新中核病院整備基本設計・実施設計業務委託特記仕様書 (筑西市)

新中核病院整備基本設計・実施設計業務委託特記仕様書
(筑西市)
1.委 託 名 称
新中核病院整備基本設計・実施設計業務委託
2.建 物 所 在 地
筑西市大塚・深見地内
3.委 託 期 間
契約締結日から平成28年11月30日まで
4.委 託 範 囲
この仕様書に示す範囲とする
5.計画施設概要
新中核病院
6.業 務 目 的
本業務は、これまで策定した「新中核病院・桜川市立病院再編整備基本構想」及び「新
中核病院整備基本計画」を踏まえた施設の整備を進めるに当たり、基本設計・実施設計
業務の執行について必要な事項を定め、業務の円滑な執行を図ることを目的とする。
7.概算工事費
・新中核病院建設工事(屋上ヘリポート、屋外附帯工事、浄化槽設備を含む)
7,766,000,000円(消費税及び地方消費税を含む)
8.管理技術者等及び再委託
・管理技術者、照査技術者、電気設備担当者、機械設備担当者、構造担当者を配置し
報告すること。(実務経験経歴書を提出)
・打合せ会議には必要応じて各担当者が出席をすること。
・管理技術者は、契約図書に基づき、業務の技術上の管理を行うものとする。
・照査技術者は、成果品の内容の技術上の照査を行うものとする。
・管理技術者及び照査技術者の資格は建築士法による「一級建築士」とし、管理技術
者と照査技術者は兼ねることができない。
・照査技術者は再委託先の有資格者でもよいものとする。
・電気設備担当者、機械設備担当者、構造担当者は再委託でもよいものとする。
・受注者は、設計業務を再委託する場合は、委託した業務の内容を記した書面を提出
しなければならない。なお、再委託先は指名停止期間中であってはならない。また、
設計業務を行う再委託先は建築士事務所登録を行っていることとし、書面とともに
建築士事務所登録証及び担当者の資格免状の写しを提出すること。
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9.業務内容
1.一般業務
a.基本設計
建築(総合)基本設計
建築(構造)基本設計
電気設備基本設計
機械設備基本設計
屋外附帯設備基本設計
工事概算費
b.実施設計
建築(総合)実施設計
建築(構造)実施設計
電気設備工事設計
機械設備工事設計
屋外附帯設備実施設計
※情報システムについては、担当する事業者より、ネットワーク配置図面等、受
領し調整の上とりまとめて、設計図書に反映すること。
※医療機器、備品については、担当する事業者より、仕様(大きさ、数量他)を
記載した資料を受領し調整の上とりまとめて、設計図書に反映すること。
※外構工事については、担当する事業者より、設計図面を受領し調整の上取りま
とめて、設計図書に反映すること。
c.積算
建築積算業務
電気設備積算業務
機械設備積算業務
屋外附帯設備積算業務
積算内容
積算数量調書の作成
工事費算定内訳書の作成
複合単価(代価表・明細書を含む)等の作成
見積徴収及び単価策定表の作成
2.追加業務
①透視図の作成
②鳥瞰図等の作成
基本設計時:イメージパース A3版
1面
実施設計時:鳥瞰図
A3版
1面
:外観図
A3版
1面
③建築確認申請手続き業務(手数料の納付は別途)
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④免震構造評定手続き業務(手数料の納付は別途)
⑤関係法令(病院建設関連を含む)に基づく各種手続き業務
⑥省エネルギー関係計画書の作成及び申請手続き業務
⑦リサイクル計画書作成
⑧環境問題等に対応する業務(LCC、LCCO2の計算、算出等)
⑨バリアフリー新法関連業務
⑩中間検査及び完了検査に係る建築基準法等に基づく必要な書類
⑪補助(交付金)等事業に係る資料の作成業務
⑫各種医療関係に関する資料作成業務
⑬地域住民対策等に必要な資料の作成
⑭実施設計時における施工提案の検討及び取りまとめ業務
⑮その他本業務に必要な作業
10.事務手続き等
(契約時)
・業務工程表
・管理技術者及び照査技術者選(改)任通知書
・部門別担当者選(改)任通知書
・業務計画書
・その他
監督職員の求める書類
(業務完了時) ・業務完了通知書
・業務委託提出図書
・納品書
・請求書
・その他
監督職員の求める書類
11.打合せ
下記に示す時期に打合せ・説明を行う。但し、下記以外においても必要と思われ
る場合は連絡を密にして業務を行うこと。
・業務着手時
・筑西市民病院及び県西総合病院の担当者協議
・設計下図作成及び完了時
・積算時
・定期打合せ(適宜開催)
・受託完了時
・その他、必要と認めるとき
12.契約変更の扱い
官庁施設の設計業務等積算要領(本文)の最新版による。
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13.資料の貸与及び期間
(1)貸与資料
・新中核病院建設予定地測量図
・新中核病院建設予定地ボーリング調査データ
(2)貸与場所及び期間
・貸与場所:筑西・桜川地域公立病院等再編事務局(中核病院建設推進課)
・貸与期間:受託期間
14.その他
・平成28年3月には実施設計に着手すること。
・補助金申請、起債申請等に必要な資料作成に協力すること。
・本仕様書に特記なき事項は公共建築設計業務委託共通仕様書に準じる。
15.契約保証金
落札者は、次に掲げるいずれかの保証を付すること。
①契約保証金の納付
②契約保証金に代わる担保となる有価証券の納付
③金融機関又は保証事業会社の保証
④履行保証保険契約の締結
⑤公共工事履行保証証券による保証
16.支払いの条件
(1)前払金保証事業会社と保証契約を締結した場合に限り、請負代金の30%以
内において前払金を請求することができる。
(2)中間前払金及び部分払による支払いは行わないものとする。
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基本・実施設計業務委託仕様書
Ⅰ.委託内容
国土交通省告示第15号別添一による基本設計業務(一部除く)及び実施設計業務
と下記に基づく業務
①建築設計
②電気設備設計
③機械設備設計
④工事費積算業務(設計図書の作成を含む)
⑤その他、本業務に関係する全ての法令等に係る申請書作成及び手続等の本設計に必
要な業務
⑥上記業務に必要な関係官公庁協議、現地調査、立合い、設計審査協議、各種打合せ
等の業務
⑦監督職員及び病院関係者、建設予定地の地区住民、各種団体等の協議に関する取次
ぎ・調整及び設計協議等の業務
⑧その他監督職員が指示する業務
Ⅱ.設計条件
共通事項
・工事の実施に必要な詳細な設計図書、工事費内訳書は、建築基準法及び関係法令
に適合した内容のものとすること。併せて下記の点に留意すること。
(1)構造その他安全性には十分に配慮すること。
(2)意匠は、それぞれの建物の使用目的に合致したものであること。
・計画は目的の要件を備えるとともに合法的なものとし、施工時期及び期間等の考
慮はもとより適正な構造、仕上げを選定すること。また、工事費の抑制を図りな
がらも品質の向上を兼ね備えた設計であること。
・計画当初から綿密な連絡を保ち、設計に万全を期すこと。
・新中核病院整備に必要な仮設計画を行い設計図書に反映すること。
・使用材料はJIS規格品を基準とする。但し、特殊な材料を使用する場合は監督
職員の承諾を受けること。
・新中核病院の内装材(造付け家具を含む)には、VOC(揮発性有機化合物)含
有量の少ない材料使用を原則とする。
・環境負荷の低減を図ること。
(1)周辺環境への配慮
(2)省エネルギー
(3)エコマテリアル
(4)省資源・自然エネルギーの活用
・工事費は概算工事費内で設計することとし、工事費内訳明細書の単価については、
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監督職員と十分な協議を行うこと。また、数量内訳明細書も合わせて作成するこ
と。
・本発注物件は分離・分割発注を行う可能性があるため、以下のとおり分けて整理
すること。
(1)建物本体工事(建築・電気設備・機械設備)
(2)屋外附帯工事(電気設備・機械設備)
・概略工事工程表を作成すること。
Ⅲ.業務の実施
1.一般事項
・設計業務は指示された設計条件、関係法令及び下記摘用基準等によって行うこと。
・工事における重機等の据付け位置・動線、材料等の搬出入経路を十分検討のうえ、
仮設計画図を作成し、設計図書として整備すること。
2.適用基準(図書は最新版とする)
①共通
・建築設計基準及び同解説
・建築構造設計基準及び同解説
・建築設備設計基準
・「社団法人 日本建築士会連合会」、「社団法人 日本建築士事務所協会連合会
「社団法人 日本建築家協会」、「社団法人 建築業協会」が定める『業務委託
書 契約業務一覧表』
②設計
・建築工事設計図書作成基準
建築設備工事設計図書作成基準及び同解説
・公共建築工事標準仕様書(建築工事編、電気設備工事編、機械設備工事編)
・公共建築設備工事標準図(電気設備工事編、機械設備工事編)
・建築工事標準詳細図
・建築設備設計計算書作成の手引
・建築積算のための仮設計画標準
③積算
・建築数量積算基準・同解説
・建築設備数量積算基準
・建築工事内訳書標準書式・同解説
・公共建築工事内訳書標準書式(設備工事編)・同解説
・公共建築工事積算基準
・公共建築工事積算基準の解説(建築工事編、設備工事編)
3.設計業務の内容
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①実施設計図の作成
・図面目次、配置図、仕上表、平面図、立面図、断面図、伏図、展開図、詳細図
・その他別途指示する図面等
②建築構造書の作成
・構造図、リスト図
・構造計算書
・数量算出表
・単価算出表
・その他別途指示する算出表
③設計図書の作成
・内訳書(備考欄に設計単価の算出根拠を記載する)
・特記仕様書
・数量計算書
・その他別途指示する図書
④手続き等
・免震構造(大臣認定)に関する申請書類の作成
・建築確認申請(構造計算申請も含む)に関する申請書類の作成
・その他法令等に関する申請書類の作成
4.積算業務の内容
①内訳書
・内訳書の書式についてはExcel形式で作成すること。
・採用単価は、茨城県営繕単価、刊行物単価、メーカー見積の順番で採用するこ
と。刊行物単価の採用については、単価の比較(建設物価と積算資料、建築コ
スト情報と建築施工単価)を行うこと。
・工事発注前に最新号の単価入れ替えを行うこと。
②見積書
・専門業者等の見積書及びカタログ等の金額は、原則3社以上とし、見積比較表
を作成すること。
・見積書、カタログ等は実績価格の調査を行い、掛率を決定し報告書を作成する
こと。
③工事の分割発注
・工事を分割発注する場合、監督職員の指示に従い、分割発注毎に設計図書を作
成すること。
④参考図書
・単価決定図書及び積算算出根拠図書の写しを該当箇所にマーキングして提出す
ること。
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Ⅳ.成果品
成果品名称
提出部数
寸法等
形態等
備考
CD-ROM
JWCAD、PDF版
表紙、背表紙文字入れ
設計図の原図
2部
設計図(製本)
2部
A1
製本
設計図(白複写図)
1部
A1
図面ケース
設計図(縮小版)
2部
A3
製本
表紙、背表紙文字入れ
内訳書(金入り)
2部
A4
ファイル
Excel形式電子データ
内訳書(金抜き)
2部
A4
ファイル
(CD-ROM)
特記仕様書
2部
数量計算書
1部
A4
ファイル
単価決定根拠資料
1部
A4
ファイル
見積書、カタログ等
1部
A4
ファイル
各種技術資料
1部
A4
ファイル
打合せ記録簿
1部
A4
ファイル
工事概略工程表
1部
A4
CD-ROM
法令に基づく申請図
書及び許可書
契約書、本特記仕様書
に記載のある書類
その他指示する書類
ファイル
Excel形式電子データ
(CD-ROM)
ファイル
1部
ファイル
1部
指示による
※上記成果品のうち、電子データにて納品できるものは提出部数以外にCD-ROMに2
2部提出すること
※報告書の製本は、監督職員の承諾後に作成すること。
Ⅴ.その他
・成果品には、特定の製品名、製造所名またはこれらが推定されるような記載をして
はならない。但し、これにより難い場合は、あらかじめ監督職員と協議し、承諾を
得なければならない。
・本業務における成果品の完成図の作成及び完成後の維持管理、改築、増築に使用す
ることができるものとする。
・業務完了後10年間受注者において成果品の設計図書等の写しを保存すること。但
し、監督職員が保存の必要なしとして指示した場合はこの限りではない。
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