脇野沢におけるホタテガイモデル増殖試験 (昭和56~58年度)

青水増事業報告
第1
4
号 (
1
9
85
)
脇野沢におけるホタテガイモデル増殖試験
(
昭和5
6
-5
8
年度)
田中 俊輔 .青 山 禎夫 .中西
は
じ め
広義 .奈良岡 修 禦
吉田 治三歳 * *
に
ホタテガ イモデシ
レ増殖詞険は、投苗器投入から採揃 に至 るまでの一連の諸作業 をセンターが自ら行 っ
た試験である。
こ
うした漁協規模 で実施する試験 を通 じて、生産現場でおこる管理上の諸問題を解決 しつつ、地 ま
き増殖管理のあ り方を明らかにすると共 に、その普及を図ることを目的 と して実施 した ものである。
3
年∼5
5
年 には、上北都野辺地町漁房)
(
放流個数 2
0
万個 、放流区画 1
5
0×
本試験 に先立ち、昭和 5
1
50m) 、昭和 5
4
年∼5
7
年 には、東津軽君陸 田村漁i
#)
(
放流個数 4
2
万個 、放流区画 3
0
0×300,
a) で、
予備試験を実施 してきた。
第 1図 ホタテ イモデル増殖試験漁場
ガ
*
***
むつ地方水産業改良普及所 :試験漁場
** 水産課 匪≡
ヨ:
中間育成漁場
l
放流規模が2
0
万個あるいは5
0
万個程度の試験であると、センターのホタテガイ都職員 (4- 5名) 、
担当地区の水産業改良普及所普及員、地元漁業協同組合ホクテガイ研究会会員、実習を兼て青森県水
産修練所教官 ・生徒の協力を得て実施することができた。
しか し、放流規模をさらに拡大 して、採捕 まで含めた漁協規模の試験を実施するとなると、漁場 ・
資材 ・労働力等の点から我々だけの手には負えない。そこで、本試験では、むつ湾内24
漁協 ・支所の
中で唯一、漁協内に自営課組織 を持ち、漁協 自らが種苗生産 ・放流を行 っている脇野沢村漁協 (
中島
俊二組合長)の漁場の一部を借 り、施設 ・資材等の提供や労働力の協力を得てセンターが実施 した。
a ホタテガイモデル増殖試験漁場
モデシ
レ増殖試験漁場を第 1図に示す。本試験では、放流椎貝の個数を5
0
0万個規模 と したので、放
/1
T
i
として、約8
3
万n
i
が必要 となる。そこで、N
i2漁場の一部
流漁場は放流密度を 6個
(
水深2
0-4
0
n)1,
7
5
0×5
0
0
nの漁場 (
第 1図に示す a ・b ・C ・ d) を漁協 から借 り受け、採苗 と中間育成
はF
hl漁場の一部 (
第 1図に示す斜線部分)を借 り受けて実施 した。
b 採
苗
i)採苗施設の設置
+2
0m.
→\
こ 5m
.
錨網 (
水深 に関係な く 1
00m)
1
0
0m
尺玉 ,
4 8mm 尺 2玉
_
/1mIP p'.
9ガオ
A
†
b g
_
r
pm ,
仰
m* 9
!; m g 9芸 W
一 日
1ケ統川;21連川
×1
9袋 l3
侶
9
9袋
I.I U 侶
流網
6m
1
m
斡綱 〆 1
ー
'r
′
′
'
〝′
′
〝′""I
:' ー
′
,
〟'
'
ー
リ'ー
r
ー
′
′ ′'''
'
"
′
′
仰
'
'
ー
′
i 6.
,
㍍
〆6
ー
宣
mm長 ′
蒜
1
6mm
三言 言
言
25
莞
と■
'
.k
'
J
'
:'
'''
&;
,
使用 した採苗器垂下施設を第 2第
図に示す.採苗器垂下施設は水深2
2図 採苗器垂下施設
6
mn
z
) 部分は1
0
0
mと し、幹綱水深 が 9m
を垂下する幹綱 (
直径 1
7ヶ所 と し、両端 と中心には直径3
6α
m
9
5
-4
2nに設置 した。採苗器
になるよ うに設置 した。浮玉 は
採苗器 は玉ねぎ袋 に古流 し網を入れて作
玉、他は
り、垂下連
3
0(
Ⅶ玉を使
は1
った。
9
袋を 1
(
21
連 ×1
9
袋)を垂下 した。採苗器の投入は漁協 自営課の採苗器 と同時
連 と して施設 1ケ統 に399
袋
に昭和5
6年 4月2
日、 5月 4日∼ 5日に1
0
5ケ統 (
寄波地区60ケ統、瀬野地区45ケ統)を投入設
8日∼30
稚貝採取 ・中
置 した。
i)付着椎貝の採取
採苗器 からの付着椎貝採取は、第
1表 に示すように、昭和5
6年
間育成
取 りあげた採苗器2,
70
0
袋 から、約5
25
万個 (
平均1,
94
4
個 / 7月2
5日∼27日に行 った。
の運搬から中間育成 まで
袋)の椎 貝 を採取 した。採苗器
2図に示す。
分 目 (6n
l
m目)ふるいで選別 し、 ピンセ ッ トで椎 ヒ
採苗器からふるい落 しの諸作業手順を第
た椎貝は荒選別後 3
[採苗器運般]
採苗器 を沖の採苗施設から陸上 に運
本 (1ケ統分)
ぶ。 3人 1組 で 1回に21
を運ぶ。
採苗器 を技縄から外 し、水槽 に入れ
る。
[荒 選
1
75×1
4個 、
別]
古流 し網 、ネ トロンネ ッ トを出 して、
大雑把 に選励するo上ずみはザル にす
1
0
×5
〆50×
4
2
c5c
mが 4個 .
のバ ッ
mのタル、45×3
0×8c
m
て
[ふるい選別]
るo
1
75×110×70c
mの水槽 が
ト4
を使用。
〆50×
2c
mのタル にホース 3本 で
海水を補給する。
〆47×32cmのタルでふる う。椎
を26×3
貝
表 1表
取 り揚 げた採苗器 数 と中間育成椎貝数
を取りに行
つた 回数
年 月 日 沖に採苗器
採 苗 器 数
取 りあ げ た
連 ×ケ統 ×袋
5
6.
7.
25
3 由 :
::::l
l
:l l,
0
0
袋
7
5
6.
7.
26
3
;
::
5
6.
7.
27暮
2
21×2×1
9
合
8
計 辛
;
:
:
x )
中間育成
運搬回数
用椎貝の
中間 育成 椎 月数
連 ×個/パ ×段 ×
ケ統
3
2回 1
5
0×5
0
9
8
8
2
9
7
9
1
8
)
8
2,
7
0
0
6
9
働
労
男
力2
)
人
女 (ネ ッ 合計
個
トづめ)
×3
2
1
5
0×5
0×1
0×
29
- 2
1
7
2
4
0
万
1
73
8(
20
)
5
5
1
29
1×5
0×1
0×1-
1.
4
5万
.
1
73
8(
1
5
)
5
5
×5
×1
×7
0
3
) 65
2
0×1
0×1
.
0
5
5
0×5
×86
0
万
1
5
01
0
9(
5
0
1
6
3
3(
1
5
)
1
5
4
9
備考 :2
1)
) 傭船は
一部は漁協で使った。
6:3
0-1
7:0
0、人夫は 7:0
0-1
7:
0.
5k
g
3) 6
7ケ統分には 2kgの石をつけたが 3ケ統分には石不足のために
0
0
0
中間育成密度 は年内放流 の場合適正密度 と考 えられる一定数量 (
5
0
個
の石を4
/パ)個つけた。
をパ ール
収容 した。50
個/パ は、53年度 の野辺地町 、54
年度の蓬 田村 で行 ったホタテガイ地
2
n
l
臥 高 さ5
0
m
mの円柱型の容器
試験 と同様 に した。そのために大 きさが内径 2
一杯 に入れ
ネ ッ トに
まき増殖 予備
を準備 し、ス リ切 り
た時 に丁度 50
ネ ッ ト詰 め作棄者
個 の椎 貝が入るよ うに円柱型容器 の高 さを ノコギ リで切 って調整 して 、
個 /パの1
0倍 も
55年 までの脇野沢村漁協
の椎 貝採取時の収容個数は、50
に持 たせた。
l
'ので、初期収容個数の重要性 を十分 に説明 して作業 を行 わせた。
の椎 貝 を収容 して いた
中間育成開始時
きさ
のホタテガイ椎 貝 (2分 目ふ るいで選別)の殻長組成 を第 4図 に示 す。殻長
i
)付着椎貝の大
7.
5
m
2
m以上 が54% を占め、平均殻長 7.
i
i
j
)中 間 育 成 施 設
ホタテガイ中間育成施設を第 5図に示す。また施設の設置状況を第 6図に示す。
/ 一」
I
i
′
J
i
i
J
]
第 5図
中間育成施設
20
太
7
1
5
/太
2
6
1
2/1
6
爪
l
l
■■
▼ ▲12
/15▼
1本
ここからは、漁協の中間育成施設
12
/l
l
0
1
15
1∽7 本
10
本
7/2
7
7
6
7
8
9
5
6
6
7r2
6
1
3本
▼
2/1
66
^ 1
5
1本
1
2/1
2
7本
9
3
0
5
8
1
2
6
7
4
5
4
5
72
4
9
0
3
1
描
1 を抱か
頭4
0×
3
1
m
1
×
の木
や
*
く・.
0
3
第 7図
J
7
1
〆
脚 をつ けておろす
錨は
中間
5⊥6 単位
:
c
m
中間育成施設は、水深2
いた錨
0
-3
9nに設置 し育成施設に用
た。幹綱 (
直径
1
8
m
m)部分は1
5
0m 、幹
なるように した。浮玉は1
2ヶ所 と し、直径36c
m玉 を 2ヶ所 、他 は直径3
綱水深 97
T
Lに
中間育成施設は脇野沢村漁協の協力で、既存の施設7
0ケ続を借 りたために
0c
m玉 を使 った。
しもセ ンターが従来使 っていた施設 と同 じではない。例えば浮玉の個数、大 、施設の仕様 は必ず
5
0n、浮玉や底玉 には直径 3
6c
m玉 を使用 し、幹綱水深は施設 きさはセ ンターの施
設では 3個 /1
5mと し、また、タチキ リも付けているの安定 やムラサキイ
ガイの付着をできるだけ防 ぐために1
花に して準備 してあったので、止むを得ず漁協仕。 しか し、本試験 で
は、既 に浮玉のテンボーを 97
花の丸太 (
直径 5- 様の施設を使
6
施設の固定 は第 7図に示す片爪錨 を使 った。錨 には 37
った0
(
角材 、4
0×1
1×11m)をつけた。
c
m) を抱 かせ、頭
di
椎
)放流区画
貝 放 流
イは、脇野沢漁協の
,
7
5
0×5007
nの漁場 に放流する
ホタテ の決定
と放流前調査 2区の西側 1
ガ
6
年1
2
月 9日に、海上で5
0
0mの間縄を使 って実測 し、ボ ンデンを入れて
a、 し、放流前の
昭和 5
ものと
b、 C 、 dの
4区画に分
区画決定後
、ヒ(
トデその他の状況
8図)0
をみるためにナマコ桁網 (巾2.
1
7
花、袋 4
けた
第
て a区画内の 2ヶ所 (
第 8図 A、 B)
曳網調査結
、鉄棒 5本)を使 っ
において調査 した。
ヒ トデ類、ウニ類の比率は、
91:9、9
3:7で ヒ トデ類が多 く、その他の
果を第 2表 に示す。
5
3
年産)の密度は、桁網効率を生物
1
5 では ウ ミサボテ
ンが多 くみられた。また、残存 ホタテガイ (
%∼3
0%とすると
4
9
1
5
-0
0
3 0.
1
5
-0.
0
7
個 /niとな
l
n)+ (
500x2.
1m)十
'0.
(
500x2.
.
1.
4
9×3
5・
5×24る.以上 の大型底生
生物 と同時にゴミも回収 したが、両者を合わせて も放流用篭 (
Bで 5分 目程度で問題はなか っ
m) にAで 8分 目、
L_
し
00m
(
a
)
(
b
)
第 8図 放流漁場および放流前
(
C
)
第 2表
曳網 調 査 結
残果
査
調
点 曳網
時間
分 曳
速
m/網
度
分 距離
曳網
m曳 網
A
B
7
7
71.
4
71.
4
5
α)面1,佑0
m
積2
5
0
0 1,伍0
存
個
ホ
チ
イ
ガ
メ
ヒ トデ 類
個
ウニ類
7
ヒ
_
ト● ナ
ス
7
ヒ
_
ト
● ホ
′
ツ
ウ
レ
デ
ヒ
ン
ト
′ チ
フ
ヒ
ン
リ
.
ト
・
.
_
●
′ モ
カ
イ
ジ
ヽ中 ガ
36 7 33
1 1 1 3
コ
キ
エ
ウ
イ
ガ
ゲ
カ
シ
イ
リ
トそ マ
ナ
マ
サ
メ
ウ
ン
i
ヨ
/
′ 個
/i
ゾ
フ
ン' エ
ゾ′ ガ
0
i
)
1
調査地点
1 6
1 4
ボ
ツ
%
キ
ン
コ′ ス
ヤ
ボ 他サ
ウ
ヽ 比
ヒ
の
ボ
チ
ン
メ
ブ
ン
タ′ 個
フ
ジ
備
ヽ′ オ
カ
ネ
ウニの
7
ヒ
_
ト
_
+トデ
ウ
2 3 67
2
2
1 2 93
の比
%
ヒ
ウ
考
二、そ
フ
ヒ
一
ト
一〇トデ、
ウの他
他
の
そ
0 9i 9 3
3
3 64
1.
0 8 5 0 0 0 0 0 1 1 0 1
個
i
i
)放 流 作 業
(d
1 84
7 1
2
1 87
,
n
2
に換 算 した。
数 は個 /10O
6
年1
2
月11日∼1
7日に行 った。放流個数は第 3表 に示 したよ うに
ホタテガイの放流を昭和 5
000個 (
2,
45
0ケ統 ×50
個 /パ ×1
0段 ×1
50連 とす る と532万個 とな り、 ま た2,
7
60箱 ×2,
71
、
2,
300
個
第 3表
ホタ テ
ガ
年 月 日 労 働 力 ≡
船 隻
男
人
イ放流状況
言:
:3
7;
三 7;器 取
施り
設
揚げ
数
女
人
合
流
個
疏
1
7㊥
亘) 1
2
7
,
ケ統
㈱ 個/箱
×5
0個//
の場く
合
×
1
2月1
1日
5
1
9
4
3
6
2
1
2月1
2日
5
2
0
5
4
7
4
(
9
放
計
人■
(Nil1
7) ㊥
数 個
650箱 ×2,
00個 / 箱
段 ×1
5
0
連- 1
2
3
7
0.
5
0
万
1
0
1(
彰 40箱 ×2,
00
個/箱 -
5
2
0
53
7
3
6日
2月1
5
1
9
5
6
7
5(心 6
5
2
51
)亘
@) 2
8
1
1
ケ統
5箱 ×2
×5
0
,
個/パ
00個 /
×1
箱0
段 ×1
5
0
連- 1
5
7.
5万
1
2月1
7日
5
2
0
5
3
7
3
8.
0
万
9
8
2
59
放
流 a区
b
C
面
a
d
1
8
6
9
0
5
5
0
8
5
b
a
d
b
40
C
b
1
6
3.
0
万
4
3
6
2
5
8
7
9
1
6
8
2
0
1
0
5
b
1
5(
9 1
5ケ統 ×5
0個/パ ×1
0段 ×1
5
0
連- 1
1
2.
5
万
(
F
W 7
0) ㊤ 6
05
箱 ×2,
00
0個/ 箱 1
21
.
0
万
1
2
1
0
0
C
d
3
5
7
9 5
32
万
7
0(
④ 5
52
万,
3) 2,
4
5α
-2
放流密度 および放 流個数
画
a
1
7
1
0
1
0
0
2) 取 り揚 げ船 は 3- 4名乗組 、放流船 は 4名 (
女 2名)乗組 。
第 4表
6
5
7
8
4
3
2
1
1
7
2
0
lp
-
2
5
4
6
3
2
5
8
7
1
1
1
2月1
5日
計
放流
区画
8分 日
(I
L1
8
3
47
)(
@
9 1
6
1
7
5
ケ統
0
箱 ×2
×
×5
5
(
0
,
個
0
個/
0
/個
パ
//
く
×1
×1
箱0
0
段
段×1
×1
5
5
0
0
連
連-1
1
2
3
7
0
7
.
5
0
万
合
放流
回数 4
積込希叙
×
9×
23
4
5
c
.
m
5
5(
湘レ/
/く
の場合
1
C
4
3
7
6
5
1
6
9
3
0
1
5
0
3
3
2,
7
60
d
30
(
潤 /個≒ 2,
0(
個 /箱 と して総 量 計算 。
1
5
0,積 nf 放流密度 個 /m
i
放
流
2
5
0,
0
0
0
5.
6
0
7
0
0
箱 ×2,0
0
0
個-
0
0
0
6.
1
3
箱 ×2,
0
00
個4
6
0
個
9
20,0
00
数
i
i
i
)放流椎貝の吟味
0ケ続の各施設から一連ずつ取 り、全てのホタテガイ (
7
0
連分、
放流 に先立ち、中間育成 した7
4
1,
8
2
7
個 を煮 た後開 いて異常貝 (
内面着色 、欠刻 、内面着色 と欠刻)出現状況 をみた。異常貝出
現状況を第 5表 に示す。
1,
8
27
個 の うち、へ い死個体 は2
6
5
個 で、へ い死 率 は0.
6%であ った。また、生 月
観察個数 4
4
1,
5
6
2
個 についての異常貝出現率は0.
3
3
%であ った。なお 7
0
連 (
パ ール ネ ッ ト7
0
0
枚)の平均収
c
m
殺
(
杓
40
良
10
48.40
6
9- 0
.0
1308 Ⅹ
r
ニー0
30 Y 40
5
0
6
70(
80.8648)
20
容個数 は5
9.
8
個/パで、椎貝採取時
第 9図 に指示
収容個数
収 したとお
容 と殻長の関係
個 りほぼ
数
5
流用種苗に問題
5連のパ ールネ
はないと判断
ット
した。
W /ヾ
個/パの椎貝が収容 されてお り、放
0
タテガイを測定 した。測定結果
表 に示す。平均殻長
5
枚 を取 り、パ ールネ ッ トごとに全ての収容 ホ
中から任意を第
にパ6
ールネ
ット1
7.
6
2±5.
1
5
抑∼4
3.
81
±5.
3
9
m
m
は、3
であ
椎貝採取時からの収容個数
った。
と放流
X(rニー0.8648)とな った。
5c
mと決 めているが、 こ
8.
4
0
6
9-0.
1
3
0
8
時殻長の関係 は、第 9図 に示すよ うにY-4
1
2
月中旬の放流 だ と、一般 に漁協 では平均殻長 3.
0c
mあるいは3.
収容すれば計算上作 る この大
と きさの椎 貝 を作 るためには、椎貝採 取時 に1
4
0-1
0
2
個 /パ程度 に
m3
になるの
1
c
個/パ になるよ うに収容すると、放流時
0
個 /パ 、5
0
ができる。 しか
し、年内放流をする計画で椎貝採取時
に
4c
mあるいは4.
には小
さ くとも殻長が4.
1m以上 にすべきである。
放流時の殻長 は平均 で4.
放流 後 の調 査
で、
第 5表
放流用 ホタテガイ椎貝の異常貝出現率 とへい宛率 (
7
0ケ統 70
連分)
年 月 日 逮
香
ラ
⊂コ 容
-連の収
個/パ
個 数 個
平均収容
個/パ
数 個
一連の生月
個
数
2
3
4
5
6
7
8
1
2
月 11日 9
1
1
0
ll
1
2
1
3
1
4
1
5
1
6
1
7
3
36
63
6
499
6
62
1,
q1
3
4
67
5
46
5
80
6
4
36
6
81
655
734
540
7
45
65
3
42
7
33.
6
63.
6
4
9.
9
66.
2
1
01.
3
46.
7
5
4.
6
5
8.
0
6
43.
6
6
8.1
65.
5
7
3.
4
5
4.
0
7
4.
5
1
9
20
21
22
23
24
25
26
27
2
8
29
30
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
41
42
43
5
64
4
79
1,
1
60
7
68
1,
0
68
710
724
5
38
2
92
1,
0
94
521
721
1
73
939
1
62
5
21
4
02
2
42
1,
044
878
476
41
3
520
793
41
4
5
6.
4
47.
9
11
6
0
7
6.
8
1
0
6.
8
71.
0
7
2.
4
53.
8
29.
2
1
09.
4
5
2.
1
72.
1
1
7.
3
93.
9
1
6.
2
52.
1
40.
2
2
4.
2
1
0
4
87.
8
4
7.
6
41.
3
5
2.
0
7
9.
3
41.
4
1
2
月1
6
5
2日 1
8
7
54
6
5
2
3
4.
7
75
生
着色 欠刻
異
着色
欠刻 出現蜜
常
3
34
62
9
・
1
2
1
1
0
2
0
`
0
4
98
6
6
0
1,
01
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0.
2
0
0
0.
3
0
0
.
2
4
6
7
5
45
5
79
8
4
35
6
8
1
655
7
33
5
36.
7
4
2
6
44
7
3
7
47
9
5
5
4
77
1,
1
55
7
6
2
1,
0
49
699
7
21
5
3
4
2
87
1,
0
83
51
8
71
4
1
73
91
5
1
62
51
9
4
0
1
2
44
1
1,
02
87
4
68
4
41
0
51
7
89
41
4
1
月
定糸部
着 色貝
0.
3
5
0
00
0
0 0
00
000
1
0 00
0
0
01 0
00
00
0
10
0
1
0
01 0
0
10
0
000
011
0
00
0
000
1 11
0
0
000
11 1
000
0
1
2
0
1
0
0
0
1
0
0
2
0
0
0
0
0
0.
5
.
2
0.
4
0
8
l
l
22
4
1
7
25
4
9
4
5
1
7
ll
5
ll
1
5
1
0
2
2
0
0.
4
0
0
0.
1
1
7
2
1
9
4
1
22
1
0.
4
1
7
8
3
0
0
0
2
0
0.
1
0.
4
1
6
9
5
.2
1
0
1
0
0.
2
1
31
1
4
2
1
0
0
4
0.
3
32
0
0.
4
0.
4
0.
4
0.
3
1
2
1
4
1
4
1
2
8
0.
5
0
.
4
7
4
32
2
1
0
0
1
0
1
3
0
0
2
0
.
0
0
1
2
0
個
0
0
0
0
1
1
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
ポ
よリ
るドラに
着色
1
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
一連の死
貝 個 個
数
.
死異
着色 欠刻
2
0
0 0
00
0
0
0
0
0
00
0
0
0
100
100 0
0
100 0
0
0
100
00
0
00
0
00
・
00 0
00
00 0
00
0
■0
00
0
0
00
0
0
0
0
00
0
0
0
0
00 0
0 0
0 00
0
00
0
00
0
00 0
2
7
1
2
3
0
-
-
-
-
-
0
4
3
5
3
5
7
2
5
6
1
4
3
l
l
4
5
l
l
3
7
0
2
4
2
1
1
1
6
0
0
0
0
0
1
0
0
-0
-
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
3
3▲
3)
0 (
0
-
-
(
33.
3)
1 (7.
1
)
1
0
1
-
0
0
0
0
0
0 (
33.
3
)
1
-
個 死率
へ%
い 取
貝
考
貝貝
椎
だ
に 個
死
直
貝 個
後
採
体
ん 赤備 個
着
定糸部
色
藻 個
貝
よ
ポ リド
る着
ラに
色
常
着
欠 刻
色 出頑
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
-
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1
0
0
0
0
0
0
00
0
.
0
0 0.
6
3
1.
1
0 0
2
0
3
0 0.
.
-0
0 0.
2
2
-
-
-
-
0
0
0
0 0.
1
0 0.
7
0 0.
4
8
0 0.
9
0 0
7
1.
2
0
0 0.
4
0 0
8
1.
3
1.
6
0 0
4
0 0
1.
7
1.
0
0 0
.
6
■
l
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
2
0
-
2
1
0
0
0
0
0
0
0
0 0
00
0
00 0
-
0
0.
2
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1.
0
0
4.
5
0 0.
4
3
0 0
4
1.
5
-
0
0
5
0
0
4
4
4
1
0
6
4
0
0
1
1
1
0
5
1
0
0
0
0
1
0
0
0
0
1
1
0
4
2
1
1
1
0
0
00
0
0
0
00
0
0
0
0
1
0
7
0
6
0
4
4
6
2
2
3
4
2
年 月 日 逮
香
ラ
にコ 容
「連の収
.
個/パ
個 数 個
平均収容
個/パ
数 個
一連の生月
個
数
57
5
8
59
60
61
62
3
1
2
月17日 6
5
6
64
65
66
l
67
6
8
69
7
0
合
1
,
01
8
5
40
4
66
6
04
4
93
4
06
4
9
0
5
4
3
5
4
8
3
20
7
2
8
8
86
804
4
72
5
3
8
1
01.
8
5
4.
0
4
6.
6
6
0.
4
4
9.
3
4
0.
6
4
9
0
5
4.
3
54.
8
32.
0
7
2.
8
8
8.
6
80.
4
4
7.
2
5
3.
8
生
着色 欠刻
異
5
44
1
1
,
0
0
5
3
8
4
6
6
06
3
4
93
4
05
4
87
547
3
20
7
26
873
7
95
4
67
5
36
4
1
2
0
2
0
1
0
0
2
2
4
34
8
0
0
0
0
2
5
9.
8
41
,
5
62
常
・
8
3
8
3
0
6
7 .
6
7
0
2
6 2
6
0
5
2 5
2 、0
3
9 3
9
0
4
7 4
7
0
6
0 6
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
2.
2
4
l
l
0.
2
0.
3
3
8
0.
4
0.
2
1 ポ
2
よリ
るドラに
着色
0.
22
3
4
7
1
8
0.
9
4.
5
0
0
0
1
3
36
連番号
段 目 一段
数個
容個
の収
6表 放流用ホタテガイ椎貝の測定結果
生
月
個数
個 着色 欠刻
異 着色
欠型」出現朝 月足糸 ポ個
リ
生月
1
8-5 6
8 6
8
0
0
0
0
4
9-5
5
2-5
5
4-1
5
4-2
5
4-3
5
4-4
1
0
5
3
第
個
0000
0
0000
0
0
1
00
00
00
0000
0
0
000
0000
41
,
82
計
3
7-5
貝
蓋 糸琶 月
着色
欠刻 出現暫
常
3
2
0
0
0
0
0
0.
0
0
0
0
0
0
0
0
o
1
2
0
0
0
0
0
0
82
成
殻
1
8
0.
33
長 長n
2
m 個数
死貝
個
04
3
7
6
2±5
1
5
0.
1
5
±3.
7
1
04
0.
57
±3.
82
04
0
3
0
2.
6
6±7
±5.
3
0
04
3
.
3
4±4.
4
4
0.
93±7.
0
8
04
0
0
0
0
0
着色
-
7
71
3
異死
欠刻
着色
欠刻 LH_
R着
-
-
月
常
-
-
-
-
-連め死
貝 個 個
数
死異
欠刻
00
00
00
0
°
10
0
100
00
100
0
着色
2
1
4
2
-
-
0
-
-
3
-
2
1
9
3
5
2
2
6
5
負
足糸
1
-
0
常
0
0
0
0
着
欠 刻
色 出現
着
定糸部
色
軒
0
0
0
0
0
0
椎
だ
に 死
直
個
貝 後
体
採
個
ん 赤備 個
個 死率
へい
% 取
貝
貝貝
0
-
-
-
-
-
0
0
0
0
0
0
0 0.
2
6
-0
-0
0
-
敬
時
死
の ㌔
ア カ ザ殻ラ 長
ガ m
イ
備
ポ個
リ 煤
m ア
-
0
-
-
0
-
0
-
-
0
-
-
0
-
-
0
0
0
カ
㌔
±3.
7
5
7
3
6
0
8
3
3
9
01
1
5.
.
1
0±3
±3ー
.
7
2
6
61
7.
2
3±2.
6
6
1
0
41
8.
3
7±3
1
1
9
1
71
7.
4
3±3.
2
2
5
11
5
7
4
1
2
7
6.
1
9±2.
7
8
ガ
殻
5
6
2
0
0
2
1
長
0.
3
0
0
1.
5
1.
1
0 0
1.
4
1
0 0.
6
0
0
0
3
殻
0
4
4
1
1
6
0
1
2
イ ム ラ サ キ イ
m
l
m㌔
3
1
0
1
.2
-)
(
5
0.
0
0
-
0.
2
00
-
5
2
3
3
3
1
1
4
.
0
0
0
00
0
00 0 0
00
0 00 0
0 1
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1
0 0 0
0
0
0
b
0
,
0
0
よ
ポ リドラに
る着 色
0 ・0
4
1.
4
0
0 0.
4
0
考
藻 個
貝
長
1
02
3.
44±
9
9
3
3
0
±
2
6
92
2
3.
.
0
6±
4
3
2
5.
4
0±
1
63
7
4
9±
±
3
2
9.
9
0
1
5.
71
±2.
9
0 3
02
7.
37±
ガ
イ考
ノ
ミ
m
m㌔
7.
29
7
1
8
5.
.
92
6.
75
7.
36
7.
2
0
2
1
ガ
殻
長
2
2
イ
n
l
m
0
1
0
0
0
3
1
l
l.
09±3.
2
0
調 査 地 点 :第 1
0図に示すSt.1- 1-St.1- 70
st
.1- 1、St.1- 2) お よ び潜 水枠 取 り (
St
.1- 3調査方法.
・ホタ テガイ桁網 (
St.1- 7)調査 。
調査 に使 ったホタテガイ桁網 棚塩野沢村漁協
0図 調 査
の所有
地 で、桁
点 巾210c
m、爪数
第1
25
本 、爪の長 さ41c
m
で、そ
の仕様
を第
桁網調査
に当
っては、ボ
1
1
図 に示す。
ンデンを目標 に a区画 とb区画の境界 、 C
する様 に曳 いた.500m 曳網するのに 9分を要 し、曳網速度55.
67
托/ 分、曳網
区画 とd区画の境界 を横断
た。採捕 された放流ホタテガイの生残率 、生息密度 、成長 (
殻長、全重
0507
げとな っ
面積 1,
.1- 7で行 い、 プロダ イバ ー 量)
2名 、異常貝出現率 をみ
た.潜 水枠取 り調査 は、St.1- 3-St
持 って潜水 し、各調査地点で107
ぱ (10枠分)中の放流ホタテ イおよび大型底
nX 17
nの枠 を
が 17
ガ
し調
た。
査 結 果 :調査結果 を第 7表、第 8表
生生物 を全て採取
[生
桁網調査
残 率]
を行 ったSt.1- 1、St.1- 2
に示す。
では放流 ホタ テガイの採捕総 数 1,
327
個 、1,
953
個
で、その うち死貝個数は3
7
個 、51
個 で、生残率は9
7.
3%、97.
4% とな
.1- 3-St.1- 7で は 、St
.1- 3で生 月 が 1
4個 採捕 され ただけで
たSt
った。潜 水枠取 り調査 を し
1- 7ではホタテガイは採捕 されなか った。 調査地点の生息密度は、桁網
.
、St.1- 4-St
とSt
.1- 1、St.1- 2ではそれぞれ4.
1
0-6.
0
3
個 /n
t、8.
20-1
2.
0 効率を30-1
5% とする
の平均鮒 密度6・
1
3
個 に比べて減少がみられず、生残率
うに放流後のへ い死 は殆んど
朗
6
×1
個 /n
iとな り、放流時
0
0 %) にもみ られたよ
なか
ったものと思われる
しか し、潜水調査ではホタテ
ガ イが採捕
されなかった.
。
こ れは潜水調査
面積 の 1%にもみたない0.
9
5% と少いために、採捕 できなかったものと思面積 が10v
iと桁網調査
8
1
0±5.
.1- 1では62.
20±3.
81
m 、St.1-われる。
2では59.
[
成
放流 ホクテガイの平均殻
長]
長 はSt
搬する
育成が終 ったパールネッ トを岸 に運
2:
1:
5
5
6
6
年
年7
7月
月2
2
5
5
日
日-2
∼2
7
7
日
日 ホタテガイ稚貝
稚貝採取
を5
0
個ずつパー
に収容
し2
、石
3:5
6
年 7月
5日∼2
2k7
g日
をつける。
パールネ ッ
める。
ルネッ ト
トを船 に積んで中間育成を始
日日∼1
。
65:
:5
6
5
6
年年1
2
1
2
月
月
1
1
1
7日 放流用稚貝
4:5
6
年1
2月1
1日-1
7日 中間
0.
ト
●r
+
ー
ー′ -′′
0・
4
網
柄
第1
1
図
ホタテガイ桁網 (
脇野沢村漁協所有)
壁
で、放流時 か ら1
8-2
0
m
m
2
[その他 の
数字はcm 4
成 長 して いた.
000ni
換 算) を第 7表 に示
放流 ホタテガ
大型底
イ以外の大型底生生物の採捕
生生物コ
状況 (1,
.1- 1では9
9:1、St
.1- 2では95:5と ヒ トデ類 が優勢 であ
ったヒ トデ類 、
ウニ類 の比率 はSt
す.
-237
-
。
第 7表 放 流後の調査結果 - 1
増殖 セ ンタ ー放流 ホタ テ ガ イ
査
調
調査年月 方法
調査
調 査 船
回
第
1 5
3
7-1
月9
0年
日 桁網
あたご丸
桁網 m
巾 調査点
潔
水
m 時間
曳網
分
2.
1
0 1-2
-1
9
5
5.
6
1
0
あたご丸
2.
1
3 2
2-2
-1 2
5
回
第
3 5
9
8月 6年
日 桁網
あたご丸
2.
1
0 3-2
1 2
4
71
2
5
3
分
7
2
秒
回
第
4 5
1
8
2月1
2
年
日 潜水
あたご丸
4-4
4-2
4
4-3
1 2
6
2
3
5
7
3
回
第
5 5
5
9月2
2
年
日 落水
あたご丸
5-3
-2
1 3
2
6
0
3
6
5
*
.
1
5
5
6
4
&
分
30 6-3
6- 1 3
4
23
7
分
69
0
秒
.
6-4 2
9 1
6
1
秒
分
6-5
4
0
5分29
2.
1
0
4
8
1
3
4
0
2
桁 網
生 息
死率
%
へい
5
3
7
1 1
,
3
2
7
100 5
0
8
2
3
13
2.
6
42
6
1
,
9
5
3 2.
6
8 1.
00
0 1.
40
0
0
0
1
(
8
9
カ.
5
4
*i
.
8
2
7 1
7
2
1
*
4
9
.
0
5
4
計
6
4
1
4
0
0
ー
- 1
I
i
咲
1
3
)
2 7.
4
1 2.
3
0 4.
6
0
J 97
78
1 1
7
l
1
l 1,
1
4
8
9
2 1
4
3.
9
40
2,
.
2
1
7
3 4
0.
4
3
4
6i
I
l
4
5
2
1
6
0i
5
4
2
1
4
3
9
5
2
3
1
4
3
1
6
1i1
8
6
4.
3I
8
5
78
5
2.
8
6
00
5
1
6-2 41 ㌘秒
7分
丸
生 月 死 貝 合
採捕個数 個
*
2
回
第
2 5
9
7月3
0
年
日 桁網
叶
n
積
査f
5
5
0
0 1,
.
0
5
0 1,
f
2
X
9
)
2
0
1-7
-6
-4
-5
-3 4
2
3
6
4
0
潜水
9月1
1日
回
第
6 5
9年
桁網
速
m
曳/網
&
度 距
曳 離
網
m 面
調
61
.
8 4
鋭)
.
4 1,
(
方8
9
2
.
0
5.
80
2
5
67 1
21
任は 1
7.
60
I
1
0
5
4
0
87 1
2.
1 0.
.
5
5 1
1.
.
1
8
1 1,
5
2:
8.
60
32
1
2
5
ら.
1.
(
2
カ
80
2.
.
5
6
1
3
3
9:
B.
3 5
′
.
2
7
2.
.
0 4
7
2.
.
8
1
,
雌7
4
4
. 1,
3
9
1 1
8
7
6
6
1
3
2 1
,
4
1
0
3
6
.
7
80
1
0
7
70.
8 43
7.
8 1
,
(
Ⅰ垢.
9
4
9
3
6
00
) i0
二
I
,
大
型
底
生
,
0
0
0
m2
個 /1
物
生
サ
ヽ
密度
個/n
テ
ホ存
ガ
グ
3
効
0 率
1
5
%i 残
イ
4
6.
0
1
3
0 1
8
2.
2
(
浴
0
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ヒ
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ガ
ツ
ウ
レ サ
キウ
メ
シ
ン
' モ
ス
ソI エ
イ
ゾ
シ′ ノヾ
エ
ゾ
ヒ
リ
7ー
ト●′
ウニ
ヨ′
カ
イ
カ
7
ヒ
_
ト● ナ
ス
ヒ
ト
ヒ
ン
'
キ
イ
ヒ
ト
7
1 ホ
7
_
I
● マ
デ
ト
41 3
1
8
72
6
1 2 6
0
(
X
)
2 1
5
2
1
0
(
X
0
)1
0
l7.
67 1
5.
3
4 1
21 5 77f1
5
0
i
2
∝
)
i
4
0'
4.
6
0
7
4
2
0
1
.
7
8
2
3
1
6
3
0
8
0
3.
6
5
3
0
7
0
5
12
0
0
‡
I
2
イ
ガ
I
l
l
i
I
1
i
I
謝
i
i 書
I
2
0f
l
1
2
0
0
i
I
I
i
l
ン′
2
1
0
5
1
2 42
1
ゲ
ク
リ
ト
I /i
カ
シ′ ベ
ス
カ
刀
2
11
8 2 1
2
I
恒
i
!
ー0.
I
5
3
7 1
4
1
.
8
1
3
7J 3
5
0i
ol
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!
ー I
l7I5
l
一 1
I
i
l
8
7
■
■
ゲ
ボ
ネ
ツ
フ
ジ
ヽ
I5
1
カ
イ
レ
ナ
マ
マ
キ
ン′
コ ボ
ウ
コ
備
考
ニ
ヒ の比
トデ 率
.ウ
%
デ類
ヒト 類
ウニ
T
ン'
匝(
刀0l
.潜水枠
n枠
り調査取
l
2 1 1 15
3
i
‡ 1 孤)
㈱
1
5
計測
2!6
9
5
9
00
ヶ所 で 1
0
せず
5
1
1
0
0
0
46
8
1
0
.
0
3
2 5
3
1.
0
7
8
I
十 1I
l
t
i
2
C
K
)
忘
i
I
十
i
I
J
】
i
I
章
1
呈
l
早
(
耕)
潜水枠取
潜
り調
り調査
水査
枠取
l
0
00
00
i
i6
6
l
5
0
.
0
7 3
3
5
.
0
3
第 8表
調 査
放流後の調査結果 - 2
調査月 日 調査点
殻
長
N生 放流時の殻長
m
m
N 全 重 量 貝 N
異 常
出現率貝
N
%
第 1回
5
97
日
年
.
-1
30
月
日 1- 6
7
5
4
2
3
1
6
5
2
9
1.
2
1
0
1
±3
±5.
8
93
4
1
3
4
9
1
2.
8
9
0
6
2
1
±4
±3.
6
5
4
6
8
n
m
2
2
5
2
5
.
.
7
6
1
9
3±
±6
±4.
4
7
9
7
グ
第 2回
5
9
7
年
月3
0日
2- 2
1
71.
4
9
5
3±5.
8
5
6
7
3
9.
2
7
3
6±4.
8
40
1
4.
6
3
3
6.
91
±8
2
6
第 3回 】
5
9
8
年
月 6日
3- 2
1
9
7.
5
6
4±6
±4.
6
7
5
7 4
8
3 4
0
1.
5
7
5
1
±5
±4.
6
1
0
9 4
8
3 1
0
1.
6
0
.
1
743l 6.
4
2
5
5±1
士83
.
5
5
7
1 4
9
5
I
i
!21
2
日1
l4I
4- 3
2
4
1
1
9
0
6
4
3.
9
0
7
0
9±5
±6.
3
7
1
2
7
12
4
1
8
3
1 3
4.
7
3±4
3.
99
3 4
2
8
1 1
0
3
2
0
5.
8
20
5"
±1
9.
9
071
1 5!
3ち
10
5
04.
2
9± 1
1
01.
2
0±4.
8
9 5 3
9.
6
4
3
4
7±
±3
±4.
5
06
4 1
5
3 1
7.
114
8i
i1
2
4.
0 5
0
第 4回 I;
8
芸
第 5回 !
i
5
5
9
月
年2
2日 I
‡55- 2
3
1 1
04.
84±6.
41 25
*
5
9
年
第 6回
9
月1
9日
0
3
3
1
0
4
94.
8
0
6
7±1
6
5.
8
1
34
12
8
1 6
0
3.
8
4 1
3
1
0
1
03.
7
7±5.
35
40.
77±3.
73
68
1
07.
9
8±5.
41
41.
43±5.
83
1
2
1
8
0.
8
2
8
9士.
±1
1
6
5.
6
8
2
3
4
1
11
0.
43±6.
29
3
9
.
4
7±5
±4.
4
4
3
0.
1
6±1
9.
5
82
I
t
菅
4
1
.
7
3
1
7 25 1
.
315l
5
6.
9
4±5
±4.
5
5
1
0
3
7
5
6
3
5
2
8
3
9.
8
7
ー
7.
3
5
.
4
4
1
8
±一
44
4
0±1
0
2
4.
3
0
3
±2
1.
5
1
0
7
1
3
6
2.
0 5
4
9
0
0
0
4.
0
2
5
5
0
5
0
死
殻
長
月
,
N 放流時の殻長
n
l
n
Z
備
N 異常貝出
現率
5
4
4
2.
3
9
0
7
±7.
25
13
2
0
7 4
2
0.
0
4
2
4±4
± .
52m
27
n
l
N
%
67.
7
4±7.
41 1
9 39.
0
5±4
4.
04 30
8
92
9.
5
4
4±8
±4.
6
80
5 3
8 40
4.
0
6
2
1
±4
±5.
‥
8
1
6
5
73
1
8
9
2
3
1f
l3
i
4
0
3
4.
8
2
3
0
5
8
9
93
5
5.
.0
90
2
53
0
■94.
4
9±
2】
3
2
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I
1
9
1
6
3
5
0
3.
3
0
4
2
3
1 貝殻縁片部 にポ リ ドラが多 い
l0
O
04 1
4 39 .7
2±4.
69 1
4i
9.
4
2
l
7
l
.
4
3
I
嘉男
l 同上 諸 蓮 接歪革具 十異常貝
1
4
考
i
i
)第 2 回 調 査
7
年 9月3
0日
調査年月 日 :昭和5
0
図に示 したSt
.
2- 1、St
.
2-2
調 査 地 点 :第 1
調 査 方 法 :a区画中のSt
.
2- 1、 d区画中のSt
.
2- 2をホタテガイ桁網 で曳網 したが、
a区画 には施設が入 っていたために十分な調査ができず途中で中止 した。 d区画
)第 1回調査」 と同様 と した。
も同様 で、 2分間曳網 して引き上 げた。他は 「i
調 査 結 果 :調査結果を第 7表、第 8表に示す。
[
生 残 率コ
St
.
2- 1、St
.
2- 2では、放流ホタテガイの採捕総数 1
3
2
個 、9
0
4
個 で、へ い死個体 はそれ
4
個 、生残率 は1
0
0
%、9
2.
9
%とな った。St
.
2-2の生息密度 は、桁網効率 を3
0
ぞれ 0個 、6
1
5
%とすると6.
0
3
-1
2.
0
6
個/n
i
で、第 1回調査後 もへ い死 は殆 どなか ったと思われる。
[
成
長]
.2- 1で は 71.
45±5.
86
m
m、St
.2- 2では 71.
9
3±5.
5
7
n
l
m、平均 全重量 は
平均殻長 はSt
3
6.
91±8.
2
6ク、4
2.
5
5±8.
5
5才であ った .
[その他の大型底生生物]
1,
0
0
0
m
i
換算 )を第 7表 に示す。 ヒ トデ類 と
放流ホタテガイ以外の大型底生生物の採捕状況 (
0
0
%を占めた。
ウニ類の比率をみる と、 ヒ トデ類 が1
なお、
,
第 2回調査は、昭和5
7
年度地 まき放流ホタテガイ (
昭和5
6
年産)
)の実態調査 と同時期 に
行 っ牢.実態調査糸
課 に比較すると、本試験放流ホタテガイの全個体 に占める生月中の正常貝の
0.
3
%とな り、調査 した1
5
漁協 ・支所中青森市漁協池川支所の9
2.
7
%に次 ぐ値 であ った。
割合は9
i
i
i
)第 3 回 調 査
調査年月 日 :昭和5
8
年 9月 6日
0
図に示 したSt
.
3- 1、St
.
3-2
調 査 地 点 :第 1
調 査 方 法 :試験漁場 には、脇野沢漁協 自営課 のホタテガイ中間育成施設が入 って いたために
.3- 1、
十分 な調査ができなか った。止 むを得 ず桁網 調査 は d区画 の一部 St
st
.3- 2を調査 する にとどま った。曳網 時間 はそれ ぞれ 1分 5
7
秒 、 2分 3
2
秒で、曳網速度9
4.
87
花/分 、1
0
0.
2
m/分 、曳網面積 は4
2
07
正、5
1
6
v
iであ った。
)第 1回調査」 と同様 と した。
他 は 「i
調 査 結 果 :調査結果 を第 7表、第 8表に示す。
[
生 残
率]
st
.
3- 1、St
.
3- 2では放流ホタテ イの採捕総数 82
個 、1,
1
4
9
個 に対 し- い死個体 はそ
ガ
れぞれ 1
1
個 、1
7
1
個 で、生残率 は8
6.
6%、8
5.
1
%とな った。St
.
3-2の生息密度 は桁網効 率 を
3
0-1
5%とすると7.
4
3
-1
4.
87
個 /r
iとな ったが、放流漁場のはずれのSt
.
3- 1では採捕 でき
5
7
-1.
1
3
個 /n
i
であった .
ず0.
[
成
長]
.3- 1では97.
5
4±4.
6
5
n
l
m、St
.3- 2では97.
5
6±6.
7
7
m
l
n
Z
、平均全重量 もそ
平均殻長 はSt
01.
6
0±1
3.
1
7タ、1
04.
2
9±1
7.
1
1クであ った。一方 、実証試験漁場 に隣接 したr
h2区画
れぞれ1
-242
-
に脇野沢村漁協 自営課が放流 した5
6
年産ホクテガイを同時に採捕 して測定 したところ、平均殻長
87.
68±4.
1
0
m 、平均全重量 7
2.
3
3±1
3.
59タで、本試験 のホタテ ガイに比較 して全重量 は30才
も少なか った。 こ れら両者のホタテガイは、いずれ も5
9
年の夏∼秋 に採捕する予定 である。
[その他の大型底生生物]
放流 ホタテガイ以外の大型底生生物 の採捕状況 (
1,
0
0
0
nt
換算)を第 7表 に示す.St.
3-1
、
st.
3- 2の ヒ トデ類 とウニ類の比率は4
6.
2:5
3.
8、4
8.
3・
.51.
7
ではぼ半々である。第 1回調査 、
0
0%近 く占めたが、今回の調査地点は d区画の岡側 であるために ヒ
第 2回調査では ヒ トデ類 が1
トデ類、ウニ類 の比率が第 1回、第 2回調査結果 と異 な ったのか、あるいはホタテガイの成長 と
ともに組成 が変化 したのかは、今後の調査をまちたい。
i
v)第 4 回 調 査
調査年月 日 :昭和5
8年 1
2月1
2日
0図に示 したSt.
4- 1、St.4- 2、St.
4- 3、St
.4- 4
調 査 地 点 :第 1
調査方法 :
潜 水枠取 り調査.ダイバ ーが 17
nXlnの枠を持 って潜 水 し、各調査地点で 151
T
i(1- 5枠分)中の放流ホタテガイおよび大型底生生物 を全て採取 した。
調 査 結 果 :調査結果 を第 7表、第 8表 に示す。
[
生 残
率]
調査 した 4地点 (
1
67
ば)で9
9
個体採取 し、生残率が91.
9%、平均生息密度は5.
6
9
個 /而とな り、
92万 十 1
40万 十1
54万 十 1
66万個
50,
00
J
o
L
i
'
2;0
1
,
'
o
U
o
/
o
'」2
1
5
u
O
l
,
/
o
'
o措 U
2
U
5
/
o
J,
'
go
on
i
=6・
1
3
個 /励 、
らみると生残率は9
2・
8
放流時の密度 1
%であった。
∨)第 5 回 調 査
調査年月 日 :昭和5
9
年 5月2
2日
0図に示 したSt.
5- 1、St
.5- 2、St.
5- 3
調 査 地 点 :第 1
調 査 方 法 :「
第 4回調査」 に同 じ
調 査 結 果 :調査結果を第 7表 、第 8表 に示す。
[
生 残
率]
今回の調査 では、St.5- 1、St
.5- 2では放流 ホタテガイは採取 されず 、St
.5- 3で39
個体採取 されたが1
3
個体がへ- 個体 で、生残率は6
6・
7% とな ったが、生息密度 からみるとま孟
×1
0
0-84.
8% となる
。
[
成
長]
第 4回調査時 とほぼ同 じで、平均殻長 1
04.
84±6.
41
m
m、平均全重量 1
30.
1
6±1
9.
5
8クであった。
v
j
)第 6 回 調 査 (
採捕可能ホタテガイ量の推定)
調査年月 日 :昭和5
9
年 9月1
1日、 9月1
9日
50
0×1,
7
5
0
n)の北側約 1/ 2の漁場 には刺網 、篭 が設置 されてお
調 査 地 点 :試験漁場 (
り十分な桁網調査ができなか った。そ こ で、採捕可能ホタテガイ量 の推定 を行 う
ための桁網調査点には南側約半分 に 6地点、および漁場水深別 の成長 を比較 する
2
調査地点 と した (
第1
2図)0
ために 6地点の合計 1
6
年産ホタテ
調 査 方 法 :試験漁場内の5
ガ
イ量 を推定 した後 に採捕計画をたてるので、第 6回
一一
243-
調査では潜水調査等 に比べて広範囲に生息状況が把握できる桁網 を使 った (
第1
3
図)0
従来の桁網 は、第 1
1
図に示すよ うに桁の爪が海底のホクテガイをかきお こ す構造
となっているために採捕時の破損貝が多 くなる憤向がある。 こ のため現在漁協 で
は破損貝を少な くするために爪のかわ りにチ ェーンがホクテガイをかきお こす構
造の桁網 を使 っている。そこで本調査でも生産現場の実態に合 わせて後者の桁網
を使 って実施 した。
250m
500m
ー
■
ー ■■■
1
6-1
㊨
250m
ー
■
J
6-7
6
-2
@
26-6@
3
)
750m
■
■
■
.
_
_■
■
ー
-さ
ヽ
ヽヽJ
J
5
4
6-3
6-5@
-
6-4
:曳網調査
6
、
ヾ ヽ
㊥
ヽ
、
㊥
ド
㊥ :成長をみた
第1
2
図 第 6回調査 における調
調査結
査地点
果
:調査結果を第 7表、第 2
[
放流
生 残
したホタテガイの生残率を次の
率]
8方法で計算
表 に示す。した。(
1
)
S
れから、生残率
5
個 であ った。
流ホタテガイが採捕 され、その うちへい死個数 が77
6
3
0
個 の放
t
.
6-こ1
-St
.
6-6で5,
6.
2%となる。(
2)
放流密度 と調査時の生息密度
A )xl
O
O- 4,
85
4
5
,
十7
8
5
5
7
5×1
0
0
)を求めると8
ら生残率 軍 票
箭 ㌍
-
6
.
1
3
×1
0
0 4
.
3
5
5×1
か
0
0
)を求 める と71.
[
成
第1
4
図 に示
長]
したよ うにSt
.3、 4で採捕 された
0
4%となる。
1
30.
3
3±21.
54gで、S
t
.1、 2のそ
2
8.
89±1
6.
31タ、
ホタテガイの平均全重量 は1
水深43m) から岡側 に来る程
調査点 1 (
れ に比べると差 がみ られた.放流ホタテガイの全重量 は、
、すなわち、水深が浅 くなる程 (
調査点 2は38n、調査
点 3は3
7
n、調査点 4は29m) 大き くなるが
い意味での漁場水深の差
に
ものの全重量は減少 して くる憤向がみられた。これらの差が広
、それ以上岡側 に来ると、
調̀査点 1、 2程ではない
0
0
0
2
日
0
0
0
8
全H r: 重
0
6
量 0
4
0
2
3
5
6
全重量
の比較
イ
第1
3図
4
第1
4
1
図 2放流 ホタ テ ガ 調査点
ホタ テガ イ桁網
のように推定した。 放流個数
但し、
捕可能
の推定
ホタテガイ量 以上
の調査結果から採捕可能
ホタテガイ量を次
採
5
3
2- 5
万個
5
2
平均全重
7
1
1
%
グ
桁
生
同一場所
網残効 量
率
を重ねて桁曳する回数
1
2
0
5
%
とすると、採捕可能 ホタテガイ量 -放流個数 (
個) ×平均全重量
5
回と仮定
と仮定(グ)
効率 1
5%で 、同一場所 を 5回曳 いた時 の回収率 - (
5
3
2
-5
5
2
)万個 ×1
×
2
生残率
0才
(
%) ×桁網
4
-2
6
3tとな
(1-0.
1
5)5 )≒25
f 採
×0.
71× (1る。
i)採
脇野沢漁協
捕 方捕
では、上記の採捕可能
法
ホタテガイ量 の推定 に基すいて採捕
た。なおセ ンタ ーでは今後 の地 まきホタテガイ採揃 の参考 にするため 計画 をたて採捕.
を実施 し
点 を要望 した。(
1
)
漁場 (
1,
7
5
0×5007
n) を 「田」型 に 4等 分 し、 に、採捕 に先立 って次の 3
し、採捕 ができな くな って始 めて他 の区画 に移 る。なお、操業 中は監1区画 ごとに集 中的 に採捕
2)
操業船の隻数 を限定する。(
3)
操業 日誌視船 を出 して操業船 が区画
外 に出ないよ うに指導 する。(
数およびそれぞれの採捕量)をつける
(
操業月 日、隻数 、桁曳回
i
i
)試験漁場
採 捕 結
における採捕状況を第
果
9表 に示す。採揃 は昭和5
9
年 9月 1
7日か
。
51日間行 なわれた。延操業隻数 2
8
2
隻 (5- 6隻 / 冒) 、延操業時間
1
月2
2日までの うち
ら1
0
3
1
時間 をつ いや して2
1
0
開始 してから操業 を終 了す るまでの時間) 1,
(
操業現場 に到着 し操業 を
可能ホタテ
ガ
イ量調査の際 に1
,
5
6
9
k
gを採捕 した) のホタテガイを採捕 した。なお、
t (
なお、この他 に採捕
て60
年 1月1
2日から一般操業 (
放流漁場内で自由に操業する) に入 ったところ、モデル増殖試験
漁場の押倒で約30tのホタテガイを採捕 した (
60
年 1月31日現在)。
漁協では こ こにホタテガイを
放流 していないことと定置網 で南、東側 を囲まれていることから、これらのホタテガイは試験 で
放流 したホタテ イと判断 した。第 1
5図に脇野沢村漁協の地まき放流ホタテガイ (
規格 は ESが
ガ
大部分で他規格は殆 んどない)の価格変動を示す。
第 9表 試験漁場におけるホタテガイ採捕状況
操 業 年 月 日
日
5
9
年 9月1
7日- 9月1
8日
ll
数 操
1
0
月 1日-1
0
月1
5日
ll
1
0
月1
6日-1
0
月31日
月 1日-1
1
月1
1
1
1
1
6日
月1
7日-1
1
月2
2
ll
合
計
年 1月1
2日- 1月31日
6
0
51
1
3
1
2
6
業 船 .
操 業 時 間 採捕量
k
*
y
63
21
3
5
早 価
5,
004
6
6
6
6
7
2
1
5
258
204
3
33
2
57,
7
68
57,
5
96
37
254
3,
2
82
1,
031
07
49
21
0,
6
1
**
円
3
65
375
3
60
3
60
3
25
-
*
この他 に試験操業で1
約
** 青森県漁連入札
g採捕 した。
,
569k
価格 (
脇野沢村漁協、地まき貝規格 ES) による。
***実証試験漁場の沖で約
⊂
義
○:
]:
:5
57
6
8年
年
3
0t採捕された。
1 2 3 4 5 6
.3
0t 前期記0、
後期2
6
5
7 8 9 10 ll
●
:
59年
ES、・
-はM 、M S
註 :ホタテガイの規格は
第1
5図 脇野沢漁協
における地まきホタテガイの価格
12月
なお、以上の操業結果から操業船が放流漁場 を均等 込.
(
青森県漁連資料による)
た実際の回数を計算
漁 場 面し積
てみると、
: 87
に操業 したものと して、同一地点 を桁曳 し
延曳網時間 :
1,
031
時間 (
往復の時間は含 まない)
であ り、 9月1
7日γ11
月22日の うち51日間 (
1,
031
時間) に2
82隻 が曳網 した漁場延べ面積
は、桁巾 (n) ×操業船速度 (n/ 時) ×実働曳網時間 (
操業 に要 した時間の 1/ 2と仮定) -
2・
3
nx3,
6
0
0m/時 × (1,
031× 1/ 2)時間 -4・
2
6
8・
3
4
0n
itな 。、同一場所 を聖遺品 露
-4.
87
8回桁曳 き した こ とになる
。
9 浅存ホタテガイ量の調査
試験漁場 における操業後 に残存ホタテガイ量を調査 し、同様の漁獲努力 によ りさらに操業を継続
した場合の採算性を検討 した。
調査年月 日 :昭和5
9
年1
2
月1
3日
調 査 地 点 :第1
6図に示す1
2
地点
調 査 方 法 :ホタテガイの採捕 に使 った桁網 (
第1
3図)は、構造上従来の桁網 (
第11
図)に比較
して漁獲効率が低いと言われている。そ こ で、桁網の種類をかえることによ ってさ
らに採捕 される可能性があると思われたので、本調査では従無型 と今回の操業で使 っ
た桁網の 2種類を使 って調査 した。
5
′
5
釈
野
村
第1
0
表 調
- :曳網調査
査 結
果
調査 年月 日 調 査 方 法
調 査 船
5
9年 1
2月 1
3日 桁網爪あ
(
従来型)
り
桁巾1.
9
5m 英 漁 丸
5
9年 1
2月31日 桁
桁網爪な
し あたど丸
巾2二
3m
調第1
査6
点
図 曳網時間
調4 4査
′
地 点
6
秒 曳網速度
m/秒 調
2
3
9
35
9
96
1.
4
2
4
1
5
3
3
4
91
0
3
93
1.
5
9
1.
43
1.
3
2
1.
5
9
6
2
76
1.
3
2
6′
*
2,
5
8
9
7 0.
036
0.
2
4
9.
0
2
05
0 0.
34
9
p
6
3,
0
88
1
0
1
3
0
4
0.
29
9
31.
36
0
03
4 1
0
m
2 生月個
*3
*2 生息密度個
1
0.
0
%
/m
5%2
査面積
2,
6
97.
2
4
1,
21
8.
5
0
.
23
71
0.
42
3
5
8
4
0.
0
2
88
2
0.
5
1
9
l
l,
2
3
4.
6
4
456
0.
041
4
0.
2
7
2′
9
70
1.
6
7
,
1
6
0.
7
3
239
0.
0
76
0.
51
3′
9
08
1.
6
7
3,
7
2
5
7
7
4
8
7.
6
3
27
8
5
3
0.
073
5
5
0
0.
4
9
1′
4
5′
9
65
1
3
3
4
3
1.
6
7
3
1,
2
86.
7
4
3
03
1.
5
9
1,
1
0
8
2
2
0.
01
7
0.
l
l
調 査 結 果 :調査結果を第 1
0表に示する。
残存ホタテガイ量の推定は今回の調査結果から得た生息密度 と、放流時の密度 から生残率 を求
める方法 によって行 った。なお、ホタテガイ操業時にへい死ホタテガイの貝殻 を漁場 に捨てたの
×1
0
0% からは生残率を求めることはできなか ったoまた、今回使 った桁網 が従
で、東 嶺
来の桁網 よ り採捕個数が多 く効率が高 い結果 にな ったが、このことについて漁業者の説明 による
と、本調査 に使 った従来の桁網 は本調査のために倉庫から出 して調整をせずにいきな
lり使 ったの
で漁獲効率が低か ったものと思われるとのことであった。
以上の結果 に基 づいて残存ホタテガイ量を計算すると、
残存 ホタテガイ量 -放流個数 (
個) ×平均全重量 (グ) ×生残率 (
%) - (
55
2
万個) ×1
2
0
0.
5
0
.
-0.
27.
4
-2
9t
(
但 し、桁網効率 1
5%)
グ× 6.
1
3 ≒ 5
上記の残存ホタテガイ量 に対 して、今回の操業 と同 じ漁獲努力 (
51日間、1,
031
時間 、2
82
隻)
を今後続けたと仮定すると、
4.
g7
8
(
5
4
-2
9t) × (1- (1- 0
.1
5) )≒ 2
9
.5- 1
5
.9 tとなるO。
従 って、この程度のホタテガイ量では採算性がないと判断 してその後の操業 を中止 したoなお、
6
0
年 1月 1
2日から 1月31日までに行なわれた一般操業で新たに約 30tのホタテガイが採捕 された
ことは前に述べたとお りである 。
参考のために、脇野沢村漁協が放流 した5
6
年産ホタテガイの放流後の経過 について簡単 に述べ
る。
5
6
年産貝の放流計画等は、脇野沢村漁協の自営課長が案を作 り、5
6
年 3月末の理事会で承認す
る形で決めた。理事会では、漁場の面積 にあわせ、放流個数、販売椎貝数、資材購入予定 を話 し
あった。
放流は全て自営課で行 う。放流個数の確認をするために、分散時期別 、収容個数別■
に個人 グル ー
56
年
プのホタテガイを「連ずつみるが、いわゆる他漁協で行 う程の検査はな く全てを放流する。 ●
産貝の単価 は@1.
8円/個 とな った。
個人 グループのホタテガイは 2連ずつ調査 し、殻長サイズ等一番大きいグル ープの椎貝を基準
に して5
6
年産貝は、1,
60
0
個 /1
0
k
gと して受け取 った。
7図に、放流状況を第 1
1
表 に示す。
脇野沢村漁協の中間育成作業工程を第 1
6
年産ホタテガイは昭和5
8
年1
2
月 7日から昭和 60
年 1月31日にかけて888tを採捕 し
これ らの5
た。採捕状況を第 1
2
表 に示す。
第1
1
表 脇野沢村漁協の5
6
年産 ホタテガイ放流状況
放
流
年
月
日
5
6
7.2.1
.
:
.1
…:
2.2
l
2
4
.
∼
-2.2
-1
3.
2.2
.1
5
6
2 ) うち1
2日間
h
a 放 流個
密/7
度
7
i放
放 流 個万個
数 放 流 面 積
4
1,
0
1
0
56
0
6
1
0
7
9
8
*漁場 については第 1図参照、但 し2漁場の うち試験漁場
*
6.
5
流 漁 場
6.
4
2
7
8
0
0
個/パ
1日約 7
0
0
万個)
(7月 2
7
0
0
個/パ
(7月 2
2日約 7
5
0
万個)
6
0
0
個/パ
(7月24日約 1
,
0
0
0
万
[
享
麺 ∃
3
0
0
個/パ
0
(9月 2日-9月 5日約 1
,
0
0
(9月 1
6日-9月2
0日約 6
0 万個 )
0
(
(
1
0
9
月1
月2
2
1日-1
0
月1
1日約8
0
万個)
(7月2
8日-3
0日約 個)
約1
,
0
0
0
万個)
(7月3
1日-8月 7日
2
,
0
0
0
万個)
・
80個/パ
(
(
1
1
0
1
月22日
-1
0
0
月
月3
2
1
1
日
日約 1
,
5
0
0
万個 )
日-1
第1
月 1日-1
2
月1
5日約 8
5
0
万個
7
図 脇野沢村漁協 における地 まき放流用種苗の中間育成管理
第1
2
表 脇野沢村漁協の5
6
年産ホタテガイ採捕状況 (
採 捕
期
間
操
業
5
8.1
工程
放流漁場Ni2)
船
採
捕
y
量 k
5
9 2.7.
-5
9.3.8
6
0
2
4
3
1,
6
0
6
日間
.4.1
8
7.8
.3
2
1
ノ
2
.
ー
9
5
9.6.1
8
7.2
.1
0
5
6
9.1
2
.
1,
0
2
6
3
8
3
7
0
7
3
1,
2
7
1
6
8
5
1
9
3
5
8
0
1
85
備
考
7,
71
3,
49
8個
1
2.6.
-1
l
2
l
.
.3
2
9
0
6
0.1.7.
-1.
場 を開放 して
漁
1.1
2
.
-1.9
.31
0
0
5
7
1
8
7
3,
0
6
9
8
4
2
5
*個数 は上記 7
計
7
8
8
8,
0
0
0■
合
約
3
6
万個 *
捕9
させた
自由に採
hi
)青森県水産増殖
ま
と
め 1
万個
セ ンターでは地
か ら換算 した。
まき放流用ホタテガイ種苗の中
とするよ うに指導
5
0
個 /パ -年内放流 り中間育成
椎貝採取してきた。上記指導のとお
間育成管理工程 は、
し て種苗を放流 した本試験 では5
二
個 ∼5
5
2万個 のホタテガイ種苗 を放流 し、2
4
2.
2
4t採捕 を経
3
2
万
2
個 とすると採捕個数 は2
0
20才/
たので採捕時の平均全重量 を1
は9
3
6
万個 であ ったので、採捕率は2
3.
4
%となる。また、小沢地区沖 (
放流漁場 N
i7) に放流 し
,
1
5
0
万個のホタテガイは採楠することができず 、小沢地区 (
Nal)のホタテガイと同時 に採
た1
捕する予定であるが採捕量は期待できないとのことである (
組合談) 。 従 って、全放流個数の回
8.
2%になる。
収率は1
i
i
)操業終了後 に残存ホタテガイ量 (取 り残 し量)を調査 した結果 、今回の操業 と同程度 の漁獲努
9.
5
-1
5.
9tと少いことが推定 されたために、採算性はないと判断 して本試
力を続けたと して も2
験を終了 した。
i
i
i
)本試験の結果では、椎貝を採取 した時点から計算 して37ケ月後 に採捕 し、その際 の平均全重量
は1
2
0クであった。 しか し、抑 5
。
年から蓬 田村 で実施 した放流試馬
超 比較 すると、放流用種苗
る
波釘
あ
に
倍
を作 るための中間育成作業工程 、放流時の種苗の大 きさ、正常貝出現率 など種苗の質 がほぼ同 じ
であ ったにもかかわらず、同期間で採捕 したホタテガイの平均全重量が本試験 の約 2
1
)
2
4
9.
2
3±1
5.
5
6クに達する等成長 に差 がでた。今後 とも、本試験 ならびに野辺地町 」蓬 田村 で実
施 した放流試験で得 られたホタテ
ガ
イ成育状況などをもとと して海域 ごとのホタテガイ生産力 を
比較検討 し、陸奥湾 における環境収容力を吟味するための資料 と して役箪てたい。
i
v)本報告 は、今回実施 したモデノ
山曽殖試験の中から、主 と して増殖管理 に関わる技術 面 につ いて
取 りまとめを行な ったが、同時 に経済的側面からも別途取 りまとめを行 ないたいと考 えて いる。
考
考
文
献
1
) 田中 俊輔 :モデル養殖および増殖予備試験 (
昭和 5
3
年度)、ホタテガイ養殖研究 レビュウ昭和
5
1
年 -5
5
年度 、青森県水産増殖 セ ンター、昭和 5
7
年 3月 (
21
-4
2
)
:モデル増殖試験 (
昭和 5
4
年度)
謝
(
4
3-4
8)
辞
本試験を終了するのにあた り、終始御協力 いただいた脇野沢村漁業協同組合 (
中島 俊二組合長) 、
宮本 広治氏 (
脇野沢村役場)そ して青森県むつ地方水産業改良普及所 に感謝の意 を表 します。
-250
-