第2章 福井市の状況 ※統計データについては、最新の状況に差し替えるものとします。 1 人口動態 (1)人口・世帯の推移 福井市の人口は、平成 18 年の市町村合併により増加しましたが、その後は減少傾向 にあります。一方で、世帯数は増加傾向にあります。 (単位:人、世帯) 300,000 120,000 250,000 100,000 男性 200,000 80,000 女性 150,000 60,000 100,000 40,000 50,000 20,000 0 世帯数 0 (資料:福井市統計書) (2)年齢別(3区分)人口・年齢構成比 平成 26 年の 65 歳以上人口は 70,450 人で、全体の 26.4%を占めており、少子高 齢化が急速に進んでいます。 (単位:%) 32 26 22 年少 17 生産年齢 12 7 老年 平成2年 60 55 50 45 昭和40年 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% (資料:福井市統計書) 4 (3)将来人口と人口の構造 平成 27 年度の高齢化率(人口に占める 65 歳以上の高齢者の割合)は、28.8%で あり、10 年後の平成 37 年度には 65 歳以上人口が約 5,700 人増加し、高齢化率も 33.2%に上昇すると見込まれています。 また、一方で 15 歳から 64 歳までの生産年齢人口は約 17,000 人、15 歳未満人口 は約 6,000 人減少すると予測されています。 ○平成 27 年度 85以上 80 75 70 65 60 55 50 45 40 35 30 25 20 15 10 5 0 15,000 (単位:人) 3,847 4,611 5,988 9,033 6,874 7,525 8,769 7,708 10,006 8,582 7,812 8,075 8,297 9,507 8,097 6,805 5,586 5,812 6,522 6,305 6,033 5,470 男 10,857 女 9,254 8,310 8,510 8,623 9,633 7,924 7,054 6,327 5,296 5,935 5,774 5,599 5,036 10,000 5,000 0 5,000 10,000 15,000 ○平成 37 年度推計人口 (単位:人) 85以上 80 75 70 65 60 55 50 45 40 35 30 25 20 15 10 5 0 15,000 5,223 5,432 11,720 7,605 8,430 7,719 7,335 7,739 7,978 9,262 7,846 6,483 5,432 4,995 4,821 5,345 5,943 5,300 4,760 4,618 10,000 10,257 9,029 8,240 8,477 8,572 9,607 7,901 6,874 6,174 5,634 5,665 4,855 5,179 4,861 4,408 4,253 5,000 0 5,000 10,000 男 女 15,000 (資料:国勢調査及び福井市統計書) 5 2 健康寿命 健康寿命、平均寿命は男女ともに年々伸びています。健康寿命、平均寿命ともに女性 が男性を上回っています。 健康寿命を延ばしていくためには、介護を必要としない期間を長くしていくことが大 切です。 (単位:歳) 88 86.46 86 85.74 84 82.72 85.83 85.9 86.03 86.34 82.78 82.88 82.89 82.95 86.63 86.78 83.49 83.05 82 83.37 健康寿命 男 79.39 80 79.47 79.79 78 78.04 78.11 80.01 78.53 78.34 80.33 80.32 80.21 78.72 78.61 80.53 健康寿命 女 78.94 平均寿命 男 平均寿命 女 78.74 76 74 72 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 (資料:福井県) 3 要介護の要因 要介護の要因としては、脳血管疾患が最も多く、心臓病と合わせると 23%と要介護 の要因の約4分の1を生活習慣病が占めています。 また、認知症や高齢による衰弱、転倒・骨折、関節疾患で5割以上を占めています。 脳血管疾患, 18.5% その他, 25.1% 認知症, 15.8% 心臓病, 4.5% 関節疾患, 10.9% 高齢に よる衰 弱, 13.4% 転倒・骨折, 11.8% (資料:平成 25 年度国民生活基礎調査) 6 4 出生状況 (1)出生率 平成 25 年の出生率(人口千対)は 8.8 で、全国、福井県に比べて高いものの、減 少傾向にあります。 11.0 10.5 10.0 9.5 9.0 8.5 8.0 7.5 (単位:人) 10.6 10.1 全国 9.5 9.4 9.6 9.1 9.0 9.3 8.7 8.9 8.6 8.5 8.5 8.5 H15 H21 H22 8.8 8.5 8.3 H10 福井県 9.1 8.2 8.2 H23 H24 福井市 8.2 H25 (資料:福井県人口動態統計) (2)合計特殊出生率 平成 25 年の合計特殊出生率は、1.56 人で全国の 1.43 人を上回っているものの、 福井県の 1.60 人に比べ低くなっています。 (単位:人) 1.70 1.65 1.60 1.60 1.60 1.62 1.58 1.60 1.56 1.61 1.60 1.56 1.55 1.56 1.47 1.50 1.55 1.55 全国 1.45 1.43 1.41 1.42 福井市 1.39 1.40 1.38 福井県 1.39 1.37 1.35 1.30 1.29 1.25 1.20 H10 H15 H21 H22 H23 H24 H25 (資料:福井県人口動態統計) 7 5 死亡状況 (1)死因別死亡数 死因別死亡数は以下のとおりで、平成 25 年は、1位悪性新生物、2位心疾患、3位 肺炎、4位脳血管疾患、5位老衰となっており、生活習慣病が上位を占めています。 (単位:人) 800 悪性新生物 糖尿病 700 心疾患 600 脳血管疾患 500 肺炎 慢性閉塞性肺 疾患 肝疾患 400 300 腎不全 200 老衰 100 不慮の事故 自殺 0 H10 H15 H21 H22 H23 H24 H25 H26 その他 (資料:福井県) (2)三大死因による死亡者数 三大死因とされる、悪性新生物(がん)、心疾患、脳血管疾患による死亡者数は以下 のとおりで、40 歳を過ぎてから、三大死因による死亡者数が大きく増加しています。 40 歳より以前から生活習慣病を予防することが大切です。 1600 1400 (単位:人) 1200 1000 800 悪性新生物 600 心疾患(高血圧 性を除く) 400 脳血管疾患 200 0 0~14 15~24 25~44 45~64 65~74 75以上 (資料:福井県) 8 (3)標準化死亡比(SMR)※ 全国に比べて、男女ともに特に「急性心筋梗塞」による死亡が高くなっています。 全死亡 自殺 悪性新生物 胃がん 140 120 100 80 60 40 20 0 不慮の事故 老衰 肝疾患 腎不全 H21-25 男性 福井県 大腸がん 脳内出血 H21-25 男性 福井市 肝臓がん 糖尿病 肺がん 肺炎 乳がん 高血圧疾患 子宮がん 脳血管疾患 くも膜下出血 脳梗塞 心疾患 急性心筋梗塞 全死亡 自殺 不慮の事故 老衰 肝疾患 腎不全 140 120 100 80 60 40 20 0 H21-25 女性 福井県 悪性新生物 胃がん 大腸がん H21-25 女性 福井市 脳内出血 肝臓がん 糖尿病 肺がん 肺炎 乳がん 高血圧疾患 子宮がん 脳血管疾患 脳梗塞 くも膜下出血 心疾患 急性心筋梗塞 (資料:福井県) ※標準化死亡比(SMR) 基準死亡率(人口10万対の死亡数)を対象地域に当てはめた場合に、計算により求められる期待される死亡数と実際 に観察された死亡数とを比較するものである。我が国の平均を100としており、標準化死亡比が100以上の場合は 我が国の平均より死亡率が多いと判断され、100以下の場合は死亡率が低いと判断される。 9 6 疾病状況 (1)福井市国保の年間医療費における疾病別の構成割合 福井市の年間医療費の疾病別の構成割合をみると、悪性新生物(がん)や糖尿病、高 血圧等の生活習慣病が3割以上を占めています。 悪性新生物 (がん) 14% その他 25% 精神疾患 10% 神経系疾患 3% 損傷及び中毒 5% 脳血管疾患 5% 筋骨格系 9% 高血圧 7% 消化器系 5% 尿路生殖系 6% 心疾患 6% 糖尿病 5% (資料:福井県国民健康保険団体連合会資料) 0 (2)医療費の状況 市民一人当たりの医療費は年間約 350,000 円で、年々上がっています。 また福井県に比べると医療費はやや低くなっていますが、全国に比べると高いことが わかります。 福井市・福井県・国の医療費の比較 400,000 350,000 301,722 308,968 323,455 333,258 331,451 349,171 300,000 250,000 299,495 281,761 200,000 309,796 289,885 334,576 323,672 308,669 299,333 338,029 315,856 350,392 324,543 市一人当たり 医療費(円) 県一人当たり 医療費(円) 国一人当たり 医療費(円) 150,000 100,000 50,000 0 20年度 21年度 22年度 23年度 24年度 25年度 (資料:福井県国民健康保険団体連合会資料) 10 7 労働状況 (1) 年代別労働力人口 年代別労働力人口の割合は、いずれの年代においても男女共に全国を上回っており、 特に女性では全国との差が大きくなっています。 100.00% 90.00% 80.00% 70.00% 60.00% 50.00% 40.00% 30.00% 20.00% 10.00% 0.00% 男 福井市 男 全国 女 福井市 女 全国 (資料:福井市統計書) (2) 規模別事業所数及び従業員数 事業所数でみると、従業員 50 人未満の企業の割合は全体の 96.6%を占めています。 その中で最も多いのは1~4人の企業で、全体の 58.5%を占めています。 1~4 9420 5~9 3210 10~19 1891 20~29 615 30~49 422 50~99 100~199 276 100 200~299 26 300~ 21 派遣 規模別事業所数:社 119 1~4 20,561 5~9 20,988 10~19 25,407 20~29 14,672 30~49 15,898 50~99 18,382 100~199 200~299 300~ 13,942 6,165 10,795 規模別従業員数:人 (資料:福井市統計書) 11
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