処理に移る 3段目 2段目 1段目 (先頭タンク) (最後尾タンク) モバイル型ストロンチウム 除去装置 1 設置状況 <撮影日:平成26年10月1日 撮影:東京電力株式会社> 2
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