テングザルの「ニコ」が死亡しました

記
者
発
表
資
料
平成 27 年 12 月 24 日
(公財)横浜市緑の協会
よ こ は ま 動 物 園
テングザルの「ニコ」が死亡しました
よこはま動物園で飼育していたテングザルの「ニコ」が死亡しましたので、お知らせします。
元気なころの「ニコ」
○テングザル「ニコ」
(1)性
別 オス
(2)出 生 日 平成 24 年 10 月 25 日(3 歳)
(人間にすると 10~12 歳くらい)
(3)死亡日時 平成 27 年 12 月 20 日(日) 午前 8 時 30 分確認
(4)死
因
腎不全
(5)死亡までの経緯
平成 27 年 2 月に、腎臓の結石と貧血が確認されたため、腎機能回復のための皮下補
液治療、尿路結石溶解薬、貧血改善のための鉄剤の注射等の治療を行ってきましたが、
12 月 20 日(日)午前 8 時 30 分に死亡を確認しました。
(6)
対
策
今後も大学等の研究機関と、テングザルの生態と飼料の関係について連携して研究に
努めていきます。
【ニコのプロフィール、エピソード】
ニコは平成 24 年 10 月 25 日に国内で 32 年ぶりに誕生し、両親に見守られながら成長し、父親の尻
尾にぶら下がって遊ぶ姿など仲の良い親子の様子は、お客様からも人気がありました。
テングザルは、国内では当園のみの飼育で、これまで生息域外保全に寄与すべく市民の皆様へテン
グザルの生態や現地の状況を伝える普及活動及び、遺伝的、栄養学的な研究活動に取り組んできまし
た。
なお、平成 27 年 12 月 25 日(金)~12 月 28 日(月)までテングザル展示場近くに献花台を設置
します。
指定管理者:(公財)横浜市緑の協会
お問合せ先
よこはま動物園
副園長
渡辺
武志
Tel 045-959-1298
【参考資料】
テングザルについて
英
名
Proboscis Monkey
学
名
Nasalis larvatus
分
類
霊長目
分
布
ボルネオ島沿岸部
生
息
地
形
態
ワシントン条約
(CITES)
国際自然保護連合
(IUCN)
オナガザル科
マングローブ林を含む海岸の湿地林や、川辺林に生息する。
成獣のオスは肉づきの良い天狗のような鼻をもち、あごまで垂れ下がっているのでこ
の名がある。メスと幼獣の鼻は短い。
附属書Ⅰ
絶滅のおそれのある種で取引による影響を受けている又は受けるおそれのあるもの。
絶滅危惧ⅠB 類(EN)
近い将来における野生での絶滅の危険性が高いもの。
レッドリスト
国内:よこはま動物園のみで飼育
飼育状況
3 頭(オス 1 頭、メス 2 頭)
※今回死亡した個体を含まず。
海外:スラバヤ動物園、タマンサファリインドネシア、シンガポール動物園等
■よこはま動物園ズーラシアについて
◆入園料: 大人 800 円、中人・高校生 300 円、小・中学生 200 円、
小学生未満無料(毎週土曜日高校生以下無料)
※よこはま動物園・金沢動物園共通年間パスポート 18 歳以上 2,000 円
◆開園時間:9:30~16:30(入園は 16:00 まで)
◆休園日:毎週火曜日(祝日の場合は翌日) 、12/29~1/1 は休園
◆交通:相鉄線「鶴ヶ峰」「三ツ境」駅、JR 横浜線・市営地下鉄「中山」駅から
「よこはま動物園」行きバスで 15 分、「横浜駅」から「よこはま動物園」行きバス1時間
◆U R L:http://www2.zoorasia.org/
◆住所:横浜市旭区上白根町 1175-1
◆問合せ先:045-959-1000