仕様書(PDF:190.3KB)

仕 様 書
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委託業務名
大磯町乗合タクシー実証運行業務委託
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委託期間
平成28年4月1日から平成29年3月31日まで
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契約方法
ルートごとに1回の乗車あたりの単価契約とし、支払限度額を設けるものとする。
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対象数及び予定運行便数
対象区域の人口は約1,500人(未就学児及び障がい者含む)で、予定運行便数は、東ルート、
西ルートともに720便/年とする。
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運行区域
運行区域は、別表1の運行区域とする。なお、対象区域内の運行、目的地区内の運行及び目的
地区と目的地区での運行は行わないものとする。
別表1
運行区域
東ルート
西ルート
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出発地/目的地
目的地/出発地
別添位置図に記載の 目的地区(大磯町役場、大磯郵便局、大磯町立図書館、
対象区域の乗降場所
大磯駅)のいずれか1箇所
別添位置図に記載の 目的地区(ヤオマサ大磯店、東海大学医学部付属大磯
対象区域の乗降場所
病院)のいずれか1箇所
対象者
事前に利用者登録を行い、利用者登録カードの交付を受けた者(以下「利用者」という。)と
する。ただし、未就学児については、保護者同伴の場合に限り利用者登録カードの交付がなくて
も乗車できるものとする。
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運行内容
(1)運行車両
受託者が所有する事業用車両でセダン型タクシー車両とし、一般乗用旅客自動車運送事業
で使用している車両との併用も可とする。
(2)運行日
委託期間の月曜日から金曜日までとする。ただし、土日祝日及び年末年始(12 月 29 日か
ら翌年1月3日)は運休とする。
(3)運行時間及び時刻
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午前8時から午後6時までの間で 30 分毎に運行するものとする。
(4)利用料金
利用料金(運賃)は、受託者の収入とする。また、利用者が支払う利用料金は、1人1回
の乗車につき 500 円とする。ただし、次のいずれかに該当する者にあっては、当該各号に掲
げる区分に応じ当該各号に定める利用料金の額とする。
①利用者が同伴する未就学児
無料
②障がい者及び障がい者の介助を目的として同一の乗合タクシーに乗車する者
1回の
乗車につき 250 円
③利用者(①及び②を除く。)が複数人数で乗車する旨の予約申込みをしたときの利用料
金は、別表2のとおりとする。
別表2
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乗車人数
1人当たりの料金
2人
400円
3人
350円
4人以上
300円
運行業務
(1)予約型の乗り合い方式により運行するものとする。
(2)予約があった便のみ運行するものとする。
(3)「5 運行区域」間を結ぶ自由経路を運行するものとする。
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運行車両及び維持管理業務
(1)運行車両は、大磯町乗合タクシー実証運行業務の車両であることが分かるようにマグネ
ットシートを張り付けて運行すること。なお、運行に必要なマグネットシートは、町が
貸与する。
(2)運行車両は、本業務に支障が無いように点検及び清掃等の維持管理を実施するものとす
る。なお、車両の維持管理上、必要とされる経費は受託者が負担するものとする。
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運転手業務
(1)法令等を順守するとともに安全運行に万全を期し、運転業務を行うこと。
(2)安全運行の徹底を図り、また利用者に対し親切丁寧で責任ある接客を行うこと。
(3)受託者の制服を着用し、車内名札を掲示すること。
11
利用料金の収受
(1)運転手は、目的地到着後、利用者から直接利用料金を収受するものとする。
(2)運転手は、利用料金の管理及び清算を徹底すること。
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運行による損害賠償
本業務に使用する運行車両すべてに任意保険又は共済に必ず加入することとし、加入手続き及
び保険料の支払いは受託者が行うこと。
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予約受付及び配車業務
(1)受託者は、予約センターを設置するものとする
(2)利用者による予約は、受託者が準備する予約センターに電話による予約を行うものとす
る。
(3)利用者からの電話による予約受付は、午前8時から午後5時 30 分までとし、乗車を希
望する便の運行時刻の 30 分前までの受付を行うものとする。ただし、午前8時の便に
あっては、その前日の午後5時 30 分までに電話による予約とする。
(4)予約申込みの内容の変更、又は予約申込みを取り消すときは、利用者が予約した便の運
行時間の 30 分前まで(午前8時の便にあっては、その前日の午後5時 30 分まで)に電
話で受け付けるものとする。
(5)予約センターの予約対応者は、複数の利用者から運行時刻、目的地区が同一である予約
を受けた場合は、利用者が乗り合いとなるよう配車手配を行うこと。なお、予約受付時
にその都度、乗り合いでの運行となる場合があることを伝えること。
(6)乗車定員を超過し、乗車できない利用者が生じるときは、増便をするなど必要な対策を
行うこと。
(7)予約センターの予約対応者は、本業務に対する専属制は求めないものとする。
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情報の収集業務
(1)受託者は、運行時刻ごとの利用者数、利用者番号、運賃収入、運行回数等の運行記録に
関する日報を作成すること。
(2)受託者は集積した運行記録を月報として1ヶ月毎に取りまとめ、運行した月の翌月 10
日までに報告を行うこと。
(3)受託者は、発注者の求めに応じ、上記以外の本業務に係る資料の提出若しくは報告を求
められたときは、それに応じること。
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委託料の請求
受託者は、1ヶ月毎に本業務の運行経費から利用者から収受した利用料金を控除し、運行経費
の不足分を請求するものとする。その際、請求書とあわせて既済部分内払申請書を発注者に提出
し、発注者は内容を確認の上、受注者に対して委託料の部分内払いを行うものとする。
16
事故及び苦情等のトラブルへの対処
(1)事故等が発生したときは、迅速かつ的確な措置を講ずるとともに、原則 30 分以内に代
替車両を配車すること。また、速やかに発注者に報告するとともに、後日事故報告書を
作成し、発注者に提出すること。
(2)利用者からの苦情等に関しては、誠実に対応するとともに、速やかに発注者に報告し、
対応を協議すること。なお、苦情内容については、書面にて記録し管理すること。
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業務指導者への指導教育
受託者は、運転手や予約対応者など本業務に従事する者に対して、業務実施上必要な指導や教
- 3 -
育を実施し、運行に支障をきたさないように万全を期すのものとする。
18
業務執行体制
受託者は、本業務を安全かつ円滑に遂行するため、次のとおり業務執行体制の配置と報告を行
うものとする。
(1)受託者は、本業務に対する管理者を選任すること。
(2)選任された管理者は、本業務に関する代表者として連絡体制を整え、緊急時及び平常時
の連絡並びに情報伝達が円滑に行えるようにすること。
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運行内容の変更
積雪などの気象状況、その他やむを得ない事由により安全な運行が確保できないと見込まれる
ときは、受託者の判断により運行内容を変更又は運休することができる。この場合、受託者は、
発注者並びに予約した利用者に連絡を実施するものとする。
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運行に係る協議の場
本業務の実施に伴う運行内容や利用促進策について、協議が必要なときは、受託者、発注者又
はその他関係者が会合する協議の場を設け、改善方法等について協議するものとする。
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業務遂行上の留意事項
本業務をより安全かつ円滑に遂行できるよう以下について留意するものとする。
(1)受託者は、運行区域、周辺の地理的特性及び道路状況等を積極的に把握するものとする。
(2)受託者は、本業務の遂行上知り得た個人情報等を本業務以外の目的以外に使用してはな
らない。なお、本業務が終了した後においても同様とする。
(3)受託者は、発注者から貸与された物品については、善良なる管理者の注意義務をもって
使用すること。受託者の故意又は過失により毀損又は滅失等をしたときは、その費用は
受託者が負担するものとする。
(4)このほか、本仕様書記載されていない事項であっても、業務実施上必要と認められる事
項については、その都度発注者と協議を行うものとする。
22
損害賠償
受託者は、本業務の実施に当たり故意又は過失により、発注者、利用者又は第三者に損害を及
ぼしたときは、一切の責を負うものとする。
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業務再委託の禁止
受託者は、本業務を第三者に委託又は請け負わせること、又は本業務によって生ずる一切の権
利義務を第三者に譲渡することはできないものとする。
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その他の事項
発注者と受託者は本仕様書に定めのない事項及び疑義を生じたときは、その都度協議の上、解
決するものとする。
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