ご当地キャラ、イチオシ! 旅先おやつ ダイアリー ベタチョコ 山形県・高畠町 Vol.03 謎その1。名前から想像して塗られてい にたっぷり塗ったら、喜んでもらえるので るのは、チョコレートであることは分かる。 はと。 パンを開いた状態にしたのは、チョコ では、この不思議な形状は何なのか ──。 が付く表面積を広くするためです」 。 入っている袋をひっくり返してみると、案 パンにチョコを塗るのは一つ一つ手作業。 外簡単に解けた。正体はコッペパン。パン 食べるときは、パンを閉じてチョコの面を をパックリと開き、そのカット面にチョコ 内側にすると食べやすい上、よりおいしい レートがたっぷりと掛けてあったのだ。な とか。えっ、それなら、最初から閉じて袋詰 るほど、と納得した途端、次の疑問に頭を めすればよかったのでは? たたかれる。 「要するに、インパクトが欲しかったので 謎その2。なぜ、わざわざパンを開いて す」と一言。 チョコを掛け、なぜパンを開いたまま袋詰 口の周りにチョコが付いたって構わな めしたのだろう。 い。大きな口で頰張ると、下地のバターク 謎その3。いったいどうやって持って、 リームと相まって、昭和の懐かしい味が口 どうやって食べればいいの?! の中いっぱいに広がった。 おきたま 「ベタチョコ」 は山形県の内陸部、 特に置賜 地方で親しまれている。製造しているのは たか はた 高 畠町にある「たいようパン」で、東京オリ ンピックがあった昭和39年から販売して いるロングセラーだ。現在の代表取締役社 長・大浦正人さんに謎をぶつけてみると、 「当時、チョコレートには、まだ高級なイ 41 年前からある懐かしい味です。 メージがありました。 だから、チョコをパン 置賜の人ならみんな知ってるよ。 来 て け ろ 。食 べ て け ろ 。 この物体、 謎である。 50 推薦人 山形県おもてなし係長 きてけろくん Character Data 山形県の形「人の顔」 がモチーフの「きてけ ろくん」。サクランボのブローチ付き麦わら 帽子をかぶり、食のキャラクター「ペロリン」 のマークが付いた旅行バッグには 「おいしい 山形」 がぎっしり詰まっている。 「たいようパン」の「ベタチョコ」 130円 高畠町太陽館売店 q山形県東置賜郡高畠町大字山崎200-1 j山形新幹線「高畠駅」内 y6:30~19:00 e無休 ☎0238・57・4177 ※その他の取り扱い店については 「たいようパン本社」 まで ☎0238・52・1331 取材協力/たいようパン株式会社 川口ひであき=文 髙木隆成=撮影
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