再エネ発電設備の系統連系申込に関する留意事項[PDF

関西電力株式会社
重要
(高圧・特別高圧)再エネ発電設備の接続契約申込みに関する留意事項
【留意事項①】
・接続枠確保の優先順位は、接続検討の申込みやその回答の順ではなく、お客さまの接続契約申込み書類
が整い、弊社が意思表明書を受付したものから確定(*1)します。
・申込容量の確保は、意思表明書提出に対する技術検討(*2)にて行います。
接続契約の申込みの流れ
事前相談(任意)
お
客
さ
ま
内
容
確
認
接
続
契
約
申
込
結
果
回
答
受
領
受
付
接
続
検
討
受
付
意
思
表
明
書
提
出
受
領
受
付
契
約
(
結の
果ご
回案
答内
)送
付
技
術
検
討
結
果
回
答
確認期間 最大1ヶ月
検討期間 最大3ヶ月
※検討料入金と申込書類
が揃った日より検討開始
工
事
費
負
担
金
入
金
連
系
買
取
開
始
)
受
付
受
領
接
続
検
討
申
込
意思表明書提出~連系(買取)開始
(
関
西
電
力
事
前
相
談
申
込
接続検討(必須)・接続契約申込
工
事
実
施
(*1)受付順で
(*2)設備の空き容量を
優先順位を確定
確認し、容量を確保
(事例)
以下の事例では、Aお客さまはBお客さまよりも先に接続検討や接続契約の申込みをされていますが、
接続枠確保の優先順位は意思表明書の受付順となり、Bお客さまの申込み分の容量より確認します。
A
お
客
さ
ま
接
続
検
討
申
込
接
続
契
約
申
込
受
領
受
付
関
西
電
力
(注意)
この時点では容量を
確保しておりません
B
お
客
さ
ま
接
続
検
討
受
付
受
付
接
続
検
討
申
込
(注意)
この時点では容量を
確保しておりません
受
付
結
果
回
答
受
付
接
続
契
約
申
込
接
続
検
討
意
思
表
明
書
容量確保
技
術
検
討
受
領
結
果
回
答
優先
順位2
結
果
回
答
受
領
優先
順位1
受
付
意
思
表
明
書
技
術
検
討
容量確保
結
果
回
答
受
領
(1/2)
【留意事項②】
・他のお客さまからの接続契約申込みや系統状況の変化により、設備の空き容量は日々変化しており、契約
のご案内送付(結果回答)の内容は接続検討申込みに対する結果回答の内容と変わることがございます。
(事例)
変電所バンクに送電線路から配電線路に向けた潮流(*3)1000kWがあり、同一バンクの配電線にAお客さまから700kW、
Bお客さまから400kWの申込みを受けた場合、以下の事例ではAお客さまへの回答内容が「連系可」⇒「設備対策要」へ
変わります。
(接続契約申込と受付は記載を省略)
技術検討における設備の空き容量の変化(潮流(*3)の変化)
1000kW
(送電線路 → 配電線路)
A
お
客
さ
ま
関
西
電
力
B
お
客
さ
ま
接
申込容量 申 続
700kW 込 検
1000kW-700kW
=300kW(*4)
討
接
続
検
討
受
付
受
付
接
申込容量 申 続
400kW 込 検
接
続
検
討
600kW
(送電線路 → 配電線路)
意
思
表
明
書
受
領
連系可
結
果
回
答
1000kW-400kW=600kW
結
果
回
答
受
付
受
領
意
思
表
明
書
連系可
1000kW-400kW
=600kW(*4)
討
100kW
(送電線路 ← 配電線路)
技
術
検
討
結
果
回
答
受
領
設備対策要
(下部の参考
を参照)
受
付
技
術
検
討
結
果
回
答
600kW-700kW=▲100kW
(バンク逆潮流発生のおそれ)
連系可
受
領
(*4)接続検討申込み時の技術検討では他の接続検討申込みの容量を考慮しません。
【留意事項③】
・設備対策が必要となった場合、連系までに1年程度を要すること( 対策によっては、より長期間となること)が
ございます。そのため発電設備の建設にあたり土地や発電設備を準備される際は、慎重にご検討願います。
・回答内容が変わった場合でも、意思表明書のご提出前に弊社からお知らせすることはいたしません。また弊
社は、接続検討時に申し受けたアクセス検討料の返納や、お客さまおよび第三者の行為により生じた費用
や損害、将来見込まれていた利益(電力販売によるものを含む)の減少等への補償はいたしません。
以 上
(参考) 設備の空き容量の確認
分散型電源からの潮流により配電用変電所のバンク(変圧器)に逆向きの潮流が発生(*5)する場合や、
送配電線路の許容電流量を超える場合(*6)などは、設備対策が必要となりますので、技術検討にてこれら
設備に対する空き容量を確認します。
配電用変電所
:分散型電源からの潮流
配電線路
バンク
(変圧器)
(*6)配電線路の
送電線路
許容電流量を超える場
合は対策が必要
(*6)送電線路の
許容電流量を超える
場合は対策が必要
配電線路
(*5)バンクに逆向きの潮流が発
生する場合は対策が必要
需要設備
分散型電源
(2/2)