2 第Ⅰ部 ミラノ国際博覧会概要 contents ・国際博覧会(万博)とは ・2015 年 ミラノ万博の概要 ・ミラノ万博のテーマ ・会場計画 ・会場イメージ(一部) 3 国際博覧会(万博)とは 世界各国が文化と産業の成果を展示する国際的規模の博覧会。 国際博覧会は、国際博覧会条約(BIE 条約)に基づいて開催される博覧会。 5 年ごとに行われる大規模の登録博と、登録博の間に1回開催できる相対的に小規模の認定博があります。 日本では、1970 年の大阪万博、1975 年の沖縄(海洋博)、1985 年のつくば(科学博)、2005 年の愛知(愛・地球博)が開催されています。 20 世紀には「開発型」 「国威発揚型」の万博が隆盛を極めていましたが、条約改正を経て、 21世紀は「人類共通の課題の解決策を提示する【理念提唱型】」の万博に変容を遂げています。 国際博覧会の参加・出展の意義 ①日本の国際イメージやプレゼンス向上の機会 ②日本の先端技術や伝統文化等の発信、日本ブランドのPR ③日本の企業進出や産品・製品輸出のきっかけ ④これまでの日本主催の万博に参加した国との互恵関係構築 ⑤開催国や参加国との良好な外交関係の構築 など 4 2015 年 ミラノ万博の概要 舞台は、イタリア第2の都市「ミラノ」。 ローマに次ぐイタリア第 2 の都市ミラノは、近郊を含む都市圏人口が436 万人 (2011年時点)。 日本の稚内市とほぼ同緯度に位置しますが、最寒月の平均気温がおよそ5℃程度と、比較的温暖です。 ミラノ・コレクションでも知られるように、古くから服飾・繊維産業などファッション関連の産業が 盛んな土地柄ですが、近年は航空産業や自動車産業、精密機器工業なども発達しており イタリア最大級の経済都市を形成しています。 ◎開催地 イタリア共和国ミラノ市郊外 ◎会期 2015 年 5月1日∼ 10月31日(184日間) ◎性格 国際博覧会条約(BIE 条約)に基づく登録博覧会 ◎会場面積 110ha ◎想定入場者数 約 2,000万人 ◎想定参加国等 140カ国(2013 年11月現在、134カ国・4 国際機関が参加表明) イタリア共和国の概要 ◎人口 : 6,072 万人(2011年) ◎首都 : ローマ(人口277 万人(2011年)) ◎言語 : イタリア語 ★ミラノ ロンバルディア州ミラノ市の概要 ◎人口 : 135万人 ◎産業 : 化学、繊維、航空機、自動車、ガラス、皮革等 ◎イベント : ミラノサローネ(4月)、国際貿易フェア(4月)、 ミラノコレクション(夏・冬年2 回) ◎名所 : ドゥオモ、スカラ座、 「最後の晩餐」 ★ローマ 5 ミラノ万博のテーマ Feeding the Planet, Energy for Life 地球に食料を、生命にエネルギーを 問題意識 サブテーマ 世界中の人々に、十分に安全で、健康的で、適切で、 持続的な食料を保証することは可能か? 1.食料の安全、保全、品質のための科学技術 2.農業と生物多様性のための科学技術 3.農業食物サプライチェーンの革新 4.食育 5.より良い生活様式のための食 6.食と文化 7.食の協力と開発 6 会場計画 Palazzo Italia Italy Exhibition Spaces Cardo の北の端に位置しており、参加国と代表団を 歓迎し、公式式典を行う場。 湖からの大通り(Cardo)に沿って4 棟 からなるItalyExhibition Spacesでは、 博覧会のテーマを表現し、イタリアの食と 持続可能性のすばらしさで魅了する。 Lake Arena Cardo Decumanus Piazza Italia 日本館(詳細はP8 ∼にて) Expo Centre Open Air Theatre 1,500 席の講堂、会議室等を備えたエリア。 約 9,000人を収容できる屋外イベントスペース。 7 会場イメージ(一部)
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