学校だより11月号

学校だより
11
月 号
横浜市立篠原中学校
横浜市の中で唯一学区に新幹線の停まる中学校
生活の指針となるもの
校長
田原
裕
例年より少し遅い雪の便りを耳にする季節になりました。朝夕はだいぶ
気温が下がり、厚着をした人たちでひと頃より通勤電車も混雑しているよ
うな印象を受けます。
11 月5(木)6日(金)と2年生が職場体験学習を行いました。実施に
あたっては約 90 ヶ所もの事業所の皆様にお世話になりました。ご多用にも
かかわらず細やかなご指導とお心遣いに厚く御礼申し上げます。学校内で
の生徒と教職員という狭い人間関係から、学校外の方々とのふれあいによ
り、多くのことを学ばせていただきました。ご依頼する段階から行き届か
ない面が多数あり、たいへん失礼をしたかと存じますが、どうぞ今後とも
ご指導いただきますようお願い申し上げます。
さて、その職場体験でもお世話になった横浜国際総合競技場(日産スタ
ジアム)。
あまりにも身近すぎて実感がない人もいるのかもしれませんが、言うまで
もなく先の 2002 年サッカーWカップの決勝会場でもあり、また 2019 年ラ
グビーWカップの決勝会場にも決定しています。世界に誇る競技場がすぐ
近くに存在するという恵まれた環境にある本校ですが、2020 年東京オリン
ピック・パラリンピック開催決定を契機に、運動意欲の向上や運動の機会
の拡充を図ることに取り組むことができればと思っています。
横浜市教育委員会は、今年3月、<横浜の部活動…部活動の指針>の改
訂版を示しました。各学校において特色ある部活動が展開され、豊かな人
間性とたくましく生き抜く力を育み、調和のとれた学校生活の実現を目指
すという目標実現のためのものです。本校の部活動も3年生から1・2年
生へバトンが受け継がれ、毎日、一生懸命に活動に取り組んでいます。
日本体育協会の「スポーツ指導者のための倫理ガイドライン」に、
「フェ
アプレイ7か条」が示してあります。これはスポーツにおいてだけでなく
普段の生活でも自らの指針となるものです。スポーツ(部活動)は、人間
の成長に大きく影響するのみならず、望ましい社会(学校生活)にも貢献
する力を持っています。したがってその指導には責任が伴っており、プロ
コーチであってもボランティア指導者(教員・地域協力者)であっても、
その責任の大きさをしっかりと受け止めて、日常の活動に努力しなければ
ならないのです。
<ファプレイ7か条>
①約束を守ろう
⑤仲間を信じよう
②感謝しよう
③全力を尽くそう
⑥思いやりを持とう
12
平成 27 年 11 月 30 日
④挑戦しよう
⑦たのしもう
標
港北区「社会を明るくする運動」標語コンクール
夏休みに行われた標語コンクールに本校からも 5 名の生徒が応
募し、2 作品が優秀賞として選ばれました。
優秀賞に選ばれた作品は、立て看板になり、学校周辺に掲示され
る予定です。標語を読み、ほんのひと時、自分の地域のことを考えるきっかけにな
ればと思います。
優秀賞
「あいさつで 笑顔の花が
「犯罪を みんなで見張る
新
咲く街に」
地域の目」
神奈川県中学校新聞コンクール
藤澤
実波(2年)
伊藤
碧 (1年)
受賞!
今回、3 年 2 組「Team3-2」が、市のコンクール優秀賞を
経て、県の新聞コンクールに二作品が学級新聞の部で奨励賞を受
賞いたしました。二作品どちらも篠原中学校の行事の様子が、目に映る作品で内
容の濃い作品になっています。
県コンクール
奨励賞
月
行
事
予
定
篠原小6年生授業見学(5校時)、完全下校1・2年 15:40、3 年 14:30、
PTA 運営委員会 13:30
1
火
2
水
3
木
教科相談(5校時)
4
金
保護者面談①
5
土
6
日
7
月
保護者面談②
8
火
保護者面談③
9
水
保護者面談④、体操着販売
10
木
保護者面談⑤
11
金
12
土
音楽交流会(岸根高校)
13
日
富士塚自治会「餅つき大」会
14
月
15
火
6校時 1・2年教科相談、個別支援級キッザニア体験学習、3年昼食後下校
16
水
委員長会
17
木
18
金
19
土
20
日
21
月
22
火
23
水
天皇誕生日
24
木
大掃除(5・6校時)
25
金
終業式
26
土
27
日
28
月
29
火
30
水
31
木
篠原西小ハッピーランド
各種員委員会
冬季休業
1
1
金
2
土
3
日
4
月
5
火
6
水
7
木
月
元旦
始業式
行 事
予
定
市立中学校新聞コンクール 受賞!
今回、広報委員会から 1 年「散策日記」、2年「東京 navi 新聞」、
3年「古都旅行記」の三作品を壁新聞の部に出展しました。三作品と
もに優良賞を受賞いたしました。また、学校新聞の部として「篠中倶
楽部」を同じく広報委員会から出展し、優秀賞を受賞いたしました。
記事を集め、構成、デザインに至るまで丁寧に作業を重ね、つくら
れ、見てのとおり色彩豊か、内容豊かな作品に仕上がりました。
税の作文コンクール 受賞!
作
く
夏休みの宿題で公募した税の作文の中から優秀な作品に神奈川納税
貯蓄組合連合、神奈川税務署から賞がおくられました。
本校からも4つの作文が入賞いたしました。
11月24日(火)神奈川税務署にて4人の生徒が表彰式に参加し
ました。
◎神奈川県神奈川県税事務所長賞
3年 秋山 栞
〇神奈川納税貯蓄組合連合会長優良賞
3年 鈴木 茅乃
〇神奈川納税貯蓄組合連合会長優良賞
3年 竹内 羽那
〇神奈川納税貯蓄組合連合会長優良賞
3年 二口 美咲
9
つのお手伝い効果
お手伝いをするようになると、こ
んなふうに子どもは変わる。
書名:「子どもを伸ばすお手伝い」(辰巳 渚 著)より引用
(1)気がつく子になる
そうじをとおして、よごさないようにすれば
いいことに気がつき、人の気持ちにたって、思
いやれるようになる。
(2)サッと動ける子になる
よごれているな、と気がついたときにサッと
動ける子になる。
(3)生活技術の基本が頭でなく、身体で覚
えられる
くり返すことによって、無意識に身体が動く
ようになる。
市中学校新聞コンクール 壁新聞の部 優良賞
(4)生きることに前向きな子になる
食べる喜び、きれいにすることの気持ちよさ
などをとおして、充実感を得て、生きることに
積極的になる。
(5)ものを大切にする子になる
コラム【しのはライフ】「お手伝いの力」 年末年始はお手伝いのチャンス!
お
市中学校新聞コンクール
学校新聞新聞の部 優秀賞
手伝いの力→自己有用感
自己有用感とは「自分の属する集団の中で、自分がどれだけ大切な存
在であるかということを自分自身で認識すること」です。
自己有用感は自分に自信を高め、安易に問題行動に走ることを抑止した
り、危険なものに近づくことを抑制したりする働きをもちます。
下は長岡市の意識調査の結果です。近年、家庭における労働の減少、核家族
化、家電製品、テレビやゲームの普及などの生活環境の変化や親の意識の変化な
どにより、家庭で子どもが手伝いをすることや家族の一員としての役割を果たす
ということへの意識が薄れてきたのではないかと考えられます。ひょっとする
と、小中学生の保護者の世代も、家庭で手伝いや仕事をあまり経験せずに育った
世代なのかもしれません。
家庭における手伝いや仕事は子どもを着実に成長させます。家族との会話も増
え、やり遂げたという達成感を味わうことができます。また、家族に感謝する気
持ち、ものごとを最後まで行う責任感、家族の一員として役に立っているという
自己有用感が育つことが期待されますし、生活体験が豊かになることで生活技術
が身に付きます。
Q 家庭で必ずする手伝いや決められた仕事が「ある」という割合
・小学生47.8パーセント
・中学生33.3パーセント
Q 「子どもの家事分担を決め、家の仕事をやらせている」に「かなり心がけてい
る」と回答した保護者の割合
・12.1パーセント
平成18年度長岡市の児童生徒・保護者・教員意識調査より
○家庭で決められた手伝いや仕事が「ある」子どもは、基本的な生活習慣が定着
している割合が高い。
○家庭で手伝いをしている、家庭での生活体験が豊かな子どもは、正義感・倫理
観が身に付いている。
○家の手伝いや地域に役立つことを「続けてしている」子どもの学力は高い傾向
にある。
手入れをする、交換をするなど、手を動かし
ていると「使い捨て」ではわからない、くらし
の豊かさを感じられるようになる。
(6)人ときちんと向かい合える子になる
お茶を運んだり、回覧板をまわすなどのお手
伝いをとおして、家族以外の人間関係の作り方
を学ぶことができる。
(7)コミュニケーションができる子になる
お手伝いをとおして、親子の会話、近所の人
とのつきあいもでてきて、コミュニケーション
能力が身につく。
(8)大人へと成長させる
たとえば留守番は家のことに気を配って、き
ちんとしなきゃという緊張感を強いられる。こ
れが子どもを大きく成長させる。
(9)家族の一員としての自覚が育つ
自分の役目をもらい、きちんとこなすことで
使命感も芽生え、家族の一員たる自覚もでき
る。
自
己有用感は家庭で芽生える
自己有用感を育むために、家庭では
次のことが有効です。
ぜひ、心がけてみてください。驚くほど子ど
もの行動が変わっていきますよ。
1
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スキンシップを通して温かさを伝え
ること
親子で一緒に過ごす体験
ほめる、励ます、認める声かけ