村岡花子文庫展示コーナー 村岡花子と広岡浅子 文学者 村岡花子の誕生 会期:2016 年 1 月 13 日(水)~2016 年 8 月 31 日(水) 広岡浅子(1849-1919)は、明治・大正期において実業家、教育者、社会運動家として活躍した 人物です。京都の豪商三井家に生まれ、大阪の富豪加島屋に嫁いでのちに、鉱山経営や加島銀行の 設立、尼崎紡績(現 ユニチカ)の経営、大同生命創業に関わり「一代の女傑」として名を馳せま した。日本における女子教育の発展をめざし、成瀬仁蔵とともに政財界に働きかけ、1901(明治 34)年の日本女子大学校(現 日本女子大学)設立にも尽力します。 その広岡浅子と村岡花子は、廃娼運動や禁酒運動に取り組んでいた婦人矯風会の活動を通じて知り 合います。 「小我にこだわらず、もっと大きな世界の中で自分が成すべきことは何か。真我というも のをみつけてほしい」という広岡浅子のメッセージは、翻訳家・文学者としての花子の道を切り開 く大きなきっかけとなりました。 今回の展示では村岡花子と広岡浅子との交流について紹介していきます。 ◆おもな展示品 ・広岡浅子から安中(村岡)花子へのポートレート (広岡浅子による献辞有り) ・安中(村岡)花子と広岡浅子 御殿場二の岡での写真 (花子による書き込み有り) ・花子の日記帳(1919 年) ◆展示書籍 書名 『リンバロストの乙女』 著者名 ジーン・ 出版社 出版年 備考 秋元書房 1957 年 平井淳子氏 寄贈 秋元書房 1957 年 東洋英和女学院中高部図書室 ポーター 『続リンバロストの乙女』 ジーン・ ポーター Japan In Transition 旧蔵本 1923 年 クリスチャンのリーダーとし Loretta Church Leonard Missionary ての広岡浅子の評が掲載され Shaw Society ている。著者のミス・ショーは 村 岡 花 子 に 『 Anne of Green Gables』 を託した宣教師 東洋英和女学院史料室
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