ISO 9001:2015改正の概要(一般利用者向け)

ISO 9001:2015
改正の概要
(一般利用者向け)
2014年7月
ISO/TC 176/SC 2/N1219
品質マネジメントシステム規格国内委員会 参考訳案
1
ISO/TC 176/SC 2/ N1219
品質マネジメントシステム規格国内委員会 参考訳
免責事項
 発表者による口頭での説明は、個人的な意見及び/
又は解釈である可能性がある。
 この資料は、2014年5月末までの及び当月の改正
作業に関する情報を含む。
 今後更なる変更があるかもしれない。
2
Date:
 全てのISO規格は、コンセンサスに基づく。
 ISOの作業には、企業、政府、学術分野等の
エキスパートが関与している。
 160ヶ国以上が参加している。
ISO/TC 176/SC 2/ N1219
品質マネジメントシステム規格国内委員会 参考訳
ISOについて
3
Date:
ISO/TC 176/SC 2/ N1219
品質マネジメントシステム規格国内委員会 参考訳
この資料について
 2015年に発行予定のISO 9001の改正の概要
を伝える。
 コミュニケーションの目的でISO分科委員
会(SC)によって作成されている。
4
Date:
ISO/TC 176/SC 2/ N1219
品質マネジメントシステム規格国内委員会 参考訳
改正の理由
世界は変化している。
 サービス業の台頭
 グローバル化
 サプライチェーンの複雑化
 利害関係者の期待の増加
 情報の利用可能性
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Date:
ISO/TC 176/SC 2/ N1219
品質マネジメントシステム規格国内委員会 参考訳
主な視点
ISO 9001の変更が必要な理由
 変化する世界に適応する。
 顧客を満足させる組織の能力を強化する。
 将来に向けて一貫性のある基盤を提供する。
 組織が置かれているますます複雑になる環境を反映する。
 新しい規格が、全ての利害関係者のニーズを反映すること
を確実にする。
 他のマネジメントシステムと統合する。
6
Date:
ISO/TC 176/SC 2/ N1219
品質マネジメントシステム規格国内委員会 参考訳
主な変更点
次の事項を重視している。
 一層の顧客重視
 リスクに基づく考え方
 QMSの方針及び目標と組織の戦略との密接な
関連付け

文書類に対する一層の柔軟性
7
Date:
ISO/TC 176/SC 2/ N1219
品質マネジメントシステム規格国内委員会 参考訳
上位構造
あらゆるマネジメントシステム規格に用いるため
の新たな共通フォーマットが開発された。
̶ 複数のISOマネジメントシステムの統合のための
標準化された中核となるテキスト及び構造
̶ 標準化された中核となる定義
複数のマネジメントシステム(例えば、品質、
環境、情報セキュリティ)を実施している組織
がそれらをよりよく統合し、より容易に実施で
きるようになる
上位構造及び共通テキストは公開情報であり、www.iso.org/directivesの附属書SLにある。
8
Date:
品質マネジメントシステム規格国内委員会 参考訳
ISO/TC 176/SC 2/ N1219
品質マネジメントシステム規格国内委員会 参考訳
ISO/TC 176/SC 2/ N1219
ISO 9001:2015の構成
1/3
1
2
3
4
5
6
適用範囲
引用規格
用語及び定義
組織の状況
4.1 組織及びその状況の理解
4.2 利害関係者のニーズ及び期待の理解
4.3 品質マネジメントシステムの適用範囲の決定
4.4 品質マネジメントシステム及びそのプロセス
リーダーシップ
5.1 リーダーシップ及びコミットメント
5.2 品質方針
5.3 組織の役割、責任及び権限
品質マネジメントシステムに関する計画
6.1 リスク及び機会への取組み
6.2 品質目標及びそれらを達成するための計画策定
6.3 変更の計画
9
Date:
ISO 9001:2015の構成
2/3
7 支援
7.1 資源
7.2 力量
7.3 認識
7.4 コミュニケーション
7.5 文書化した情報
8 運用
8.1 運用の計画及び管理
8.2 製品及びサービスの要求事項の明確化
8.3 製品及びサービスの設計・開発
8.4 外部から提供される製品及びサービスの管理
8.5 製造及びサービス提供
8.6 製品及びサービスのリリース
8.7 不適合なプロセスアウトプット、製品及びサービスの管理
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Date:
品質マネジメントシステム規格国内委員会 参考訳
ISO/TC 176/SC 2/ N1219
ISO 9001:2015の構成
3/3
9 パフォーマンス評価
9.1 監視、測定、分析及び評価
9.2 内部監査
9.3 マネジメントレビュー
10 改善
10.1 一般
10.2 不適合及び是正処置
10.3 継続的改善
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Date:
ISO/TC 176/SC 2/ N1219
品質マネジメントシステム規格国内委員会 参考訳
支援文書
 認証の移行計画及びスケジュール
 特定のトピック(例えば、プロセスアプローチ)
に関するガイダンス文書
 ISO 9001:2008とISO 9001:2015との比較
 よくある質問への回答
 ISOウェブサイトの更新
12
Date:
2013
2014
品質マネジメントシステム規格国内委員会 参考訳
ISO/TC 176/SC 2/ N1219
2015
2013年6月 CD
(委員会原案)
2014年5月 DIS
(国際規格原案)
ISO/TC 176/SC 2/ N1219
品質マネジメントシステム規格国内委員会 参考訳
ISO 9001:2015スケジュール
2015年7月 FDIS
(最終国際規格原案)
2015年9月
国際規格発行
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Date:
ISO 9001:2015の認証
移行スケジュール
2015
2016
2017
2018
2015年9月
国際規格発行
2015年9月から2018年9月までの3年間の移行期間
• 2018年9月より後は、ISO 9001:2008認証は無効となる
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Date:
ISO/TC 176/SC 2/ N1219
品質マネジメントシステム規格国内委員会 参考訳
その他の重要情報
ISO 9001の改正は、他の関連する規格及び
文書に影響を与える。
次の変更が期待される。
- セクター規格
- 支援文書
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Date:
ISO/TC 176/SC 2/ N1219
品質マネジメントシステム規格国内委員会 参考訳
組織として確実にしておきたいこと
 主な変更点及び概念を知り、理解する
 新しい要求事項を実施するための計画を立てる
 改正作業の進捗に応じて継続的に情報入手する
 ISO 9001の改正を最大限に活用する
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Date:
ISO/TC 176/SC 2/ N1219
品質マネジメントシステム規格国内委員会 参考訳
今後の予定
この資料の更新版は
改正作業の進捗に応じて公開される
www.iso.org/tc176/sc02/public
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Date: