卸DI実例集 第368回 Answer Question No.1603 α-グ ル コ シ ダ ー ゼ 阻 害 薬( 以 下、「 α-GI薬 」) は、ショ糖などの二糖類やでんぷん等の多糖類の 分解酵素であるα-グルコシダーゼを阻害し、食後 の血糖値が急激に上昇するのを防ぐものです。で すからα-GI薬を服用している人が低血糖を起こし α-グルコシダーゼ阻害薬服用時に起こる低 血糖に対して使われる、ブドウ糖で錠剤の ものを無償提供して頂けるメーカーはあり ま す か。 (2013年12月 ) α-グルコシダーゼ阻害薬服用時の低血糖時に使用するブドウ糖(無償提供品:商品納入先に限る) 錠 錠 錠 ● ● ● アカルボース 50mg 錠 OD錠 ボグリボース 100mg 錠 OD錠 0.2mg 錠 OD錠 0.3mg 錠 OD錠 ● ファイザー ● ● ● ● ● ● ● 持田製薬 ● ● ● フ MeijiSeikaファルマ ● 科研製薬 ● ● ● ● ● ● ● ● ● 包装 等 10g/包 4包 ● 3g/錠 1錠/包×4包 顆 10g/包 5包 ● ● 含量 2.5g/錠(2錠/包×2)×15 ● ● ● 液 ○ ● ● 錠 ● フ ● ブドウ糖 剤型 粉 ● 第一三共エスファ 富士フイルム ファーマ 後発品 三和化学 25mg 50mg 75mg 先発品 ミグリトール メーカー名 5g/本 10mL×10本 10g/包 4包 ● 2.5g/錠 1錠/包×4包 ● 10g/包 4包 ● 5包 10g/包 ブドウ糖コールセンター TEL:0120-303-272 ● 10g/包 4包 日本ケミファ ● ● ● ● ● キョーリンリメディオ ● ● ● ● ● 顆 10g/包 4包 ● 2.8g/錠(2錠/包×2)×15 日医工 ● ● ● ● ● ● ● ● 10g/包 4包 沢井製薬 ● ● ● ● ● ● ● ● 10g/包 5包 テバ製薬 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● 10g/包 4包 ● ● ● ● ● ● 10g/包 4包 ● ● 10g/包 4包 ● 顆 4包 10g/包 注文専用ダイヤル TEL:048-622-2516 ● 細 4包 10g/包 注文専用ダイヤル TEL:092-931-3242 ● ● 10g/包 4包 ● 顆 10g/包 4包 ● 細 10g/包 4包 ● ● サンド 日本ジェネリック ● ● ● ニプロファーマ ● 高田製薬 ● ビオメディクス ● ● ● ● ● ● ● エルメッド エーザイ 陽進堂 ● ● ● ● ● ● ● ● ● 5g/本 10mL×20本 東和薬品 ● 大原薬品工業 ● ● ● ● 10g/包 4包 日新製薬 ● ● ● ● ● ● 10g/包 4包 辰巳化学 ● ● ● ● ● ● 10g/包 4包 ● 10g/包 2包×2 武田薬品工業 ● メーカー確認:平成25年12月27日現在 Vol.38 NO.4 (2014) 18 (210) ● ● ● ● ● 2.5g/錠(2錠/包×2)×15 フ:フィルム 顆:顆粒 細:細粒 ○:受注発注 た時にショ糖を多く含む飴玉等を口にしても、な かなか血糖値を上げることができないため、α-GI 薬を服用している人は、ブドウ糖を携帯しておく 必要があります。 前頁に、α-GI薬を発売しているメーカーが無償 で提供しているブドウ糖の剤型及び包装形態等を 紹介します。 〈執筆協力会社〉㈱アスティス 医薬情報室 〈補足〉 患者が死亡したり服用困難になった場合など、 患者またはその遺族が不要となった医薬品である 覚せい剤原料を薬局に持参することがあります。 その際、薬局では返却を受けることはできません。 患者等、持参者に自らの責任のもと、廃棄するよ う指導してください。 なお、持参した者の依頼により廃棄を補助する ことは差し支えありません。5) 【参考文献】 1)覚せい剤取締法第 30 条の7 Question No.1604 2)覚せい剤取締法第 30 条の 13、同法施行規則第 薬局において不要となった覚せい剤原料を 廃棄する場合の手続き等について教えてく ださい。 (薬局より) 13 条の2 3)覚せい剤取締法第 30 条の 15 第3項 4)覚せい剤原料の取扱について,平成 12 年9月 29 日 医薬麻第 1793 号 厚生労働省医薬食品 Answer 局麻薬課長通知 薬局で取り扱うことができる覚せい剤原料は、 医薬品である覚せい剤原料に限られます。1) 医薬品である覚せい剤原料の廃棄手続きを表に まとめました。 5)病 院・診療所・飼育動物診療施設・薬局にお ける覚せい剤原料取扱いの手引き,厚生省医 薬安全局麻薬課,平成 12 年9月 〈執筆協力会社〉アルフレッサ㈱薬事情報部 ●薬局における医薬品である覚せい剤原料の廃棄手続き 廃棄する覚せい剤原料 廃棄の届出 覚せい剤原料廃棄届 ①古くなった覚せい剤原料 2) ②調剤ミスで使えなくなった覚 (事前届出) せい剤原料 ③調剤で発生した覚せい剤原料 の残り (例:1錠を半分に割り、残っ た半錠) 廃棄の手続・方法 廃棄の記録4) ●廃棄する覚せい剤原料の品名・ 数量、廃棄日時、廃棄の場所等 を管轄都道府県又は保健所にあ らかじめ届出る。 ●覚せい剤監視員等(都道府県の 職員等)の立会いの下に廃棄す る。2) ★廃棄の実施については、覚せい 剤取締員等の指示に従う。 ●事故等の未然防止、管理の徹底 を図るため、帳簿を備え次の事 項を記載する。 ア 廃棄した医薬品である覚せい 剤原料の品名・数量 イ 廃棄した年月日 ウ 廃棄届出の年月日 ○指定失効(業務廃止等)の際に 指定失効等に伴う覚せ ●管轄都道府県又は保健所に速や ★具体的な記載方法等は、立会っ 所有する覚せい剤原料で、指 い剤原料処分願出書 かに届出て、覚せい剤監視員等 た覚せい剤取締員等に確認す 3)、4) 定失効の日から30日以内に (速やかに) の立会いの下に廃棄する。3) る。 譲り渡すことができなかった ★廃棄の実施については、覚せい 覚せい剤原料 剤取締員等の指示に従う。 Vol.38 NO.4 (2014) 19 (211)
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