Data Integration Hub

データシート
Informatica Data Integration Hub
利点
• 最新のハブベースのハイブ
リッド アーキテクチャで
ビッグデータ システム、ク
ラウドシステム、従来型シス
テムを統合
• Hadoop データレイクとハブ
に格納されているデータの自
動一元管理
• SaaS とオンプレミス アプリ
ケーション向けのパブリッ
シュ/サブスクライブ型ハイ
ブリッド データ統合
• PowerCenter と Informatica
Cloud のすべてのソース/
ターゲットへの接続性
• ウィザードと Web ベースの
ユーザーインターフェイスに
よるセルフサービスと生産性
向上
世界初のハイブリッドなハブベースのデータ統合
ソリューションが、ビッグデータ システム、クラ
ウドシステム、従来型システムの統合を実現
ビッグデータ、SaaS(サービスとしてのソフトウェア)、オンプレミス エンタープライ
ズアプリケーションと分析システムの爆発的な普及を背景に、競争優位性に向けてシステ
ムを進化させようとしている企業は、複雑化や断片化などの課題への対応を迫られていま
す。企業はビッグデータ システム、クラウド システム、オンプレミス システムを統合し
て分析と業務アプリケーションに最新のクリーンなデータを提供しながら、相互に関連
しあう数百のポイント間統合を管理しなければなりません。SaaS アプリの導入が増える
中、企業はハイブリッドなデータフローを管理し、オンプレミス システムとクラウドを
連携する手段を必要としており、世界中の CIO(最高情報責任者)と IT 部門が、効率的
な新技術、新しいオンプレミスおよびクラウドベースのエンタープライズアプリケーショ
ン、またデータレイクがもたらす機会を活用したいと考えています。
管理されたビッグデータとクラウド統合のための最新アーキテクチャ
Informatica Data Integration Hub によって、大規模企業は新しいアプリケーションやアナ
リティクス システムがもたらす変化や機会を活用しながら、Hadoop ストレージを管理
できます。この一元管理されたハブベースの最新アーキテクチャは、管理されたアジャイ
ルな企業データ統合の基盤となり、ビッグデータ システム、クラウドシステム、従来型
システムを統合する初のパブリッシュ/サブスクライブ型データ統合ソリューションとし
て、制御性に影響を与えることなく、生産性とインテリジェントな自動化を実現します。
Data Integration Hub により、簡単に最新のデータをすべてのアナリティクス システムに
配信したり、アプリケーション間のデータを統合したりできるため、単一のデータ統合プ
ラットフォームであらゆるデータ量、形式、レイテンシ、プロトコルをサポートできま
す。また、ハブとしての機能によって、データの管理、監視、制御をすべて Web ベース
のコンソールで一元化します。結果として、ハブを通じて移動するデータは信頼でき、安
全で追跡が可能です。
オンプレミス、ビッグデータ、クラウドをサポートするインフォマティカの接続性とデー
タ変換、データ品質を一元的なパブリッシュ/サブスクライブ型アーキテクチャで統合
することにより、先進的なハイブリッド ソリューションを確立することが可能になりま
す。Data Integration Hub は、PowerCenter の充実した高性能オンプレミス ビッグデー
タ/従来型接続と Informatica Cloud の SaaS 接続をベースに構築されている、ハブベー
スの統合アーキテクチャです。例えば、Salesforce、オンプレミス アプリケーション、
データベース、メインフレームからデータを取得し、これらのデータを処理し、Hadoop
データレイクに自動保存し、処理したデータをすべての分析システムと業務システム
(Amazon Redshift や eradata など)にロードできます。
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また、ウィザードや Web ベースのユーザーインターフェイスに加え、PowerCenter と
Informatica Cloud のマッピングも活用できるため、チームのコラボレーションと生産性も
向上します。このような機能を通じて、インフォマティカが誇るユニバーサルな接続性、
豊富な変換機能、拡張性、データ品質を、より多くのチームメンバーが簡単に使用できる
ようになります。
複雑なビッグデータでは、一元的なアプローチ、使いやすいインターフェイス、データフローの可視性が、
より重要になります。Big Data Integration Hub は、Cloudera や Hortonworks などの Hadoop リポジトリも
統合してサポートしています。Big Data Integration Hub では、Hadoop データレイクやハブにある生デー
タおよび処理済みのデータセットの保管と管理を簡素化できます。Hadoop と Hive に格納されたすべての
データはインデックス化されるので、分析ツールなどのアプリケーションからアクセスしたりクエリを実行
したりすることができます。
パブリッシュ/サブスクライブ アプローチが複雑なポイントツーポイント統合の課題
を解消
この革新的なアプローチは、データソースとターゲットを切り離すことで、アプリケーションを一度パブ
リッシュするだけで、一対多の関係で利用アプリケーションとアナリティクス システムをサポートしま
す。Informatica Data Integration Hub は、時間の経過とともに TCO(総所有コスト)が増加しビジネスを支
える IT の能力が低下するといった、従来のポイントツーポイント統合に伴う低い管理性とデータリネージ
の課題を解消します。Data Integration Hub では、エンドツーエンドの完全なデータの透明性を実現しなが
ら、最小限のコストで最適な統合パターンとパブリケーション リポジトリのタイプ(RDBMS、Hadoop、
ファイルなど)を指定できます。
より少ないITオーバーヘッドでより迅速に統合
Data Integration Hub では、Web ベースのユーザーインターフェイスを使用したセルフサービスを確立する
ことで、生産性を高め、開発期間を短縮できます。技術的な知識がないユーザー向けのウィザードが用意さ
れているので、誰でも中央のカタログにデータをパブリッシュする手順やこれらのデータにサブスクライブ
する手順を簡単に実行できます。また、データは一元管理されるので、異なるアプリケーションやアナリ
ティクス システム間での再利用も促進されます。ユーザーは、数回クリックするだけで具体的なニーズに
合わせてデータを結合、フィルタリング、変換できます。
主な機能
自己管理型のビッグデータ管理
柔軟な Hadoop、ファイル システム、RDBMS 永続レイヤー オプションを通じて、パブリッシュ データは
すべての消費アプリケーションが取得するか保持期間が終了するまで格納しておけるだけでなく、データ
レイクに長期間格納しておくこともできます。パブリッシング アプリケーションはデータを一度のみパブ
リッシュし、後はハブが任意の数の消費アプリケーションに配信します。これによってトランザクションシ
ステムの負荷が軽減され、事実上プロセスに依存しなくなるので、下流のアプリケーションは業務ユーザー
のニーズへ迅速に対応できるようになります。
Data Integration Hub では、永続性は自己管理されます。Data Integration Hub が提供する各トピックの永続
ストレージは自動的に生成・管理されるので、手間をかけることなくデータの格納と消費済みデータのアー
カイブを実現できます。Hadoop では、Spark によってパブリケーション データが Parquet 形式に変換さ
れ、Hive にインデックス化されるため、データレイクにクエリを実行する任意のアナリティクス システム
やその他のアプリケーションからもデータにアクセスできます。移動中のデータはすべて永続的でアプリ
ケーション間のやり取りは一元管理されるので、データも均一な環境で管理され、データ統合のプロセスは
ソースとターゲットを抽象化する単一のユーザー インターフェイスを通じて監視、管理できます。
データの一元管理環境と Informatica Data Quality によって、すべてのデータはパブリッシュの前に認証、
クレンジングすることがきます。これによって、アプリケーションや部門、クラウドアプリケーション、分
析システムの間で粗悪なデータが増殖するリスクを実質的に排除できます。
SaaS アプリケーションのハイブリッド サポート
ハイブリッド環境向けの最新のパブリッシュ/サブスクライブ型データ統合により、数百に上るサポー
ト対象のクラウドシステムとオンプレミス システム間で、データをシームレスに移動できます。 Data
Integration Hub では、PowerCenter の堅牢な接続性と処理能力を活用できるだけでなく、Salesforce、AWS
サービス、Azure、Netsuite、Workday など、Informatica Cloud の幅広い SaaS ソースおよびターゲットと
統合できます。この柔軟なハイブリッド アーキテクチャによってデータの俊敏性が向上し、卓越した生産
性と管理性を実現できます。
データフローをエンドツーエンドに一元管理
Data Integration Hub では、IT 部門は数百、数千のポイントツーポイント統合を構築する必要なしに、一
度パブリッシュするだけですべての消費システムに対応することが可能です。パブリッシング アプリケー
ションとサブスクライビング アプリケーションのインターフェイスは、インタラクション管理によって簡
単に作成・管理できます。データソースと移動先を分離することにより、プロセスに対するアプリケーショ
ンの依存度が低下し、下流のアプリケーションは業務ユーザーからのデータ配信のニーズへ迅速に対応でき
るようになります。
直観的なサブスクリプション ウィザードによって、技術的なスキルのない一般ユーザーでも、セルフサー
ビス式のプロビジョニング機能を使用して、アクセスを許可されたパブリッシュ済みのデータセットにサ
ブスクライブできます。結果として、IT 部門の負担が軽減し、新しい統合をリリースするまでの時間を大
幅に短縮できるとともに、常に進化するエンタープライズシステムのセルフサービスと再利用を促進できま
す。また、データフローを一元管理することでチームの生産性も向上します。
「Data Integration Hub (DIH) によって、インフォマティカはハブアンドスポー
ク型データ統合の製品化に成功しました。DIHによって、パブリッシュ/サブ
スクライブ環境で複数の統合フローが適切なデータを再利用できるようにな
り、従来のポイントツーポイントのようなデータ統合は必要なくなります」
-- Info-Tech Research Group社 上席コンサルティングアナリスト、Stewart Bond氏
ウィザードによって、技術的なスキルのない一般ユーザーでもアプリケーション、パブリケーション、サブ
スクリプションを管理できます。利用可能なパブリケーションおよび自動マッピングのカタログによって、
新しいアプリケーションのセルフサービスでのオンボーディングが可能になります。
監視と制御
インフォマティカにつ
いて
インフォマティカは、あらゆるモ
ノのデータを変革するイノベー
ションの実現に取り組む先進的
な独立系ソフトウェアプロバイ
ダーです。インフォマティカのソ
リューションによって世界中の企
業が情報価値を高めることに成功
し、ビジネスの最重要ニーズを満
たしています。現在、5,800 社を
超える企業がインフォマティカを
利用して、オンプレミスやクラウ
ドのほか、ソーシャルネットワー
クを含むインターネット上の情報
資産から最大限の価値を引き出す
ことに成功しています。
データが Data Integration Hub を通過する際に、イベントおよび関連するメタデータが
オペレーショナル データストア (ODS) に取り込まれます。ビジネスフレンドリーなユー
ザー インターフェイスによって、ユーザーは任意のインタラクション、パブリケーショ
ン、イベントの詳細にドリルダウンして詳細とステータスを確認することができます。ま
た、セキュリティを確保する役割ベースのアクセスコントロールでは、一元的なアクセス
権の許可に基づいて、データ アクセスを制御します。
堅牢でカスタマイズ可能な通知とアラートによって、担当者やアプリケーション管理者
は、問題があればすぐに検出し、業務上の問題に発展することを回避できます。カスタマ
イズ可能なダッシュボードでは、サービスレベル契約 (SLA) を基準に統合のパフォーマン
スを監視し評価することで、データ配信のビジネスニーズを満たしているかを確認できま
す。また、監視と一元管理の強化によって、独自に作成された断片的なデータフローを連
携の取れたシステムへと変え、迅速な変化を実現して、システムの更新や最新化に対応す
ることが可能になります。
あらかじめ組み込まれた可視化機能により、ユーザーはデータの状況を監視・追跡し、問
題発生時にはアラートを受け取ることができます。ドリルダウン機能によって、個々のパ
ブリケーションの詳細にアクセスできます。
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