弘前公園ARアプリ配信事業業務仕様書 1 業務名 弘前公園ARアプリ配信事業業務委託 2 目的 弘前城本丸石垣修理に伴い当面の間、弘前を代表する景観である下乗橋からの弘前城天守 の姿が見られないことから、弘前公園内において通年で鑑賞できる画像等を拡張現実(以下 「AR」という。)で配信し、新たな体感できる環境を整え、観光客の満足度向上と更なる 観光客誘致につなげることを目的とする。 3 履行期間 契約締結日~平成28年3月31日 4 業務内容 携帯するスマートフォン等で位置情報を取得、または目的地の場所に設置したマーカー等 を認識することにより、その場所に関連づいた情報をスマートフォン画面上に表示すること などができるアプリケーションを作成・配信。 (1) ARアプリの構築 弘前公園内5か所以上(下乗橋は必須)の場所で、満開の桜、紅葉、雪景色等の画像を表 示(画像は、市から提供できる場合もあるが、基本的には各自)。写真撮影ができる等、AR の特性を加味した臨場感のあるシステムを構築すること。 システムの構築に当たっては、以下の条件を満たすこと。 ア スマートフォン等で動作する、ARアプリを作成すること。 イ ARアプリは、基本的に弘前公園内及びその周辺を対象エリアとすること。 ウ 来園者が楽しみながら散策ができるよう、工夫を凝らしたシステムとすること。 エ 提案に際しては、利用者のシステムの利用場面及び操作手順を提示すること。 オ 多言語(日本語・英語・中国語(簡体・繁体)・韓国語)対応とすること。 カ 対応OSは、iOS及びAndroidとし、利用者はスマートフォン等を利用することとする。 ユーザ登録機能を用いることも可能とするが、個人情報については取得・蓄積しないこと とする。 (2)誘客の仕組みの提案 本事業の活用による、弘前公園の誘客増のための提案を行うこと。 (例)ソーシャルメディア(SNS)との連携、告知用ホームページの提案、広告掲出、 ポスター、チラシの作成 (3)保守運用の提案 ア 運営の方法や運営費用について、提示すること。その際、クラウドサービスを含めてよ いものとする。 イ 平成27年度内にかかる運用費用については委託費に含めるものとする。 ウ 平成28年度以降の保守運用費についても提示すること。 (4)独自提案 その他、本事業を効果的に実施するための提案を積極的に行うこと。 5 納入成果物 ア 制作物(アプリの入ったCD等媒体、アプリ構成図、画面等の印刷物) 1部 イ システム運用マニュアル(操作説明、注意点等) 1部 ウ アプリの周知活動に関する成果品 1式 エ AR設定ポイントの看板(マーカー)等(基礎工事不要に限る) 1式 オ その他必要と認められるもの 1式 6 信頼性等の要件 (1)信頼性 ア スマートフォン等については、24時間365日動作すること。 イ その他必要な機器類については、利用状況に基づき、必要な可用性を確保すること。 (2)可用性 アプリケーションに不具合が確認された場合は、速やかにAppstore又はGoogleplayにアッ プデートを提出すること。 (3)完全性 アプリケーション内のデータが破損した場合の復旧を速やかに行う方法について、市に提 示すること。 (4)機密性 ユーザ情報の取得は、運用上必要最低限にとどめ、取得した情報については、漏洩・改ざ ん等事故が発生しないように対策を行うこと。 (5)拡張性 ア アプリケーションについては、他システムとの連携のための拡張性を考慮し、拡張のた めの仕様が変更できること。 (6)上位互換性 委託期間中にOSのアップデートが発生した場合は、これに対応すること。 (7)システム中立性 アプリケーションは仕様の実現上特に必要な場合を除き、受託者への依存性の高い技術を 利用せずに構築すること。 (8)アクセスシビリティ 7 ア スマートデバイスに不慣れな利用者でも、複雑な操作を行う事なく利用できること。 イ 屋外での操作の際にも安全に利用できること。 成果物の著作権 (1)著作権は、実施主体に帰属するものとし、利用権は、市が有するものとする。 (2)市は、観光誘致等を目的として、成果物を活用する。 8 作業の実施にあたっての留意事項 (1)受注者は、本業務の実施にあたり、本仕様書を遵守すること。 (2)本仕様書に記載のない事項及び本仕様書についての疑義はその都度発注者の担当者と協 議して定めること。 (3)受注者は、作業中に知り得た事項について守秘義務を負うものとする。 (4)受注者は、発注者が作業等を依頼した資料の保管及び品質管理には最善を尽くすこと。
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