資料 3 平成 27 年度札幌市地域包括支援センター・介護予防センター評価事業 中間評価 実施状況 1 目的 (1) 各地域包括支援センター、介護予防センターの事業が要綱・要領、運営方針等に基づき適 正に運営されているかを評価する。 (2) 事業運営に係るさまざまな課題を把握する。 (3) 自己評価とその確認を通して把握した課題等の改善策を検討する。 2 実施手順 各センターの 9 月末(上半期)の状況を、中間評価票として作成し、介護保険課に提出 3 各センターの取組状況 (1) 必須項目 全てのセンターで実施している。 (2) 選択項目 地 域 包 括 支 援 セ ン タ ー 介 護 予 防 セ ン タ ー 重点取組項目2 介護サービス未利用者への支援の強化 重点取組項目3 徘徊認知症高齢者の支援の強化 重点取組項目4 医療介護連携による支援の強化 重点取組項目5 介護予防事業対象者への支援の強化 重点取組項目2 住民主体の介護予防活動に向けた支援 重点取組項目3 二次予防事業卒業者のフォローアップ 体制の支援の強化 重点取組項目4 ボランティアの育成と活動の場の支援 の強化 選択項目 1 選択項目 2 選択項目 3 (重複選択 のセンター) 17 8 16 2 12 14 1 14 9 4 41 8 4 37 15 1 40 12 1 2 8 1 (1・2 選択) (3) 取組例 ア 地域包括支援センター (ア) 重点取組項目2 Aセンターでは、サービス未利用のまま更新を繰り返している方を対象に、本人の状態や ニーズの確認を行っている。その状態に応じて、予防給付や介護予防事業、社会参加などを 紹介。本人の意向により、介護予防事業への参加に繋がり、更新不要となったケースがあっ た。 (イ) 重点取組項目3 Bセンターでは、複数回消費者被害に遭っている認知症高齢者の支援と、見守りを行って いる知人や地域住民の「見守り方が分からない」という課題に対して、個別地域ケア会議を 開催。会議の中では、認知症に対して誤解されている事実が分かったため、地域の住民を対 資料 3 象に、認知症サポーター養成講座を開催し、認知症の理解を深めてもらうよう働きかけを行 った。更に郵便局や銀行など、高齢者が多く立ち寄る機関に、集中的に認知症サポーター養 成講座を実施し、レベルアップを図っている。 (ウ) 重点取組項目4 Cセンターでは、圏域内の医療機関の一覧を作成し、まずは、地域包括支援センターが担 当する要支援者が受診している医療機関から巡回訪問し、医師との連絡方法や連絡が取りや すい時間帯などの調査を実施している。今後は、居宅介護支援事業所を対象とした研修会で、 作成した一覧を提供する予定である。 イ 介護予防センター (ア) 重点取組項目2 Dセンターでは、町内会福祉部と連携して転倒予防教室を実施。自主化に向けて参加者と 話し合いを重ねた。参加者が交流しやすいよう、住んでいる地区ごとにグループ分けし、グ ループごとに教室運営に係る役割を担ってもらい、かつ3か月ごとに係を入れ替えるように 工夫したところ、金銭管理以外の運営のほとんどを参加者が担えるようになった。 (イ) 重点取組項目3 Eセンターでは、一次予防事業に運動メニューを取り入れるために、二次予防事業卒業者 が中心となり運営している高齢者サロンの見学や、二次予防事業(運動向上トレーニング事 業)を実施している老人福祉センターの見学を行った。 (ウ) 重点取組項目4 Fセンターでは、介護予防教室参加者に呼びかけて保育園との交流を行い、参加者には昔 遊びの先生として役割を持って参加してもらったところ、自主化に向け、主体的に活動する 動機付けにもなった。
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