2 1 4 3 vol.20 かんた んな 手 シリーズ 2015年も終わり、2016年を迎えました。 今回は、新年の挨拶「あけましておめでとうございます」をご紹介します。 シリーズ むかしばなし ま ひろ か そ ちほう ひ おさ ふち にし みず かわ たかやなぎ とま かみ おも たお ゆる あらわ おっと なまぐさ よめ かぜ ふ どろこうぼう かみ ぶゆう どろこうぼう にひき よめ とも まえ どろこうぼう こころ ちから よめ おも うつく い あらわ かせい こころね こころ な たいじ き しかし、どちらの神も武勇すぐれた こうじん にひき ちからつ 荒神、とうとう二匹のオロチは力尽き おも き たび かえ ふるさとに帰してやったそうな。 がわ よ 発行:琴浦町 編集:企画情報課 〒 689-2392 鳥取県東伯郡琴浦町徳万 591-2 TEL (0858) 52-2111(代表)FAX (0858) 49-0000 琴浦町ホームページアドレス http://www.town.kotoura.tottori.jp/ 毎月 1 日発行 印刷:山本印刷株式会社 モクモクと現れ、生臭い風が吹いたかと 思うと、オロチの嫁と泥光坊が現れ、す ごい勢いでふたりの上に襲いかかった。 おそ て倒れてしまった。 やっ うえ ことうらの昔話 は、二匹のオロチをひとお スサノたオ いじ もいに退治しかけたが、かわいそうに あたま たいじ かたき いきお 「加勢蛇川」 思 い オロチ の 嫁 と 泥 光 坊 の 心 根 を 聞 ち がわ 、むかし、スサノオノミコト む かし かみ という神さまが、ヤマタノオロチとい き 、「 オロチの 嫁 、泥 光 坊 よ 、よォー かいぶつ せ う頭 が八つ、尾が八つもある恐ろしい く 聞 け 。お れ の 力 で お 前 た ち を 退 治 か 怪物を退治された。 するのはたやすいことだ。しかし、亡 きかい ねら おそ 、あとに残ったオロチの嫁 ところくが や くや さ ん は 悔 し く て 、悔 し く て た ま ら ん くなった夫を思う心、友に加 勢する心 きかい どろこうぼう やっ か っ た 。い つ か え え 機 会 を み て 敵 を は、いとしく美しいものだ。だから、こ たの お うってやろうと、泥光坊というオロチ の度は許してやろう。これからはええ かせい よめ に加勢を頼んで機会を狙っていたそう オロチになれよ」と言って、それぞれの のこ 。 な ・・・ いずも くに き 、ス サ ノ オ は 出 雲 の 国 を ある と かたみ さと く たって方 見の里までやって来ると、そ へいや ば そ ういったこ と が あって か ら 、 この かわ へび かせい かわ か せ ち 川を“蛇が加勢した川”だから“加勢蛇 ひろ す こには広い平野 が広がり、きれいな水 なが み ほ と呼ぶようになったということだ。 川” かわかみ いま 川上へとのぼっていった。 うすると、今まできれいに晴れてい そ こと うら そら ま くろ おそ くも た琴の浦の空に、真っ黒で恐ろしい雲が は ください」そう言うと、ふたりの神は い そおいでになった。どうか一晩 お泊り ひとばん た。「こりやァー、こりやァー、ようこ と見ると、この地方を治める高柳 ふ かみ き した つ の神がヤナギの木の下で釣りをしてい み たむき、夕空は真っ赤に染まっていた。 ゆうぞら うところまでやって来ると、日は西にか く をズンズンさかのぼって塚本の渕とい つかもと 景色だったので、つい見惚れてしまい川 けしき がサラサラと流れ、とても素晴らしい このコーナーでは、ことうらの民話・神話等を掲載していきます。 手話は 、 「手で 表すこ とばで 目で見 、 ること 顔の表 ば」で 情も付 す け加え やって ながら みまし ょう 話 あけましておめでとうございます あけまして 小代 佳奈子 ―今月の職員― 以西保育園で1・2歳児 の担任をしています。 両方の人差し指を相手に向けながら、両手を広げ、くるりと自分側に動かし ます。縦書きの漢字一月一日を表現します。 おめでとうございます すぼめた両手をパッと開きながら上げる。
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