環境-エネルギーフォーラム 2015 in 船橋 - 腐食防食協会

 141224 環境-エネルギーフォーラム 2015 in 船橋 主 題:地球温暖化防止に向けた 廃棄物・バイオマス発電の価値認識と高度化の促進 - 環境-エネルギー問題に関するガバナンスと市民レベルの視点 - 趣 旨 地球温暖化防止に向けた環境-エネルギー関連の総合政策の模索と同時に,新エネ・省エネに関する技術研究
開発や種々の取組みが各階層において現在精力的に展開されています.この中で廃棄物発電に関しては,21 世紀初頭に下
された政策判断により厳密には新エネルギーとは一線を画した中途半端な状態に置かれてきましたが,エネルギー賦存量
からみれば原子力発電所換算で約 7 基分に相当する電力供給能力が未利用熱源として存在します.そのような中で,2011
年 3 月 11 日の東日本大震災に端を発した我が国の原発主導型エネルギー政策の破綻問題を解決するうえで重要な「環境
調和型地域(独立)分散電源」としての機能を有する安定電源として再認識されるようになりました.さらに,2012 年 7 月
に施行された再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)において廃棄物・各種木質バイオマス・メタン発酵などによる
バイオマス系発電価格が確定し,それぞれ有用なエネルギー資源との価値判断が下されて今日に至っています.
このような背景から,本主題による第1回フォーラムを 2010 年 9 月に東京秋葉原で開催して多面的な議論を加えた結
果,技術論,政策・施策論,および国民の意識など様々な観点から多様な課題の存在が浮き彫りにされました.また,東
日本大震災の2週間後に北九州地方で第2回フォーラム(2011 年 3 月)を,
さらに第3回フォーラムを北海道(同年 7 月)で,
そして 2012 年 7 月には新潟県長岡市で第4回フォーラムを実施し,課題解決に向けた議論を施策面と絡めて公開で議論
するとともに,廃棄物・バイオマス発電をはじめ,下水汚泥やし尿処理,さらにメタン発酵技術の高度化によりエネルギ
ー効率向上を目指した総合的取組みを意欲的に推進している長岡市の施策論と地方行政の底力を検証し,地産地消型エネ
ルギー資源としての廃棄物・バイオマスの高度利活用を達成するための戦略と課題を探るべく,実効性の高い環境-エネル
ギー問題解決に向けての共通認識を得るための議論展開を通して,フォーラムの歴史を刻んでまいりました.また第5回
八王子フォーラム(2013 年 3 月)では,廃棄物・バイオマス発電の意義と効果を市民レベルで複眼的に理解していただくこ
とを目的に,災害廃棄物処理や放射線問題の解決など,震災復興をも絡めた今日の環境-エネルギー問題が内包する主要課
題に関する基調講演やパネルディスカッションなどを通して,価値認識の共有化を図ってまいりました.さらに前回の第
6回宮城フォーラムでは,木質バイオマス発電技術やメタン発酵技術などの高度化により,いっそうのエネルギー供給拠
点の形成を目指して,廃棄物・バイオマス発電の価値認識の向上と,これを通して地方行政と市民レベルでの資源エネル
ギー創製へのシナリオを探ると同時に,震災復興のさらなる促進を図ったものです.
今回の第7回船橋フォーラムでは,太陽光発電を中心とした再生可能エネルギーの光と影の部分が顕在化している現在,
廃棄物・バイオマスエネルギー供給拠点に対する適正な認識と,これを事業展開するうえでキャスティングボードを握っ
ている行政側のガバナンスのあり方などに着目した論点を市民の皆さんを交えて議論する機会を持とうとするものです.
主 催 (公社)腐食防食学会 協 賛 大学・法人等:首都大学東京産学公連携センター,(一財)日本環境衛生センター,(公社)全国都市清掃会 議,(一社)地域環境資源センター, (一社)廃棄物処理施設技術管理協会,NPO 法人 都市環境フォーラム 学協会:(一社)日本機械学会,(一社)廃棄物資源循環学会,(一社)日本エネルギー学会,(一社)日本有機
資源協会,(一社)資源・素材学会,(公社)日本材料学会,(公社)日本金属学会,(一社)日本鉄鋼協会, (一社)スマートプロセス学会,(一社)表面技術協会,(一社)溶接学会,(公社)日本プラントメンテナンス
協会,(公社)日本下水道協会 [依頼中] 後 援 船橋市,日刊工業新聞社,公共投資ジャーナル社 [依頼中] 日時と場所・イベント次第 ○ 日時:2015 年 1 月 17 日(土) 13 時 15 分∼16 時 45 分
○ 場所:船橋市中央公民館 〒273-0005 船橋市本町 2-2-5(JR 船橋駅から徒歩 7 分,京成船橋駅から徒歩 5 分) [次 第] 1. 主催者挨拶 環境-エネルギーフォーラム企画運営委員長 首都大学東京大学院 教授 吉葉 正行 2. 船橋市殿挨拶 3.講 演
(13:30~14:50)
(1)
「廃棄物発電の今後の役割と電力システム改革 ‒さらなる高度化を目指して-」
(一財)日本環境衛生センター 総局 企画・再生可能エネルギー事業部 部長 伊藤 恵治氏
(2)
「設備・建築・都市における『できる』ではなく『効く』省エネルギー技術」
東京電機大学 未来科学部 准教授 百田 真史氏
(3)
「ごみ処理施設における防災拠点構想とその後の展開」
(一社)日本機械学会 環境工学部門長,JFE エンジニアリング(株) 主幹 鈴木 康夫氏
(4)
「行政ガバナンスに問われるもの ‒地域自立性をどう引き出せるか-」
NPO 法人 再生可能エネルギー推進協会 理事,
「環境施設」編集委員 篠田 淳司氏
[休 憩]
4. パネルディスカッション
(15:00~16:40)
[主 題] 再生可能エネルギーにおけるバイオマス・廃棄物発電の位置づけと資源エネルギー安定供給・ 防災拠点としての機能性認識 [登壇者] コーディネータ:吉葉 正行(首都大学東京 大学院 理工学研究科 教授)
パネリスト:[講演講師] 百田 真史氏,伊藤 恵治氏,篠田 淳司氏,鈴木 康夫氏 [船 橋 市] 環境部環境保全課 地球温暖化対策室 主査 西村 浩氏
[船橋市からの情報提供] 「都市自治体における環境エネルギー戦略の展望」 西村 浩氏
[内容に関する照会先] 「環境-エネルギーフォーラム 2015 in 船橋」企画運営委員長
首都大学東京大学院 理工学研究科 機械工学専攻 教授 吉葉 正行
E-mail: [email protected], TEL 042-677-2735, FAX 042-677-2701
[環境-エネルギーフォーラム企画運営委員会] 1. 企画運営委員長: 吉葉正行(首都大学東京大学院 教授) 2. 企画運営委員: 篠田淳司(著述業) 鈴木康夫(JFE エンジニアリング(株) 主幹) 基 昭夫(東京二十三区清掃一部事務組合 研究員) 安樂敏朗(日鉄住金テクノロジー(株) 上席主幹)