平成27年度江南市横田教育文化事業弁論大会

域の方が参加していますが、生徒が活動
つくりたいです。現在も学校の行事に地
おばあちゃんが交流できるような機会を
のときは、
子供達と地域のおじいちゃん、
中で働くことができたら、最高です。そ
僕は、いつか教師になって、相馬地区
に戻ってくるつもりです。そして、玉野
が守り、育てていきたいと思います。
分を育ててくれたふるさとを、今度は僕
も、福島も、僕のふるさとです。今の自
くことが大切なのです。もちろん、相馬
とに何が必要なのかを考え、実行してい
受け継ぐだけでなく、これからのふるさ
という思いが込められています。伝統を
う意気をもち、
新しい玉野を創っていく、
そんなことばかりを考えるようになって
話 し て お け ば よ か っ た 」 い つ の 間 に か、
と 何 か し て あ げ れ ば よ か っ た 」「 も っ と
を責めてしまうこともありました。「もっ
祖母に寂しい思いをさせてしまった自分
上 げ て き ま し た。 忙 し い こ と を 理 由 に、
み、後悔……。いろいろな気持ちが込み
いうことを知らされました。驚き、悲し
ます。
に絶望し、自ら命を絶ってしまう人もい
あって亡くなっています。中には、人生
でも、毎日のように誰かが事件や事故に
生と死は繰り返されているのです。日本
てしまっても、地域行事として、それら
そうすれば、もし子供の数が少なくなっ
の 方 々 が 発 表 す る 機 会 を つ く る の で す。
いたかしわ祭では民謡や踊りなど、地域
できる種目を増やし、小中合同で行って
は、地区の皆さんが子供達と一緒に出場
勉強や部活に励んでいました。今までお
た。僕もその言葉に励まされ、一生懸命
将来を見届けたい」そう言っていまし
と が で き ず、 会 え た 時 は い つ も、「 孫 の
今年の四月、大好きだった祖母が亡く
なりました。震災以後はなかなか会うこ
変える出来事がありました。
せんでした。しかし、そんな僕を大きく
とのすばらしさを意識することはありま
清信太希さん
(相馬市立中村第一中3年)
みなさんは生きていることに感謝して
いますか。僕は以前まで、生きていくこ
僕は考えます。
どんな困難にも負けずに頑張れるのだと
るのではない」そう思っているからこそ、
残 っ て い ま す。「 自 分 は 一 人 で 生 き て い
が 言 っ た あ の 一 言 は、 今 で も 強 く 胸 に
お か げ で 今 の 自 分 が あ る。」 看 護 師 さ ん
単 な こ と で は あ り ま せ ん。「 患 者 さ ん の
者さんのために働き続ける。それは、簡
ている看護師さんも同じです。一日中患
大変なのは患者さんだけではなく、支え
うことが痛いほどわかりました。
しかし、
うと、自分が今どれだけ幸せなのかとい
にできない。そんな患者さんのことを思
んいました。当たり前のことが当たり前
なことでさえ困難な高齢者の方がたくさ
に入る、歯みがきをするといった日常的
去年、僕は職場体験で相馬中央病院に
行きました。そこには、食べる、お風呂
た。
のありがたさやすばらしさを実感しまし
て今自分がこうして生きていられること
支えられてきたかがわかりました。そし
がこれまで祖母やまわりの人にどれだけ
で良いのでしょうか。いいえ、ちがいま
僕は今、こんなにも楽しい生活ができ
ていることに感謝の気持ちでいっぱいで
する感謝の気持ちなのです。
は支えてくれる人や生きていることに対
す。どんなときでも忘れてはいけないの
方々の支えがあってこその「今」なので
家 族 だ け で な く、 学 校 の 先 生 や 地 域 の
い る 家 族 の お か げ な の で す。 も ち ろ ん、
すが、それが可能なのは一生懸命働いて
たちは普段、何気なく生活を送っていま
かされているのだ」ということです。僕
る事があります。それは、僕たちは「生
もあるはずです。しかし、一つだけ言え
つかったり、過ちをおかしてしまうこと
中学生で経験も少なく、この先困難にぶ
では、僕たちはこれからどのように生
きていくべきなのでしょうか。僕はまだ
いました。しかし、それと同時に、自分
する姿を見てもらうことがほとんどで
の機会はずっと続いていくのではないで
世話になった分、今度は僕が支えてあげ
今、 世 界 で は た く さ ん の 人 が 生 ま れ、
亡くなっています。こうしている間にも、
す。そこで、僕は考えました。運動会で
しょうか。教師として、玉野地区の一員
たいという一心で頑張る毎日でした。そ
「今を生きること」
玉野中の校歌にこんな歌詞がありま
す。
「ああ我ら誇りと意気に新しい文化
んな矢先に、突然、祖母が亡くなったと
いです。
顔があふれるよう、サポートしていきた
として、学校だけでなく、地区全体に笑
ひらかん」
。 玉 野 で 育 っ た 誇 り と、 僕 ら
す。しかし、それをただ持っているだけ
がこれからの玉野を担っていくんだとい
市役所の電話番号は ☎ 0587-54-1111
広報こうなん平成26年9月
広報こうなん平成28年1月
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