民間人材紹介事業者登録要領 (趣旨) 第1条 プロフェッショナル人材

民間人材紹介事業者登録要領
(趣旨)
第1条
プロフェッショナル人材戦略拠点事業(以下「事業」という。)において,徳島県プロ
フェッショナル人材戦略拠点(以下「戦略拠点」という。)に登録された民間の人材紹介事業
者が,県内に事業所を置く企業等(「組合等」を含む。以下同じ。)と,プロフェッショナル
人材との間における有料職業紹介を実施し,企業等がプロフェッショナル人材を採用するこ
とで,地域と企業の成長戦略の実現を図ることを目的とする。
(目的)
第2条
この要領は,戦略拠点への有料職業紹介事業者の登録について定めるものである。
(用語の定義)
第3条
(1)
この要領において,次に掲げる用語の意義は,それぞれに定めるとおりである。
登録人材紹介事業者
職業安定法(昭和22年法律第141号。以下「法」という。)
第30条に規定する有料職業紹介事業者で,この要領により登録を受けた事業者をいう。
(2)
組合等
中小企業による地域産業資源を活用した事業活動の促進に関する法律(平成
19年法律第39号)第2条第1項第6号から第8号に規定する組合等又は一般社団法人
及び一般財団法人に関する法律(平成18年法律第48号)第2条第1項第1号に規定す
る一般社団法人等であって,県内に主たる事務所を置くものをいう。
(3)
プロフェッショナル人材
専門的な技術や免許資格,知識や技能を有し,次のいずれ
かの経験を有する人材であって,直近の就業先が県外に本社若しくは本店を置く企業であ
るもの又は県内に事業所のある大企業における次のいずれかの経験を有するものをいう。
ア
業務を行う最小単位の組織の長として1年以上の経験
イ
企業又は官公庁等における概ね10年以上の実務経験
(4)
採用
中小企業等がプロフェッショナル人材と双方の合意に基づいて次の条件を満た
す雇用契約(採用内定を含む。以下同じ。)を締結し,就業を開始させることをいう。
ア
雇用契約にあっては,契約期間は期間の定めのないもの又は3か月以上の期間の定め
があって,期間の定めのない雇用の採否を判断するためのものであること。
イ
雇用契約にあっては,健康保険及び厚生年金保険の適用があること。
ウ
ア並びにイの条件を満たしていない場合は,戦略拠点が特に認める雇用契約であるこ
と。
(5)
人材紹介手数料
法第32条の3第1項第2号に規定する手数料をいう。
(登録の方法)
第4条
登録を申請しようとする者は,戦略拠点が別に定める期間において,あらかじめ民間
人材紹介事業者登録認定申請書(様式第1号)に次に掲げる書類を添えて,戦略拠点に提出
しなければならない。
(1)
有料職業紹介事業許可証の写し
(2)
有料職業紹介事業者の概要が分かるもの(パンフレットなど)
(3)
求職及び求人の申込方法など,業務運営が分かるもの(求職・求人票の様式及び申込み
手順がわかるものなど)
(4)
人材紹介手数料の徴収方法及び額が分かるもの(求人企業と交わす契約書等の様式,手
数料表など)
(5)
個人情報の管理に関するもの(個人情報保護方針など)
(6)
有料職業紹介の実施状況及び今後の取組方針が分かるもの
(7)
人材の円滑な定着のための取組状況が分かるもの
(8)
その他戦略拠点が必要と認める書類
(登録の条件)
第5条
第4条に規定する申請書を提出する際には,次に掲げる条件を全て承諾して提出する
ことを条件とする。
(1)
登録人材紹介事業者は,この要領に定める戦略拠点への報告等のため,登録人材紹介事
業者及び企業等が,プロフェッショナル人材の個人情報を戦略拠点へ提供することについ
て,当該プロフェッショナル人材から書面で同意を得ること。
(2)
登録人材紹介事業者は,毎月のプロフェッショナル人材に関する有料職業紹介の活動状
況について,翌月10日までに有料職業紹介活動状況報告書(様式第2号)により戦略拠
点に報告すること。
(3)
登録人材紹介事業者は,法第32条の6に規定する許可の有効期限の更新を受けた場合
は,新たな許可証の写しを速やかに戦略拠点に提出すること。
(4)
登録人材紹介事業者は,法第32条の7に規定する変更の届出をした場合は,速やかに
戦略拠点に変更届(様式第3号)により報告すること。
(5)
事業を効果的に運用するため設置する徳島県プロフェッショナル人材戦略協議会の取
組に協力するとともに,同協議会関係者間の連携強化にも協力すること。
(登録の基準)
第6条
登録人材紹介事業者の登録については,次に掲げる審査基準により申請内容を審査の
上,戦略拠点が登録の可否を決定し,事業者に対し登録(認定・不認定)通知書(様式第4
号)により通知する。
なお,審査は原則,提出された申請書類等により行うものとするが,審査前に戦略拠点担
当者による事前ヒアリングを行うことがある。
(1)
県外在住の人材に関する求人・求職の登録実績があるか。
(2)
県内企業の求人登録の実績があるか。
(3)
県外在住の人材に関するマッチング実績があるか。
(4)
県外在住の人材に関する採用実績があるか
(5)
有料職業紹介の取組方針が,事業の目的に合致しており,登録やマッチングに繋がるよ
うな具体的な取組となっているか。
(6)
人材が円滑に定着できるよう,人材及び採用企業に対するフォローアップ等の取組を行
っているか。
(登録の有効期間)
第7条
登録の有効期間は,戦略拠点が別に指定する日から当該年度末までとする。ただし,
登録の取消又は取り下げがないときは,徳島県が実施するプロフェショナル人材戦略拠点事
業が継続している限り,登録を自動的に更新するものとする。
2
登録は,次に掲げるいずれかに該当することとなったときは,登録の有効期間内であって
も登録を終了する。
(1)
法第32条の9に規定する許可の取消があったとき
(2)
第8条の1項の規定により,登録を取り消したとき
(登録の取消)
第8条
戦略拠点は,次に掲げるいずれかに該当するに至ったときは,登録を取り消すことが
できるものとする。
2
(1)
不正な行為があると戦略拠点が認めたとき
(2)
正当な理由がないのに,第5条に定める条件に従わないとき
前項の規定により登録を取り消した場合に登録人材紹介事業者が被った損失については,
戦略拠点は損害賠償を行わない。
(登録の取り下げ)
第9条
登録人材紹介事業者は,本事業への登録から削除を希望する場合には,登録認定の取
下申請書(様式第5号)を戦略拠点に提出するものとする。
(指導監督)
第10条
戦略拠点は,この登録に関する事項について,必要に応じて検査し,登録人材紹介
事業者に対して報告を求めることができるものとする。
(その他)
第11条
附
この要領に定めるもののほか,登録に関し必要な事項は,戦略拠点が別に定める。
則
この要領は,平成28年1月14日から施行する。