仕様書 1 件名 あきる野市体育施設予約システム構築委託に係るプロポーザル 2 契約期間 (1)システム構築委託契約 ア 期間 契約締結の翌日から平成28年3月31日まで イ 内容 本仕様書項目7から14 (2)システム運用契約(詳細なスケジュールは、受託者と別途協議の上、決定する。 ) ア 期間 平成28年4月1日から平成29年3月31日まで(予定) ※なお、運用に関する委託契約は60ヶ月を予定し、契約は年度ごとに行う。 イ 内容 本仕様書項目15から18 ※なお、予約状況の閲覧(仮稼動)を平成28年4月1日から開始する。 ※システムの本稼働は、平成28年7月から開始する。 3 履行場所 秋川体育館(あきる野市二宮683)その他あきる野市が指定する場所 4 支払方法 業務完了後に支払うこととする。 5 用語の定義 (1)施設…管理対象となる物理的な建物の単位 (2)設備…施設の中に含まれる実際の予約対象となる単位 6 目的 現在使用している施設予約システムのうち、体育施設の予約システムについて、抽選機能等を有する システムを構築することで、自宅のパソコンやスマートフォン・タブレットからの予約を行うことがで きるようになるなど、利便性の向上や窓口の混雑を緩和することができ、体育施設サービスの充実を図 ることができる。 7 委託内容 (1)別紙「機能要件一覧表」に記載する機能、又それに準拠した機能を有した、クラウド型システム (ASP 等サービス提供型システム。以下、 「クラウド型システム」とする。 )による体育施設予約シ ステムの構築。 (2)本システムを利用するための市民向け端末機器の調達と施設への設置。 (3)操作マニュアルの作成及び施設管理者に対する研修の実施。 (4)操作研修等におけるテスト環境の整備。 (5)施設管理者による設定作業やテスト環境を利用したシステム操作等に対する問い合わせに関し て、適切に対応できる支援体制を整えること。 8 納品物 (1)施設予約システム構築計画書(研修計画を含む。 ) (2)各種設定資料(紙媒体1部、電子媒体1部) ア マスタ一覧 イ 職員情報登録データ一覧 1 (3)操作説明書(紙媒体7部、電子媒体1部) ア 管理者操作説明書 イ 施設利用者説明書 (4)打合せ議事録 (5)その他協議の上、定められたもの 9 施設・設備数 (1)施設…10 (2)設備…62 10 機器の調達 構築するシステムがスムーズに操作できるパソコンを条件とし、以下に示す「表 市民向け端末機器 仕様」と同等、もしくはそれ以上の機器を納入すること。 〈表 市民向け端末機器仕様〉 項 目 要 件 形式 液晶一体型パソコン 台数 2台 OS Windows8.1 ディスプレイ 19.5 インチ(タッチスクリーン) <付属品> ・テンキー付きキーボード及び光学式マウス(USB) その他 ・盗難防止のためのワイヤーロック ・設置する場所からHUBまでのLANケーブル(1台につき最大 20m) ・セキュリティソフト「ウィルスバスタークラウド 10[トレンドマイクロ株式会社] 3年版」 11 データセンタ 本システムを設置するデータセンタは、 「情報システム安全対策基準」 (通商産業省告示第 518 号、第 536 号)に適合していること。 データセンタ内の本サービスの提供に係るシステム等セキュリティ監視要件を 「 〈表 セキュリティ監 視要件」に示す。 〈表 セキュリティ監視要件〉 監視対象 監視要件 システムセキ 不正侵入検知 ュリティ 内容 ネットワーク上のトラフィックを監視し、不正侵入検知を行うこと。 不正侵入の兆候を検知した時には、適切な対策を講じること。 不正改ざん検知 サーバ上のファイルの改ざん検知を行うこと。 改ざん検知時には、修復もしくは代替ファイルへの移行を行うこと。 マルウェア対策 随時、マルウェア(コンピュータウィルス、ワーム、スパイウエア など)チェックを行い、マルウェアの感染を未然に防ぐこと。 物理的及び環境的セキュリティ データセンタ及びサーバルームへの入退室管理を行うこと。 サーバルームを監視カメラ等により監視すること。 守衛巡回すること。 12 利用者環境要件 利用者は、各自の端末にあらかじめ導入されたWebブラウザを利用して、インターネットを介して 情報のやり取りを行うものとする。 2 本サービスを支障なく利用できる環境として、施設利用者側の利用環境要件を「表 施設利用者側利 用環境要件」に、施設管理者側の利用環境要件を「 〈表 施設管理者側利用環境要件」に示す。 〈表 施設利用者側利用環境要件〉 項 目 端末性能 OS 要 件 一般的な性能を有する端末により、体育施設予約サービスを支障なく利用 できること。 一般的に普及しているOS(例:Windows Vista、7、8)をサポートする とともに、最新のバージョンに追随し、サポートすること。 インターネットエクスプローラ(Windows Internet Explorer)をサポート するとともに、最新のバージョンに追随し、改修が必要な場合は、サービ Webブラウザ ス提供者の責任において行うこと。 ファイヤーフォックス(Mozilla Firefox) 、サファリ(Safari)により、使 用できること。 インターネット接続環境 利用者端末のインターネット接続が、ブローバンド環境の場合で、施設予 約サービスを支障なく利用できるよう配慮されていること。 NTTドコモ、au、ソフトバンク等の携帯電話・スマートフォンにより、 施設予約サービスを支障なく利用できること。また、スマートフォンにあ 携帯電話・スマートフォン っては、スマートフォンに最適化した画面表示をすること。 (表示幅を合わ せているだけでなく、利用者にとって見やすく操作しやすいよう、全ての 画面においてスマートフォンに特化した表示となっていること。 ) Webブラウザのみで、施設予約サービスを利用できること。 Java 実行環境(JRE)や一般的に公開されている各種プラグイン等のイン ストールが必要な場合は、その旨を明記し、併せて設定方法も記載するこ その他 と。 端末設定を、施設予約サービスを支障なく利用するための設定が必要ない よう極力配慮すること。設定する必要がある場合には、その設定変更によ り、利用者端末のその他の利用に悪影響を及ぼさないよう配慮されている こと。 〈表 施設管理者側利用環境要件〉 項 目 要 件 Windows 7 OS 一般的に普及しているOS(例:Windows Vista、7、8)をサポートする とともに、最新のバージョンに追随し、サポートすること。 Internet Explorer 11.0 Webブラウザ インターネットエクスプローラ(Windows Internet Explorer)の最新のバ ージョンに追随し、サポートすること。改修が必要な場合は、サービス提 供者の責任において行うこと。 端末設定を、施設予約サービスを支障なく利用するための設定が必要ない よう極力配慮すること。設定する必要がある場合には、その設定変更によ その他 り、管理者端末のその他のシステムに悪影響を及ぼさないよう配慮されて いること。 管理者端末からインターネット経由で、データセンタへアクセスする時に は、IP等の指定された端末からのみに制限すること。 3 13 研修要件 本システムの機能を理解し、操作方法等を習得するために施設管理者に対する研修を実施すること。 この研修の実施内容を「表 事前研修の実施内容」に示す。研修実施までに研修計画書を提出し、市 の承認を受けること。 〈表 事前研修の実施内容〉 実施項目 内容 対象者 施設管理者 研修回数 3 回程度 (1 回の最大人数 15 人) 研修時間 2 時間程度/1 回 研修内容 施設管理者が習得すべき事項についての研修を行う。 その他 研修会場及び研修で使用するパソコンは市で用意するが、講師及び研修参加人数 分のテキストは、受託者が用意すること。 14 データ移行 現在、市が運用している「あきる野市施設予約システム」の各種データの移行は、原則行わないもの とする。 15 運用管理 本業務の受託者は、運用業務の調達に係る仕様書の作成段階において、 「運用要領」を策定し、運用業 務の実施に必要となる各種情報の提供、マニュアル類の整備を行うこと。 以下に市が想定している運用 業務を示す。これ以外にコスト削減やサービス向上が図れると思われる方法がある場合は、提案として 記載すること。 項 目 要 件 運用管理体制 予約システム稼働後の運用管理体制(通常時及び障害時)を提出すること。 なお、提出に当たっては、セキュリティ管理に関する体制や組織、責任の 所在についても明記すること。 (受託者がセキュリティ管理上の脅威を感 知した場合、システムの処理を一時的に停止し、脅威がなくなったことを 確認するまでその状態を維持し、脅威が去った後に定常状態へと復帰させ る等の対応をするため。 ) データ管理 予約データのバックアップ及びリストア。 システム監視管理 安全で安定的な稼働を可能とするための本サービスの提供に係るシステ ムの監視(ネットワーク及びサーバ) 。 障害管理 障害に対して、予防、発生時の迅速な処理手順、再発防止のための方策(障 害対応ルールの策定、障害発生時の初動及び障害対応) 。障害発生時の初 動及び対応については、SLAにおいて基準値を設定すること。 保守管理 システムの安定的運用を図るためのソフトウェア保守、設備・機器保守及 びセキュリティ保守の管理。 ドキュメントの管理 各種技術資料、各種操作説明書、議事録など、必要とするドキュメントの 管理。 4 項 目 要 件 実績報告 市に対し、運用実績について報告すること(書面報告可) 。運用実績報告 における報告事項。 ヘルプデスクの設置 本サービスの提案に当たり、サービス提供事業は、電話、電子メール等に よる施設管理者からの問い合わせ等に対する窓口として、ヘルプデスクを 設置すること。 施設管理者からの各種問い合わせには、平日の午前9時から午後5時まで は有人にて対応をすること。 16 システム稼動後の運用契約期間満了時の扱い 本サービスの提供に係る運用契約が満了した際、市は、契約を終了するか1年間延長するか、あるい は、契約の一部を終了(※1)し一部を指定期間延長するか、選択できるものとする。 契約を延長する場合(一部延長)の月額利用料は、当初契約の期間満了月(最終月)の月額利用料と 同額、又はそれ以下(※2)とすることを基本に、協議の上、決定するものとする。 なお、1年間の延長契約が満了した際の扱いも、原則、同様とする。 (※1)基本機能以外(いわゆるオプション機能)やヘルプデスクの利用中止などを想定 (※2)一部を終了すること等による月額利用料の引き下げを想定 17 データの提出 本サービスの提供に係る利用契約が終了し、別事業者から提供を受けるサービス(次期サービス)が ある場合、サービス提供事業者は、市と協議の上、当該別事業者に対して、データ移行支援等必要な支 援作業を行い、業務及びシステムの円滑な移行に寄与すること。 18 SLA(Service Level Agreement) 具体的なSLAの内容は、契約後、市と受託者との協議により決定するが、サーバの稼働設定値等の 指標を用いて努力目標として設定することを想定している。 また、サービスレベルを維持するため、サ ービスレベルの監視・報告・評価・改善策の実施等、効果的なサービスレベルのマネジメント)が必要と なる。 なお、市が想定している指標を「表 SLA 設定項目・設定値」に示す。 表 SLA 設定項目・設定値 サービスレベル項目 内容 基準値 365 日 稼働時間 サービス提供時間 (8:00-22:00 より長 いこと) (計画停止を除く) システム の可用性 計画停止 定期点検等のために計画的にシステムを停 止する時間 月 24 時間以内 年間総稼働率時間から計画停止期間を控除 稼働率 したシステム稼働時間のうち、計画外停止 年 95%以上 期間を差し引いた稼働時間の割合 ウィルス定義ファ 公表からセキュリティパッチ適用方針まで システム イルの更新 の時間 の信頼性 セキュリティパッ 公表からセキュリティパッチ適用方針を決 チの適用方針 定し、市へ報告するまでの時間 5 25 時間以内 2 日以内 サービスレベル項目 内容 基準値 一次通知:1 時間以内 二次通知:2 時間以内 障害の報告 障害の検知から発生を通知するまでの時 間 (ただし、平日 17:30 ~9:00 及び土日祝日に ついては、上記時間に 2 時間の加算を許容す る。 ) 2 時間以内 (ただし、平日 17:30 システム の信頼性 障害の復旧予定時 障害の検知から市へ復旧予定時刻を報告す ~9:00 及び土日祝日に 刻の報告 るまでの時間 ついては、上記時間に 2 時間の加算を許容す る。 ) 障害の復旧回復時 間 リカバリーポイン ト 障害の検知から復旧回復までの時間 災害発生時の復旧が可能な基点 システム オンライン応答時 内部ネットワーク内における画面遷移に要 の性能 間遵守率 する時間が平均 3 秒以内である割合 12 時間以内 日次取得するバックア ップの前回実行点 95%以上 19 著作権等の扱い (1)本件は、発注者が受注者に対して一定の対価を支払い、クラウド方式により構築されたシス テムを最適化させ、当該システムが提供する施設予約サービスを利用する形式であるため、サ ービス提供に必要なプログラム、Web 等に関する著作権は受注者に帰属する。ただし、提供 するサービスのなかに発注者の著作物が含まれる場合、当該著作物(当該著作物を改変(コン バージョン含む)したものを含む)の著作権は、従前からの著作権者に帰属する。 (2)発注者は、受注者が納品した納品物につき、自らの業務処理に対象のサービスを利用するた めに必要な範囲で、複製等の二次利用を行うことができることとし、 受託者はその利用につ いて許諾すること。 (3)受注者は、前記(2)において利用許諾した納品成果物に関し、著作者人格権を行使しない。 (4)納品成果物以外に、受注者が対象システム構築の過程で本市に提供した資料、プログラム 等 (以下「受注者提供資料」という)に関する著作権は、受注者に保留されるものとするが、 発 注者は、当該受注者提供資料及び対象サービスを自らの業務処理に用いるために必要な範囲で 使用できる。 (5) 以上の権利又は著作物の利用許諾等の対価は、本契約記載の対価に含まれており、当該許 諾等に伴って、本記載の対価とは別の費用が発注者に対し発生することはない。 20 留意事項 (1)市から受け渡された住民情報データ及び関連する資料については、本業務にのみ使用し、業務終 了後に市へ返却するものとする。 (2)受託者は、いかなる場合においても、この契約の履行中に知り得た業務に関わる事項及び付随す る事項を第三者に漏らしてはならない。 (3)受託者の機密保持義務は本契約の有効期間中はもとより、本契約の終了及び解除後も継続するも のとする。 6 (4)受託者は、市による書面の同意を事前に得なければ、本委託に係わる事項を公表又は第三者に情 報提供することはできない。 (5)市の施設等に出入りする場合は、市の担当者に事前に連絡し、承認を得ること。 (6)本委託の履行に支障が生じる可能性があると市が認めた場合は、その対策について緊急協議する こと。 (7)本仕様に記載の事項又は疑義が生じた事項は、市と協議すること。 (8)旅費等、その他諸経費は受託者の負担とする。 (9)市では、 「あきる野市公共施設におけるエコ活動の推進に関する要綱」により、環境に配慮した 活動を行っていますので、環境に係る市の活動に協力すること。 (10)本契約の履行に当って自動車を使用し、又は使用させる場合は、都民の健康と安全を確保する環 境に関する条例(平成12年東京都条例第215号)他、各県条例に規定するディーゼル車規制に 適合する自動車とすること。 (11)個人情報保護特記事項については、別紙のとおり。 7
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