≪2015 年 1 月号(520 号)≫ 目 報 次 告 ・常任司教委員会 ……………………………………………… 1 ・社会司教委員会 ……………………………………………… 3 ・教会行政法制委員会 ………………………………………… 3 ・「司牧の手引き」編纂特別委員会 …………………………… 4 ・典礼委員会 4 …………………………………………………… ・学校教育委員会 ・諸宗教部門 ……………………………………………… 5 …………………………………………………… 7 ・カリタスジャパン …………………………………………… 7 ・正義と平和協議会 …………………………………………… 10 ………………………………………… 12 ・部落差別人権委員会 ・外国人住民基本法の制定を求める全国キリスト教連絡協議会…… 114 ・HIV/AIDS デスク ……………………………………………… 14 ・中央協議会事務局(総務)…………………………………… 常任司教委員会 ■11 月定例常任司教委員会 日 時 2014 年 11 月 6 日(木)10:00-15:00 場 所 日本カトリック会館 出席者 委 員 6人 事務局 7人 会議室 2 - 1 - 15 報 告 1. 第 3 回世界代表司教会議(シノドス)臨時総会について 2014 年 10 月 5 日から 19 日まで、 「福音宣教の観点から見た家庭の司牧的課題」をテーマとして教皇庁 で開催された第 3 回臨時シノドスに参加した岡田大司教から報告が行われた。終了時には一般に向けた 最終メッセージが発表され、その後、シノドス報告文書も公表された。 2. 第 14 回世界代表司教会議(シノドス)通常総会代表参加者提出依頼について 「教会と現代世界における家庭の召命と使命」をテーマに 2015 年 10 月 4 日(日)から 25 日(日)に開催さ れる、第 14 回世界代表司教会議(シノドス)通常総会の代表参加者を 2015 年 3 月 31 日までに提出して ほしいとの書簡がシノドス開催中に各国司教協議会会長あてに配布された。シノドス代表者選出は司教 総会において行うため、2014 年度臨時司教総会で審議する。 3. FABC 中央委員会会合について 第 3 回臨時シノドス期間中に、FABC 中央委員会が開催され、主に第 11 回 FABC 総会について話し合いが 行われた。第 11 回 FABC 総会は、テーマを「家庭と使徒的勧告『福音の喜び』 」とし、2016 年にスリラ ンカで開催予定。 4. フィリピン司教協議会からの招待への対応について フィリピン司教協議会からの依頼である、2015 年 1 月の教皇来訪の際の司教協議会会長招待の件につい ては、髙見三明副会長に代理出席を願いたい意向が岡田会長から報告された。 5. 韓国司教協議会会長・副会長交代について 韓国司教協議会秋季総会で韓国司教協議会会長・副会長、事務局担当司教が交代になった報告が届いた。 6. ユスト高山右近列福祈願公式巡礼について 2014 年 10 月 20 日-29 日に、列聖推進委員会主催で、ユスト高山右近列福祈願公式巡礼として、イタリ ア、バチカン、フランス、スペインを巡礼した報告が行われた。バチカンの列聖省では、右近列福の見 通しについて、長官から直接話を聞くことができた。また、教皇一般謁見では、日本司教協議会からの 右近早期列福の嘆願書を岡田会長から手渡した。 7. 東日本大震災に関するカリタスジャパンの対応について 東日本大震災にあたっての、現在までの募金状況と活動状況がカリタスジャパン・菊地 功司教から報告 された。10 月 31 日現在のカリタスジャパンへの募金は、851 百万円、国際カリタスからの募金が 1123 百万円で計 1974 百万円、援助金支出は、1522 百万円となった。 8. 中央協議会口座の東日本大震災復興義援金残高について 10 月 31 日現在の中央協議会口座の東日本大震災関連・義援金残高報告が行われた。義援金総額は 73,541,648 円、支出合計は、50,034,321 円、残高は 23,507,327 円となった。 審 議 1. 聖書新翻訳事業編集委員会の作業について 6 月 18 日と 10 月 4 日の聖書新翻訳事業編集委員会で検討された、黙示録、一テサロニケ書、ヤコブ書 の訳語についての報告を受け、常任司教委員会としての意見を次回編集委員会に伝えることを申し合わ せた。 2. 『司牧に関する法規の手引き』の内容承認について 9 月と 10 月の常任司教委員会で指摘のあった箇所を修正した『司牧に関する法規の手引き』の内容を承 認した。なお、同手引きは、法規の変更や今後の意見を反映させ、必要に応じて改訂を行う予定である。 3. 2015 年度日本カトリック司教協議会年間行事日程案作成について 2015 年度の司教総会の日程案を以下のとおりとし、2014 年度臨時司教総会において確定する。また、常 任司教委員会の日程を確定した。 2015 年度定例司教総会 2015 年 6 月 15 日(月)-19 日(金) 2015 年度臨時司教総会 2016 年 2 月 15 日(月)-19 日(金) 2015 年度特別臨時司教総会予備日 2015 年 10 月 2 日(金) 4. 日本カトリック会館 2015 年度修繕計画について 「日本カトリック会館 長期修繕審議会」から提出された、2015年度日本カトリック会館修繕計画を承認し た。 - 2 - 5. 中央協議会発行出版物の企画承認について 出版審議会から提出された以下の書籍を中央協議会から発行することと出版企画書および出版準備企画 書を承認した。 〈出版企画承認〉 書籍名 「国家」を越える-韓国戦後史の中の済州島(仮題) 内 容 カン・ウイル司教の正義と平和全国集会福岡大会基調講演の講演録 〈出版準備企画承認〉 書籍名 YOUCAT-堅信(仮題) 内 容 YOUCAT の姉妹編である堅信のカテケージスの邦訳出版 社会司教委員会 ■第 76 回司教秘書合同会議 日 時 2014 年 11 月 6 日(木)15:00-18:00 場 所 日本カトリック会館 出席者 報 会議室 2 15 人 告 DVD「現代世界憲章への道 審 パーチェム・イン・テリスから」の配布状況について 議 1. 司教のための社会問題研修会(福島現地学習)について 日 程 参加者 12 月 16 日(火)-18 日(木)の 2 泊 3 日 21 人 (司教 11 人、司祭 4 人、カトリックボランティアセンター 2 人、カトリック中央協議会 4 人) 2. 「現代世界憲章シンポジウム」について 2015 年は戦後 70 年、 「現代世界憲章」発布 50 年という節目の年である。社会司教委員会ではその二つ を念頭に、札幌教区、京都教区、鹿児島教区の三つの教区でシンポジウムを開催する。日程は後日決定 する予定。 3. 戦後 70 年平和旬間メッセージについて 戦後 50 年「平和への決意」 (1995 年) 、戦後 60 年「非暴力による平和への道」 (2005 年)に続く戦後 70 年司教団メッセージは、ますます厳しさを増してきた社会情勢を踏まえ、戦争・貧困・環境をキーワー ドに草案を検討中。2015 年 2 月の司教総会に提出する予定。 4. 原発に関する司教団メッセージのフォローについて 社会司教委員会では、2011 年 11 月の司教団メッセージ「いますぐ原発の廃止を〜福島第一原発事故と いう悲劇的な災害を前にして〜」の神学的、倫理学的、社会学的、科学的な裏付けとなる本を刊行する ため、編集作業を進めている。2015 年 9 月以降の発行を予定している。 教会行政法制委員会 ■2014 年度第 2 回会議 日 時 2 0 1 4 年 11 月 17 日(月)13:00-15:30 - 3 - 場 所 日本カトリック会館 出席者 4人 欠席者 1人 審 会議室 5 議 1. 「カトリック新教会法典」日本語訳の見直しについて 実際の見直し作業には人材と費用、時間を要することから、用語のみを見直すべきか、抜本的な見直し をすべきかについて、2014 年 12 月 4 日の常任司教委員会に諮ることとした。 2. 当委員会の未決事項について 宮原委員長より、当委員会の未決事項 2 点の確認を行った。裁判員制度に対する教会の対応については、 現状把握と分析に向け、引き続き検討を行うことで承認を得た。また、教会法施行細則(5 箇条)につ いては、2015 年 3 月のアド・リミナの際、委員長が再度福音宣教省を訪問する予定であることが確認さ れた。 次回日程 第 3 回会議 2015 年 2 月 19 日(木)12:00-16:00 日本カトリック会館 「司牧の手引き」編纂特別委員会 ■2014 年度第 4 回委員会 日 時 2014 年 10 月 27 日(月)9:00-19:00 場 所 日本カトリック神学院 出席者 報 福岡キャンパス(福岡市) 6人 告 常任司教委員会報告 10 月の常任司教委員会での諸意見を反映させ、11 月に最終承認する旨が確認された。なお、今後、必要 に応じて改定版を準備することも併せて確認された。本文ではできるだけわかりやすい用語を統一して 用いるよう指摘があった。 審 議 常任司教委員会で指摘を受けた諸意見を反映させ、『司牧に関する法規の手引き』(新教会法準拠)の最終 案全文の確認作業を行った。また 11 月常任司教委員会で検討してもらう点について確認した。 典礼委員会 ■定例会議 日 時 2014 年 11 月 17 日(月)1 0 : 0 0 - 1 5: 2 0 場 所 日本カトリック会館 出席者 8人 欠席者 3人 会議室 3 - 4 - 報 告 1. 「奉献文に挿入する聖ヨセフの名」について 2013 年 5 月 1 日付の教皇庁典礼秘跡省の「教令」で定められた、第 2- 第 4 奉献文の取り次ぎの祈りの マリアの名の後に聖ヨセフの名を加えることについて、日本では本年 9 月 4 日付の司教協議会会長名に よる通達をもって、11 月 1 日(諸聖人の祭日)より実施している。現行『ミサ典礼書』と『ミサの式次 第』に貼付する修正用 PDF を、カトリック中央協議会ウェブサイトに掲載している。 2. 『日本におけるミサ中の聖体拝領の方法に関する指針』について 本年 6 月 26 日付で教皇庁典礼秘跡省の認証を受けた掲記指針の小冊子を 11 月 1 日付で発行し、教区本 部事務局を通じて各教区の小教区などに配布した。1 冊 20 円の実費頒布(送料別) 。カトリック中央協 議会ウェブサイトにも掲載される。 3. 『ミサの式次第(増補版) 』の発行について 出版部より 11 月 1 日付で掲記書籍が発行された。現行『ミサの式次第』に「種々の機会のミサの奉献文 (試用版) 」を補い、第 2- 第 4 奉献文に聖ヨセフの名を加えている。本体価格 3,500 円。 審 議 1. 2014 年度・2015 年度全国典礼担当者会議について 9 月 1 日-3 日に行った掲記会議の参加者からのアンケート結果を参考に、2015 年度の内容について意 見交換を行った。次回以降、引き続き具体的な検討を行う。 2. 「ローマ・ミサ典礼書の総則」改訂訳の公表について 本年 5 月 28 日付で教皇庁典礼秘跡省から認証を受けた掲記改訂訳について、9 月の常任司教委員会にお いて、早期に実施しても混乱を招かない改訂や適応に限って公表し、解説をつけて周知することが承認 された。それを受けて、2015 年 2 月の臨時司教総会に提出するための資料の検討を行った。 3. 聖ヨハネ 23 世教皇の記念日(10 月 11 日)のミサの集会祈願について 本年 5 月 29 日付の教皇庁典礼秘跡省「教令」で、5 月に列聖された聖ヨハネ 23 世教皇と聖ヨハネ・パ ウロ 2 世教皇の記念日(任意)が、一般ローマ暦に加えられることになった。今会合で聖ヨハネ 23 世教 皇の記念日のミサの集会祈願を検討し、若干の修正を行った。常任司教委員会の承認を得た後、 「ミサ典 礼書補遺」としてカトリック中央協議会ウェブサイトに掲載する予定。 次回定例会議 2015 年 1 月 19 日(月)13:30-17:30 カトリック横浜司教館(神奈川・横浜市) 学校教育委員会 ■第 145 回学校教育委員会 日 時 2014 年 9 月 30 日(火)18:00-20:00 場 所 幼きイエス会 出席者 審 ニコラ・バレ修道院(東京・千代田区) 9人 議 1. 学校教育委員会が取り組むべきテーマの検討(継続) 前回には、「社会問題」「貧困問題」「カトリック校にしかできないこと」「方向付け、理念の役割を 担う」「黙想」「道徳の教科化-カトリック校としての評価」「いじめに対する指針-カトリック校と して」などが出された。今回さらに自由に意見を出し合った。 ・道徳もいじめも、「カトリック教育とは何か」と関係している。カトリック的な育て方が出てくる。 ・「道徳の教科化」について見解を出すのは、この委員会の役割である。 - 5 - ・アンケートを見ると、管理者・教員の養成が求められている。 ・「霊的な支え」が求められている。建学の精神、初心のころを振り返ったらどうか。 ・神父・シスターが少なくなっているので、「校長・理事長・総長管区長の集い」で、1コマはキリス ト教の価値観を入れたい。 ・子供たちが“愛されている”体験が、以前ほどにはできていないと感じる。 ・今置かれている学校でやれることがあるだろう。弱視の子、車いすの子が一人でもいることによって、 生徒が助け合いカトリック的になっていく。やれることはたくさんある。 ・カトリック校に入学したい人を援助する制度を考えたらどうか。(受験前の塾を含めて) ・実際にやっている事例をいくつか紹介するのは良い。 ・前回、委員会の歴史の話を聞きよくわかった。知らない人に説明してはどうか。 2. 「校長・理事長・総長管区長の集い(集い)」の内容・テーマについて ・福音の喜びをベースにした基調講演と、恵まれない、問題を抱えている事例ではどうか。 ・カトリック校の広報について「カトリック校の良い教育をどのように伝えるか」、卒業生、メディア 業界の人から“知らない人へ上手に伝えていく”ことを学びたい。 ・生活とか人生に意味を与えるような“魂”-何のためにお金を儲けるか、何のために偉くなるのか、 生きていくモチベーション-を私たちが理解してどう伝えていくか、が難しい。教区で自分たちの学 校を大事にする、育てる体制を作らなければならない。学校はひとつの大きな、大切な宣教の場であ る。洗礼を受けなくても大きな価値がある。 ・研修会は「福音の喜び」から自分で考えていくためのヒントになれば良い。 ・「福音の喜び」のエッセンスは、教会全体の方向を示す。信者でない教員、校長に読んでもらえる。 ・福音宣教省長官も「福音の喜び」を指針にして進むべきと言っている。「赦し」「あわれみ」につい て教皇は繰り返し発言している。心と心をつなぐ、人間として大切な教育をカトリック教育はしなけ ればならない。 ・具体的な事例としては、学校で今行っていること、起こっている大きな問題が良いだろう。 a.児童養護施設 b.虐待 c.仙台白百合学園高等学校の通信制 アンケートでは d.養成(管理職、教員) e.経営(教区でまとめる) f.道徳の「教科化」 霊的には g.高山右近 3. h.黙想会-「集い」のどこかで祈る 2015 年度「校長・理事長・総長管区長の集い」のテーマ、講師候補について 4 月 28 日 14:00 ころから 16:00 Ⅰ.基調講演 「福音の喜び」に基づいた話 候補 瀬本正之師(イエズス会)(交渉担当 片山委員) Ⅱ.古巣 馨師(長崎教区)黙想含んで 1 時間位(交渉担当 4 月 29 日 午前 Ⅲ.仙台白百合学園高等学校の通信制について 4. 阿南秘書) (交渉担当 清水委員) その他 a.五島列島研修について 清水委員より、研修旅行の内容について確認があった。 b.今の子供、両親に通じる言葉が必要。メディアや広報で、今の言葉で伝える提言の必要がある。広告 代理店の人に、どうやったら効果的に伝えられるかを聞きたい。 次回委員会 2014 年 11 月 5 日(水)18:00-20:00 - 6 - 幼きイエス会 ニコラ・バレ修道院 諸宗教部門 ■2014 年度第 3 回会議 日 時 2014 年 11 月 5 日(水)1 8 :0 0 - 1 9: 5 0 場 所 日本カトリック会館 出席者 7人 欠席者 4人 報 会議室 4 告 ISSA 国際神道セミナー「キリスト教と神道との対話」について 金光教泉尾教会総長・神道国際学会理事長の三宅善信師から、ISSA(特定非営利活動法人神道国際学会) 国際神道セミナーに出席するパネリストと司教協議会からの来賓出席の依頼があった。パネリストとし て当部門顧問のフランコ・ソットコルノラ師が、来賓として実務責任者の宮下良平師がそれぞれ出席す ることを報告した。 審 議 1. シンポジウム「人生の秋を見つめる- 諸宗教からのメッセージ- 」の記録冊子発行について 9 月 15 日に開催されたシンポジウムの記録を発行するにあたり、具体的な検討を行った。例年の発行部 数にかんがみ、4千部の発行を予定している。 2. 2015 年度活動計画について 2015 年度も年 4 回の定例会議に加え、当部門主催によるシンポジウムを従来同様開催する。次回以降、 具体的に検討するが、2015 年は戦後 70 周年や信徒発見 150 周年にあたり、それらに関連付けたテーマ 案が出された。 3. 教皇庁諸宗教対話評議会および関係者との連携の強化について フランコ顧問より提案された 4 点について検討し、以下のとおり合意を得た。 ① 教皇庁諸宗教対話評議会発行物の日本語訳について 同評議会発行の“Dialogue in Truth and Charity: Pastoral Orientations for Interreligious Dialogue”を、当部門において日本語訳する。 ② アジア司教協議会連盟諸宗教部門のフェリックス・マチャド担当司教の招待について マチャド司教を招待し講演会を開催することは、言語の問題上、集客が見込めないため困難である。 ③ 日本における諸宗教対話担当者会議の開催について 日本の各教区、各教会には諸宗教対話部門を設置していないところも多く、担当者会議を開催する ことは困難である。 ④ 聖エジディオ共同体主催「世界の宗教者による平和の祈りの集い」への参加について 昨年度は宮原良治担当司教が参加しているが、来年度からは希望者を募る。 次回日程 第 4 回会議 2015 年 2 月 19 日(木)18:00- 20:00 カリタスジャパン ■第 3 回啓発部会会議 日 時 2 0 14 年 9 月 3 0 日 (火)13:00-17:00 場 所 日本カトリック会館 会議室4 - 7 - 日本カトリック会館 出席者 10 人 陪席者 1人 報 告 1. 事務局より 広島土砂災害対応の現状、9 月 19 日実施の全ベース会議と仙台教区サポート会議について報告された。 10 月実施の、カリタス反貧困キャンペーンアクションウィーク、アクションデー、11 月実施の「首都圏 カトリック大学×カリタスジャパン共同企画 2. 豊かさの中の貧困」についての進捗が報告された。 学会参加報告 9 月 7 日に一ツ橋ホール(東京・千代田区)で開催された自殺総合対策学会設立フォーラム、9 月 11 日 -13 日に北九州国際会議場(福岡・北九州市)で開催された自殺予防学会への参加報告がなされた。 審 議 1. カリタスソウル来日について 11 月 27 日-12 月 1 日、韓国のカリタスソウルより 10 人の社会福祉関係者が来日する。 主な日程 11 月 27 日(木) 啓発部会会議に参加。グリーフケアをテーマに公開勉強会(講師 山本佳世子さん・ 1 上智大学グリーフケア研究所研究員)を実施。 11 月 28 日(金) 地域型自殺対策、メンタルヘルスサポーター養成講座についての勉強会(講師 佐々 木久長さん・秋田大学准教授)を実施。 都市型自殺対策について、足立区関係部署訪問を交渉中。 11 月 29 日(土) 上智大学にて第 2 回日韓カトリック自殺対策シンポジウムのプレカンファレンスを 実施。日韓双方のカトリック教会における自死問題への対応について、幸田和生司 教、フランシス・ユン・ソン・ハン師が講演。 11 月 30 日(日) 2. 第 2 回日韓カトリック自殺対策シンポジウムを上智大学にて実施。 ゲートキーパー養成講座について 「カリタス支援ボランティア養成講座(仮称) 」として、東京で実施する。来年度から実施可能とするた めに、本年度内に骨子を固める。 3. 2015 年度事業計画について 2015 年度の主な事業は、ゲートキーパー養成講座の実施、その報告書や DVD 作成とする。 次回日程 第4回啓発部会 2014 年 11 月 27 日(木) 13:00-17:00 第 5 回啓発部会 2015 年 1 月 20 日(火) 13:00-17:00 (15:00 から公開勉強会) ■2014 年度カリタスジャパン定例全国教区担当者会議 日 時 2 0 14 年 1 0月 1 4 日 ( 火 ) - 15日(水) 場 所 日本カトリック会館 出席者 マレラホール 23 人 10 月 14 日 議題 1 カリタス反貧困キャンペーン〈公開勉強会〉 菊地 功司教より「世界の貧困について」 、幸田和生司教より「貧困キャンペーンと日本の貧困問題」 についてプレゼンテーションが行われた後、各管区に分かれて、どのようなキャンペーン活動が展開 できるかを話し合った。 - 8 - 議題 2 東日本大震災の支援の方向性、広島土砂災害への対応について 東日本大震災復興支援に関して、各ボランティアベースの主な活動状況の説明と、2018 年までの復興 援助資金見通しが報告された。また、広島土砂災害へのカトリック教会の対応について報告があった。 10 月 15 日 議題 3 四旬節「愛の献金」キャンペーンについて 四旬節キャンペーン大綱の検討を行った。一般開発援助の活動資金である四旬節献金額が低迷してい る実態と課題を共有し、どのように献金額を目標に近づけるかを話し合った。四旬節小冊子について は、来年より四旬節教皇メッセージを掲載する方向性が話し合われた。今年東京と大阪で行ったカリ タスジャパン四旬節黙想会について、来年も各教区で開催を検討するよう話し合われた。 次回日程 2015 年度定例全国教区担当者会議 2015 年 11 月 17 日(火)- 18 日(水) 鹿児島教区にて ■第 4 回援助部会会議 日 時 2 0 14 年 1 1月 5 日 (水)10:00-14:15 場 所 日本カトリック会館 出席者 報 会議室4 10人 告 1. 東日本大震災対応、募金・援助金収支について 2. 広島土砂災害対応について 3. 2014年度援助実績について 4. 反貧困キャンペーン取り組みの進捗およびアクションデーイベント(10月13日)、カリタスジャパン 定例全国教区担当者会議(10月14日-15日)について 審 議 1. 前回議事録を承認した。 2. 2015年度予算(援助部会関連)を承認した。 3. 国連防災世界会議(2015年3月14日- 18日、宮城・仙台市)の準備状況報告と対応について確認した。 4. 援助審査 6件(国内3、海外3)を審査、以下6件を承認した。 (1)美野島司牧センター「炊き出し用冷暖房機設置事業」220,000 円 (2)横浜ダルク・ケア・センター「活動運営緊急支援」1,300,000 円 (3)カトリック広島教区「土砂災害第 1 期緊急支援」8,500,000 円 (4)国際カリタス「中国フォーラム経費支援」3,000 US ドル (5)ケニア「気候変動適応プロジェクト 2/3 年目」59,862 US ドル (6)ウガンダ「持続的農業プログラム 1/3 年目」金額未定 5. 国際カリタス緊急支援要請(Emergency Appeal/EA) 以下 1 件の支援を決定した。 リベリア「エボラ出血熱緊急対応(EA34/14) 」10,000 US ドル 次回日程 2015 年 1 月 9 日(金)10:00- 15:00 日本カトリック会館 ■第 2 回カリタスジャパン委員会会議 日 時 2 0 14 年 1 1月 5 日 ( 水 ) 1 5 :0 0 - 1 7: 0 0 場 所 日本カトリック会館 会議室3 - 9 - 出席者 報 7人 告 1. 啓発部会 前項参照 2. 援助部会・援助審査会 3. 事務局 会報11・12月号および前項参照 (1)定例全国教区担当者会議(10 月 14 日-15 日) 前項参照 (2)反貧困キャンペーンについて、アクションデーイベント(10 月 13 日) 、アクションウィークの取り 組み、今後の予定について (3)東日本大震災対応、広島土砂災害対応について 審 議 1. 2015 年度決算が承認された。 2. 国際カリタスマネジメントスタンダード制度の導入について承認された。 3. 2015 年四旬節キャンペーン大綱が承認された。 4. 2015 年四旬節小冊子の内容について検討した。 次回日程 2 0 1 5 年 2 月 4 日 (水)15:00-17:00 日本カトリック会館 正義と平和協議会 ■事務局会議 日 時 2014 年 11 月 6 日(木)13:00-15:00 場 所 日本カトリック会館 出席者 報 会議室 5 5人 告 1. 辺野古新基地建設に反対する要望書への賛同署名について 安倍首相には 10 月 17 日に 1,984 人の署名を添えて提出した。江渡防衛大臣には 11 月 10 日の辺野古へ の基地建設を許さない防衛省前抗議行動の際、提出する予定である。(1,506 人の署名が集まっている。) 2. 11 月 2 日から 3 日まで四国カトリック会館(高松教区)で行った林 尚志師の練成会の報告。 3. 3 月定例会議の日程と場所について 日時 2015 年 3 月 14 日(土) 場所 カトリック元寺小路教会(仙台教区) 翌 15 日はカトリック原町教会(仙台教区)で行われる東日本大震災追悼行事に参加予定。 4. 講演録出版予定。9 月の全国集会福岡大会でのカン・ウイル司教(韓国済州教区教区長)の講演と韓 国現代社会についての解説を加えた講演録を来年度出版する。 審 議 1. 正義と平和全国集会東京大会での平和のための脱核部会の分科会について 2. 2014 年度全国会議についてプログラム検討 3. 日時 2015 年 2 月 13 日-15 日 場所 YMCA アジア青少年センター(東京・千代田区) 2015 年度活動計画 - 10 - ■NCC 靖国神社問題委員会 日 時 2014 年 9 月 1 日(月)18:00-19:00 場 所 日本キリスト教会館 出席者 カトリックから 1 人 報 バプテスト同盟会議室(東京・新宿区) 告 1. 各教派、団体 2. 訴訟関係 審 議 講演会「天皇制と差別-いつまで騙される側にいるのか」の準備について確認した。 日時 9 月 8 日(月)18:30-20:30 場所 日本キリスト教団 講師 藤野 豊さん(敬和学園大学教授) 信濃町教会(東京・新宿区) ■NCC 靖国神社問題委員会 日 時 2014 年 10 月 6 日(月)18:00-19:00 場 所 日本キリスト教会館 出席者 カトリックから 1 人 報 バプテスト同盟会議室(東京・新宿区) 告 1. 各教派、団体 2. 訴訟関係 3. 講演会「天皇制と差別-いつまで騙される側にいるのか」について 参加者 審 約 100 人 議 1. 辺野古基地建設への抗議行動への連帯について 2. 来年度講演会について ■NCC 靖国神社問題委員会 日 時 2014 年 11 月 10 日(月)18:00-20:45 場 所 日本キリスト教会館 出席者 カトリックから 1 人 報 バプテスト同盟会議室(東京・新宿区) 告 1. 各教派、団体 2. 訴訟関係 審 議 1. 「辺野古基地建設への抗議行動への連帯声明」を確定し、送付した。 2. 来年度講演会を 5 月に予定する。講師の検討。 - 11 - ■NCC 平和・核問題委員会 日 時 2014 年 9 月 16 日(火)14:30-16:30 場 所 日本福音ルーテル教会 稔台教会(千葉・松戸市) 出席者 報 カトリックから 1 人 告 1. 内部被爆にかかわる講演会、シンポジウムの報告、書籍の紹介。 2. 世界教会協議会(WCC)中央委員会(7 月 2 日-8 日、スイス・ジュネーブで開催)は、 「核の無い世界 に向けた声明」を発表した。 3. 来年度の委員会方針について ・ 反核、反(脱)原発への取り込みを諸教派、諸運動体と連携する。 ・ 基地問題、憲法問題への取り組みを諸教派、諸運動体と連携する。 ・ 放射能汚染地帯への帰還政策に抗議する運動に連帯する。学習会など学ぶ機会を作る。 部落差別人権委員会 ■2014 年度全国会議 日 時 2014 年 7 月 20 日(日)-21 日(月) 場 所 サクラファミリア(大阪市) 参加者 23 人(委員 14 人、招待者 9 人) 1 日目は講演会(講師 奥田 均さん・近畿大教授) 、2 日目は参加者で分かち合いを行った。 ■定例委員会 日 時 2014 年 9 月 8 日(月)11:00-16:00 場 所 日本カトリック会館 出席者 17 人 欠席者 1人 報 会議室 2 告 1. 2014 年度第 2 回定例委員会(6 月 2 日) 2. 2014 年度全国会議(7 月 20 日-21 日、サクラファミリア) 3. 大阪教会管区部落差別人権活動センター 審 議 1. 2014 年シンポジウム(9 月 27 日、サクラファミリア) 2. 秋季合宿(11 月 23 日、神奈川・秦野市) 講師にテーマを確認して、合宿の案内、申込書を準備する。 3. 春季合宿(2015 年 2 月 7 日-8 日、大阪・貝塚市) 説明、フィールドワークに加えて、貝塚を舞台にしたドキュメンタリー映画『ある精肉店のはなし』の 上映を検討する。 4. 来年度プランについて 2015 年度に委員会として何をすべきかを話し合った。 - 12 - ■シンポジウム「福音と差別」 日 時 2014 年 9 月 27 日(土)13:30-16:30 場 所 サクラファミリア(大阪市) 参加者 約 70 人 テーマ 「すべての人が大切にされる社会をめざして」 シンポジスト 小森 恵さん、白石 理さん、大塚喜直司教 司会 松浦悟郎司教 あいさつ 平賀徹夫司教 第一部 シンポジストから三つの発題 「部落差別とダリット差別 インド・ネパール ダリット女性たちの現状」(小森 恵さん) 「日常生活で見直す人権」(白石 理さん) 「カトリックの人権思想」(大塚喜直司教) 第二部 シンポジスト間で質疑応答、ディスカッションを行った。 ■事務局会議 日 時 2014 年 10 月 8 日(水)11:00-15:35 場 所 日本カトリック会館 出席者 報 会議室 3 6人 告 1. 2014 年度第 3 回定例委員会(9 月 8 日) 2. 正義と平和全国集会 福岡大会(9 月 13 日-15 日) 主会場の大名町教会に委員会のブースを設けた。 3. 審 大阪教会管区部落差別人権活動センター 議 1. 秋季合宿(11 月 23 日-24 日、神奈川・秦野市) 当日の役割分担を決めた。普段来られない神奈川県内の人にも参加を呼び掛ける。 2. 春季合宿(2015 年 2 月 7 日-8 日) 11 月 17 日(月)-18 日(火)に、貝塚の会場を下見、打ち合わせを行う。 3. 2015 年度の計画について 以下の 5 点を次回 12 月 3 日の定例委員会で提案する。 ① 正義と平和全国集会東京大会(2015 年 9 月 21 日-23 日) 「狭山」をテーマに分科会を持つ。 ② 全国会議 日程 6 月-7 月初旬の金土の 1 泊 2 日、場所 京都。 ③ シンポジウム 日程 9 月の土曜日、場所 東京。内容は未定。 ④ 秋季合宿 場所 福島、千葉などでの開催を検討。 ⑤ 2016 年春季合宿 長崎教会管区での開催を検討中。次回の定例会議に提案予定。 - 13 - 外国人住民基本法の制定を求める全国キリスト教連絡協議会(外キ協) ■事務局会議 日 時 2014 年 11 月 4 日(火)18:00-20:30 場 所 日本キリスト教会館(東京・新宿区) 出席者 審 カトリックから 1 人 議 1. 国際シンポジウム(10 月 7 日-9 日、広島市)の振り返り ① 日本・在日側の参加者の応答と議論を活発化する方策を考えるべき。 ② 限られた日程で、討論に十分な時間がとれなかった。 ③ 資料集の翻訳者、同時通訳者に過度の負担を強いることになった。 ④ 現地での仕事を一定の人に担ってもらって無事終了したが、外キ協全体でもっと分担すべきであっ た。 2. 来年の全国協議会・全国集会の企画 主 題 和解と強制の天幕をひろげよう 日 時 2015 年 1 月 29 日(木)-31 日(土) 会 場 在日大韓基督教会 宿 舎 小倉教会(福岡・北九州市) 開催目的 SUNSKY HOTEL ・ヘイトスピーチに対するキリスト教界の一致した意見を表明する。 ・日本の歴史責任、外国人住民基本法の実現に向けて協議する。 ・入管法の見直しに対する行動計画を作成する。 ・ユースプログラムの企画を協議する。 3. 2015 年全国集会資料集の編集について協議した。 HIV/AIDS デスク ■第 4 回 HIV/AIDS デスク会議 日 時 2 0 1 4 年 1 1月 1 9 日 (水)15:00-17:00 場 所 日本カトリック会館 出席者 報 会議室3 6人 告 1. 正義と平和全国集会福岡大会 9 月 13 日-15 日に開かれた大会で、来場者にHIV/AIDSデスクの紹介ができた。 2. AIDS文化フォーラムin京都 4 回目となる今年のフォーラムは、10 月 4 日-5 日、延べ 1200 人が参加して開催された。4 日の「宗教 とAIDS」に一場 修師(マリスト会)がパネリストとして登壇した。HIV/AIDSデスクは啓発活動などを展示 した。 3. 神学院でのHIV/AIDS講話について 12 月 12 日に神言神学院(愛知・名古屋市)で、神学生や養成者にHIV/AIDSの話をする。 4. 第 5 回アジア・太平洋カトリックHIV/AIDS連合会議(CAPCHA Ⅴ) - 14 - 11 月 10 日-14 日に、16 か国から 52 人が参加してシェムリアップ(カンボジア)で開催。情報交換が できた。第 6 回会議は 2016 年に開催予定。 5. 各教区報へのデスク関連記事の掲載 「大阪カトリック時報 10 月号」と「横浜教区報 77 号」に掲載され、サポーターの申し込みもあった。 審 議 1. デスク・ロゴのレッドリボンのシールについて 啓発グッズとしてシールやカードなど使ってもらえるような物を考えていく。 2. 関東地区カトリック学校小中高連盟宗教部会とのコラボ企画について 次回のデスク会議に宗教部会からも参加してもらい、詳細な内容を話し合う。 3. AIDS文化フォーラムin佐賀について 2015 年 2 月 21 日-22 日、佐賀大学の本庄キャンパスで開催される。展示会場に参加の申し込みをする。 4. 正義と平和全国集会東京大会について 2015 年 9 月 21 日-23 日、東京で開催される。H I V 陽 性 者 のスピーカーを依頼して分科会を開く。次回 のデスク会議でさらに詳しく話し合う。 次回日程 2015 年 1 月 8 日(木)15:00-17:00 日本カトリック会館 中央協議会事務局 ■総務 1 月会議予定 7 日(水) 2015 年度予算検討会 日本カトリック会館 7 日(水) 学校教育委員会 8 日(木) 常任司教委員会 8 日(木) HIV/AIDS デスク会議 〃 9 日(金) カリタスジャパン援助部会 〃 幼きイエス会ニコラ・バレ修道院(東京・千代田区) 日本カトリック会館 19 日(月) 典礼委員会定例会議 20 日(火) 部落差別人権委員会事務局会議 カトリック中央協議会 カトリック横浜司教館 「 会報 」 発行日 発行 日本カトリック会館 2015 年 1 月号 (通巻 520 号) 2014 年 12 月 20 日 宗教法人カトリック中央協議会 〒135-8585 東京都江東区潮見 2-10-10 http://www.cbcj.catholic.jp 電話 03-5632-4411 - 15 - Fax 03-5632-4457
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