暮 ら し や す い ま ち 福祉・健康・子育て・教育 高齢者地域見守りネットワーク なぜこの事業を行っているのですか? ? 台東区の高齢者(65歳以上)人口は、年々増加しています。平成25年4月現在の高齢者 人口は43,250人で、総人口に占める割合は約23%にのぼり、23区で2番目に高い高齢 化率となっています。 このため区では、高齢者が地域社会で孤立することを防ぎ、高齢者が住み慣れた地域で安心 して生活できるよう支援することを目的として、地域全体で高齢者を見守り、支えていくため のネットワークを構築しています。 どのようなことを行っていますか? ? 区内に7箇所ある地域包括支援センター(☞解説)が中心となり、地域の方々をはじめ、民 生委員や医療機関、警察や消防などから構成される関係協力機関と連携・協力して、ひとり暮 らしの高齢者や高齢者のみの世帯への声かけや見守りを行い、孤立化や虐待の防止、早期発見 につなげています。 地 民の 域住 方による見守りネット ひとり暮らし等 高 齢 者 すこやか訪問 友愛訪問 民生委員 地域住民 地域住民 関係協力機関 状況把握 警察・消防 ワー ク ひと声収集 地域包括 支援センター また、台東区では、この事業のほかにも、ひとり暮らしの高齢者等の世帯を訪問し、安否確 認や話し合い等を行う「友愛訪問」や、乳酸菌飲料の訪問配布を通じて高齢者の日々の状況確 認等を行う「すこやか訪問」、ごみの個別収集(P23参照)を行う際の「ひと声収集」など、 様々 な方法で多層的に高齢者の見守りを行っています。 ● 31 暮 ら し や す い ま ち 福祉・健康・子育て・教育 事業の進み具合はどうですか? ? 見守り活動件数 高齢化の進展に伴い、見守りが必要となる ひとり暮らしの高齢者や高齢者のみの世帯が 増えていることから相談件数は増加傾向にあ ります。 また、定期的な見守り(訪問や電話など) を希望するひとり暮らし高齢者には、地域包 括支援センターが中心となり、見守りプラン を作成し、関係協力機関とともに支援してい (回) 2,000 1,500 1,880 1,570 1,531 1,600 1,000 500 0 22 年度 23 年度 ます。 24 年度 目標値 (26 年度) (資料:高齢福祉課) 目標値(26 24 年度 23 年度 今後はどのように取り組んでいくのですか? ? 22 年度 ひとり暮らしの高齢者や高齢者のみの世帯は、今後も増加していていくことが見込まれるこ とから、引き続き、見守りが必要な高齢者に対して、地域全体で見守り、支え合っていくこと が大切です。 そのため、今後も地域でのネットワークの強化を進めていきます。 この事業の実績・決算・予算額は、54ページに記載しています。 ■ この事業に関するお問合せは ■ 福祉部高齢福祉課 03−5246−1225 【解説】 地域包括支援センター 地域の高齢者の心や体の健康を保ち、生活の安定のために必要な援助を行うことで、福祉の 増進などについて包括的に支援することを目的とする施設のことです。保健師または経験のあ る看護師・主任ケアマネジャー・社会福祉士等によって構成されています。 32 ●
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