ドレッシングの水分測定容器の変更の試験結果報告(PDF:23KB)

【資料8】
FAMIC
ドレッシングの水分測定容器の変更の試験結果報告
1
目的
ドレッシングの日本農林規格(以下「JAS 規格」という。)における水分の測定方法は、
平成 18 年度に行った共同試験結果により規定されており、測定容器にはプラスチックフィ
ルム袋が規定されているが、測定中の発火事例が複数回報告されたことから、今回、測定
容器をガラス製容器に変更した方法についての確認を行った。
2
確認試験について
水分の異なるドレッシング 8 試料を用いて、試験室は単一試験室(FAMIC 分析調査課)、
試験期間は 5 週間としてプラスチックフィルム袋とガラス製容器が同等であるかの確認試
験を行った。
3
確認試験の結果
確認試験における試料の平均水分値は16.57 %∼89.99 %であり、併行標準偏差(Sr)は
0.06 %∼0.25 %、併行相対標準偏差(RSDr)は0.07 %∼0.78 %であった。
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確認試験の評価
妥当性確認調査検討・評価委員会において、確認試験の結果を評価した。現在のところ、
水分測定などの経験的分析法については、妥当性の評価の指針が提案、策定されていない。
しかしながら、化学分析ではRSDrの限界は約1 %と考えられている※1ことから今回得られ
たRSDr (0.07 %∼0.78 %)は十分に小さいと評価された。
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まとめ
今回のドレッシングの水分における測定容器をガラス製容器に変更するための確認試験
では、16.57 %∼89.99 %の水分範囲でRSDrは0.07 %∼0.78 %となった。RSDrは十分に小さ
く、容器の変更は妥当であることが確認された。
※1
AOAC Int., AOAC Guidelines for Single Laboratory Validation of Chemical Methods for
Dietary Supplements and Botanicals(2002)