スターティア（3393） - 株式会社ウォールデンリサーチジャパン

URL: www.walden.co.jp
文責：室谷吉行
E-mail: [email protected]
電話番号：03 (3553) 3769
スターティア（3393）
連結通期
（百万円）
FY03/2014
FY03/2015
FY03/2016会予
FY03/2015
FY03/2016会予
連結半期
（百万円）
1Q-2Q FY03/2015
3Q-4Q FY03/2015
1Q-2Q FY03/2016
3Q-4Q FY03/2016会予
1Q-2Q FY03/2016
3Q-4Q FY03/2016会予
売上高
前年比
前年比
前年比
前年比
営業利益
経常利益
8,167
829
856
8,682
747
878
10,000
1,134
1,134
6.3%
(10.0%)
2.6%
15.2%
51.8%
29.2%
売上高
営業利益経常利益
4,045
4,636
4,761
5,238
17.7%
13.0%
253
493
86
1,047
(65.9%)
112.4%
320
557
107
1,026
(66.6%)
84.2%
純利益
432
592
567
37.2%
(4.2%)
純利益
237
354
(5)
572
61.4%
EPS
DPS
BPS
（円）（円）（円）
42.8
7.5
344.8
58.1
10.0
389.9
55.6
11.5
EPS
DPS
BPS
（円）（円）（円）
-
出所：会社データ、弊社計算
1.0 エグゼクティブサマリー（2015 年 12 月 25 日）
販売体制の再編
中小・中堅企業を主要顧客としてＩＴ関連のトータルソリューションを提供する一方、自社開発のパッケージソ
フトを販売するスターティアは、販売体制の再編などを通して、損益の回復に向けての経営政策を打ち出し始め
ている。従来の同社は、優秀な新卒者の採用を出来るだけ大量に行い、これを拡販に向けての主軸政策としてい
たが、ここにきて、これに起因する弊害が表面化するに至っている。2016 年 3 月期第 2 四半期累計期間におい
ては、営業リソースを集中的に投じたＡＲ（Augmented Reality、拡張現実）コンテンツ作成ソフトの売上高が
伸び悩んだ。ここでの一つの大きな要因とされているのが、過去数年間に新卒採用した人材の育成における遅れ
である。即ち、過度に大量の新卒採用を行ってきたためか、研修などが十分に行き届いていない状態で営業の現
場に配属される人材が発生したため、本来の期待値を下回る成果しか得られなかった側面があると考えられる。
同社では、2016 年 4 月に向けての新卒採用者数を絞り込む一方、過去数年間に新卒採用した人材への再研修な
どを強化していくことを明らかにしている。2016 年 3 月期下半期及びそれ以降に向けては、ここからの成果が
次第に発生し、拡大していくことが期待されるところである。
2016 年 3 月期第 2 四半期累計期間は、売上高 4,761 百万円（前年同期比 17.7％増）、営業利益 86 百万円（65.9%
減）、営業利益率 1.8％（4.5％ポイント低下）での着地となった。また、売上総利益 2,176 百万円（7.9％増）、
売上総利益率 45.7％（4.1％ポイント低下）
、販売管理費 2,089 百万円（18.6％増）である。大幅増収ではあるも
のの、売上総利益率が高いＡＲコンテンツ作成ソフトの売上高が伸び悩んだことに加えて、同様に売上総利益率
が高い電子ブック作成ソフトが大幅減収となった。このため、同社としての売上総利益率は、前年同期に対して
低下を余儀なくされた。ただし、ＭＦＰ（複合機）やネットワーク機器の大幅増収による寄与が大きく、売上総
利益の絶対額は、前年同期に対して増加した。ＭＦＰに関しては、事業譲受や同業他社の買収が奏功している一
方、ネットワーク機器に関しては、マイナンバー制度の導入に伴う新しい需要の発生が大きく寄与したとのこと
1
である。また、ＡＲコンテンツ作成ソフトの拡販に向けての営業リソース集中のため、電子ブック作成ソフトの
拡販に向けての営業リソースの配分が大きく割かれたとのことである。また、これが電子ブック作成ソフトの大
幅減収の主因であるとされている。
2016 年 3 月期に対する当初の会社予想は据え置かれている。売上高 10,000 百万円（前年比 15.2％増）、営業利
益 1,134 百万円（51.8％増）、営業利益率 11.3％（2.7％ポイント上昇）の見通しである。以上の増収・増益の前
提となるのは、当然ながら、同社が販売する商品やサービスにおける増収・増益が達成されることである。大き
な寄与が発生することが織り込まれているのは、ＡＲコンテンツ作成ソフト、電子ブック作成ソフト、ＭＦＰ、
ネットワーク機器、以上である。ネットワーク機器に関しては、マイナンバー制度の導入に際する新しい需要の
創出が当初の想定を上回っているためか、当初の想定以上に増収・増益が進捗する方向性が認められる。また、
ＭＦＰに関しては、堅調な増収・増益での業績推移であり、ほぼ、当初の想定値における水準が達成される傾向
にある。一方、ＡＲコンテンツ作成ソフト及び電子ブック作成ソフトに関しては、上半期（第 2 四半期累計期間）
から下半期に向けて、損益面でのＶ字回復が達成されることが見込まれていることになる。
ＩＲ窓口：経営企画室（03 5339 2162 [email protected]）
2
2.0 会社概要
ＩＴ関連のトータルソリューションを提供
商号
スターティア株式会社
Web サイト
ＩＲ情報
株価情報
設立年月日
1996 年 2 月 21 日
上場年月日
2005 年 12 月 20 日：東京証券取引所マザーズ（証券コード：3393）
2014 年 2 月 28 日：東京証券取引所第 1 部
資本金
824 百万円（2015 年 9 月末）
発行済株式数
10,240,400 株、自己株内数 44,450 株（2015 年 9 月末）
特色

政令指定都市に所在する中小・中堅企業が主要顧客

電子ブック作成ソフト、ＡＲコンテンツ作成ソフトを自社開発・自社販売

アジア地域での事業展開を開始
事業内容
Ⅰ.ウェブソリューション関連事業
Ⅱ.ネットワークソリューション関連事業
Ⅲ.ビジネスソリューション関連事業
Ⅳ.その他事業
代表者
代表取締役兼最高経営責任者本郷秀之
主要株主
本郷秀之 43.7%、日本トラスティ・サービス信託銀行 5.5%、財賀明 4.9％（2015 年 9 月末）
本社
東京都新宿区
従業員数
連結 629 名、単体 460 名（2015 年 9 月末）
出所：会社データ
3
3.0 業績推移
2016 年 3 月期第 2 四半期累計期間
2016 年 3 月期第 2 四半期累計期間は、売上高 4,761 百万円（前年同期比 17.7％増）、営業利益 86 百万円（65.9%
減）、経常利益 107 百万円（66.6%減）
、純損失 5 百万円（前年同期：純利益 237 百万円）での着地となった。当
初の会社予想との比較では、売上高で 345 百万円（7.8%）上振れ、営業利益で 80 百万円（48.2％）下振れ、経
常利益で 59 百万円（35.5％）下振れ、純損益で 88 百万円下振れである。
売上総利益のイメージ（2015 年 3 月期の売上総利益＝100）
ＢＳ
ＮＳ
ＷＳ
ＷＳ（当初の前提）
30
25
20
15
10
5
0
1H FY03/2015
2H FY03/2015
1H FY03/2016
2H FY03/2016
出所：会社データ、弊社計算
ＡＲ（Augmented Reality、拡張現実）コンテンツ作成ソフトや電子ブック作成ソフトの販売を中核とするウェ
ブソリューション関連事業（ＷＳ）の売上高が、当初の想定に対して下振れた。一方、ＭＦＰ（複合機）の販売
を中核とするビジネスソリューション関連事業（ＢＳ）及びネットワーク機器の販売を中核とするネットワーク
ソリューション関連事業（ＮＳ）の売上高が、より大きく上振れた。
また、売上高 4,761 百万円（17.7％増）に対して、売上総利益 2,176 百万円（7.9％増）、売上総利益率 45.7％（4.1％
ポイント低下）
、販売管理費 2,089 百万円（18.6％増）である。当初の想定との比較では、上述の通り、売上高
は上振れたものの、売上総利益は下振れた。また、販売管理費の着地は、ほぼ当初の想定通りである。即ち、営
業利益の下振れは、売上総利益の下振れによるものであると考えられる。
同社のビジネスモデルにおいては、上半期（第 2 四半期累計期間）から下半期に向けて、季節要因の影響などか
ら売上高が拡大する傾向にあり、これに伴い、売上総利益も同様に拡大する傾向にある。一方、販売管理費は、
通期を通して比較的に安定した推移を示す傾向にあることから、営業利益に関しては、例年、顕著な下期偏重型
になる傾向が強い。
4
売上総利益及び販売管理費
1,500
売上総利益
（百万円）
993
1,000
826
782
814
810
1,035
941
1Q
FY03/2014
2Q
FY03/2014
3Q
FY03/2014
販売管理費
1,089
1,000
898
864
912
935
1,459
905
1,112
954
1,386
982
1,195
4Q
FY03/2014
1Q
FY03/2015
2Q
FY03/2015
3Q
FY03/2015
4Q
FY03/2015
1Q
FY03/2016
2Q
FY03/2016
500
0
3Q
FY03/2016
4Q
FY03/2016
出所：会社データ、弊社計算
ビジネスソリューション関連事業（ＢＳ）における売上総利益は、ＭＦＰの好調な推移を受けて、前年同期に対
して 10％近く増加し、ほほ当初の想定通りに推移している。ネットワークソリューション関連事業（ＮＳ）に
関しては、ネットワーク機器の販売が上振れていることを主因として、売上総利益は、前年同期に対して 20％
以上増加して、当初の想定以上の推移を示している。ただし、ウェブソリューション関連事業（ＷＳ）の売上総
利益が当初の想定に対して、20％以上の下振れを示しており、前年同期に対しても減少することを余儀なくされ
ている。
また、販売管理費が売上高以上に増加したことに関しては、人件費の増加が大きな影響を与えている模様である。
2015 年 3 月期末の連結人員数 554 名に対して、2015 年 4 月の新卒採用者数 70 名と、後者は前者の 12.6％にも
及んでいる。更には、業容の拡大に向けて、資本・業務提携を進めてきた同社においては、これに起因して、技
術系の人材が増加しているとのことである。
一方、ブレークイーブンとなることが織り込まれていた営業外損益では、純益 20 百万円が発生しており、この
分だけ、経常利益の下振れが営業利益の下振れに対して少なくなっている。同社は、持分法適用関連会社を通し
て、オフィスファシリティ関連事業を展開しているのだが、これに起因して、持分法による投資利益 19 百万円
が発生した。ただし、上述にもある資本・業務提携先において、当初目論んでいた利益が見込めなくなった案件
があることに鑑みて、関係会社株式の売却などが進められた結果、想定外の特別損失が発生し、純損益における
下振れが大きくなった。
ウェブソリューション関連事業（ＷＳ）における中核業務は、同社の 100％連結子会社であるスターティアラボ
株式会社が開発したパッケージソフトの販売である。即ち、電子ブック作成ソフト（ActiBook）及びＡＲ
（Augmented Reality、拡張現実）コンテンツ作成ソフト（COCOAR）の販売である。文字通り、電子ブック
の作成に用いられる電子ブック作成ソフトは、多様な業界に属する著名な大手企業などを含む総計 2,464 社
（2015 年 9 月末）において導入されている。即ち、ビジネスソリューション事業（ＢＳ）やネットワークソリ
ューション関連事業（ＮＳ）の主要顧客である中小・中堅企業とは、その様相が異なる模様である。
5
一方、ＡＲコンテンツ作成ソフトに関しては、総計 1,108 社（2015 年 9 月末）に及んで導入されているが、そ
の 40％前後が、印刷及び広告関連業界に属する企業で占められているとのことである。電子ブック作成ソフト
との比較では、共通する顧客層もあるとのことだが、全体像としては、印刷及び広告関連業界に属する企業に対
するエクスポージャーが相当に大きくなっている模様である。また、この中核顧客層である印刷及び広告業界に
属する企業においては、ＡＲコンテンツ作成ソフトの導入を通して、自らの成果物である商品パッケージや会
社・商品カタログといった印刷物などの販売促進ツールとしての付加価値を高めることが図られている。商品パ
ッケージに係る用途が全体の 50％前後を占めるとされている一方、会社・商品カタログに係る用途が全体の 30％
前後を占めるとされている。
旧来からのＱＲコードと同様に、一般消費者が、スマートフォンなどに内蔵されているカメラを通して、商品パ
ッケージや会社・商品カタログなどに、追加的な情報として埋め込まれているデータを読み取る仕組みが提供さ
れる一方、特定のアプリをスマートフォンなどにインストールすることを通して、ＡＲ（拡張現実）が実現され
ることになり、これによって更なる付加価値の提供が可能となるとされている。アプリのダウンロード数に関し
ては、現状に至る経緯において 200 万件規模に達しているとのことである。
上述の文脈における「ＡＲ（拡張現実）」とは、スマートフォンなどに内蔵されているカメラを通して得られる
現実の環境を「拡張」することに言及したものである。また、「拡張」とは、埋め込まれているデータに基づき、
販売促進の対象となっている商品などを、現実の環境に当てはめたイメージ画像を生成することに言及したもの
である。生成されたイメージ画像を、販売促進の対象である一般消費者が確認できることを通して、イメージ画
像において現実の環境に当てはめたられた商品などに関して、販売促進が追加的に発生するとのことである。
既に、ＡＲコンテンツ作成ソフトを導入した顧客においては、その効用が概ね高い評価を得るに至っているとの
ことである。一方、中核顧客層である印刷及び広告業界に属する企業におけるＡＲコンテンツ作成ソフトの導入
率は、20％前後に留まっており、今後に向けては、残る 80％前後の開拓を進めていける可能性があるとされて
いる。ただし、上述の効用に対する認知度が未だ十分に高いとはいえない状況が続いており、これが、第 2 四半
期累計期間における売上高の伸び悩みに影響を及ぼした模様である。特に、過去数年間に新卒採用された経験値
が限定的な営業担当者においては、十分な商品知識などを必ずしも備えずに営業の現場に赴いた事例も発生した
模様である。
また、印刷及び広告業界においては、企業間の価格競争が激しいため、ＡＲコンテンツ作成ソフトの導入に際し
ても、その単価の水準に関連する問題があったと同社は推測している。即ち、単価が高すぎたことが、売上高の
伸び悩みのもう一つの要因であったと同社は分析している。今後に向けては、マーケットニーズに適合した単価
水準の採用を検討していきたいとのことである。
以上の結果、ウェブソリューション事業（ＷＳ）は、売上高 915 百万円（前年同期比 0.5％増）、セグメント損
失 7 百万円（前年同期の実績：セグメント利益 97 百万円）での着地となった。また、前年同期においては、セ
グメント利益率 10.7％と、高水準にあったに対して、セグメント損失の売上高に対する比率が 0.8％となった。
前年同期との比較では、セグメント利益率が 11.5％ポイントに及んで低下したことになる。
6
出所：会社データ、弊社計算
4Q FY03/2016
3Q FY03/2016
2Q FY03/2016
1Q FY03/2016
ウェブソリューション関連事業
ビジネスソリューション関連事業
4Q FY03/2015
4Q FY03/2016
3Q FY03/2016
2Q FY03/2016
1Q FY03/2016
4Q FY03/2015
3Q FY03/2015
2Q FY03/2015
1Q FY03/2015
4Q FY03/2014
3Q FY03/2014
ウェブソリューション関連事業
ビジネスソリューション関連事業
3Q FY03/2015
2Q FY03/2015
1Q FY03/2015
300
4Q FY03/2014
（百万円）
2Q FY03/2014
1Q FY03/2014
4Q FY03/2013
（百万円）
1,500
3Q FY03/2014
2Q FY03/2014
1Q FY03/2014
売上高
ネットワークソリューション関連事業
1,200
900
600
300
0
セグメント利益及び損失
ネットワークソリューション関連事業
200
100
0
(100)
7
(200)
損益計算書（四半期累計、四半期）
損益計算書
（百万円）
売上高
売上原価
売上総利益
販売費及び一般管理費
営業利益
営業外損益
経常利益
特別損益
税金等調整前純利益
法人税等合計
純利益
売上高伸び率
営業利益伸び率
経常利益伸び率
純利益伸び率
売上総利益率
販管費売上高比率
営業利益率
経常利益率
純利益率
法人税等合計 / 税金等調整前純利益
損益計算書
（百万円）
売上高
売上原価
売上総利益
販売費及び一般管理費
営業利益
営業外損益
経常利益
特別損益
税金等調整前純利益
法人税等合計
純利益
売上高伸び率
営業利益伸び率
経常利益伸び率
純利益伸び率
売上総利益率
販管費売上高比率
営業利益率
経常利益率
純利益率
法人税等合計 / 税金等調整前純利益
出所：会社データ、弊社計算
連結実績
1Q
03/2015
1,911
連結実績
2 Q累計
03/2015
4,045
連結実績
3 Q累計
03/2015
6,066
連結実績
4 Q累計
03/2015
8,682
連結実績
1Q
03/2016
2,253
連結実績
2 Q累計
03/2016
4,761
連結実績
3 Q累計
03/2016
-
連結実績
4 Q累計
03/2016
-
前年比
純増減
+716
1,006
904
898
6
12
2,028
2,016
1,762
253
66
3,095
2,970
2,674
295
111
4,325
4,356
3,609
747
131
1,271
982
1,089
(107)
21
2,585
2,176
2,089
86
20
-
-
+556
+159
+327
(167)
(46)
18
54
72
34
320
55
376
138
407
57
464
179
878
78
956
364
(85)
(85)
(4)
107
(45)
61
67
-
-
(213)
(100)
(314)
(71)
38
+10.6%
47.3%
47.0%
0.3%
1.0%
2.0%
47.3%
237
+9.8%
+6.8%
+32.7%
+64.4%
49.8%
43.6%
6.3%
7.9%
5.9%
36.8%
284
+8.6%
(18.8%)
+4.7%
+22.9%
49.0%
44.1%
4.9%
6.7%
4.7%
38.7%
592
+6.3%
(10.0%)
+2.6%
+37.2%
50.2%
41.6%
8.6%
10.1%
6.8%
38.1%
(80)
+17.9%
43.6%
48.3%
(4.8%)
(3.8%)
(3.6%)
-
(5)
+17.7%
(65.9%)
(66.6%)
45.7%
43.9%
1.8%
2.2%
(0.1%)
108.9%
-
-
(243)
(4.1%)
+0.3%
(4.5%)
(5.7%)
(6.0%)
+72.1%
連結実績
1Q
03/2015
1,911
1,006
904
898
6
12
連結実績
2Q
03/2015
2,134
1,022
1,112
864
247
54
連結実績
3Q
03/2015
2,020
1,066
953
911
41
44
連結実績
4Q
03/2015
2,616
1,230
1,386
934
451
20
連結実績
1Q
03/2016
2,253
1,271
982
1,089
(107)
21
連結実績
2Q
03/2016
2,508
1,313
1,194
1,000
194
(1)
連結実績
3Q
03/2016
-
連結実績
4Q
03/2016
-
18
54
72
34
38
+10.6%
47.3%
47.0%
0.3%
1.0%
2.0%
47.3%
302
1
303
103
199
+9.2%
(2.3%)
+15.4%
+25.4%
52.1%
40.5%
11.6%
14.2%
9.3%
34.2%
86
2
88
41
46
+6.2%
(66.8%)
(41.4%)
(46.1%)
47.2%
45.1%
2.1%
4.3%
2.3%
46.7%
471
20
492
184
307
+1.3%
(3.1%)
+0.9%
+53.8%
53.0%
35.7%
17.2%
18.0%
11.8%
37.5%
(85)
(85)
(4)
(80)
+17.9%
43.6%
48.3%
(4.8%)
(3.8%)
(3.6%)
-
192
(45)
147
72
75
+17.5%
(21.6%)
(36.3%)
(62.3%)
47.6%
39.9%
7.7%
7.7%
3.0%
49.0%
-
-
前年比
純増減
+373
+291
+82
+136
(53)
(56)
(109)
(46)
(156)
(31)
(124)
(4.5%)
(0.6%)
(3.9%)
(6.5%)
(6.4%)
+14.7%
8
報告セグメント（四半期累計）
報告セグメント
（百万円）
ウェブソリューション関連事業
ネットワークソリューション関連事業
ビジネスソリューション関連事業
その他事業
売上高
ウェブソリューション関連事業
ネットワークソリューション関連事業
ビジネスソリューション関連事業
その他事業
売上高（前年比）
ウェブソリューション関連事業
ネットワークソリューション関連事業
ビジネスソリューション関連事業
その他事業
売上高（構成比）
ウェブソリューション関連事業
ネットワークソリューション関連事業
ビジネスソリューション関連事業
その他事業
セグメント利益
調整額
営業利益
ウェブソリューション関連事業
ネットワークソリューション関連事業
ビジネスソリューション関連事業
その他事業
セグメント利益（前年比）
ウェブソリューション関連事業
ネットワークソリューション関連事業
ビジネスソリューション関連事業
その他事業
セグメント利益（構成比）
ウェブソリューション関連事業
ネットワークソリューション関連事業
ビジネスソリューション関連事業
その他事業
営業利益率
出所：会社データ、弊社計算
連結実績
1Q
03/2015
401
484
1,025
-
連結実績
2 Q累計
03/2015
910
972
2,161
-
連結実績
3 Q累計
03/2015
1,381
1,698
2,985
-
連結実績
4 Q累計
03/2015
2,041
2,432
4,208
-
連結実績
1Q
03/2016
452
599
1,201
0
連結実績
2 Q累計
03/2016
915
1,272
2,574
0
連結実績
3 Q累計
03/2016
-
連結実績
4 Q累計
03/2016
-
前年比
純増減
+4
+299
+412
-
1,911
+8.0%
+5.5%
+14.2%
4,045
+5.8%
(0.8%)
+17.3%
6,066
+4.6%
+11.8%
+8.7%
8,682
+5.0%
+12.6%
+3.6%
2,253
+12.7%
+23.9%
+17.1%
4,761
+0.5%
+30.8%
+19.1%
-
-
+716
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
+10.6%
21.0%
25.3%
53.7%
-
+9.8%
22.5%
24.0%
53.4%
-
+8.6%
22.8%
28.0%
49.2%
-
+6.3%
23.5%
28.0%
48.5%
-
+17.9%
20.1%
26.6%
53.3%
0.0%
+17.7%
19.2%
26.7%
54.1%
0.0%
-
-
-
100.0%
0
48
(33)
-
100.0%
97
97
80
-
100.0%
141
105
83
-
100.0%
359
202
232
-
100.0%
(10)
24
(95)
(8)
100.0%
(7)
92
52
(15)
-
-
(105)
(5)
(28)
(15)
15
(9)
276
(22)
330
(34)
795
(48)
(89)
(17)
121
(35)
-
-
(154)
(13)
6
(29.5%)
1.6%
311.4%
(213.0%)
100.0%
0.1%
10.0%
(3.2%)
-
253
+23.6%
(38.2%)
+207.2%
+5.0%
35.5%
35.3%
29.2%
100.0%
10.7%
10.0%
3.7%
-
295
(3.7%)
(50.4%)
+101.3%
(17.6%)
42.8%
31.9%
25.3%
100.0%
10.2%
6.2%
2.8%
-
747
+11.2%
(32.8%)
(8.5%)
(9.6%)
45.2%
25.5%
29.3%
100.0%
17.6%
8.3%
5.5%
-
(107)
(48.9%)
(2.4%)
4.1%
(7.9%)
-
86
(5.2%)
(34.9%)
(55.9%)
(6.0%)
75.8%
43.1%
(12.9%)
100.0%
(0.8%)
7.3%
2.0%
-
-
-
(167)
(11.5%)
(2.8%)
(1.7%)
-
0.3%
6.3%
4.9%
8.6%
(4.8%)
1.8%
-
-
(4.5%)
9
報告セグメント（四半期）
報告セグメント
（百万円）
ウェブソリューション関連事業
ネットワークソリューション関連事業
ビジネスソリューション関連事業
その他事業
売上高
ウェブソリューション関連事業
ネットワークソリューション関連事業
ビジネスソリューション関連事業
その他事業
売上高（前年比）
ウェブソリューション関連事業
ネットワークソリューション関連事業
ビジネスソリューション関連事業
その他事業
売上高（構成比）
ウェブソリューション関連事業
ネットワークソリューション関連事業
ビジネスソリューション関連事業
その他事業
セグメント利益
調整額
営業利益
ウェブソリューション関連事業
ネットワークソリューション関連事業
ビジネスソリューション関連事業
その他事業
セグメント利益（前年比）
ウェブソリューション関連事業
ネットワークソリューション関連事業
ビジネスソリューション関連事業
その他事業
セグメント利益（構成比）
ウェブソリューション関連事業
ネットワークソリューション関連事業
ビジネスソリューション関連事業
その他事業
営業利益率
出所：会社データ、弊社計算
連結実績
1Q
03/2015
401
484
1,025
-
連結実績
2Q
03/2015
509
488
1,136
-
連結実績
3Q
03/2015
470
725
823
-
連結実績
4Q
03/2015
659
734
1,222
-
連結実績
1Q
03/2016
452
599
1,201
0
連結実績
2Q
03/2016
463
672
1,372
0
連結実績
3Q
03/2016
-
連結実績
4Q
03/2016
-
前年比
純増減
(46)
+183
+236
-
1,911
+8.0%
+5.5%
+14.2%
+10.6%
21.0%
25.3%
53.7%
100.0%
0
48
(33)
-
2,134
+4.1%
(6.3%)
+20.3%
+9.2%
23.9%
22.9%
53.2%
100.0%
97
48
113
-
2,020
+2.3%
+34.7%
(8.8%)
+6.2%
23.3%
35.9%
40.8%
100.0%
43
8
3
-
2,616
+5.9%
+14.5%
(7.2%)
+1.3%
25.2%
28.1%
46.7%
100.0%
217
97
149
-
2,253
+12.7%
+23.9%
+17.1%
+17.9%
20.1%
26.6%
53.3%
0.0%
100.0%
(10)
24
(95)
(8)
2,508
(9.1%)
+37.6%
+20.8%
+17.5%
18.5%
26.8%
54.7%
0.0%
100.0%
3
67
147
(7)
-
-
+373
(93)
+18
+33
(7)
15
(9)
260
(12)
54
(12)
464
(13)
(89)
(17)
211
(17)
-
-
(48)
(4)
6
(29.5%)
-
247
(10.4%)
(44.9%)
+65.9%
-
41
(35.8%)
(85.4%)
(80.3%)
-
451
+23.7%
+9.3%
(29.9%)
-
(107)
(48.9%)
-
194
(96.2%)
+38.5%
+29.8%
-
-
-
(53)
-
1.6%
311.4%
(213.0%)
100.0%
0.1%
10.0%
(3.2%)
0.3%
(2.2%)
37.5%
18.7%
43.8%
100.0%
19.2%
10.0%
10.0%
11.6%
(60.5%)
79.7%
14.7%
5.5%
100.0%
9.2%
1.1%
0.4%
2.1%
(2.9%)
46.9%
20.9%
32.1%
100.0%
33.0%
13.3%
12.2%
17.2%
(2.4%)
4.1%
(7.9%)
(4.8%)
(18.7%)
1.7%
31.9%
69.9%
(3.5%)
100.0%
0.8%
10.0%
10.8%
7.7%
-
-
(18.4%)
+0.1%
+0.7%
(3.9%)
10
貸借対照表（四半期）
貸借対照表
(百万円）
現金及び預金
受取手形及び売掛金
たな卸資産
その他
流動資産
有形固定資産
無形固定資産
投資その他の資産
固定資産
繰越資産
資産合計
支払手形及び買掛金
短期借入金
その他
流動負債
長期借入金
その他
固定負債
負債合計
株主資本
その他合計
純資産
負債純資産合計
自己資本
有利子負債
ネットデット
自己資本比率
ネットデットエクイティ比率
ＲＯＥ（12ヶ月）
ＲＯＡ（12ヶ月）
当座比率
流動比率
出所：会社データ、弊社計算
連結実績
1Q
03/2015
2,126
1,000
56
153
連結実績
2Q
03/2015
2,227
997
75
362
連結実績
3Q
03/2015
2,082
954
92
206
連結実績
4Q
03/2015
2,335
1,319
76
325
連結実績
1Q
03/2016
1,891
1,075
74
257
連結実績
2Q
03/2016
2,742
1,250
68
390
連結実績
3Q
03/2016
-
連結実績
4Q
03/2016
-
前年比
純増減
+515
+253
(7)
+28
3,336
112
545
462
1,120
-
3,663
117
567
512
1,197
-
3,336
118
676
646
1,442
-
4,057
150
811
642
1,604
-
3,299
153
814
680
1,648
-
4,452
159
848
735
1,744
-
-
-
+788
+42
+281
+223
+546
-
4,457
454
521
4,860
471
740
4,778
480
631
5,662
565
1,119
4,948
508
624
6,196
543
333
768
-
-
+1,335
+71
+333
+27
976
-
1,211
-
1,112
-
1,684
-
1,132
-
1,645
666
-
-
-
+433
+666
-
976
3,469
11
3,480
4,457
3,479
(2,126)
78.1%
(61.3%)
15.0%
21.4%
320%
342%
1,212
3,636
11
3,648
4,860
3,646
(2,227)
75.0%
(61.2%)
15.4%
20.6%
266%
302%
1,112
3,652
14
3,666
4,778
3,664
(2,082)
76.7%
(57.0%)
14.0%
19.5%
273%
300%
1,684
3,960
17
3,977
5,662
3,975
(2,335)
70.2%
(59.0%)
15.9%
16.2%
217%
241%
1,132
3,802
13
3,815
4,948
3,813
(1,891)
77.1%
(49.8%)
13.0%
16.5%
262%
291%
666
2,311
3,878
6
3,884
6,196
3,882
1,000
(1,742)
62.7%
(44.9%)
9.3%
12.0%
243%
271%
-
-
+666
+1,099
+241
(5)
+236
+1,335
+236
+1,000
+484
-
キャッシュフロー計算書（四半期累計、四半期）
キャッシュフロー計算書
(百万円）
営業活動によるキャッシュフロー
投資活動によるキャッシュフロー
営業活動C F＋投資活動C F
財務活動によるキャッシュフロー
キャッシュフロー計算書
(百万円）
営業活動によるキャッシュフロー
投資活動によるキャッシュフロー
営業活動C F＋投資活動C F
財務活動によるキャッシュフロー
出所：会社データ、弊社計算
連結実績
1Q
03/2015
4
(107)
(102)
(19)
連結実績
2 Q累計
03/2015
213
(146)
67
(51)
連結実績
3 Q累計
03/2015
370
(449)
(79)
(82)
連結実績
4 Q累計
03/2015
755
(582)
172
(82)
連結実績
1Q
03/2016
(124)
(251)
(376)
(76)
連結実績
2 Q累計
03/2016
(56)
(454)
(510)
923
連結実績
3 Q累計
03/2016
-
連結実績
4 Q累計
03/2016
-
前年比
純増減
(270)
(307)
(578)
+974
連結実績
1Q
03/2015
4
(107)
連結実績
2Q
03/2015
208
(38)
連結実績
3Q
03/2015
156
(303)
連結実績
4Q
03/2015
384
(132)
連結実績
1Q
03/2016
(124)
(251)
連結実績
2Q
03/2016
67
(202)
連結実績
3Q
03/2016
-
連結実績
4Q
03/2016
-
前年比
純増減
(140)
(163)
(102)
(19)
170
(31)
(146)
(30)
252
0
(376)
(76)
(134)
999
-
-
(304)
+1,031
11
2016 年 3 月期会社予想（通期、半期）
連結通期
（百万円）
FY03/2016会予
FY03/2016会予
FY03/2016会予
FY03/2016会予
発表日
2015年5月8日
2015年7月31日
2015年10月23日
2015年10月30日
FY03/2016会予
FY03/2016会予
2015年5月8日
2015年10月30日
連結半期
（百万円）
1Q-2Q FY03/2016会予
1Q-2Q FY03/2016会予
1Q-2Q FY03/2016会予
発表日
2015年5月8日
2015年7月31日
2015年10月23日
1Q-2Q FY03/2016実績
2015年10月30日
1Q-2Q FY03/2016会予
1Q-2Q FY03/2016実績
2015年5月8日
2015年10月30日
連結半期
（百万円）
3Q-4Q FY03/2016会予
3Q-4Q FY03/2016会予
3Q-4Q FY03/2016会予
2015年5月8日
2015年7月31日
2015年10月23日
3Q-4Q FY03/2016会予
2015年10月30日
3Q-4Q FY03/2016会予
3Q-4Q FY03/2016会予
発表日
2015年5月8日
2015年10月30日
イベント
4Q決算発表
1Q決算発表
業績予想修正
2Q決算発表
増減額
増減率
4Q決算発表
2Q決算発表
増減額
増減率
イベント
4Q決算発表
1Q決算発表
業績予想修正
増減額
増減率
2Q決算発表
増減額
増減率
4Q決算発表
2Q決算発表
増減額
増減率
イベント
4Q決算発表
1Q決算発表
業績予想修正
増減額
増減率
2Q決算発表
増減額
増減率
4Q決算発表
2Q決算発表
増減額
増減率
売上高
10,000
10,000
10,000
10,000
0
0.0%
10,000
10,000
0
0.0%
売上高
4,416
4,416
4,761
345
7.8%
4,761
0
0.0%
4,416
4,761
345
7.8%
売上高
5,584
5,584
5,239
(345)
(6.2%)
5,239
0
0.0%
5,584
5,239
(345)
(6.2%)
営業利益
1,134
1,134
1,134
1,134
0
0.0%
1,134
1,134
0
0.0%
営業利益
166
166
86
(80)
(48.2%)
86
0
0.0%
166
86
(80)
(48.2%)
営業利益
968
968
1,048
80
8.3%
1,048
0
0.0%
968
1,048
80
8.3%
経常利益
1,134
1,134
1,134
1,134
0
0.0%
1,134
1,134
0
0.0%
経常利益
純利益
567
567
567
567
0
0.0%
567
567
0
0.0%
純利益
166
83
166
83
107
(5)
(59)
(88)
(35.5%) (106.0%)
107
(5)
0
0
0.0%
0.0%
166
83
107
(5)
(59)
(88)
(35.5%) (106.0%)
経常利益
968
968
1,027
59
6.1%
1,027
0
0.0%
968
1,027
59
6.1%
純利益
484
484
572
88
18.2%
572
0
0.0%
484
572
88
18.2%
12
出所：会社データ、弊社計算
2016 年 3 月期会社予想及び実績値（四半期）
連結通期
（百万円）
1Q FY03/2016会予
1Q FY03/2016実績
発表日
2015年5月14日
2015年7月31日
連結四半期
（百万円）
2Q FY03/2016会予
2Q FY03/2016会予
2015年5月14日
2015年10月23日
2Q FY03/2016実績
2015年10月30日
連結四半期
（百万円）
3Q FY03/2016会予
連結四半期
（百万円）
4Q FY03/2016会予
出所：会社データ、弊社計算
発表日
イベント
4Q決算説明会
1Q決算発表
増減額
増減率
イベント
売上高
1,969
2,253
284
14.4%
売上高
2,447
2,508
61
2.5%
2,508
0
0.0%
4Q決算説明会
業績予想修正
増減額
増減率
2Q決算発表
増減額
増減率
イベント
売上高
2015年5月14日
発表日
4Q決算説明会
イベント
売上高
2015年5月14日
4Q決算説明会
発表日
2,657
2,927
営業利益
(137)
(107)
30
営業利益
304
194
(110)
(36.2%)
194
0
0.0%
営業利益
318
営業利益
650
経常利益
(137)
(85)
52
経常利益
304
192
(112)
(36.8%)
192
0
0.0%
経常利益
純利益
(137)
(80)
57
純利益
220
75
(145)
(65.9%)
75
0
0.0%
純利益
318
経常利益
650
純利益
-
2016 年 3 月期会社予想
2016 年 3 月期に対する当初の会社予想は据え置かれている。売上高 10,000 百万円（前年比 15.2％増）、営業利
益 1,134 百万円（51.8％増）、経常利益 1,134 百万円（29.2％増）、純利益 597 百万円（4.2％減）の見通しであ
る。また、営業利益率 11.3％（2.7％ポイント上昇）である。一方、1 株当たり配当金予定 11.5 円（配当性向 20.7％）
は、9 月 17 日に開示された「配当方針の変更及び配当予想の修正（増配）に関するお知らせ」から、現状に至
る経緯において据え置かれている。
当初の会社予想では、配当性向 15％が目途とされていた一方、より一層の株主への利益還元重視の姿勢を明確
にするとともに株主層の拡大を図るため、同社は、この目途を 20％に引き上げた。その結果、同社は、この分
だけ、当初に予定した以上の配当を実施することになった。
売上高及び営業利益率
売上高（百万円）
18.0%
4,000
13.0%
3,000
(4.8%)
30.0%
20.0%
10.0%
1,955
1,901
2,581
1,911
2,134
2,020
2,616
2,253
2,508
2,657
2,927
3Q FY03/2014
4Q FY03/2014
1Q FY03/2015
2Q FY03/2015
3Q FY03/2015
4Q FY03/2015
1Q FY03/2016
2Q FY03/2016
3Q FY03/2016
4Q FY03/2016
0.0%
2Q FY03/2014
0
2.1%
0.3%
1,728
1,000
11.6%
1Q FY03/2014
2,000
(0.9%)
6.7%
営業利益率（％）
22.2%
17.2%
12.0%
7.7%
(10.0%)
(20.0%)
(30.0%)
出所：会社データ、弊社計算
営業利益が前年に対して 51.8％増加するのに対して、経常利益が 29.2％増加するに留まることが想定されてい
る。これは、前年の営業外損益における純益 131 百万円が一巡し、営業外損益がブレークイーブンとなることが
織り込まれているところによるものである。ただし、実際には、前年におけるここでの純益に寄与した持分法適
用関連会社を通して展開されているオフィスファシリティ関連事業においては、一定の利益が持続的に発生し続
けているのは、先述の通りである。
一方、当初の会社予想が開示された段階においては、売上総利益に関して、以下の前提が織り込まれていた。ウ
ェブソリューション関連事業（ＷＳ）が、同社の売上総利益の増加に最も大きく寄与するとされていた。ＡＲ
（Augmented Reality、拡張現実）コンテンツ作成ソフトの拡販が進む一方、電子ブック作成ソフトからの寄与
も拡大するとされていた。更には、新たに投入された店舗向け O2O 集客アプリの制作代行支援ソフト AppGoose
（アップグース）による利益貢献が立ち上がるとされていた。また、ネットワークソリューション関連事業（Ｎ
Ｓ）及びビジネスソリューション関連事業（ＢＳ）は、ほぼ同等に同社の売上総利益の増加に寄与するとされて
いた。第 2 四半期累計期間の実績に鑑みれば、先述の通り、ウェブソリューション関連事業における進捗が大き
く遅れている模様である。
13
中長期業績見通し
同社は、2016 年 3 月期に対する会社予想において、経常利益 1,134 百万円（前年比 29.2％増）を見込んでいる
ことに加えて、2017 年 3 月期に向けて、経常利益 1,400 百万円（23.5％増）を見込んでいる。後者は、2015 年
3 月期第 1 四半期の機関投資家向け説明会において発表されている。
中長期業績見通し
14,000
経常利益（百万円）右軸
12,000
売上高（百万円）左軸
10,000
4,000
2,000
0
10,000
8,168
8,000
6,000
2,000
1,500
8,682
6,640
4,000
1,000
5,084
500
278
476
656
856
878
1,134
1,400
0
FY03/2011 FY03/2012 FY03/2013 FY03/2014 FY03/2015 FY03/2016 FY03/2017
出所：会社データ
2016 年 3 月期に向けて期待されていた増益の内容に関しては、既に述べた通りの推移である。また、2017 年 3
月期に向けても、基本的にウェブソリューション関連事業（ＷＳ）に対して大きな期待が寄せられていた。概要
は、以下の通りであった。
「ウェブソリューション関連事業（ＷＳ）においては、既存のＡＲコンテンツ作成ソフト及び電子ブック作成ソ
フトからの利益貢献が拡大し続ける一方、店舗向け O2O 集客アプリの制作代行支援ソフトによる利益貢献が本
格化する。ネットワークソリューション関連事業（ＮＳ）においては、国策であるマイナンバー制の導入により、
ネットワークの構築に対する関与がより一層に深まる一方、オンラインストレージサービスの拡販が着実に進捗
する。また、ビジネスソリューション関連事業（ＢＳ）においては、稼ぎ頭であるＭＦＰの拡販が続く一方、光
コラボレーションによる増益幅が電話回線接続受付サービスの減益幅以上に大きくなる方向性が織り込まれて
いる。
」
また、中長期的な観点からは、2016 年 3 月期に損益が均衡するに至るとされている海外事業による貢献も期待
できよう。現在の同社は、上海で、現地の日系企業の拠点に対して中国と日本国内を結ぶ『グローバルゲートウ
ェイ』の構築に向けたネットワーク機器や通信インフラの提供を進めている。また、同社は、台湾での電子ブッ
ク作成ソフトの拡販に向けて、2015 年 1 月、同社の 100％連結子会社であるスターティアラボ株式会社の台湾
支店を設立したとのことである。
14
4.0 ビジネスモデル
拡大するスターティアグループ
スターティア株式会社を中核とするスターティアグループは、中長期的な成長に向けて、その業容を持続的に拡
大させ続けている。1996 年 2 月 21 日に設立された同社は、新宿に所在する東京本社に加えて、大阪支社、東東
京支店、横浜支店、名古屋支店、福岡支店、神戸営業所、以上などを、順次、設立してきた一方、活発な資本・
業務提携を通して、積極的に中長期的な利益成長ポテンシャルの引き上げに取り組んでいる。
スターティアグループの概要
連結子会社
上海思達典雅信息系統有限公司
（STARTIA SHANGHAI INC.）
（出資比率100％）
■2009年4月1日設立
（出資比率100％）
■2013年１月17日設立
（出資比率100％）
■2014年11月４日設立
（出資比率49％）
■1995年10月1日設立
・Webサイトの企画・制作・運営・
保守・コンサルティング、
電子ブック作成ソフトActiBookを
中心としたWebアプリケーション
の企画・開発・販売・保守
・上海でのネットワーク機器、通信
ネットワークのインフラの構築。
中国と日本国内を高速、
高セキュリティに結ぶ
『グローバルゲートウェイ』の提供
・一括請求を基盤とした、ワンストップ
サービス（回線敷設代行、OA機器・
オフィスファシリティの販売・レンタル、
一括請求サービスによる再販等）
・南九州地域を中心として、エリア
企業向けにMFPのリース販売・
レンタルサービス、およびカウンター
サービスの提供
2013年３月出資
の提供
持分法適用関連会社
研究開発
（出資比率34.23％）
■2011年11月9日設立
（出資比率30.0％）
■2011年10月27日設立
（出資比率38.56％）
■1990年6月5日設立
・ソフトウェアの企画、開発
・企業移転、開設、改装などに伴うオフィスの
企画、設計、デザイン、それに附随する各種
工事に関するトータルソリューション事業
2012年１月登記完了
2009年５月出資
出所：会社データ
2015年10月出資
2014年11月出資
・オフィス移転、改築に伴うレイアウト作成、
意匠デザイン作成、内装工事、オフィス
家具販売
2012年１月出資
15
従業員 300 人未満の企業へトータルなＩＴ環境を提案
企業理念として、「社会のニーズとマーケットを見極め、人と企業の未来を創造し、優れた事業と人材を輩出す
るリーディングカンパニーを目指す」を掲げる同社は、
「従業員 300 人未満の企業へトータルなＩＴ環境を提案」
することを主要な事業内容としている。また、2015 年 2 月 21 日、同社は、創業 20 周年を迎えるに当たって、
新たなスローガン「最先端を、人間らしく。」を掲げるに至っている。
最近の新規出店・資本及び業務提携など
2015年3月31日事業承継
2014年12月19日事業承継
ネクスト・イット(株)
一生事務機(株)
技術本部
【目的】
ＮＷ人材の技術力強化を目的とし、
事業及び技術者21名を承継
【目的】
BS関連事業の強化を図るため、
機器販売企業及びカウンター事業
の譲受
100%子会社
2014年５月１日
滝沢R&Dセンター
設立
足立テクニカルセンター
設立
2015年１月５日
台湾支店設立
2014年11月４日設立
100%子会社
2014年６月２日
2015年10月1日子会社化
神戸営業所設立
49%子会社
業務・資本提携
2014年８月22日締結
(株)エーティーワークス
【目的】
製品・サービスの共同開発およびホスティング
サービスへの技術支援や人材の交流。
※2017年３月末日までに総発行株式数の25％
相当の株式を取得予定。
業務提携
2014年８月28日締結
業務・資本提携
2014年10月20日締結
業務・資本提携
2014年11月28日締結
日本ＰＣサービス(株)
(株)カケハシプロモーション
(株)リボルバー
【目的】
相互の顧客紹介と事業シナジー
向上を目的とした人的交流の
実施。
【目的】
優秀な人材の慢性的な不足を
解消。
【目的】
サービスの販路開拓および
WEB サイト制作サービスの強化。
出所：会社データ
従業員 300 人未満の企業においては、大手企業と同様に高度なＩＴ環境を整備することが必須となっているもの
の、社内に専門の管理部門を置く余裕がない場合が多いとのことである。一方、大手システムインテグレーター
やネットワーク機器のディーラーは、従業員 300 人未満の企業に対して、その規模の小ささに鑑みて、積極的な
営業活動をしない方向性にあるとのことである。これを逆手にとって、当該顧客層を中心として事業を展開する
のが同社の事業の骨子である。即ち、従業員 300 人未満の企業の情報システム部門の役割を同社が外注先として
請け負っているとも考えられよう。
総務省の「平成 26 年経済センサス・活動調査」によれば、従業員 300 名未満の事業所数は、全国に 5,550,000
社あるとのことである。また、上述の各営業拠点をもって同社が販売対象地域としてカバーできている事業所に
限っても、2,970,000 社に及ぶとされている。一方、同社の稼働顧客数は、請求書ベースの概算で 14,000 社に過
ぎない。以上に鑑みれば、同社は、未だ大きな拡大余地のある市場に対峙していると考えられよう。
16
ウェブソリューション関連事業
ウェブソリューション関連事業（ＷＳ）では、同社の 100％連結子会社であるスターティアラボ株式会社が開発
したパッケージソフトの拡販が進められている。更には、当該ソフトウェアの Web アプリケーションを含む Web
サイトの企画・制作・コンサルティング・運営・保守などが行われている。
ウェブソリューション関連事業：2015 年 3 月期
売上高構成比
売上総利益構成比
電子ブック
電子ブック
ＡＲ
ＡＲ
ＷＥＢ
ＷＥＢ
出所：会社データ、弊社計算
前者に含まれるのは、電子ブック作成ソフト（ActiBook）及びＡＲ（Augmented Reality、拡張現実）コンテン
ツ作成ソフト（COCOAR）である。2015 年 3 月期においては、ＡＲコンテンツ作成ソフトが同事業セグメント
における売上総利益のほぼ半分を占めた。また、売上総利益の 30％近くを電子ブック作成ソフトが占めた。ま
た、20％強が Web サイトの企画・制作・コンサルティング・運営・保守などで占められた。
2016 年 3 月期に向けては、スターティアラボ株式会社が新たに開発したパッケージソフト（スマホアプリ）に
よる寄与が始まる。同社は、2015 年 4 月 28 日、店舗向け O2O 集客アプリの制作代行支援ソフト（アップグー
ス）を市場に投入している。これは、店内の風景やお知らせ、地図、料金プランなど自店舗の情報を掲載するス
マホアプリのことであり、アプリをインストールしているユーザーに対して、クーポンやイベント開催情報など
をプッシュ通知できることから、ユーザーに対してダイレクトにタイムリーな情報提供を行うことが可能となり、
来店を促すことになるとされている。
17
ネットワークソリューション関連事業
ネットワークソリューション関連事業（ＮＳ）では、ネットワーク機器の販売及びネットワーク構築を含むソリ
ューションの提供が展開されており、2015 年 3 月期には、以上の事業が合計で同事業セグメントにおける売上
総利益の 80％近くを占めた。ここでは、大手メーカーのルータなどのリース契約を含む売切り販売及びソリュ
ーション提供が展開されている。更には、同じ機器を保守付きレンタルで顧客に提供する事業も展開されている。
また、ファイヤーウォールなどの関連ソフトのレンタルにも同社は関与している。
ネットワークソリューション関連事業：2015 年 3 月期
売上高構成比
売上総利益構成比
ＮＷ機器
ＮＷ機器
ＩＳＰ
ＩＳＰ
ホスティング
ホスティング
その他
その他
出所：会社データ、弊社計算
以上に加えて、同社は、同事業セグメントにおいて、ＩＳＰサービス及びホスティングサービスに関与している。
前者に関しては、売上総利益における占有率が 5％強に留まっている一方、中長期的にも成長力が限定的である
とされている。また、後者の売上総利益は、2014 年 3 月期から 2015 年 3 月期に向けて半減しており、同事業セ
グメントにおける占有率が 15％前後にまで低下している。2015 年 3 月期においては、セキュリティ強化に向け
ての費用が嵩んでおり、これが大きな影響を及ぼした。
また、ホスティングサービスには、文字通りのホスティングサービスに加えて、同社が独自に開発した SaaS 型
オンラインストレージサービス（セキュア SAMBA）の提供も含まれている。当該サービスに関して、同社は、
国内第 5 位の位置にあるとのことだが、同社が主要顧客層としている従業員 300 人未満の中小・中堅企業に限っ
ては、より市場占有率が高いとされており、ここでの競争優位性に長けているとのことである。同社は、今後に
向けて、このオンラインストレージサービスの拡販に積極的に取り組んでいく姿勢を示している。
なお、2015 年 3 月期の実績における報告セグメントでは、以上に加えてネットレスＱも同事業セグメントに含
まれている。ただし、ここでは、2016 年 3 月期より、ネットレスＱがビジネスソリューション関連事業（ＢＳ）
に含まれることになったことに鑑みて、ネットレスＱを除いて占有率などを算出している。また、次に言及する
ビジネスソリューション関連事業（ＢＳ）の内訳に関しても同様の遡及修正を行ったうえで、各数値などに言及
している。
18
ビジネスソリューション関連事業
ビジネスソリューション関連事業（ＢＳ）では、リース契約を含むＭＦＰ（複合機）の売切り販売及びレンタル
サービスが展開されている。また、同社は、これをマルチベンダとして展開している。一方、顧客に提供したハ
ードウェアの保守・メンテナンス（ストック収益：ハードコピーの排出枚数に応じた課金収入が中核）にも深く
関与している。また、以上の総計によって、2015 年 3 月期においては、同事業セグメントにおける売上総利益
の 50％強が占められている。
ビジネスソリューション関連事業：2015 年 3 月期
売上高構成比
売上総利益構成比
ビジネスホン
ビジネスホン
ＭＦＰ
ＭＦＰ
おとくライン
おとくライン
携帯インセンティブ
携帯インセンティブ
ネットレスＱ
ネットレスＱ
出所：会社データ、弊社計算
一方、売上総利益の 20％近くを占めているのがビジネスホンである。ここでの同社は、ビジネスホンの売切り
販売、据え付け工事、保守、メンテナンスに深く関与している。更には、ＩＰビジネスホンの保守付きレンタル
にも関与している。また、おとくラインも売上総利益の 20％近くを占めている。これは、ソフトバンクテレコ
ム株式会社が提供する電話サービスであるおとくラインの回線接続受付サービスの提供に起因するものである。
ここでのビジネスモデルにおいては、相手側に顧客を紹介してサービスの採用を実行させることによって、イン
センティブを獲得する一方、当該サービスの利用に伴い発生する口銭が獲得されている。
以上に加えて、同社は、同事業セグメントにおいて、携帯電話の販売及びネットレスＱの提供に関与している。
携帯電話の販売に起因するインセンティブが大きく減少している一方、ネットワーク機器の保守・メンテナンス
に相当するネットレスＱが売上総利益の 10％強を占めている。
19
5.0 財務諸表
損益計算書
損益計算書
（百万円）
売上高
売上原価
売上総利益
販売費及び一般管理費
営業利益
営業外損益
経常利益
特別損益
税金等調整前純利益
法人税等合計
純利益
売上高伸び率
営業利益伸び率
経常利益伸び率
純利益伸び率
売上総利益率
販管費売上高比率
営業利益率
経常利益率
純利益率
法人税等合計 / 税金等調整前純利益
出所：会社データ、弊社計算
連結実績
通期
03/2011
4,000
連結実績
通期
03/2012
5,084
連結実績
通期
03/2013
6,640
連結実績
通期
03/2014
8,167
連結実績
通期
03/2015
8,682
連結会予
通期
03/2016
10,000
前年比
純増減
+1,317
1,742
2,257
1,984
273
4
278
(20)
257
128
129
+19.3%
+70.8%
+68.7%
+12.3%
56.4%
49.6%
6.8%
7.0%
3.2%
49.8%
2,305
2,779
2,319
459
16
475
4
480
201
278
+27.1%
+68.0%
+71.1%
+115.2%
54.7%
45.6%
9.0%
9.4%
5.5%
42.0%
3,152
3,487
2,831
656
655
655
264
391
+30.6%
+42.9%
+37.8%
+40.4%
52.5%
42.6%
9.9%
9.9%
5.9%
40.3%
3,922
4,245
3,415
829
26
856
(71)
784
352
432
+23.0%
+26.5%
+30.6%
+10.5%
52.0%
41.8%
10.2%
10.5%
5.3%
44.9%
4,325
4,356
3,609
747
131
878
78
956
364
592
+6.3%
(10.0%)
+2.6%
+37.2%
50.2%
41.6%
8.6%
10.1%
6.8%
38.1%
1,134
1,134
567
+15.2%
+51.8%
+29.2%
(4.2%)
11.3%
11.3%
5.7%
-
+386
(131)
+255
(25)
+2.7%
+1.2%
(1.2%)
-
20
報告セグメント
報告セグメント
（百万円）
ウェブソリューション関連事業
ネットワークソリューション関連事業
ビジネスソリューション関連事業
その他事業
売上高
ウェブソリューション関連事業
ネットワークソリューション関連事業
ビジネスソリューション関連事業
その他事業
売上高（前年比）
ウェブソリューション関連事業
ネットワークソリューション関連事業
ビジネスソリューション関連事業
その他事業
売上高（構成比）
ウェブソリューション関連事業
ネットワークソリューション関連事業
ビジネスソリューション関連事業
その他事業
セグメント利益
調整額
営業利益
ウェブソリューション関連事業
ネットワークソリューション関連事業
ビジネスソリューション関連事業
その他事業
セグメント利益（前年比）
ウェブソリューション関連事業
ネットワークソリューション関連事業
ビジネスソリューション関連事業
その他事業
セグメント利益（構成比）
ウェブソリューション関連事業
ネットワークソリューション関連事業
ビジネスソリューション関連事業
その他事業
営業利益率
出所：会社データ、弊社計算
連結実績
通期
03/2011
701
1,225
2,073
4,000
+57.9%
+16.9%
+11.4%
連結実績
通期
03/2012
1,073
1,424
2,585
5,084
+53.1%
+16.3%
+24.7%
連結実績
通期
03/2013
1,482
1,843
3,314
6,640
+38.0%
+29.4%
+28.2%
連結実績
通期
03/2014
1,943
2,160
4,063
8,167
+31.2%
+17.2%
+22.6%
連結実績
通期
03/2015
2,041
2,432
4,208
8,682
+5.0%
+12.6%
+3.6%
連結会予
通期
03/2016
10,000
-
前年比
純増減
+1,317
-
-
-
-
-
-
-
-
+19.3%
17.5%
30.6%
51.8%
100.0%
113
109
69
292
(19)
273
(16.7%)
+5.2%
+41.2%
38.8%
37.3%
23.8%
100.0%
16.2%
8.9%
3.4%
6.8%
+27.1%
21.1%
28.0%
50.9%
100.0%
220
179
91
492
(33)
459
+94.3%
+64.5%
+31.7%
+68.2%
44.8%
36.5%
18.7%
100.0%
20.6%
12.6%
3.6%
9.0%
+30.6%
22.3%
27.8%
49.9%
100.0%
165
362
169
697
(41)
656
(25.1%)
+101.6%
+84.4%
+41.6%
23.7%
52.0%
24.3%
100.0%
11.2%
19.7%
5.1%
9.9%
+23.0%
23.8%
26.4%
49.7%
100.0%
323
301
254
879
(49)
829
+95.2%
(16.8%)
+50.2%
+26.0%
36.7%
34.3%
29.0%
100.0%
16.6%
14.0%
6.3%
10.2%
+6.3%
23.5%
28.0%
48.5%
100.0%
359
202
232
795
(48)
747
+11.2%
(32.8%)
(8.5%)
(9.6%)
45.2%
25.5%
29.3%
100.0%
17.6%
8.3%
5.5%
8.6%
+15.2%
100.0%
1,134
11.3%
+386
+2.7%
連結実績
通期
03/2014
638
(286)
352
(24)
連結実績
通期
03/2015
755
(582)
172
(82)
連結会予
通期
03/2016
-
前年比
純増減
-
キャッシュフロー計算書
キャッシュフロー計算書
(百万円）
営業活動によるキャッシュフロー
投資活動によるキャッシュフロー
営業活動C F＋投資活動C F
財務活動によるキャッシュフロー
出所：会社データ、弊社計算
連結実績
通期
03/2011
410
(214)
196
597
連結実績
通期
03/2012
461
(240)
221
(186)
連結実績
通期
03/2013
566
(591)
(24)
(146)
21
1 株当たりデータ
１株当たりデータ
（株式分割調整前）
（円）
期末発行済株式数（千株）
純利益 / EPS （千株）
期末自己株式数（千株）
１株当たり純利益
（潜在株式調整後）
１株当たり純資産
１株当たり配当金
配当性向
１株当たりデータ
（株式分割調整後）
（円）
株式分割ファクター
１株当たり純利益
１株当たり純資産
１株当たり配当金
出所：会社データ、弊社計算
連結実績
連結実績
連結実績
連結実績
連結実績
連結会予
通期
03/2011
4,953
4,401
0
29.4
28.6
484.4
5.0
17.0%
通期
03/2012
4,956
4,954
0
56.2
55.4
534.9
5.6
10.0%
通期
03/2013
5,012
4,975
0
78.6
77.2
605.7
7.9
10.0%
通期
03/2014
5,064
5,053
0
85.5
83.5
689.7
15.0
17.6%
通期
03/2015
5,120
5,101
22
116.2
112.8
779.8
20.0
17.2%
通期
03/2016
55.6
11.5
20.7%
連結実績
連結実績
連結実績
連結実績
連結実績
連結会予
通期
03/2011
2
14.7
242.2
2.5
通期
03/2012
2
28.1
267.4
2.8
通期
03/2013
2
39.3
302.9
3.9
通期
03/2014
2
42.8
344.8
7.5
通期
03/2015
2
58.1
389.9
10.0
通期
03/2016
1
55.6
11.5
前年比
純増減
-
連結実績
通期
03/2013
2,068
1,033
35
259
3,396
100
327
450
878
4
4,279
453
789
1,242
1,243
3,044
(8)
3,035
4,279
3,035
(2,068)
70.9%
(68.0%)
13.8%
16.3%
250%
273%
連結実績
通期
03/2014
2,247
1,438
31
333
4,051
105
502
507
1,115
5,167
618
1,043
1,661
12
12
1,673
3,450
43
3,493
5,167
3,492
(2,247)
67.6%
(65.1%)
13.2%
18.1%
222%
244%
連結実績
通期
03/2015
2,335
1,319
76
325
4,057
150
811
642
1,604
5,662
565
1,119
1,684
1,684
3,960
17
3,977
5,662
3,975
(2,335)
70.2%
(59.0%)
15.9%
16.2%
217%
241%
連結会予
通期
03/2016
-
前年比
純増減
-
前年比
純増減
-
貸借対照表
貸借対照表
(百万円）
現金及び預金
受取手形及び売掛金
たな卸資産
その他
流動資産
有形固定資産
無形固定資産
投資その他の資産
固定資産
繰越資産
資産合計
支払手形及び買掛金
短期借入金
その他
流動負債
長期借入金
その他
固定負債
負債合計
株主資本
その他合計
純資産
負債純資産合計
自己資本
有利子負債
ネットデット
自己資本比率
ネットデットエクイティ比率
ＲＯＥ（12ヶ月）
ＲＯＡ（12ヶ月）
当座比率
流動比率
出所：会社データ、弊社計算
連結実績
通期
03/2011
2,010
631
21
145
2,808
97
240
277
615
14
3,439
291
151
454
898
141
141
1,039
2,404
(4)
2,399
3,439
2,399
293
(1,716)
69.8%
(71.4%)
6.9%
9.3%
294%
313%
連結実績
通期
03/2012
2,055
837
25
173
3,092
108
258
309
676
9
3,777
354
141
631
1,126
1,126
2,658
(7)
2,650
3,777
2,650
141
(1,913)
70.1%
(72.0%)
11.0%
13.2%
257%
275%
22
6.0 その他の情報
東証 1 部に市場変更
2014 年 2 月 28 日、東証マザーズから東証 1 部への市場変更を遂げた同社は、1996 年 2 月 21 日、有限会社テ
レコムネットとして埼玉県所沢市で設立されている。往時においては、ビジネスホンやＭＦＰの販売など、現在
のビジネスソリューション関連事業（ＢＳ）の内容に相当する事業が展開されていた。
また、2004 年 4 月、スターティア株式会社への称号変更が行われたのに引き続いて、2005 年 12 月、東京証券
取引所マザーズで株式が公開されている。一方、設立当初から現在に至る経緯においては、ビジネスホンやＭＦ
Ｐの販売などが着実に成長を続けてきた一方、ネットワーク機器の販売や自社開発のパッケージソフトの販売が
大きな収益源として育成されてきている。
同社の創業者であり、また、現代表取締役社長である本郷秀之氏（1966 年生まれ）は、2016 年 3 月期第 2 四半
期末時点で同社の発行済株式数の 43.7％を保有する筆頭株主である。同氏は、中長期的な同社の成長には、新卒
者採用において優秀な人材をできるだけ大量に確保することが重要であると考えていたのだが、ここにきて、こ
れを改めるに至っている。
2015 年 4 月においては、新卒採用者数 70 名と、2015 年 3 月期末の連結人員数 554 名の 12.6％に及ぶ新卒採用
が実施されている。一方、2016 年 4 月に向けては、当初、新卒採用者数 86 名が計画されていた。ただし、現状
においては、これが、30 名∼40 名前後に抑えられる見通しとなっている。
23
沿革
年月
事項
1996 年 2 月
資本金 300 万円にて有限会社テレコムネットとして埼玉県所沢市山口 3 丁目 2 番に設立
1996 年 10 月
商号を株式会社エヌディーテレコムに変更
1997 年 9 月
一般第二種電気通信事業届出を郵政省へ提出、受理を受ける［A-09-2462］
2000 年 1 月
ホスティングサービス「Digit＠Link（デジタリンク）レンタルサーバー」を運営開始立
2002 年 5 月
新宿支店を出店
2002 年 11 月
大阪支店を出店
2004 年 4 月
商号をスターティア株式会社に変更
2005 年 12 月
東京証券取引所マザーズ上場
2006 年 7 月
福岡支店を出店
2007 年 4 月
大阪支店を大阪支社に改組
2007 年 7 月
ネットワーク機器レンタルサービス「マネージドゲート」を提供開始
2007 年 10 月
株式会社アレストよりＭＦＰ顧客及びカウンター事業譲受
2009 年 4 月
スターティアラボ株式会社を子会社として設立
2009 年 6 月
株式会社ＭＡＣオフィスの第三者割当増資を引受け当社持分法適用関連会社とする
2009 年 7 月
2011 年 10 月
2011 年 10 月
2011 年 12 月
ファシリティ事業部門を簡易吸収分割の方法により分割し、株式会社ＭＡＣオフィスに承
継
名古屋支店を出店
西安世维软件有限公司（中国）と合併契約を締結し、当社持分法適用関連会社とする
西安思达典雅软件有限公司（中国）を設立
ＩＳＭＳ（情報セキュリティマネジメントシステム）認証をスターティアおよびスターテ
ィアラボにて取得
2012 年 1 月
株式会社アーバンプランの第三者割当増資を引き受け当社持分法適用関連会社とする
2012 年 10 月
横浜支店を出店
2013 年 1 月
連結子会社となる上海思達典雅信息系統有限公司（中国）を設立
2013 年 4 月
東東京支店を出店
2013 年 6 月
宏馬數位科技股份有限公司（台湾）と業務・資本提携契約を締結し、関連会社とする
2014 年 2 月
東京証券取引所市場第 1 部に市場変更
24
25
Disclaimer
ここでの情報は、ウォールデンリサーチジャパンが当該事業会社の発信する「ＩＲ情報」を中立的かつ専門的
な立場から要約して、レポート形式にまとめたものである。
「ＩＲ情報」とは、すなわち当該事業会社に係る①
弊社との個別取材の内容、②機関投資家向け説明会の内容、③適時開示情報、④ホームページの内容等である。
商号：株式会社ウォールデンリサーチジャパン
本店所在地：〒104-0032 東京都中央区八丁堀 4-12-4-1110 クイーンズパレス東京中央
URL: www.walden.co.jp
E-mail: [email protected]
電話番号：03 (3553) 3769
Copyright 2015 Walden Research Japan Incorporated

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