Vol.5 トップに聞く 株式会社 ホテル東日本宇都宮 総支配人 : 川崎 博樹 悦びたい、 悦ばせたい。 う。小学生低学年の頃、近所のおば かく接することを教えられた﹂とい と決めていたそうだ。 ﹁ホテルマンになることが自分の道 ﹂ が高まり、高 校 生の頃には、すでに 未熟さを痛感。 あちゃんに当たり前のやさしさで接 がきっかけで、﹁︵ 自 分が︶悦びたい、 したところ、感謝状をもらう。それ 周年を迎える格式あ 配人川崎博樹氏は、﹁接客業はシン 感。 ﹁ ︵お客様の︶ 笑顔が見たい。役立 かった ﹂と 自 分 自 身の未 熟 さを 痛 ちたいから仕事をする﹂という原点 3倍働いたという。 ﹁いつしか仕事が にもどり、使命感に燃えて人の2∼ 楽しくなり、幸せのお手伝いをさせ た﹂。﹁努力は人を裏切らない﹂ と。 ていただくことで心の充実をおぼえ 婚。 ﹁ 大事な大事なパートナーで、 か 6 年 前に同 じ 職 場 の 奥 様 と 結 けがえのない存在。価値観や仕事へ の姿勢 、物の考え方が同じで、私よ り我慢強いのが妻です﹂と顔をほこ 好きなサッカーの観 戦をし、そして ろばせる。ご夫婦でマラソンをし、大 ﹁︵ 2 人 だけの︶家 族 会 議 をしょっ ちゅうする﹂。川崎氏にとって、奥様 在。充たされた家庭生活が、仕事に は公 私にわたるアドバイザー的 存 も大きく反映されているようだ。 一歩を踏み出す勇気。 頃から祖父母と過ごす時間が長く、 両親共稼ぎの家庭に育ち、 小さい にとってはまさに順風﹂ と胸を張る。 スタッフのクオリティが高い当ホテル ﹁ 本 物と偽 物の違いが試される時 、 ダルマーケットが活 性 化している 。 る。今、 宇都宮はホテルが増えブライ それまでの自 信が真の自 信ではな 知られていないことに愕 然とした。 思っていた当ホテルの名前が、 意外と きに努力した。 ﹁誰でも知っていると 原点に立ち返る6年間余り、 ひたむ 事をしているのか﹂と自 問 自 答し、 い挫 折 感だった。何のためにこの仕 わう。 ﹁ベルリンの壁のように厚く高 が、入 社 2 年 半で大きな挫 折を味 るのだと気づかされた。 で、人は充実した生活を送り、輝け のことを する 。そんな 単 純 なこと 勇気が必要 ﹂と。人として当たり前 る。気 付いた瞬 間に一歩を踏み出す とのきっかけで ︵生活は︶ 大きく変わ 未 婚 、既 婚 問わず一番いい時 。ちょっ もしれない。 ﹁男女共に ∼ 代は、 つけた一途な生き方は、今は珍しいか 歳。同世代の中では、地に足を ﹁ 当たり前のことだけど、他 人に温 動を提供し続けることが使命﹂ と語 奥様はアドバイザー。 昭和44年1月22日生まれ。茨城県出身。平成4年12月にホテル東日本 宇都宮に入社(開設準備室)。営業部内のブライダル課・法人営業等を経 て、平成17年10月副総支配人兼営業部長、平成18年4月総支配人、平 成19年10月執行役員総支配人に就任。 ︵他人を︶ 悦ばせたい﹂という気持ち 期待を込めて飛び込んだ世界だ るホテル東 日 本 宇 都 宮の若き総 支 まもなく 15 プルだけど奥が深い。忘れられない感 38 川崎博樹(かわさき ひろき) Profile 努力は人を裏切らない。 必要な人間であり続けたい。 Series 企業 Report 30 40
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