○ 流行性耳下腺炎とは? 流行性耳下腺炎とは? 「おたふくかぜ」とも呼ばれる、ムンプスウイルスを原因とする感染症です。 患者の唾液による接触あるいは飛沫感染で伝搬します。 その感染力はかなり強いですが、感染しても症状が現れない不顕性感染もかなり (30~35%)見られます。 山形県感染症発生動向調査における患者報告数の推移(流行性耳下腺炎) 4 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 3.5 注意報レベル 3 ( 報 2.5 告 数 2 ) 人 1.5 1 0.5 0 1週 6週 11週 16週 21週 26週 31週 36週 41週 46週 51週 ○ 症状は? 2~3週間の潜伏期間を経て、片側または両側の耳下腺の腫脹、発熱などの症状があら われます。ものを食べるときにあごに痛みを訴えることが多いです。 通常1~2週間で軽快します。 合併症として、無菌性髄膜炎、睾丸炎、卵巣炎、難聴などがあります。 ○ 治療は? 特別な治療法はなく、症状に応じた対症療法が行われます。 ○ 対処方法は? 対処方法は? 流行性耳下腺炎と診断されたら、通院以外の外出は控えましょう。 学校保健法では、耳下腺の腫脹が消失するまで出席停止となっています。 家庭では患者も周囲の人もよく手を洗い、唾液がつく可能性もあるのでタオル等は別に しましょう。 感染予防のポイント ◎ こまめに手洗いを行い、タオルの共用はやめましょう。 ◎ 症状のある人との濃厚な接触は避けましょう。 ◎ ワクチン接種が効果的ですが、任意接種であるため、接種費用は自己負担と なります。接種を希望される場合は、かかりつけ医などに相談しましょう。 山形県
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