置農インフォメーションUPしました。

今年の農場学習について
~収穫感謝祭~
恒例の収穫感謝祭が10月19日に行われました。これは、今年の農場学習を振り返るとともに、学校の生産物を使って
全校生で会食するというものです。
最初に全校生が体育館に集まり、農場状況の報告がありました。続いて、米やリンゴ、鶏肉がクラスの代表に配られ、そ
の後、クラスに分かれてカレーや親子丼など、思い思いの調理法で食べました。
今年の農場各部門の様子は
「いま置農生は頑張る」
平成27年度
第2号
置農 インフォメーション
山形県立置賜農業高等学校広報委員会 平成 27 年 11 月発行
999-0121 川西町大字上小松 3723 TEL 0238(42)2101
FAX 0238(42)2103
ホームページ http://www.okitama-ah.ed.jp
メール yokitama @ pref-yamagata.ed.jp
○作物部門
千松寺水田の水が抜けてしまい苦労しました。茶米や胴長米があったものの、
全量一等米でした。今後また台湾に持って行き、併せて姉妹校を結びたいと考
えています。今年も食味鑑定コンクールに出場予定です。
○畜産部門
地域の期待、中学校の期待
学校で育てた乳牛が春の共進会でグランプリを受賞しました。北海道の全国共
進会にも出場しました。夏に体調を崩す牛や、双子の子牛が死んでしまうこ
ともありましたが持ち直しました。鶏肉は初めて川西町内の全部の小中学校の
給食に使ってもらいました。
○野菜部門
山形県立置賜農業高等学校広報紙
<今年も青空の下、無事収穫できました>
スイカ、トウモロコシなど夏の果菜類は気温が高いので良い出来でした。キャベツ、ハクサイの秋野菜は順調に生育中です
が、急に寒くなってきたので今後が心配です。
○果樹部門
昨年の冬にウサギが芽を食べたり、雪で枝が折れたりしてリンゴに被害が出ました。さらに今年は春に気温が高く、逆にお
盆頃に低温や豪雨があり、果樹には厳しい天候でした。しかしながら、ブドウ、リンゴともに品質は例年並みでした。
○花卉部門
花壇苗生産は順調に終了できました。福祉施設を訪問しての花壇作り、幼稚園児を招いて切り花体験や花壇作り体験を行い
ました。現在、以前にやっていた、ダリアを冬に咲かせる研究に取り組み中です。また、来年に山形県で行われる「技能五
輪」と「豊かな海作り全国大会」
、29年に行われるインターハイに向けて、ベニバナなど花の栽培を実験中です。
○加工部門
サクランボジャムとリンゴジュースの生産が終了しました。大変品質が良く、文化祭での販売も大好評でした。
○環境部門
飯豊少年自然の家の環境ボランティアを行いました。草刈機、チェーンソーの操作講習会も無事終了しました。夏休みに小
型車両建設機械の講習を行い、27名が受講修了証をいただきました。
置賜農業高校では、いつも学校のどこかで何かの生き物を育てています。是非お立ち寄りください。
(農場長
新野
敦)
よくやった!置農野球部
24年ぶり県大会出場おめでとう!
去る9月10日~20日にかけ、第68回秋季東北地区高等学校野球山形県大会が開
催されました。秋季の新人大会における野球部の県大会出場は24年ぶりであり、現
在の部員数が9人というギリギリの人数であることを考えると、快挙であることは間
違いありません。地区予選は、外野手の怪我で人数を欠く事態であったので、男子バ
レー部と演劇部から2名の選手を借りて乗り切りました。県大会も9名丁度では不安
もあったため、演劇部の関海斗君に協力していただき10名で出場しました。県大会
1回戦は9月13日(日)天童スポーツセンタ
ー野球場にて、酒田西高校と対戦しました。初
回裏に1失点を許したものの、4回表に追いつ
き締まった試合展開でした。その後両校とも決定打が無く、7回まで1-1で進行し
ましたが、8回に一発の長打から逆転を許してしまい、それが決勝点となりました。
結果3-1で1回戦敗退という結果でしたが、両チーム無失策で90分代の試合時間
と、大変締まった試合展開でした。
この県大会出場は選手にとって大きな自信となったと思います。応援してくださっ
た方々、選手として手伝ってくれた生徒に感謝しながら、今後の野球部の活動に弾み
をつけていきたいと思います。
それらに応える置農の方向
校 長
佐藤 睦浩
山形県は、県立高等学校の再編整備計画の中で、平成29年度から東南置賜地区検討委員会を立ち
上げ、現在の42学級から35学級に減らす具体的な整備計画を策定することを公表しています。平
成32年度から36年度の4年間で7学級を減らすというものです。中でも本校が属する東南置賜地
区では、5学級の減となります。少子化は確実に進行し、今後高等学校は適正とされる規模に整理さ
れていくのです。時流は止められませんから、その中で如何に本校が今の生物生産科、園芸福祉科、
食料環境科を維持していくか、これは大きな課題です。
お寿司屋さんで大好物のネタ、マグロは生きるために泳ぎ続けます。止まることができないのです。
本校もこれら再編整備計画の中にあって、マグロでなければいけないと思っています。つまり、演劇
部をはじめ部活動、置農クラブ活動などで、地域の方々へ絶えず本校の魅力を発信し続けること。また、県の高校基礎学力向
上事業に繋がるマイサポ(学び直し)や日頃の授業にしっかり取組み、社会に出ても困らない学力を身に付け続けること。そ
して、生き物を教材としている人間らしく、働くことが好きで、真面目で、粘り強く、農業後継者たる技能も身に付けている。
そんな人材を世に送り出し続けること。これらを着実に進めることが本校の使命です。訪問させていただいた地区内の中学校
の校長先生方も、置農で活躍する皆さんの姿を逞しく思い、心から応援してくださっておられました。応援してくださる皆様
の期待に確実に応えていくこと、それが本校の進む道です。
第66回日本学校農業クラブ東北連盟大会に参加して
8月26日(水)と27日(木)の二日間、名取市の名取市文化会館を主会場として、東北連盟大会が開催されました。本
校からは、合わせて11名の生徒が意見発表会、クラブ活動紹介発表会、平板
測量競技会の各種競技会・発表会に参加してきました。結果は、意見発表会
『文化・生活の部』において、食料環境科二年の八巻香澄さんが優秀、クラブ
活動紹介発表会では奨励賞を獲得することができました。平板測量競技会につ
いては、残念ながら入賞はならなかったものの、同じチームでの二年連続の出
場となりました。また大会式典では、山形県連盟会長の木下歩美さんが、旗手
として堂々と役割を務めあげました。昨年度と比べて、本校からの出場生徒の
数はだいぶ減りましたが、二年生の参加もあり来年度へ向けて更なる努力をし
てほしいと思います。大会式典が終わると、全国大会へつながらなかったとい
う残念な気持ちとやっと終わったという、生徒たちの表情が今でもはっきりと
覚えています。結果を受けて思うことはそれぞれあったと思いますが、これま
で大変よくがんばってくれたと思います。選手のみなさん、指導してくださった先生方、大変お疲れさまでした。
(農業クラブ顧問 今井吉紀)
<大会結果>
意見発表会
クラブ活動紹介発表会
区分「文化・生活」
奨励 置農ファンクラブでの取り組み
優秀 笑顔から広がる交流の輪
生物生産科三年 千葉まゆみ 齋藤佑奈 渡部美花
食料環境科二年 八巻香澄
食料環境科三年 鈴木沙也佳
食料環境科二年 遠藤有華
東北大会に出場して
食料環境科二年 八巻 香澄(米二中出身)
私は今年初めて意見発表に挑戦しました。意見発表に練習で苦労したことは言葉の流れやイントネーションです。せりふ
の言い方や間のとり方などを江本先生に何度も何度も、ご指導いただきながら、聞く人に伝える・伝わる発表を心がけまし
た。東北大会当日。発表者のほとんどが三年生であったこと、自分の発表順番が最後ということから、とても緊張しまし
た。はじめはガチガチに固まっていましたが、徐々に会場を見渡しながら気持ちよく発表することができました。結果は残
念でしたが、このとき身につけた発表力は確実に自分の力となりました。ご指導して下さった江本先生をはじめ、応援して
下さった先生方、生徒のみなさん、本当にありがとうございました。
第66回農業クラブ全国大会
平成27年度
群馬大会について
第66回日本学校農業クラブ全国大会平成27年度群馬大会は、全国各地から
約1000名のクラブ員が参加し、10月20日~22日の三日間にわたり、群
馬県の前橋市、伊勢崎市、渋川市、中之条町で開催されました。天候にも恵ま
れ、体調を崩す生徒もおらず、無事に大会日程を終えることができました。本校
からは、農業鑑定競技会に鈴木豊紘君(L3)、依田朋恵さん(G2)、遠藤有華
さん(E2)が参加、測量競技会に岩山武司君(E3)、遠藤隆俊君(E3)、大
木凱君(E3)、須貝樹君(E3)が参加しました。また、クラブ代表者会議には
小川さおりさん(E2)が、秋季代議員会に本校農業クラブ会長の木下歩美さん
(L3)が参加しました。10月22日には、全参加者5500名が余裕で入る
ALSOKぐんまアリーナにおいて大会式典が盛大に開催されました。連盟旗入
<連盟旗入場 本校農業クラブ会長 木下歩美さん>
場では、会長の木下歩美さんが立派に行進を行い、山形県の代表としての責任を
全うしました。その後、成績発表があり、山形県連盟としては平成16年の神奈川大会で置賜農業高等学校飯豊分校がプロジ
ェクト発表「文化・生活の部」で受賞して以来、11年ぶりとなる最優秀賞を、上山明新館高等学校がプロジェクト発表「食
料・生産の部」で受賞するという快挙を成し遂げました。本校は各競技とも残念ながら入賞はできませんでしたが、来年の大
阪大会では一つでも多くの競技会で入賞できるように、目標を高く持って日々の学習に取り組んで欲しいと思います。
さて、4年後となる平成31年に、この全国大会の事務局を本校が担当し、
「第70回日本学校農業クラブ全国大会平成31年度南東北大会」として、山形
県を中心に宮城県と福島県に協力を頂きながら実施することが予定されておりま
す。今回は視察として、大会事務局の運営を中心に見学をさせて頂きました。事
務局校である群馬県立勢多農林高等学校の校長先生からお話を伺ったところ、全
校生徒約700名以上の生徒が大会運営に係わり、仕事をしているということで
した。実際に、式典の準備や受付、プラカード嬢、街頭の案内係など、様々な場
面で生徒達の動きを見せて頂き、挨拶や服装及び態度など、立派な生徒達が多く
感心したのと同時に、平成31年開催に向け、大いに見習わなければならないと
感じました。つい先日、県内農業高校の先生達が中心となり準備委員会が立ち上
がりました。これから色々な準備が具体的に始まる予定です。平成31年度南東
北大会が、今回の群馬大会のような素晴らしい大会になるように、山形県一丸と
<農業鑑定競技会 鈴木豊紘君、依田朋恵さん、遠藤有華さん>
なって頑張っていきたいと考えております。
(担当 中川 聡)
農業クラブ全国大会に参加して
農業クラブ会長 生物生産科3年 木下 歩美(沖郷中出身)
私は、10月に開かれた農業クラブ全国大会群馬大会の代議員会に参加してきました。代議員会は、前橋市の総合スポー
ツセンターぐんま武道館第3道場で開催されました。全国の農業高校生と交流が持て、とてもよい刺激を受けました。ま
た、大会式典では、意見発表会・プロジェクト発表会の日本一の発表を見させていただき、内容はもちろん表現においても
強弱や感情の入れ方に鳥肌が立つようなすばらしい発表でした。全国大会に参加して私は、すばらしい大会を自分の目で見
て、おもてなしの心で迎えていただいたことがとても印象に残っています。この経験を今後の農業クラブ活動、そして学校
生活に生かしていけるようにしていきたいと思います。
農業鑑定競技会全国大会に参加して 生物生産科3年 鈴木 豊紘(白鷹東中出身)
私は今回、農業鑑定競技会の全国大会に参加してきました。全国大会に行く前は、どんな問題が出題されるのだろうか、
校内大会では出題されなかった四十秒問題など、いろいろな不安がありました。去年の問題を見ると、置農では習わないよ
うな範囲の問題が多く出題されていたので、学校では習わない範囲を中心に毎日放課後パソコン室へ通い勉強しました。問
題を解き終えると、勉強した範囲の問題が思ったより多く出題されたと思います。正答数の半分ほどは、今回勉強したとこ
ろでした。しかし、残念ながら入賞することはできませんでした。後輩たちには、よりよい結果を出せるようにがんばって
ほしいと思います。指導して下さった先生方ありがとうございました。
測量競技を通して感じたこと
食料環境科3年 遠藤 隆俊(米沢三中出身)
私たち測量班は、10月21日に行われた全国大会に出場しました。三年生最後の大会に昨年度の大会と同じメンバー
で出場できたことを嬉しく思います。結果は惜しくも入賞を逃してしまいましたが、四人全員が全力を出せた大会だった思
います。三年間を通して測量に取り組んだこの経験はきっと将来に生きてくると思います。
このメンバーと測量ができたことを私は嬉しく思います。卒業後は別々の道を歩むこととなりますが、それぞれがそれぞ
れの道でがんばっていけると思います。
最後になりますが、私たちの活動を支え、測量を教えて下さった満良先生や応援して下さった皆様に感謝を伝えたいと思
います。今まで本当にありがとうございました。これからは進路実現に向けてがんばっていきます。
置農祭2015 瞬輝(フラッシュ)
120周年を迎えての置農祭
10月23日(金)・24日(土)に本校の文化祭「置農祭」が盛大に開催
されました。今年のテーマは、瞬輝(フラッシュ)です。いつもと違う自分を
表現することで、その瞬間を輝かせ、その姿を写真におさめるように仲間との
大切な時間が皆の心に残って欲しいとの思いを込めて、このテーマを設定しま
した。生徒会・文化行事委員が中心となり、話合いを重ね、準備を進め、無事
当日を迎えました。
1日目の午前は、開祭式・全校企画・フリーパフォーマンスです。開祭式で
は、生徒が撮影した映像を用いて、生徒会を中心に盛り上げてくれました。ま
た、平成29年度の南東北インターハイのPR活動もありました。全校企画で
は、全校生徒の指で描く大きなダリアを披露し、全校生徒で写真撮影を行いま
した。この企画には、創立120周年を迎えた置農の120年の想い・学科が
統一し新たな置農を築きあげたい・ダリアの里でダリアのように満開の花を咲
かせたいとの数々の想いが込められています。フリーパフォーマンスでは、ダ
ンス・バンド演奏など、意外な?生徒の新たな一面がみられました。
美しき・ハーモニー
合唱コンクール
一日目の午後は、毎年恒例の合唱コンクールです。各クラスとも、
朝や昼、放課後と練習を重ねてきました。クラスによって人数や男女
数に差がありましたがそれぞれの特徴を生かし、全クラス真剣に取り
組みました。保護者の方にも観賞していただき、体育館には美しいハ
ーモニーが響き渡りました。最優秀は、「今咲き誇る花達よ」を合唱
した園芸福祉科3年でした。指揮者賞は、生物生産科2年須貝行弥君
でした。
表彰後は、大きな拍手に包まれ、園芸福祉科3年の皆さんがアンコ
ールに応えてくれました。
一日目の最後は、二日目の一般公開を広報するパレードです。吹奏
楽部、演劇部の皆さんから協力してもらい、夕方の川西町内を演奏と
踊りを交えて、町民の皆さんにしっかりPRしてきました。
大賑わいの一般公開
2日目は一般公開です。クラスでの発表、各文化部の発表・展示、バンド演奏、模擬店農産
物販売など多くの人が訪れ、大盛況でした。生徒会企画では、記念トートバックの作成・販売
がありました。このバックは、乳牛とテーマであるFlash(フラッシュ)からなるデザインで大
好評にて完売しました。クラス展示では、全員で仮装してのパフォーマンスやお化け屋敷など
全員で作り上げた企画が多く、クラスのまとまりがみられました。模擬店は、各クラスから5
店・PTAからの出店も頂き、早くに売り切れる店もあり、どれも美味しく頂きました。また、
農産物販売も早くから行列ができ沢山の方に買って頂きました。本当にありがとうございまし
た。
2日目の午後からは、体育館で「逆
ミスターミスコンテスト」です。これ
は、男子が女装、女子が男装し、かっ
こよさ、美しさ、そしてなりきり度を
競うコンテストです。ステージ上をか
っこいい女子や、化粧してきれいな男
子がランウェイに登場し、レベルの高
さに皆驚き大盛り上がりでした。その後、有志の先生による職員パ
フォーマンスでは練習を重ねたダンス?が披露され、熱い声援と笑
いを誘いました。
最後の閉祭式では、昨年に引き続き、くす玉のハプニングも起き
ましたが、置農祭実行委員の挨拶を最後に短く楽しかった置農祭が幕を引きました。実行委員の皆さま、協力してくれた方々、
本当にお疲れ様でした。(担当 太田 雅樹)