2016年 明けましておめでとうございます。

2016年
明けましておめでとうございます。
今年は申年で「60年に一回の丙申(ひのえさる・へい
しん)」にあたります。申(さる)の文字は元々、雷の原
字からきており、稲妻を表す象形文字であり、稲妻は天上
の神から発する光で、神が鳴らし、“神鳴り”、“神が怒
る”ものと人々は恐れと尊厳を持ち、山王信仰、庚申信仰
などの多くの宗教にも取り入れられました。申に示す偏を
付けると“神”となります。日吉大社では猿は神様の使い
の“神猿”といわれます。
また、申=猿(十二支が動物でいわれるようになり申は
猿になる)は獣の中では知恵が一番勝る(マサル)または、魔が去ることや、
申に人偏を付けると“伸びる”など、申は縁起の良い文字となっています。
昔からの相場市場の格言には、辰・巳 天井、午 尻下がり、羊 辛抱、申・
酉 騒ぐ、戌 笑う、亥 固まる、子 繁栄、丑 つまずく、寅 千里を走り、
卯 跳ねるといわれ、申年は昨年の羊以上に慌ただしい相場が形成され、大い
に騒ぐ年になるという予想があります。
さて、日本経営士会は昭和 26 年(1956 年)の創立で今年は 65 歳となりま
す。この会もいま高齢化が一番の問題となり、高齢者会員の退会などで会員減
少が進行しています。そして、会員が急激に減少しているのに会の組織は、
2,500~3,000 人?体制の本部(事務局)などで経費が膨らみ、財務状況が悪化
しています。現状の組織の在り方がこの会の存続にも大きな課題となっていま
す。
私は中日本ブロック理事として、会の組織改革に提案をしていますが、現状
では本部の体制も変わりなく、会の行く末を案じているところです。
しかし、昨年の 9 月から会の“再生プロジェクト”が立ち上がり、現在は全国
の支部長も参加して会の刷新を進めていますので、このPJには大いに期待を
しています。正に今年から二年間の申・酉騒ぐで、二年後の戌年には“笑うこと
ができる魅力のある”会にするために活動していきたいと、年頭にあたりこれら
を祈念いたします。
今年もよろしくお願いします。
2015 年元旦
本部理事 加藤健二