平成28年 東京中央卸売市場青果物市況見通し(1月)

平成28年東京中央卸売市場青果物市況見通し
1月
本年入荷見込み
品
目
平成28年12月21日作成 前年入荷比
全農さいたま園芸販売課 大田市場駐在
本年予想価格
平年入荷比 本年見通し価格 平年価格比
平成27年出回り主力産地
摘
要
(前年入荷)
平年入荷
(前年価格)
平年価格
98%
102%
90円
108%
( 13,219 トン)
12,732 トン
(85円)
83円
48%
42%
100%
106%
85円
71%
千 葉
埼 玉
( 7,143 トン)
6,743 トン
(80円)
120円
86%
6%
100%
102%
95円
80%
愛 知
( 13,149 トン)
12,851 トン
(117円)
119円
62%
17%
90%
122%
620円
127%
群 馬
䭉 城
( 1,610 トン)
1,184 トン
(597円)
488円
29%
24%
100%
103%
260円
101%
千 葉
埼 玉
( 5,341 トン)
5,166 トン
(237円)
258円
33%
33%
15%
100%
131%
380円
101%
愛知
香川
埼玉 愛知・香川産主力の西南暖地産中心の出回りとなろう。各産地11月からの気温高及び適度な降雨から出荷が大幅に前進出荷となっ
( 2,330 トン)
1,781 トン
(425円)
377円
35%
21%
14%
105%
102%
360円
90%
宮 崎
高 知
( 4,961 トン)
5,091 トン
(432円)
399円
42%
20%
19%
95%
102%
370円
98%
熊本
愛知
栃木 熊本産中心の出回りとなろう。西南暖地産は11月の気温高の影響と前進出荷による成り疲れ等から、着果・花付き状態にばらつきが
( 5,270 トン)
4,925 トン
(384円)
376円
44%
15%
14%
95%
70%
320円
131%
埼 玉
千 葉
( 576 トン)
779 トン
(310円)
244円
41%
29%
98%
97%
1,400円
116%
栃 木
福 岡
( 3,823 トン)
3,877 トン
(1,385 円)
1,205円
39%
21%
神奈川 千 葉
徳 島 神奈川・千葉産中心の出回りとなろう。神奈川・千葉産は11月からの気温高と適度な降雨により前進出荷となっている。現状生育順調
だいこん
4%
のため、今後太物発生率が高まるだろう。総入荷量は前年比98%、価格は90円/㎏と年末需要の落ち着きから1月上旬は厳しい販
売となろうが、1月中旬以降年内の前進出荷の影響から入荷量減少する見込みから、上げ気配強まる予想。
䭉 城 千葉産中心の出回りとなろう。千葉産は作柄良く太物発生率も高いため、今後もL中心の入荷を見込む。11月の気温高と適度な降雨
にんじん
4%
により前進出荷しているものの病害虫の発生等も各産地少ないため、潤沢な入荷となろう。総入荷量は前年比100%、価格85円/㎏
と豊作傾向である見込みから前年同様平年より厳しい販売が続く予想。
千 葉 神奈川 愛知・千葉産中心の出回りとなろう。各産地11月からの気温高及び適度な降雨により生育大幅に前進しており、玉太りも良いため大
キャベツ
11%
玉傾向の出荷となろう。降雨により傷み等も散見されるが、1月中旬までは潤沢な出荷が続くだろう。総入荷量は前年比100%、価格9
5円/㎏と年内からの基調安の流れが続くため厳しい販売が続くも、1月下旬は前進出荷により入荷量が減りこむ見込みから上げ気配
強まる予想。
埼 玉 群馬産主力の関東産中心の出回りとなろう。関東産は各産地年内の前進出荷の影響から、年明け以降入荷量平年よりも少なく、減少
ほうれんそう
19%
する見込み。生育は病害虫等の発生も少なく順調。総入荷量は前年比90%、価格620円/㎏と1月上旬は年末相場の高値反動から
下げ基調となるも、品薄傾向から1月を通して高値基調となる予想。
群 馬 千葉・埼玉産主力の関東産中心の出回りとなろう。関東産は10月以降の好天から太物発生比率高く、順調な生育となっている。12月
ね ぎ
ブロッコリー
上旬の大雨と強風により葉折れ等が散見されるも出荷への影響は軽微であろう。総入荷量は前年比100%、価格260円/㎏と暖冬
予報から末端消費が鈍り荷動き悪い見通しであるが、東北産残量は前年より少ない見込みから平年並みの相場展開を予想。
ている。作柄良好であり、暖冬予報から晩生作の生育も追いつき引き続き潤沢な出荷を見込む。総入荷量は前年比100%、価格380
円/㎏と年内の安値基調の流れから前年より厳しい販売が続くだろうが、冷え込みによる入荷量減少の見込みから1月中旬以降上げ
基調を予想。
千 葉 宮崎産主力の西南暖地産中心の出回りとなろう。各産地越冬作中心の出回りであり、成り疲れ等から年内少なかった影響から天候次
きゅうり
トマト
第であるが1月下旬に向けて入荷量は増加するだろう。関東産促成春作の入荷も始まるだろう。総入荷量は前年比105%、価格360
円/㎏と1月上旬は入荷量急増する見込みから安値基調となろうが、1月下旬以降恵方巻き需要から上げ基調を予想。
見られる。1月は気温の低下も相まって1月中旬以降入荷量は減りこむだろう。関東産冬春作は平年並みの生育となっている。総入荷
量は前年比95%、価格370円/㎏と1月中旬以降は入荷量減少の見込みから上げ基調を予想。
宮 崎 埼玉産主力の関東産中心の出回りとなろう。宮崎産は不作であり、関東産も灌水施設のない産地は作柄悪く、貯蔵量は前年を下回っ
さといも
7%
ている。総入荷量は前年比95%、価格320円/㎏と年末需要が落ち着き引き合い弱まるも、入荷量が少ない見込みから不足感は払
拭されず、平年よりも高値基調を予想。
䭉 城 栃木・福岡産中心の出回りとなろう。各産地12月の気温高の影響で前進出荷となっており、大玉比率は平年に比べて低くなってい
いちご
11%
る。初売り等需要高まる大玉果で不足感のある販売となる見込みから、1月上旬は堅調な相場となろう。総入荷量は前年比98%、価
格1,400円/㎏と年始は堅調相場となるも、2番果も順調な生育であることから1月中旬以降入荷量増加に伴い下げ基調となる予
想。