新潟県優良リサイクル事業所 表彰 『受賞企業のご紹介』 デンカ株式会社 青海工場 デンカセメントプラントリサイクルシステム 受賞理由 写 真 長年に渡り、セメント製造業者として、あまりリサイクル用途の無い各種 廃棄物を受け入れ、セメント原料や燃料として再利用しています。 また、自社内で発生する廃棄物も再利用を進め、ゼロ・エミッションを達 成しています。 <連絡先> 経理業務部 資源リサイクル課 受賞の取組み 【住所】糸魚川市大字青海2209 【TEL】 025-562-6164 【HP】 http://www.denka.co.jp ・昭和29年にセメント事業開始以来、事業所内外から発生する廃棄物・副産物の有効利用を継続している。 また昭和55年の用済みタイヤ利用開始以来、各種産業廃棄物、一般廃棄物の積極的な利用を促進し、 省資源、省エネルギー、環境負荷低減を図ってきた。 ・平成23年度実績 社内廃棄物・副産物28万㌧ 社外廃棄物・副産物58万㌧ [計86万㌧] 昭和55年 平成14年 平成18年 平成23年 用済みタイヤの利用開始 昭和61年 火力発電所から発生する石炭灰の利用開始 糸魚川市一般ごみ炭化物の受入開始 平成15年 バイオマスボイラー設置(建設廃材木くずチップ) 新潟市下水汚泥脱水ケーキの受入開始 平成20年 第三セクターにて姫川港に石炭灰サイロを増設 汚染土壌処理業許可を取得、汚染土壌の原料利用を本格開始 注目技術・成果 ・廃棄物・副産物の利用に関する 「デンカ セメントプラント リサイクルシステム」 を構築している。 ・日本自動車タイヤ協会と協力して、新潟県で初めて周辺地域の用済みタイヤの収集、切断処理、燃料利用の リサイクルシステムを確立し、継続的に運用を行っている。 ・新潟県内の行政機関(新潟県、新潟市、糸魚川市など)及び民間事業所から発生 する各種廃棄物を原燃料にリサイクル利用し、循環型社会の構築に貢献している。 ・平成15年にバイオマスボイラーを設置した。中越地震、中越沖地震、能登半島地震 の際には、近隣地区の業者と協力して木くず処理を行った。 ・日本舟艇工業会の廃船FRP処理におけるセメントリサイクルシステムにも協力し、 バイオマスボイラー 処理を実施している。 展 望 ・新潟県内外より、各種産業廃棄物、一般廃棄物を受け入れることにより、排出元の事業推進を下支えし、 循環型社会の構築に寄与してきた。 ・年間86万トンの廃棄物・副産物をリサイクルすることにより、省資源、省エネルギー、環境負荷の低減を図る とともに、埋立処分場の延命化に貢献していく。 ・当事業所内から発生する廃棄物・副産物もセメントプラントで積極的に利用し、事業所のゼロエミッション達成 を継続していく。 ・今後もセメントプラントを活かして、新規廃棄物・副産物の利用技術開発、受入・処理設備の拡充を図り、リサ イクルの推進と循環型社会の形成に貢献していく。
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