本日の学習内容 個別的な援助 (ケースワーク)のあゆみ 個別援助技術の歴史 (ケースワーク) ケースワークの発展史 ☆1920年まで基礎確立期☆ 1869年イギリス ・慈善組織化運動(COS) ・友愛訪問 に芽吹き, 1917年アメリカ リッチモンド「社会診断論」 により、理論化された。 ・ 「ケースワークの母」 と呼ばれる。 ・個人と社会環境の調整を重視=環境決定論 ・ケースワークを科学的に体系化 ケースワークの発展史 ☆1950年まで発展期☆ 第1次世界大戦を契機に精神医学と心理学的なものへとなる。 個別援助技術の焦点が環境から 人間の内面 へと移行。 フロイト の精神分析運動の影響 1920年頃 ・ 診断派 =治療的意味を持つ。 1930年頃 ・ 機能派 =利用者の自我は何者 にも拘束されない。 ・積極的に援助者が介入し、自我を 強化し、適応力を高める。 ・主体性を重視。問題解決能力を高める。 *主な学者:ハミルトン、ホリス、トウル等 *主な学者:ロビンソン、スモーレー、タフト等 ケースワークの発展史 ☆1960年までの統合期☆ 診断派と機能派の統合 マイルズ : 「 リッチモンドに帰れ 」 =社会環境条件を見落としがちな ケースワークを批判 パールマン : 診断派の立場で、機能派を取り入れる。 アプティカー : 両者を統合。 ケースワークの発展史 ☆1970年まで批判期☆ ・貧困問題を忘れた援助者に厳しい批判 =「愛されぬ専門職」 ・ケースワークの第一人者 パールマン は 自己批判 4つのP、ワーカビリティ 「 ケースワークは死んだ ケースワークの発展史 」 ☆1980年代まで再編期☆ 積極的な再編への努力 ①伝統的機能の強化と補充 ・ 仲介的機能 ・ 弁護的機能 ②隣接科学からの多大な影響により新しいケースワークが生まれた。 従来の精神分析論や自我心理学に、社会システム、役割理論、 組織論、コミュニケーション論、学習理論、小集団理論、危機理論、家 族療法、生態学等 ③専門分化された技術等の統合化=どの分野においても共通する 技術、原理の確立 日本はこのような英・米の方法、理論を手本として発展した。 ケースワークの発展史 ケースワークにおけるリッチモンドの貢献をまとめよう! ケースワークの発展史
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