学校だより 石岡市立石岡小学校 第8号 平成26年12月24日 2学期に成長した子どもたち 今年も残すところ,1週間となりました。寒い日が続き ますが,子どもたちは元気に明るく学校生活を送ることが できました。2学期は,9月の運動会にはじまり,音楽会 や社会科見学,福祉施設への訪問,保育所との交流,持久 走記録会への取り組みなど,たくさんの活動に取り組む中 で,子どもたちは一回りも二回りも大きく成長した学期で した。これらの活動に加え,日頃の学習や生活をとおして, 本校で取り組んでいる「チャレンジ石小っ子」3つの「あ」 (あかるく元気なあいさつ,あたたかい言葉づかい,あき らめないで最後までやり抜く)の成果が確実に現れた学期で もありました。 【右上写真:6年生保護者 朝賀由美子さん支援による音楽授業】 学年としての成長が顕著な学期でもありました。6年生は運動会の取り組みをとおして,全 校のリーダーとしての力が出せたことが素晴らしかったこと,また,5年生は光風荘訪問をと おして思いやりの気持ちを育むとともに6年生から礼儀や行動力の大切さなどしっかりと引き 継ぎ,とても前向きに取り組んでいることなど,それぞれの学年でもその力を大いに伸ばしま す。そして,もう一つ個人としても,「学習に意欲的になった」「あいさつができ,時間を守れ るようになった」「友達と仲良く,いいところを見つけられるようになった」「学級で係活動を とおしていいクラスづくりができるようになった」など,4月の頃の自分,9月の頃の自分を 思い出し,2学期が終わろうとしている今,子どたちからは成長した声が多く聴かれるように なりました。 2学期は今日で終了いたしました。保護者の皆様におかれましては,行事や教育活動におい て,一学期以上にご支援,ご協力をいただき,ありがとうございました。学年の先生から,学 習面・生活面についての状況や冬休みの過ごし方についてのお知らせがあったと思いますの で,今後とも学校と家庭が心を一つにして,石岡小の子ども一人ひとりの健やかな育成にご協 力いただきますようお願いいたします。 自己記録に挑戦,持久走記録会 12月3日(水)持久走記録会が晴天のもと行われまし た。子どもたちは記録会に向けて11月から練習を開始し, 自己記録の更新に向けてがんばり続け,記録会当日は全員 が完走し,素晴らしい走りを見せました。特に,1年生は 初めての持久走でしたが歯を食いしばって走る姿はほほえ ましく,力強く印象に残りました。また,上級生になれば なるほどその走りはトップランナーのごとくの走りで,下 級生の模範となりました。 【自己記録への挑戦,スタート!】 記録会ではありますが上位3位までの子どもたちを紹介 します。 * * 1年 2年 3年 4年 5年 6年 1位 井坂晴輝さん 工藤圭太さん 石橋尚士さん 岡﨑大樹さん 川又健吾さん 石﨑奎吾さん 男子の部 2位 中泉洵さん 原澤龍輝さん 金山統さん 工藤圭功さん 粟野浩大さん 朝賀遼人さん 3位 吉田航さん 檜山太一さん 野中優紀さん 樫村章太さん 萩原啓吾さん 和田耀久さん 1位 青田望々さん 関口桃さん 山本成美さん 粟田はるかさん 小松﨑佳奈さん 井坂彩央理さん 女子の部 2位 冨田日南乃さん 磯山遥さん 鈴木小春さん 長谷川由衣さん 信田明日香さん 髙野葵さん 3位 久保田凜々花さん 久米ゆなさん 鈴木紫乃さん 櫻田三和さん 谷仲葵衣さん 幕内あかりさん 歴史と伝統を紡ぐ子どもたち,石岡小学校の誇りを! 石岡市の歴史的遺産「陣屋門」の修復・移築が終了し,竣工式 が11月30日(日)催されました。本校は明治6年6月21日 を創立で入学生104人でスタートしました。本県指定文化財の 「陣屋門」は明治8年から昭和44年3月に本校東側敷地内に移 築されるまで,長年にわたって校門としての役割を果たし,元あ った場所に45年ぶりの再移築となりました。その間,多くの卒 業生や先達の方々を輩出し,陣屋門は石岡の多くの子どもたちを 見守り続けました。そこで,本校の PTA,郷土芸能クラブと有志 の子どもたちで竣工式へ協力をすることになり,本県指定無形文 化財の「石岡囃子」を昭和50年代に金丸町から石岡小に寄贈さ 【石岡囃子の披露「伝統の舞」】 れた山車の上で披露することになりました。その際,休日にもか かわらず,PTA の方々には山車の掃除や装飾,石岡囃子の練習に とご尽力いただきました。竣工式当日は,多くの方々から賞賛の 言葉をいただくとともに盛大な式典となりました。 さらに,児童たちも自らの手で「生まれ変わった陣屋門を祝う 会」を行いたいという意見があり,12月15日(月)に会を開 催しました。子どもたちの企画で進められ,一部では体育館で陣 屋門の歴史を知ろうという企画での「スライドショー」「陣屋門 クイズ」,二部では会場を市民会館前に移して「陣屋門テープカ ット」「「全員で校歌斉唱」「児童代表あいさつ」のあと,全児童 で陣屋門をくぐり,祝う会を終了しました。 【陣屋門前でテープカット】 こういった機会に子どもたちが石岡小の歴史や伝統,地域の行事等に意識を張り巡らせ,積極 的に関わっていこうとする姿勢は人とのつながりや支え合いの重要性を学ぶ貴重な体験となりま す。地域の中で育ち,生きていく子どもたちにとって多くのことを学べたことをとても嬉しく思 います。学校を愛する気持ちや石岡で育ったことへの感謝の気持ちを新たにしたのではないかと 思います。(12月17日 茨城新聞に子どもたちの活動の様子が掲載されました) 本事業にご協力ご尽力いただきました保護者,地域の皆様方には厚く御礼申し上げます。誠に ありがとうございました。 子どもたちの優しさにふれて! 本校では, 「知・徳・体の調和のとれた人間性豊かな児童の育成」 を目指して教育活動を推進しております。特に心の教育の推進も 本校の重点として,思いやりや奉仕の心,公正・公平等を学級活 動や行事等をとおして育んでいるところです。毎日,そんな心の 成長を見ることができます。最近の出来事で子どもたちの素晴ら しい行いを三つ紹介します。 【右:5年2組の調理実習「校長先生へ」】 一つは,休み時間に私と教頭先生で銀杏の落ち葉を掃除してい たところ,2年生の男の子3人が駆け寄ってきて「僕たちも手伝います」と自ら作業を始めたこ とです。その後,数日間手伝いをしてくれたおかげで落ち葉はきれいになりりました。さらに, 奉仕委員会,5・6年の子どもたちが毎朝,寒い中,落ち葉掃除をしたことです。今,自分たち に何ができるのか,自ら声を掛け合って,行動に移した姿に感動とその成長に嬉しくなりました。 二つは,4年生の女の子が登校途中に落とし物に気付いて,それを駅前交番に届けたというの です。その警察官から,学校に「こういう行動のとれる子がいてとても嬉しくなりました。石岡 小学校の子どもたちはとてもいい子がいるんですね」と電話がありました。簡単そうに見えてな かなかできることではありませんが,とっさに判断し,行動に移せたことに感激しています。 三つは5年生の子どもたちが家庭科の調理実習をしましたが,子どもたちが私と教頭先生,三 輪先生にと調理したものを届けてくれました。その想いが嬉しかったですね。 他にも数え切れないほどの優しさあふれる行動がみられたことは石岡小の誇りでもあります。
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