第 1 章 中部圏の概要

第1章
第1章
中部圏の概要
第1節
勢
□
地
中部圏の概要
中部圏は、我が国のほぼ中央に位置し、幹線交通網の結節点を有していること等に
より、製造業を中心とした多種・多様な産業が立地しており、我が国有数の生産拠点
を形成している。
一方、太平洋に面した広範囲に広がる濃尾平野等から3,000m 級の山々が連な
る飛騨山脈等を経て日本海に至るまで、多様な地形に富んでおり、これらの海・山の
地形を活かした数多くの自然公園があり、我が国を代表する豊かな自然環境に恵まれ
た地域でもある。
※中部圏の面積:33,501㎞ 2(全国377,887㎞ 2比8.9%)、調査時点 H14.10.1
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第1章
第2節
□
中部圏の概要
人口の動向
中部圏の総人口は 15,561 千人で、全国比 12.3%(全国 126,688 千人)となっ
ている。
□
※15.3.31 調査時点
全国及び中部圏の将来人口は 2015 年(目標年次)には 2000 年比0.5%減の見
通し。うち、中部圏の老年人口(65歳以上)は約 54%増、生産年齢人口(15∼
64 歳)は約 11%減、年少人口(15歳未満)は約14%減の見通しとなっている。
世代別人口の見通し
170
160
150
156.8
全 国
(2000年=100)
170
157.6
160
148.7
150
140
90
120
100.6
100
97.9
95.8
100.4
94.5
92.3
99.5
97.8
100
86.2
133.8
老年
100.8
100
97.9
96.3
100.6
70
99.5
95.2
92.3
89.4
86.4
83.8
85.9
78.8
73.2
2000年 2005年 2010年 2015年 2020年 2025年
計
年少
生産
資料:
都道府県の将来推計人口(
平成14年3月推計)(国立社会保障・人口問題研究所)
世代別人口の見通し
13
97.7
94.4
80
76.1
2000年 2005年 2010年 2015年 2020年 2025年
生産
116.5
90
83.7
81.6
年少
153.5
(2000年=100)
110
95.4
89.5
87.5
80
70
161.9
130
115.2
110
100
161.3
管 内
140
130.4
130
120
(中部圏)
老年
計
第1章
第3節
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中部圏の概要
市町村合併の動向
中部圏では現在、市町村合併が進展しており、平成 14 年 10 月に365市町村が、
平成 17 年3月1日には280市町村(17 年3月1日現在、総務大臣の合併告示済で
は244市町村)となっている。
【中部圏の市町村数の推移】
H14.10
H17.3.1
市
町
村
市
市町村数計
町
村
市町村数計
愛知県
88
31
47
10
87
32
45
10
静岡県
74
21
49
4
68
23
41
4
岐阜県
99
14
55
30
49
20
27
2
三重県
69
13
47
9
47
15
26
6
福井県
35
7
22
6
29
8
17
4
中部圏
365
86
220
59
280
98
156
26
資料:全国町村会ホームページ、総務省ホームページ
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第1章
第4節
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中部圏の概要
産業の動向
中部圏の製造品出荷額等は約 66 兆円で全国の 22.7%を占めており、ものづくり
産業の中心となっている。
人口総数
第3次産業就業者数
外国人人口
17.0
12.3
第2次産業就業者数
世帯数
11.7
16.4
11.5
第1次産業就業者数
10.3
可住地面積
9.0
10.5
13.2
完全失業者
事業所数
10.1
13.0
11.7
就業者
農業粗生産額
22.7
製造品出荷額等
商業年間商品販売額
(
卸売業+小売業)
中部圏/全国
単位:全国に占める中部圏の割合(%)
資料:国勢調査(2000 年)、事業所・企業統計調査 (2001 年)、生産農業所得統計(2001 年)
工業統計表(2001 年)、商業統計表(2001 年)、全国都道府県市区町村別面積調(2002 年)
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