平成 28 年 1 月 14 日 一般社団法人 日本建設機械施工協会 施工技術総合研究所 座屈拘束型ダンパー動的性能試験 所長 見波 潔 公開実験のご案内 平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。 このたび、当研究所では、橋梁の耐震性向上に寄与する「高性能」、 「高耐久」及び「安価」なダ ンパーを開発することを目的としまして、平成 24 年度より民間の企業体と座屈拘束型ダンパー の非線形地震応答解析による従来技術との比較検討、実大試験体を用いた静的及び動的性能試験 による履歴特性の検証等を実施してまいりました。 その結果、本ダンパーはレベル2以上の地震発生時にも有効な耐震性能を有す経済性の高いダ ンパーであることが確認されましたことから、この度、実大試験体を用いた動的性能試験を実施 して皆様へご紹介することと致しました。 今回の動的性能試験では、座屈拘束ダンパーと衝撃力緩衝機能付き伸縮管の複合履歴の検証、 及び 0.8~3.0 秒の多様な周期帯における周期依存性の検証等を実施致します。本ダンパーの性能 を確認していただくための公開実験は下記日程で開催いたしますので、お忙しいところ大変恐縮 ではございますが、お立ち会い賜りますようよろしくお願い申し上げます。 敬 記 1)実 験 名: 座屈拘束型ダンパー動的性能試験 2)実施日時: 平成 28 年 1 月 28 日(木) 3)実施場所: 光陽精機株式会社 15:00~17:00 〒300-4515 茨城県筑西市倉持 422(地図は別紙参照願います) 当日の連絡担当者:光陽精機株式会社 TEL:047-434-3331 営業1課 谷中 良記 FAX:047-434-1521 E-mail:[email protected] 4)実施内容: 座屈拘束型ダンパー(降伏荷重 Py=324kN)の動的性能試験 5)タイムスケジュール 14:30~15:00 つくば駅から光陽精機まで移動(送迎バス) 15:00~15:30 挨拶、試験概要説明 15:30~16:30 公開実験(動的性能試験) 16:30~17:00 質疑応答 17:00~17:30 光陽精機からつくば駅まで移動(送迎バス) ※ ヘルメットや作業服等の保護具は用意致します 公開実験への参加申し込み書は最終ページです。 具 【光陽精機株式会社へのアクセス】 【つくば駅の送迎バスへのアクセス】 送迎バス乗車場所 送迎バス乗車場所 ※送迎バス時刻 行き:14:30 出発、帰り:17:30 到着 座屈拘束型ダンパー動的性能試験 1.座屈拘束型ダンパーの概要 本ダンパーは、座屈拘束型ダンパー(以下、 「BRB」という)と衝撃力緩衝機能付き伸縮管で構 成される新しい橋梁用ダンパーである。常時及び温度変化時に生じる橋桁の伸縮による移動、及 びレベル 1 地震時の移動量に関しては、伸縮管の動きにより外力を拘束せずに自由に可動するが、 レベル 2 地震動が発生した場合には、伸縮管のストロークエンド到達時点から BRB が作動し、 大きな履歴吸収エネルギーを発揮することを期待した構造である(図-1 参照)。 このとき、伸縮管には皿バネを内蔵し、ストロークエンド到達時に生じる衝撃力を緩和する役 割を持たせている。 座屈拘束ダンパー 衝撃力緩衝機能付き伸縮管 図-1 本ダンパーの概要 2.作動イメージ 過去に実施した静的性能試験結果の一例を以下に示す。 図-2 の左図は、伸縮管に±50mm の可動範囲を設けた場合の履歴性状を示す。 図-2 の右図は、伸縮管の影響を考慮しない座屈拘束ダンパーのみの履歴性状を示す。 600 600 ±50mm 500 500 300 200 200 100 100 P(kN) 400 300 P(kN) 400 0 0 ‐100 ‐100 ‐200 ‐200 ‐300 ‐300 全体伸縮 全体伸縮 ‐400 座屈拘束ブレース… 座屈拘束ダンパー ‐400 ‐500 ‐500 ‐600 ‐600 ‐80 ‐70 ‐60 ‐50 ‐40 ‐30 ‐20 ‐10 0 10 20 30 40 50 60 70 80 ‐80 ‐70 ‐60 ‐50 ‐40 ‐30 δ(mm) ‐20 ‐10 0 10 20 30 40 50 60 70 80 δ(mm) 図-2 本ダンパーの静的性能試験での履歴特性 3.動的性能試験の概要 本試験に用いる載荷装置の能力は以下のとおりである。また、実大試験体及び試験装置へのセ ットアップのイメージを図-3 に示す。 【載荷装置】 ・機 種 名:1500kN 水平 1 軸サーボ加振機 ・加 振 力:±1000kN ・ストローク:±500mm ・最 大 速 度:150cm/sec(750kN 負荷時) 座屈拘束ダンパー 衝撃力緩衝機能付き伸縮管 図-3 セットアップイメージ 4.参加予定者 この公開実験には、学識経験者の方々ほか、道路管理機関各社、(一社)日本建設業連合会、 (一社)プレストレスト・コンクリート建設業協会、 (一社)日本橋梁建設協会、及び(一社)建 設コンサルタンツ協会等の方々も参加が予定されています。 5.事務局(連絡先) 一般社団法人 日本建設機械施工協会 施工技術総合研究所 研究第二部 谷倉 泉([email protected])、小野 TEL:0545-35-0212(代表) 秀一([email protected]) FAX:0545-35-3719 以上 座屈拘束型ダンパー動的性能試験 公開実験 申 込 先:一般社団法人 日本建設機械施工協会 研究第二部 参加申込書 施工技術総合研究所 望月 真里香 TEL:0545-35-0212 FAX:0545-35-3719 E-mail:[email protected] 申込期限:平成 28 年 1 月 22 日(金) 参加希望の方は、下記の項目に必要事項を明記して、FAX にてお申し込み下さい。 E メールでのお申し込みの場合は、当研究所 HP(http://www.cmi.or.jp/)より参加 申込書をダウンロードしてご利用下さい。 代表者 ふ り が な 氏 名 e-mail 勤 アドレス 務 所 先 属 連 部 署 絡 先 TEL: 〒 勤 務 先 所 在 - 地 同行者 上記と同じ勤務先の方が参加される場合は、氏名と所属部署のみ以下にご記入ください。 氏 名 所 属 部 署 ※ 申込書に記入された氏名,年齢等の個人情報は,研修業務を円滑に実施するために利用するもの であり,それ以外の目的では利用いたしません。
© Copyright 2024 ExpyDoc