カトリック瀬戸教会広報

教区年間テーマ「二人または三人がわたしの名によって集まるところには、私もその中にいるのである。
」
カトリック瀬戸教会広報
2015 年1月号
発行 毎月第一日曜日
〒483-0983 瀬戸市苗場町 66
カトリック瀬戸教会
(0561)82-7340
カトリック瀬戸教会
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主の御降誕と新年のお慶びを申し上げます
主任司祭:E
チャン・ヴァン・ビン
瀬戸教会信徒の皆様!
主の御降誕と新年の慶びを申し上げます。
を送ってくださいます。今年のテーマとし
ては「もはや奴隷としてではなく、兄弟姉
昨年中、小教区のためにそれぞれの形で奉
仕してくださり、心より感謝申し上げます。
聖家族からの愛・喜び・平和が豊かに注が
れますように。又、今年もよろしくお願い
致します。
「平和と善」の源である救い主の御降誕の
妹として」です。その中に教皇様はこう書
いてあります。「教会は、『キリストの愛の
真理の社会における宣言』として、人間に
ついての真理から生じる愛のわざを行い続
けます。教会には、回心への道をすべての
人に示す責務があります。回心することに
お恵みを受け、その喜びのうちに2015
年を迎えることが出来ました。心を合わせ
て神様に感謝したいと思います。
2015年の元旦を迎え、私共は心新たに
この一年の計画と目標をかかげ、その第一
歩を踏み出すことになりました。また、過
ぎ去った一年間の至らなかった点を反省し、
私たちの生活を神のみ旨の中でそれなりに
受け止め、無事にその歩みを終ることが出
来たことを感謝致しましょう。元旦を迎え、
よって、わたしたちは隣人に対する見方を
変え、一人ひとりを人間家族の兄弟姉妹と
して認め、その人に本来備わっている尊厳
を真理のうちに自由に認識できるようにな
ります。」そして、最後に教皇様も「現代の
奴隷制という悪しき現実を目にしたすべて
の善意の人、近くにいる人も遠くにいる人
も、民間組織の幹部に対しても、この悪に
加担しないように、また自由と尊厳を奪わ
れている兄弟姉妹の苦しみから目を背けな
さらに改めて私どもの喜びと苦しみを神様
と神の母である聖母マリア様のみ手に委ね
ましょう。どうか、この年も全世界の人々、
特に病や悩みで苦しんでいる兄弟姉妹を神
様の温かいまなざしで見守り、慰めと平安
をお与え、また、それぞれの危険と誘惑か
ら私たちをお守り下さいますよう祈り合っ
て生きましょう。
この新年の初めに当たって、教皇フランシ
スコ様は「『世界平和の日』のメッセージ」
いように。そして、キリストが『わたした
ちの兄弟であるこのもっとも小さい者』
(マ
タイ 25・40、45)と呼んだ、この数え切れ
ないほど多くの人々の顔に表れている苦し
むキリストのからだに、わたしたちが勇気
をもって触れることができるよう。」と強く
求めながら呼び掛けています。
名古屋教区において、今年のテーマを「二
人または三人が私の名によって集まるとこ
ろには、わたしもその中にいるのである。」
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教区年間テーマ「二人または三人がわたしの名によって集まるところには、私もその中にいるのである。
」
(マタイ18・20)と定めました。
今年の年頭書簡の中に、アウグスチノ野村
はそれぞれを抱えながら、みんな膝をつき
合わせて、涙を流して祈ることも、祈った
純一司教様は、
「この言葉を、キリストを信
じる者の集まりのことと受け取るのが普通
ですが、あえて神が愛して創造されたすべ
ての人間と、その基本的な共同体であるす
べての家庭にも当てはまることを、まず確
認したいと思います。このイエスのことば
は、神と人、人と人とのつながり、絆、交
わりの源を示しています。特に教会と社会
の基本的共同体である家庭は、信じていて
もいなくても、キリストの名によって集め
後に笑顔になったことも少なくないでしょ
う。家庭・教会は祈り合い、分かち合い、
支え合いの共同体です。私にとってはそこ
が原点です。私たちは小さい所から、大き
な主の恵みが満ち溢れます。涙や悲しみが
あればあるほど、神の恵みは満ち溢れて流
れて出るのです。それがカトリック教会の
信者の、また信仰生活のかけがえのない喜
びであり祝福ではないでしょうか。
られているということが出来ます。…。キ
リストを知らなくても、またキリストを信
じていなくても、家族のつながり、教会の
おけるつながり、社会のつながり、人類の
つながりはすべて、この冒頭のイエスの言
葉から出発します。」と書いてあります。
集まりのあるところに絆がある
絆があるところに信仰の話がある
信仰があるところに愛がある
愛があるところに喜びがある
喜びがあるところに神がいる
神がいるところには悩みはない。
私たちは、恵み豊かな贈り物として新年を
迎えました。今年もまた、神への喜びと信
頼のうちに、各自の家庭や部会や地区など
という小さなグループのつながり・祈り生
活を見直しながら、また教会で家庭内でも
「イエスの名によって」共に集まって祈り
御ミサを捧げ合って参りましょう。
いつくしみ深い父よ、私たちは喜びと信
頼のうちに、新年を迎え、感謝の心でいっ
ぱいです。過ぎ去った年の至らなかった点
を反省し、また、戴いたお恵みを感謝しま
す。元旦のこの新鮮なあなたへの愛の心を
確かに一人の自由で過ごすことも、個人で
密室で祈ることも大切です。でも私たちは
ともに集まって祈るためにこの世から召し
出されました。家庭と教会は祈りの共同体
です。世界平和と兄弟姉妹愛のために、共
に集まって一つに心になって祈り合うため
に私たちは召し出されています。私たちの
瀬戸教会のように、平日にも 10 数名、主祝
祭日に 130 名位も集まって熱心に祈り、御
ミサを捧げることは素晴らしいことです。
こんなことが出来たのは、あることが根底
にあると思います。それは、いつも二人ま
たは三人がイエスの名によって集まり、祈
っていたからと思います。集まっている人
捧げます。今、さらに、改めて、苦しみも
喜びもあなたのみ手にゆだねます。世界の
平和、すべての人、特に病や悩みで苦しん
でいる人々をあなたの温かいまなざしで見
守り、慰めと平安をお与えください。この
年も、危険と誘惑から私たちをお守りくだ
さい。周りの人に仕える精神を忘れず、自
分の責任を果たしますように聖霊の光でお
導きください。
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