分科会や懇親会を企画 しています

7年目を迎えた安居楽業、今年は東西2カ所で、「くら
し(障害者権利 条約第19条)」「はたらく(同第27条)」
を主たるテーマで開催を予定しています。第2回目となる今
ゼミナールでは、権利条約 第27条で提示される「ディーセ
ント・ワーク」とはなにか、また障害の重い人たちへの「日
今年の安居楽業は、みな
さんのリクエストにお応えし
て、分科会や懇親会を企画
しています!!
お楽しみに!!
中活動支援」など、障害のある人達の「仕事」「人生」をど
う支えていくのか…に注目して企画しました。戦後70年企画
のスペシャル講座、各現場からの実践報告、分科会・懇親会と、
充実したゼミナールです。
10:45-11:00(15 分) 開会あいさつ & アイスブレイク
11:00-12:00(60 分) 基調報告
障害者権利条約第 27 条にもふれながら(赤松 英知 常務理事)
13:00-14:30(90 分) 講義1「ディーセント・ワークとは―さまざまな労働の現場から―」
(中田 進氏/関西勤労者教育協会副会長)
14:45-16:15(90 分) 講義2「障害の重い人にとっての日中活動支援―その意味を探る―」
(三木
裕和氏/鳥取大学教授)
16:30-18:00(90 分) スペシャル講座「戦後 70 年をテーマに」
18:30-20:30
懇親会/海鮮居酒屋 宴(西院駅近く)
9:15-11:30(135 分) 実践報告「はたらく意味と喜びをうみだす支援―障害のある人を支える実践報告―」
1.一般就労をささえる
横矢 弥生さん(紀南障害者就業・生活支援センター:和歌山)
2.地域とともに歩む
古木 一夫さん
3.農業・食を通じて
梅田 三木子さん(チューリップハウス・京都)
(コミュニティワークこッから・奈良)
11:30-12:00(30 分) まとめのシンポジウム
13:00-14:25(85 分) 分科会(①一般就労支援
②就労支援 B 型 ③重度心身障害)
(※申込時に希望分科会番号をご記入ください。ご希望に添えない場合もあります。ご了承ください。)
14:40-14:50(10 分) 3分科会の報告 14:50-15:00 閉会あいさつ アンケート記入
講師紹介 1日目
講義1「ディーセント・ワークとは」
中田
進氏(関西勤労者教育協会副会長)
■メッセージ:
「権利として働くこと」と過酷な労働現場を伝え、
みなさまとなんとしても「人間らしく働き生きる」
ことのできる社会への変革への決意をともにした
いと思います。すてきなみなさまとの出会いを心待
ちにしております。
■略歴:1937 年、京都に生まれる。関西勤労者教育協会副会長。京都府立大学卒業後、大阪
の中学校教諭を経て、勤労者教育に専念。労働学校、労働組合、民主団体、青年女性団体、
公民館、高等学校、各種団体で講演、 政治経済情勢、哲学、「暮らしと経済」「学ぶこと、
生きること」
「働くこと、生きること」 などをテーマに、分かりやすく語りかける。
■おすすめ図書:「現代を生きる基礎理論」(学習の友社)「働くこと生きること」(学習の友社) 「自分らしさの発見」
(新日本出版) 「人間らしく自分らしく」(学習の友社)
講義2「障害の重い人にとっての日中活動支援」
三木 裕和氏(鳥取大学教授)
■メッセージ:
私は、きょうされん運動には、以前から深く敬意を
もって接してきました。それは、養護学校卒業の行き
場のない青年達を受け止め、「はたらく中でたくましく」
というメッセージを発信してきたことは、日本の障害者
運動の宝だからです。
現代は、障害のある人の一般就労がもてはやされていますが、それは、障害のある人、本
人にとってよりも、社会的経済的効率から発想されています。教育分野においても「キャリ
ア教育」の偏重が見られます。障害のある人にとって「はたらく」ということがどんな意味
を持っているのか、それを一緒に考えたいと思います。
■略歴:1955 年兵庫県生まれ。関西大学文学部哲学科卒業。兵庫教育大学大学院学校教育
研究科障害児教育専攻修士課程修了。1980 年から 2011 年まで、兵庫県内の障害児学校で重
症心身障害児、自閉症児、知的障害児などを担任。
現在は、鳥取大学地域学部地域教育学科 教授。専門分野は、障害児教育学。
研究テーマは、障害児教育実践論、授業づくり(重症心身障害、自閉症、知的障害など)
■おすすめ図書:「障害児教育という名に値するもの」(全障研)「希望でみちびく科学:障害児教育、ホントのねうち」
(クリエイツかもがわ)「重症児の授業づくり」(クリエイツかもがわ)「人間を大切にするしごと:特別支援教育時代の教師・
子ども論 」(全障研)「自閉症児のココロ:教育、医療、心理学の視点から」 (クリエイツかもがわ)
スペシャル講座
600 万人ものユダヤ人犠牲者を出したとされる、ナチス政権による大虐殺。実は大虐殺の、い
わば‘リハーサル’として、30 万人の障害のあるドイツ人らが殺されていたことはほとんど知
られていません。その名は「T4作戦」
。ドイツではようやく今、真実に向き合う
動きが始まっています。なぜこれだけ大量の障害のある人が殺害
されたのか、止めようとした人たちはいなかったのでしょうか。
この夏に NHK の取材で、ドイツを訪れた記録映像と共に、
歴史を見つめ直し、わたしたちがなすべきことを提起します。
報告者紹介 2日目
実践報告「はたらく意味と喜びをうみだす支援」
一般就労をささえる
地域とともに歩む
農業・食を通じて
■横矢 弥生さん
■古木 一夫さん
■梅田 三木子さん
コミュニティワークこッから
チューリップハウス
色々な障がいを持たれた方々
実際は「地域とともに歩みたい
チューリップハウスでは、「障
の就労支援の中で、就職すること
と願っている」が現状です。一緒
害の重い人のはたらく」について
を一番の目的に置くのではなく、
に歩んでいるかどうかを決める
職員みんなで悩みながら実践を
働き続けることに趣をもち、働き
のはわたしたちではなく地域の
続けています。仲間同士のつなが
続ける喜びを感じてもらいたい、
人たちだと思うから。何の特徴も
りや地域の人とのつながりを大
例え、離職しても再度チャレンジ
ない小さな施設が、きょうされん
事にしながら、どうすれば、障害
していけるような支援、定年退職
の理念だけを頼りにとりくんで
の重い人が「はたらく」を通して
を迎えてもらい、本当の意味での
きた「はたらく」や「つながる」。
たくさんの人とつながり、ゆたか
「おつかれさま」と言えるような
そこでの「失敗」や「幸運な偶然」
に暮らすことができるのか、みな
支援をしていきたい、と思ってい
を通して、その意味や意義をみな
さんとともに考えたいと思いま
ます。
さんと共有できれば嬉しいです。
す。
紀南障害者就業・生活支援センター
分科会は下記3テーマにわかれて、グループワークを行ないます。全体研修会の場では話しに
くい、あんなことこんなこと、共有して深めて、明日からの実践に活かしませんか。
①一般就労支援
②就労継続支援B型 ③重度心身障害
※申し込み時に希望分科会をご記入ください。ご希望に添えない場合もありますのでご了承ください。
●懇親会
京都西院駅近くの「海鮮居酒屋 宴」で開催します。
定員は 60 人です。全国から参加者が集まる研修会!
人と人とのネットワークをぜひ広げてください。